余りに有名なゲテモノで、もはやその存在感がメジャーな車両でありますよね?
現物は1950年代の路線廃止で解体されて久しいですが、良く考えてみたら……この規模の鉄道車両は「新規に制作」とかできちゃいそうな気もします、1/1を!
無論エンジンなどは今時の自動車用用いて高性能化。許認可とかめんどくさい鉄道車両ではなく遊戯施設的な割り切りでも、根室観光の目玉になりそうな気もするんですがどんなもんでしょうか(笑)。
妄想はともかく。
薬師山様が6幅で造ってこられました。

解像度は意図的に低く抑えて(これは薬師山氏の得意技!)、安定性と実用性を優先されています。全体としてその辺りは統一感があるため、バランス良くディフォルメされておりましょうか。
スケール的には、8幅の車両と並べると正確なのかも知れませんが、この種の題材でその辺の煩いこと言っちゃいけません。小柄さと、楽しさと、雰囲気が表現できていれば勝利ですよね。
それよりも、動力系をこの小さな車体に納めているのが印象的です。
秘密は……PFでは無く、Powered UP使用であるため。受光ユニット分がないのでこの種の題材には向いてるのです。
足回りはトレインモーターという堅いところを使う。ホイルベースが短くなり、リアオーバハングが過大になるのも、ある意味リアルであり、愛嬌に繋がってます。

強烈な。そしてユーモラスなツラガマエ。cityカーフェンダーは誠持って適任でありましょう。バンパーが良い味ですね。
運転台屋根からニョキッと生えた前照灯もいい感じです。
車体高を無理に落とさず、車体裾は高めです。
実用的になる半面、大きく形状が壊れかねないアレンジなのですが、幸いにも違和感がありません。この性能や取扱重視の割り切りも大事であること、教えてくれます。

リアビュウ。ややあっさりしてますので、実物でも搭載されてた錘の枕木など追加しては如何でしょうか? あと、連結器位置に留意は必要ですが、テント張ったトレーラーも増結する楽しみもあるかも……ですね。
なお、薬師山氏も既にtrix-brixのR24カーブレールは入手されてる由。
R24カーブレールと組み合わせた世界観づくりも注目されましょう。この流れで簡易軌道系とか、日本形軽便を積極的に進まれるのも面白そうじゃありませんか。