近鉄特急は現在塗色変更進行中。12200系や12400系、16000系などの旧型車両にはとても違和感あるのですが、22000系以降には似合ってるんですよね。
その新塗装化を反映してる作品です。

30000系ビスタカーは1979年の登場ですから、もう39年も前の電車なのですが、幾度とリニューアルを重ねています。で、塗装変更車も。
オレンジというアイデンティティを守りつつ、エレガントさも加えた感じで、好ましい感じがします。
エース君パパ様の作品は、斜めラインなどディジタルに処理しているのですが、それが心地よい8ビット感というか、ドット絵的な味に繋がっています。
一方で、屋根上などはツルツルのタイルとカーブスロープの仕様です。丁寧さがあり、メリハリに繋がっています。

先頭車アップ。最近の2x2ウエッジなども加えて細密化を図っているのも分かりましょう。ドア凹み表現も丁寧なのですよね。

新旧塗装の並びです。
白部分の多い新塗装のほうが、ビスタEXとしての魅力を増したように感じられますね。優雅さが新塗装のキーワード?

先頭車並べてみると、作品としても各部進化が分かりましょう。
仕様違いはありますけども、並べて違和感はありませんね。
ビスタカーシリーズ、こうなってくるとEX改造前の原型仕様も欲しくなってきます。
何時か実現しますように。
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こちらは22600系。新塗装が一番似合う!
暑苦しい印象も否めなかった旧塗装よりも、白ベースの新塗装で爽やかに。

すっきり美しく、ディテール感も十二分。
好ましい作品なのですが、やや惜しまれるのは22600系などのボリューム感がやや物足りないこと。窓まわりはもう少し重厚で、車体断面は大きめの印象があります。
車体断面を1プレート高くして(即ち、前頭部のままの車体断面で全体を通して)、窓の上辺に黒プレート1枚挿しては如何でしょうか?

中間車も抜かりはありません。ドアはすべて開閉可能なのもエース君パパ様のクオリティですね。

新旧の比較です。
旧塗装だと窓まわりの塗り分けと色数の少なさで、先程指摘の車体断面や窓サイズの違和感が抑えられていたのかも知れません。
塗装変更で電車のイメージが変わってしまうと、作品にも影響が出てしまうのですね。
それでも、クオリティで圧倒する作品なのは代わりありません。
地味な?汎用特急車の魅力にも気が付かせてくれる作品です。

ビスタカー、エースカーの勢揃い!
これだけ揃っていると、過渡期ゆえの新旧混結も楽しめそうです。今が旬、今が愉しい題材とも言えましょう。
さて。近鉄特急……拙作に関しては過去作がレストア待ち状態。2014年に造った10000形も10100系も仕様古いのでそろそろアレコレ修正でリメイクしたいところだったり。また12200系も製作途中で長期放置しちゃってますし。
そろそろ、本腰入れたいところですね……。