その後3年、鱒寿司様のアレンジ作が生まれました。
キハ82形は1961年に全国一斉にデビウ。旭川から鹿児島までの特急網を広げました。その後も長く活躍を続け引退は1990年代後半です(定期運用は1988年までですが)。名車であり、「ボンネット形」と並ぶ国鉄1960年代のアイコンの一つでもありましょう。

鱒寿司様も4両での制作です。
先頭車キハ82が2両と、中間車キハ80形が2両のスタンダードな編成です。
末期は食堂車やグリーン車も抜かれておりましたので、この編成もまた自然なものでありましょう。

すっきり、美しく。
窓柱は1プレート分として、そのかわりに窓数の省略を最小限にしています。

国鉄……を感じさせる並び。
一番奥が鱒寿司様の82。その手前が拙作。
一番手前が拙作のキハ22。

こちらでは、一番右が鱒寿司様。真ん中が拙作。
サイゼリヤの間違い探しではありませんが(笑)、相違点探しは如何でしょうか?
冗談はともかく。
幌枠表現の差異は結構印象を変えるものです。
ジャンパ栓周りは鱒寿司様の方があっさりです。
一方で、鱒寿司様作では乗務員ドア・客ドアともに凹み表現があります。拙作では省略しちゃってますけども。

斜め上から。動力車は片方のキハ82を充てているのですね。
クーラー(AU12キノコ型)の表現は拙作とは大きく異なります。
また、屋根と車体の境目の赤帯は鱒寿司様は割愛ですね。細い帯なので、この再現は迷うところでありましょう。

そして、拙作との混成で8両編成です!
1両目キハ82関山
2両目キハ80鱒寿司
3両目キハ82鱒寿司(PF)
4両目キシ80関山(9V)
5両目キロ80関山
6両目キハ82関山
7両目キハ80鱒寿司
8両目キハ82鱒寿司
塗り分け線の差異は、実物でも塗装工程の合理化など行ってたらありそうな感じで違和感は皆無でした。
なお、レゴ的にはPFと9Vの混結です。
これは避けるべきでした(笑)。意外となんとかなりましたけども。

混成。反対側から。
2+4+2の編成ですが、これは往年の北海道で多く見られた、3+7+4の14連をイメージしたものです。キシ・キロ入りの基本編成の片方に4両増結して、その反対側にも3両増結したってところ。

鱒寿司車先頭に。先頭車が中間に入ってるのって良いものですよねぇ。

これは別パターンで4+4(先頭は関山車)。但し関山車と鱒寿司車はごっちゃです。
違和感仕事しろ的な?

82系の8連特急が、C62の牽く急行とすれ違う。
1960年代の函館本線を思わせる光景です!(先頭車が拙作の方で失礼おば)
なお、腕木式信号機も鱒寿司様です。世界観を上手く作ってくださったのでした。
ところでキハ82と言いますと、何時か信越「白鳥」でも8連やりたいですね(本物より長い!)。無論ED42重連に後押しされるのですよ。
あと、先頭車が編成中5両も入る「くろしお」9連(流石に嘘ンコ編成。但し片方がキハ82でもう片方がキハ81って編成はレギュラー)も遊んでみたいものです。活躍が全国区の車ゆえ、なんでも出来るのが魅力なのです。