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2018年09月05日

【作品紹介】アイン様の小型電車2題。相鉄2000系と銚子電鉄デハ300形

 先方の記事「レゴ 相鉄2000系」
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40745163.html

相鉄2000系電車は、国鉄や他私鉄からの払い下げ電車の中で全長が17mのものを纏めたものです。概ね1940年代に入線し戦後の相模鉄道沿線の発展を支えました。
 その姿は種々様々であったものの、1966年ころに17m級旧型国電(クモハ11等)に合わせた形状に統一改造。性能面でもやはり17m級旧型国電に揃えられました。

 その後、1973年までに廃車、或いは2100系への更新で旅客用としては引退したものの、、1975年には荷物電車として一部が再生。荷電廃止後はそのまま事業用車となり、最後の3両は2006年まで残りました。今は2005号車が保存されています。

 また、1975年に伊豆箱根鉄道大雄山線に譲渡された車の中の1両が同線の事業用車コデ165として現役です。


 アイン様の作品。
 黄色一色の大胆さは、営業車時代からのものです。

 なかなかかわいらしい、17m級旧型国電のモデルでもありますね。

 角ばった感じの表現のため、前面は敢えてタイル貼り付けにされています。雨樋の表現にも見えなくもないですね。前サボやジャンパ栓も良い雰囲気です。

 地味に台車も凝っていてイコライザの表現があります。長5のテクニックプレート使ってそれっぽく見せてます。


 側面。側窓は2連になってるのを大幅割愛ですが、然し、旧トレイン窓使った表現もなかなか良い雰囲気ですね。アルミサッシ感が鮮烈です。

 さらにインパクトがありますのは、事業用車時代に最小限の面積に縮小されてしまった側面扉窓でありましょう。此処は横組で、1x1プレート1枚分ですが、これだけでこの電車らしさが強烈な感じですね。




 工事列車を曳いて。2000年ころまでの相模鉄道には古そうな無蓋車や無蓋緩急車が事業用に残存していました。2000系との組み合わせもあったことでしょう。

 そして、17m級国電はなぜか貨車を曳かせても似合ってしまうんですよね。
(飯田線のクモニ13や、伊豆急のデハ3600等)


 おまけ。無蓋緩急車トフ400形。
 この種の貨車はかつて小田急・西武・東武など砂利輸送のあった関東私鉄各社で定番車種として多数居たものです。1970年代までに殆どが淘汰されたものの、相鉄では事業用として1994年まで残存していました。

 この車は幸いにも保存されています。

 小田急車在籍車と見立ててか、はたまた線路の繋がってた相鉄からの乗り入れか。ロマンスカーと並べても似合うのですね。

 また、今後の課題ですが相鉄や小田急の電気機関車も面白いかもしれません。


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 先方の記事「レゴ 銚子電鉄デハ301」
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40765752.html


 もう一つ。銚子電鉄デハ301形。
 

 1930年の生まれで、元は鶴見臨港鉄道(現JR鶴見線)の電車です。戦時買収で国鉄籍に。
 買収国電としては使いやすい車であったため、戦後は多くが他私鉄に譲渡されたこの車でしたが、最後まで生き残ったのが銚子電鉄の301号でした。2000年代前半に旅客用としては引退。事業用車となっていましたが、2000年代後半には解体されてしまいました。鶴見臨港鉄道としては最後の生き残りであったのですが。

 アイン様の作品は1970年代後半から80年代前半の姿での制作です。ツートンカラー。
 銚子電鉄の中では最大の容量を誇り、主力電車として華やかであった時代ですね。

 前面は窓をブロック横組。そして左右の窓柱は太めに。この電車のどことなく面長な雰囲気が顕れてはないでしょうか。

 片方のみのテールライトが如何にもな昔の田舎電車。オレンジの前サボも芸コマですね。

 惜しいのは前面雨樋の曲線が割愛されていることでしょうか。屋根表現を少し変えなければなりませんけど、ここの「おでこ感」が表現できるとより化けてきそうです。


 側面は2段窓を繋がて表現してしまってますが、違和感は薄いですね。窓の面積を正確に反映してるからかも知れません。とはいえ、1段窓アレンジで前面同様横組にしたほうがスッキリするかも知れませんが。

 台車には、やはりイコライザ表現があります。動力を入れないのであれば軸距はもう1プレート詰めてしまっても小型電車らしさが強調されるかも知れませんね。

 ともあれ、なかなかの好ましい電車作品です。


 注目したい、ビューゲルの作り方。ホイールが良いアクセントになっています。


 デキ3との編成です。
 デキ3の現役時代は単独ではなく、電車(デハ201若しくはデハ301)との組み合わせが多かったそうです。

 なお デキ3は下地塗りの姿を再現したのでしょうか? 下地の灰色と錆止めの赤だと思われます。構内ならこの姿で走っても可笑しくないでしょう。


 貨車(ワム)を曳いて。模型的には推されている状態です。

 でも、この電車が貨車牽くのもまた似合います。




 電機+貨車+電車のプッシュプル。
 電機+客車+電車のプッシュプル編成は銚子電鉄では1977年ころまで観られたそうですが、その流れでこんなのもありそうです。

 また、他地方私鉄でも珍しくないパターンです。
(最後尾の電車は緩急車と入換動車を兼ねていたり、はたまた客を乗せたり。さらには非力な電機の後押しをしたりと)

 貨車のほうがちょっと背が高いのですけど(笑)、実際国鉄からの貨車(ワラ1等)は結構背が高くて、田舎電車より立派な?ガタイしてたもんです。


 今の銚子電鉄は伊予鉄道経由の京王からの払い下げ車で「近代化」されていますが、その近代化電車もまた車齢60年の古強者に(今どき湘南フェイスの電車も珍しい!)。
 まだまだ、面白い鉄道でありましょう。
 
 また、アイン様の銚子電鉄作品展開も楽しみなのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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