「東京特殊車体が架装したレトロ調バスで、京浜急行の初代りんどう号や宮崎交通のシーガイア用などの流れを汲むタイプです。もとは、山梨県北都留郡小菅村の80条バスとのこと。」とのことで、かなり凝ったレトロ調改造車です。
一時期はやったこの種の改造車も現役は少ないですよね。この車はかなりの予算かけたものでしょう。現役なのが嬉しいです。
実物画像はこちら「栃木県観光協会」より。
https://www.tochigi-kankou.or.jp/spot/kuranomachi-kankobus

運営しているのは「蔵の街観光バス(株)」さんなのですが、持ってる車両が件の改造車のほか、コースター改造ボンネットバス、どっからか見つけてきたのか「チョロQ」(リンク同じく資料館の書庫さん)
とかなり濃ゆい事業者です。この3台で廻してるのでしょうか。
次に栃木に行ったら、乗ってみたいものですね。どの車も貴重であり、そして乗って撮って楽しそうですから。

mieshin様に取っては、まさに地元の車でしょうか。
7幅の余裕で、フォルムの完璧再現。而してレゴらしい可愛らしさも両立な作品です。バスで6幅超えですとどうしても威圧感が出てしまうのですが、この作品には無縁ですね。
前面、ボンネットと斜めドア再現が嬉しい。
ブラス風のポールもエレガントなアクセントに。

後ろ半分が持ち上がった形状も再現です。また、アーチ型の窓は1個間引くことで無理のない表現にしています。アーチ内に1x4タイル入れて固定してないのですね。透明度が高いのが印象的です。
運転台下のブラス飾り。またリアの手すりも見逃せないアクセサリでしょう。
全長も程よい感じで、やはり威圧感がないのです。

斜めドアの前デッキ周りと、楽しげな車内です。

同じくmieshin様の造った町並みと。バス停と時計塔も実にシンボリックではありませんか。
余談ですが、バスにしても町並みにしても、多くのテーマからパーツ流用しているのが分かりますね。パーツよりはセット買いメインなのでしょうか? この栄養の偏りのなさはパーツ買いメインで栄養偏りがちな私への助言になってる気がしますです。


拙作の横浜市交通局「あかいくつ」バスと。
何方も車体は東京特殊車体のものですね。姉妹です。
ウチのが5幅、mieshin様のが7幅でサイズは大幅に違うのですが、然し並べて違和感は少ないのでした。
バスのサイズは4/5/6/7/8といろいろありますけど、デザインや解釈次第で小さく見せたり大きく見せたりもできる。可能性を再提示してくださる作品なのですね。