レゴの東京駅を作りました。 - ドクターペイさんのレゴ研究手帳
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巨大な東京駅。
これをミニフィグスケールで作るのは不可能ではないにしろ、相当なディフォルメが要されます。
それを実現してしまったのが、Dr.ペイさんの作品です。

なんと44ポッチ幅! それでも、東京駅の特徴、そして風格をばっちり抑えられてるではありませんか!
形状や装飾をミニマムに再解釈するのは、相当な実物の研究と知識が居ることですし、なによりディフォルメのセンス、磨かねばなりません。
それが、顕れてる!

奇をてらった組み方は避けて質実剛健。それでも密度感が素晴らしい。
2-3階部分は窓を上下に分けてワンフロア化しているのですね。大きな建物を小さく表現する上では必須の見立てです。
無論、通常のレゴトレインスケールよりはやや小さいのですが、而して、ミニフィグギリギリの好バランスです。
(少し大きめ……に作るのは、ギリギリに小さく作るのよりは容易いことでありましょう!)

軒屋根、パーツ選択が素晴らしいですね。
装飾としてグリルタイルは古典的部品ですが良い味を出します。

44ポッチ幅なので、現物は写真よりもさらに立派に見えるものと思います。
東京駅としては44ポッチ幅はかなり縮めてしまった印象ですが、通常のレゴ建物としてはモジュールビルの1.5棟分ですからね?

設置状況です。駅前広場も含めて。
10月ころから東京駅地下街のレゴストアに展示されているのをご存知のかたも多いでしょう。一応クリスマスまでが展示期間だったようですが、未だ継続しているのかしら? 一度見に行こうと思いつつ、なかなか機会に恵まれ無いままです。

噴水など。
それにしても。
多くの場合「諦めざるを得なかった」大きな建物を現実的サイズに落とし込むことが可能になったのは朗報でありましょうね。
また、赤レンガ表現に希望をもたらす作品でもありでしょう。
余談。これを橋の上に置いて線路またがせて、深谷駅として使うのもありかなとか思いました(凄く、高崎線になりますね)。深谷駅が東京駅のディフォルメ縮小モデルであったりするんですよね。
いや、橋上駅のインフラが結構な手間でしょうか(笑)。

閑話休題。小物も。
センスよくまとまった駅前広場。小さな公園として使える16x16。これは一家に1枚持っておきたいものです。
(マジョレットやトミカタウンを思い出す向きもありましょうね?)

自動販売機。
無論、Dr.ペッパーも売ってるんですよね?(Drペイさん作だけに)

樹木は小気味よく。

4幅の観光バス。「はとバス」のセレガ(ガーラ)ですね。
ドア窓の部分の1/4丸タイル処理がJピラー廻りの美しさにつながってます。

こちらは前史にあたる、「鉄道博物館」作品用のミニ東京駅です。
このディフォルメあってこその、今回の作品につながるのかもしれません。
さて、一度観に行きませんと。
そして、諦めてた建築題材、真面目にやってみたい! とか思ったのでした。