地元のCT様、かなり渋いところ狙ってきましたね!
制作されたのは、阪神由来の車体をもっていたデハ2101形でしょうか?
初代ジェットカー5000系列(1960年ころ製造)の車体のみを、1984年ころに譲受したもの。それまでの南海電鉄からの旧型車足回りと組み合わせ。2ドア化改造もされ、3個づつの窓が3組という美しい側面に。
但し、車体はカルダン車なのに、走ると騒々しい釣りかけの音が鳴り響くという電車。これが京福時代の主力車でありました。
元は両運車も片運車もあり……でしたが、殆どの車が京福で両運転台に改造され、改造側は平妻あり非貫通ありと個性に富んでいましたね。冷房後付した車もありそうなると、屋根上も賑やかになるのでした。
えちぜん鉄道への引き継ぎもされ、初期には主力車でありましたが、流石に車体も足回りも古くなってきた電車です。
愛環やJR東海からの中古車が入って少しづつ引退。2014年に完全退役となりました。

CT様の作品。京福時代の塗色です。(撮影。かい様)
この色は白にエンジのイメージで捉えておりましたが(京福時代は何度か訪問したものです)、地色をタン色解釈するのもありですね。暖かみがあります。
自分も以前3000形(元南海11001形)を造ったことありましたが(既に解体済)、リメイクするとしたら色解釈迷うところです。
ともあれ、えんじ色の屋根が可憐な感じがします。
前面はV形の塗り分けを省略せずに再現。ただ、灯火の形状が実物と違うのはやや惜しい。前照灯は窓上2灯、標識灯(尾灯)が窓下に2灯ですね。でも、前サボが嬉しいです。
側面は窓数優先で。9個の窓は省略なしです。
出来たら3x3にしてほしいところですが、どこかで全長の帳尻合わせが必要になってしまいますね。さてどうしたものか。ドアを両端に1ポッチづつ移動するのが早いでしょうか?
ドアは2つ扉で両開き。
これで3000形が241形のようにクロスシート車だったら嬉しかったのですが残念ロングシートでした(苦笑)。なので、乗るときは3000形の方が当たりでした。
なお、今のえち鉄はほぼ全車3ドアセミクロス化されてますね。

まだ荒削りな部分こそあれ、地元の古い電車を造られる志がとてもとても嬉しいものです。今のえち鉄の電車はMugen氏も造られてますし、京福時代の電車、久々に造ってみたくなりました。
3000形リメイクか(南海11001を造ってるので色替えのみ!)、はたまた241形辺りか。2201形(元阪神3301形)も有りかも?
楽しい、そして路線延長的にもボリューム感のある地方電鉄でありますね。福井駅の片隅から出ていましたので、各時代の国鉄/JR車と並べる楽しみもあります。485系681系に475系419系、EF81にEF70。
無論お隣 福井鉄道との接点も。今はキーボが直通しておりますね。
嘗ての貨物輸送も個性的な電機や電動貨車が……。このへんは語ると長くなりますので略。ただ、今もなお除雪用の凸電が健在だったりします。