
モデルはポーターの森林鉄道用小型機でありましょう。日本にも多々輸入されたアメリカンナローロコ。2018年に、羅須地人鉄道協会さんが同系機を「新造」したことでも知られます。
独のコッペル・クラウスと共に、日本人の軽便ロコのイメージとして定着してますよね。
動力は前提とされていない?作品ですが、このスタイルの良さよ!
色を抑えめにしてるのも小さいけどリアルな蒸気機関車という感を強く。エンドビームだけの色気も鮮烈になリます。
車輪はなんと小径車輪ですが、寸づまりな足回りってこの種の機関車らしさを強烈に感じさせるものです。こうなればロッドがダミーなんて小さな問題でしょう。
軽便蒸機、それもアメロコらしいディテールも見逃せません。
シリンダと、そこから伸びるステー。
機関車のサイズからみれば大きめの前照灯。
大仰な火の粉ドメの付いた細くて長い煙突。
控えめなサドルタンクと、賑やかなドームや安全弁。
ひょろ長いキャブは2x2窓が大きく明るく好ましい雰囲気と。
なにより、4幅なので、他の建物や自動車、鉄道車両、人間(ミニフィグ)とスケール感もばっちり。
この機関車が「居る」だけで楽しい世界が生まれそう。背後の電車とのサイズ比が既に良い雰囲気なのですよね!
尋常な方法での動力化は困難なサイズですが、下や横から動かす方法もあります。いろいろ活躍、期待しております。