JR東日本E653系は1997年導入。常磐線の「フレッシュひたち」の専用車でしたが、2013年以降常磐線を離れ、羽越線の「いなほ」「しらゆき」に転用されています。まだまだ新しいかと思いきや16年。また、485系という至急に置き換えねばならぬ老朽車を前にしたら広範な転属も必要になるのでしょう。
「いなほ」は一度乗車したことありますが、さすがに特急。快適かつ小奇麗で陳腐化しない姿に安心を感じたのでした。またJR東随一の豪華なグリーン車は憧れ募ります。
まだまだ、活躍が続きそうです。

先ずは、常磐線。フレッシュひたち。
ステンレスに半分ラッピングでした。編成ごとに色分けがあったのも懐かしい。
さにー様の解釈は、前面窓の大胆なキャノピー解釈ですね。これが大味ではなくて、寧ろレゴパーツの特徴を活かしたスマートなビルドに見えてくるから愉快です。パーツ数・パーツ構成上の問題も少なそうです。
極めたいのであれば、前面のライト周りはアレンジされても良いかも知れません。微妙な丸みが加わるとモアベター? でも現状のシンプルさにも捨てがたい良さ味です。
前面キャノピー内もなにかブラックアウト的に内部処理があると良いかもです。

羽越線「いなほ」。日本海夕日カラー。温かみのあるカラーリングへの変身はびっくりさせられてものでした。
実際にはもう少し複雑な塗り分けですが、これでも雰囲気は伝わってきます。それでももうちょっと差し色したら更に大化けすることでしょう。塗装再現を極めるビルドはそそられるのですね。新潟でなにか催しあれば、造ってみたい題材ですよ。

信越本線「しらゆき」。1980年代のAmtrakをも彷彿させるトリコロール。スピード感がありシャープな印象で、やはり常磐線時代とは違う趣。
4両でフル編成ゆえ、レゴ的には制作しやすいかも知れません。

本命。国鉄特急色。1編成がこの装いになり、常磐線に還ってきました。
嘘とかネタとかいうなかれ、実に似合っています。さにー様の作品も特急色を前提なのでありましょうね。トレインプレートは赤を使うとコストが苦しいですから、敢えて灰色使ってる配慮もあります。無論、トレインプレート使わない選択肢もありましょうね。
4色展開のE653系。どれを造ってみるか迷うところでありますね。
話題の国鉄特急色がベストかというと、「いなほ」「しらゆき」も魅力ありますから。
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おまけで恐縮ですが、同題材の薬師山様バージョンもあります。
E653系国鉄色のLDD試作です。タウルス顔っぽくて難しいのでスッキリ割り切り解釈で作ってみたらぜんぜん似てない電車になってしまいました(笑)#レゴトレ pic.twitter.com/7MnCkqjkha
— 薬師山 (@yakushiyama) 2018年11月15日
話題の題材、作り方はいろいろ有りそうです。
さて。ここでの個人的思いつきですが、下半分を4幅65度のキャノピー(Cityの車の定番の部品です)で作り、運転台部分を4幅33度のキャノピー(やはりCity車の定番)で解釈して、ライト周りはかなり大胆に丸みを回す……のもありかなとか思いました。
ともあれ、この題材の魅力に気がつかせてくださったのはさにー様のLDDなのでした。
どなたか、手がけてみませんか?