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2018年08月31日

【作品紹介】「ハローキティ」。薬師山様の500系新幹線は「引き算」に最大加算!

 以前にLDDを紹介しましたが、予想外に早い落成となりました。

 500系のハローキティ仕様はつい7月に始まったばかり。この作品も1ヶ月後、国際鉄道模型コンベンションでのデビウです。各メーカーの製品(N及びZ)の試作品を横に(喩えですよ!)快走するハローキティ新幹線は大変な人気者でありました。


 500系としての造形から観てまいりましょう。
 既に国内ではmugen氏、エース君の作品が存在しておりますが。

 然し、薬師山様のは違う方向性です。精密感を最大に求めたMUGEN氏作品に対して、シンプルなラインと造形での500系を「現実」にしているのですね。
 これって結構大事なことだと思います。
(エース君の作品とも近いベクトルですが、然しまた個性が。後述)


 なお、取扱は先頭部のみ注意してください、とのことでした。
 逆に申せば、先頭部以外は不安なく扱えるモデルでありましたよ。

 無論、割愛された要素もあります。
 たとえば車体裾の絞り込みはなく、単純化は為されています。然し、制約の中のデザインで500系らしさを最大限に魅せる! 

 デザイン上の引き算って凄く難しい。
 それに毎回成功されてるのが薬師山作品。今回も大成功でありましょう。


 前頭部アップで。
 既存キャノピを使った運転台。自作造形とは違う「味」を見せます。そして運転台と運転士が作品の楽しさを補償する感じ。リアル造形とどちらが良いか、考えてしまいますね。ラインも単純化されつつ、それが良い意味での「レゴらしさ」につながっておりましょう。

 大胆だと思うのは、キャノピから屋根へのライン。ここは実物ではありえぬ(最高速度300km/h)ギャップがあるのですが、無理して埋めるよりはギャップとして残す。而して造形的には繋がって見えるかの如し。上手いのです。

 屋根部分のカーブ具合も見逃せませんね。


 順組で枠を作り、そこに鼻先とキャノピを埋め込んだ作りです。
 レゴとしての単純化に成功されてる。良い意味で、「製品的」な節度ある雰囲気といってよいのかも。

 ノーズから床下、台車スカートへの繋がりもとても綺麗。


 実物の8連を、6両編成での再現です。
 まずは1号車 521形。実物では展示・販売スペースになっています。

 シンプライズ方面のアレンジが500系として見事なのは先述のとおりですが、塗り分け・装飾に関しても絶妙なセンスが光っておりましょう。前端部からドア周りへのリボンの印象把握が、レゴパーツの制約の中で。


 2号車。526形。
 パンタグラフのある中間車です。帯は車端部でリボン処理され、奇数号車は濃ピンク、偶数号車は薄ピンクです。

 濃ピンクの屋根上機器、ここも、やられた感。


 3号車 527形?
 ドア表現あります。リボン表現との兼ね合いで優先順位迷うところですね。


 6号車。526形で元516形グリーン車。元の座席で普通車指定席です(乗ってみたい!)
 レゴトレイン的には、この車が動力車に。Powered up(PF2.0)対応車です。機器が減りますのでインテリア作る用途にも向くんですよね。

 屋根上の突起はPUのスイッチ。


 7号車。527形。
 パンタグラフあり。ドア表現は迷われたのでしょうか? 個人的見解としては、このモデルの雰囲気なら省略されたほうが良かったかも知れません。


 8号車 522形。
 とはいえ、乗務員ドアはアクセントにほしいところですね。
 
 にゃんこ模様のプリントブロックは予想通り愛嬌をふりまく!
 いい仕事をしてくれてます。


 なお、全車両共通点として
 台枠部分は全車トレイントレインプレート仕様(6x28)。
 強度と軽量化で有利なだけではなく、車体裾1プレート下げる効能もあります。

 そして、500系の車体下部の丸みを省略していることの補償にもなっています。灰色の影表現という見方もできますし、実際成功されていますから。



 エース君作品との並びです。
 良い意味で、いろいろ違いますね。埋没法式とお面方式の差異が印象的です。
 然し、どちらも正しく500系です。そして「引き算」を正しく行い、そこに特殊塗装という最大の加算! 結果最適解の生まれた作品なのですよ。


 活躍シーン。mugen氏の500系ノーマルとの並びを撮りそこねたのは大失策でした(申し訳ございません!)。

 ただ、同じくmugen氏のH5系と並ぶと、設計思想の差異も見えてくるというものでしょう。6幅の新幹線も、いろいろな方向性あって然りなのですよね。


 編成にすると、リボンが綺麗に繋がります。

 この電車が走る地域は災害で大きな被害を出してしまいましたが、ハローキティ新幹線が地域のシンボルとして、復興の支えになること願っております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月30日

【作品紹介】たるご様の789系「白鳥/ライラック」。ダイナミックに、上品に。

 789系電車は現用の北海道用の交流専用の特急型電車。

 少し馴染みのない地区の電車ですけども、781系→785系→789系という流れになります。781系は引退して久しく、785系も全廃寸前なので、北海道の特急型電車はこの形式に揃うことになります。

 789系は青函区間用の0代と道央用の1000番代に大別されていますが、この作品は前者の方ですね。青函区間用も2016年の北海道新幹線函館開業で道央地区に転用されています。今のところは1000番代が「カムイ」「すずらん」、0代が「ライラック」と別運用です。今後はどうなるかわかりませんが……。

 スタイルは特急型気動車と揃えられたもの。
 貫通型でありながらダイナミックな流線型です。


 たるご様の作品。前頭部上部を大胆にキャノピー表現。実物のフォルムの理想化といったところでしょうか。すっきりと美しいです。
 
 前頭下部は横組で流線型を作っています。

 車体とスカートの間の隙間は大事ですね。これがあるだけで鈍重さから逃れ、軽快な印象となります。

 カラーリングはJR北海道のコーポレートカラーの萌黄色なのですが、入手平易なライム色解釈もありでしょうね。実物はもうちょっと蛍光感のあるブライトグリーンに近い色ですけども。レゴのライムは落ち着きのある色なので、実物よりも上品に見えるのです。


 クロハ789を先頭にして。
 実物の6連+増結2連の編成を、3+2にして表現です。
 美味しいとこどりですね。増結車を785系300代にするのも面白かったかもしれませんが(笑)、それは先の課題でしょうか。
(789系+785系は、恰もキハ56系の編成にキハ55を増結したような感じでしたねぇ)




 車体断面は通常形態です。6幅ならオーソドックスな方が安心感があります。横組の側窓は位置が低めで、個人的には好みの解釈です。側窓位置は低めのほうが快適に、近代的に見えますので(国鉄時代の特急型は側窓位置高めで塗り分けによっては酷く鈍重に見えて、かつ、客席からの眺望も良くなかったのですよ)。
 ドア部分が縦方向の塗り分け線ありますけども、台枠部分迄は塗り分け通さないことで強度を確保する割り切りもありでしょう。


 中間車アップ。メリハリのある床下機器です。
 横組の加減も分かりましょう。

 中間車基準で全長は32ポッチです。


 中間車と先頭車の連結部。萌えますね。
 この部分はスカートは台車マウントです。

 連結器は……


 バッファ切り取りの魔改造品。
 レゴ社がバッファなしの連結器を出してくれない以上は、これは正義でありましょう。なお、連結器部品はかなり硬質なのでそれなりの質のニッパーじゃないと無理ですよ。


 電化区間の駅が似合う。

 小気味の良いスタイルの作品です。また、たるご様の技量向上も窺える作品でもあります。。
 この応用で、スーパーカムイの1000代とか、或いは特急型気動車各種への応用も出来るかも知れませんね。

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月29日

【作品紹介】一味違う「DE」? レゴ5udon様の、釧路臨港鉄道(太平洋石炭販売輸送)のDE601。小さなロード・スイッチャー!

 国鉄のDE10(DE11・DE15)のDEはディーゼル機関車・動軸5軸、の意味です。

 それとは違った意味の「DE」が1970年に日本車輌製造で生まれ、そして北海道は釧路の地で活躍を続けています。

 Diesel Electricの意味の、釧路臨港鉄道DE601形。
 私鉄唯一(※)、そして国鉄DF50の退役(1983年)以降は日本唯一の電気式ディーゼル機関車でありました。

 ※:専用線向けだと、新日鉄室蘭向けに、日立の作った電気式ディーゼル機関車がありました。参考→

 その正体はGEのU10B形のノックダウン生産車。
 キャタピラーの機関とGEの電装品を持つ異色の機関車でした。今でこそ海外製機関や電装品の採用もありますけども、この時代は珍しいものであったのです(因みに、国鉄の電気式DF50などの機関はライセンス生産の国産品です)。
 
 この機関車が釧路にやってきた理由は未だに明らかではありませんが(輸出向け試作車の引取とか言われてましたが、この説も根拠は無い模様)、以後50年近くずっと主力機として稼働続けています。

 輸入品多用とか試作的要素というのは鉄道業界に於いては「死亡フラグ」なのですが、致命的故障など起こさず愛用されているのはそれだけ出来の良い機関車なのでしょう。

 同じような生まれの国鉄DD12形(米軍8500形)も終始快調で高く評価されたことや、台湾のR20形(EMD)が長く使用され続けていることも共通するのかも知れません。



 ある種のゲテモノ車両としてよく冗談に登る車両ではありますが、制作の実現はなかなか進まず。
 遂に、レゴ5udon様が形にされました。

 6幅スケール向けですが、7幅です。
 ワイド感はこの機関車には必要ですね。造形的必然性があります。

 前面窓は窓というかパネルの縁を使って、実物の微妙な垂れ目感が表現されてますね。エンドビームのゼブラタイルも良い表現です。この面に連結器が設けられないのは痛いですが……。ダミーカプラーがあれば理想でしょう。

 ななめのラインも含む塗り分けも綺麗。スロープ合わせでの再現。


 PF動力で、キャブ内に受光ユニット。
 ボンネット中央部に(すなわち車体中央部に)電池box搭載です。電池BOXは縦置きです。エンドキャブのフォルムは正確ですね。

 ボンネット後部の「盛りあがり」も良く特徴、抑えております。
 5幅のボンネットも必然ありますね。

 小柄だけど、力強い印象。
 小さくても、アメリカンなロード・スイッチャーなのです。


 炭鉱地帯にて。同じく北海道の炭鉱で働いてたアメロコ 9046(雄別鉄道)との並びです。
 9046の引退が1965年で、DE601のデビウが1970年。
 この間、僅かに5年しかありません。9046が長生きに過ぎ、DE601が余りに先進的だったのですけども。


 運炭列車を曳いて。
 他私鉄でよく見られたDD13系列とはまるで違った雰囲気です。
 

 本線にて。


 DE601が入った頃からの釧路臨港鉄道は他の線路とは切り離された孤絶線ですが、釧路などで国鉄車と顔合わせとかあったら素敵でありましょう。


 合わせる石炭車も5udon様の作品です。
 釧路臨港鉄道で現用の石炭車は、2ユニットの連接で、積み込み取り下ろしなどを極力省力化した「最新型」です。
 
 最後の炭鉱であり、最後の運炭鉄道でもある此処は、歴史の中に埋もれぬ新しさがあり、それもまた魅力であり続けています。

 とはいえ、DE601も50年選手です
 今や日本のディーゼル機関車も電気式が当たり前になりました。DD200ベースの後継機が何時かは投入されるのか? 気になるところですね。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】TN-FACOTRY様のDE10 妥協なき、6幅。

 引き続き。DE10です。こんどはベテラン、TN-FACTORY様。


 JAMで函館駅の構内にこっそりと。而して強烈な存在感を放つ。
 6幅の、妥協なきDE10です。

 ここからだけでいろいろなものが読み取れます。
 リアルなフロントエプロン。精細な前面手すり。
 折妻角度のついたボンネット先端部。

 ボンネット幅自体は4幅ですが、グリル部分は肉増しがあり、痩せて見える懸念はありません。


 サイドフォルム。

 キャブの上窄まりを絶妙な角度で。合わせて、キャブ前端の折妻も割愛されていません。なにより印象的なのは、キャブとボンネットの接合部でしょう。実物は一度凹んでからキャブに接しているのですが、ここを再現された作品は初めてでしょう。

 キャブ側面のディテールも楽しいですね。
 多くの人が驚いていたのはサイドルーバーのヒンジに依る表現でしょう。網目感と立体感!

 このフォルムは9Vでないと実現困難なのは事実です……? いやボンネットを幅広にしてPUを埋め込むのも不可能じゃないか? いろいろ考えさせられます。

 そして、リアルな足回り。2軸側をモータ、3軸側をダミー。露出した車輪とブレーキロッドはDE10・DE11・DE15の三姉妹、あとDD20やDD54のアイデンティティでありましょう。
 なお、褒めっぱなしも何なので申すと、ちょっと腰高感はあるかもしれません。足回りを1プレート下げることが出来たら、更に良くなりそう。

 ともあれ、「盗める」表現は多いモデルでありましょう。


 14系客車(隼氏)を曳いて、急行「天北」を再現です。1985-1988年の3年間、「宗谷」「天北」が異例の客車急行で運行されており、天北線内はDE10の牽引でした。

 DE10というと特急「あけぼの」の牽引もあり、「万能型」として意外と華やかなシチュエーションも多いのですよね。その意味でも、広く楽しめる題材です。

 「一家に一両」。コダワリを魅せる価値がありましょう。
 無論超絶ディテールが正解じゃありません。ディテールの引き算であったり、使いやすさのための割り切りも正解たり得ますよ。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】かい様のDE10 JR貨物更新色 ボンネットの組み方にやどりし神。

 DE10は「一家に一両」な定番題材ですが(まぁ日本で一番両数の多かった内燃機関車ですからね)、然し、JR貨物更新色は初めてかも知れません



 かい様の作品です。ボンネットは4幅だと痩せてみるのと、電池box隠しに1プレート貼りたし、ボンネット側面の組み方が良く見るとパズル的です。タイル表面組の中に1プレート挟んでるのですね。
 
 この構造の中に、PF2.0(Powered UP)が仕込まれています。いやキャブ部分を利用しているのでしょうか?


 第二エンドより。程よいディテールが嬉しいです。

 PU機器はキャブ内搭載なのですね。ボンネットの構造的にそれ以外不可能ですけども。それがキャブの長さと作りに影響しちゃってるのは残念なのですが、優先順位的には致し方なしでしょう。

 PUのユニットの高さを下げるハック(006Pリチウムイオン電池使用。別記事書きます)はありますから、うまくすればキャブの上窄まりも再現できるかもしれません。

 あとは台車枠でしょうか。内側台車枠のDE10らしさと、動力台車側のダミー車輪などで化けてくる可能性、高そうです。

 それでも、ボンネットの組み方の妥協のなさは魅力です。
 この白帯表現はもちろん、国鉄色にも応用できるでしょうし、DD51やDD13という展開もありえるでしょう(DE50やDD16だと幸か不幸か白帯が無いですが)。


 「一家に一両」であるがゆえに、差別化は個性は大事です。
 

 駅構内に、貨車バックに佇む。
 現代のDE10に似合う情景です。

 DE10は近代的な液体式ディーゼル機関車という認識で居りましたけど、良く考えてみたら50年も前の設計です。とはいえDE10の先任だった9600なども50年かそれ以上の活躍してたわけで、入換や小運転用の機関車というのは案外長命なものなのですよね。

 HD300やDD200も長生きしちゃうのかしらん?

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月28日

【作品紹介】yonetaka様の「RegioJet」用の193形電気機関車。欧州大陸系も楽しいよ!

 「RegioJet」はチェコ共和国のオープンアクセス鉄道事業者。
 2014年創業で低廉な運賃と、ちょっと豪華な客車でネットワーク広げつつある模様。
 チェコ共和国だけでなく、スロバキアとオーストリアにも路線を広げています。
https://en.wikipedia.org/wiki/RegioJet

 こうした情勢は、正直羨ましいですね。
(日本でも鉄道事業のオープンアクセスがあればどれだけ在来線は華やかになることでしょうか……!)

 基本は機関車牽引の客車列車。シーメンスの「Vectron」形が193形として使われています。無論、トレードマークの黄色の塗色です。


 yonetaka様の欧州型のスタンスが、「レゴ社の製品的デザイン」。
 その枠の中での再現です。しかし、何度も改良を重ねたという前面がとても良い雰囲気じゃありませんか。カーブスロープの中にキャノピー埋めた上半部。そして下半部はシンプルなパーツ使いながら、Vectronの特徴……ライトケースなどを捉えてます。少し逆テーパが付いてるのもポイントですね。

 Vectronの特徴というと、流石に「ヒゲ」はシール表現です。でも、レゴ社の製品ならここはシールでありましょうね。グリルタイルをななめに取り付ける手もありますが、全体のバランスから考えると不似合いかも?

 側面はシンプルですが、前面に引っ張られる感じで手抜き感はありません。
 トレインプレートも欧州物では正解でありましょう。車体裾低く見せられるメリットは抗いがたいものがあります。
 
 ご意見ももうしておきましょう。
 前面の灰色部分、ちょっと背が高いです。上部のカーブスロープを1x2にして車体高さを1プレート下げたら、かなりスッキリしそうに思うのですが。機器室部分も1プレート嵩上げして高低差を均すと良い感じかもと?


 活躍シーン。最近のJAMなどのイベントで、大陸系欧州が薄いのは申し訳なく。みんな英国病に罹患しすぎですよ……(苦笑。

 Vectronは欧州各国の他、Amtrakバージョンもありますから、世界各国仕様も楽しいかも知れません。


 そんなわけでシーメンス VS アルストム。
 たるご氏のAmtrakとの並走です。

 え、引いてる客車が「?」ですって?


 客車は東ドイツ製の18系客車。中国国鉄。北京からはるばるモスクワまで乗り入れてくる客車ですね。
 

 限りなく「21世紀の東側」を象徴するこの組み合わせ、似合わないわけがありません。東西ドイツとチェコ共和国と中国が絡む国際性こそリアルってものでしょう(笑)。

 中国国鉄は昔はルーマニア製や西ドイツ製の機関車なんか入れてました。ただチェコ共和国の機関車は入れてなかったですね。お隣の北朝鮮はシュコダ王国ですが。

 なお、18系客車もロシア(ソ連)ではチェコのシュコダ製機関車が曳いておりました。

 大陸欧州の楽しいところは、こんな編成もそれほど不自然に見えないことでしょうか。 チェコのRegioJETの機関車と、OeBB(オーストリア国鉄)の機関車と重連で。遥か北京からやって来た寝台車x2の後ろにはロシアの食堂車。その後ろには元来のRegioJet客車。カラフルではありますけど、どこか落ち着きさえ?

 それにしても。
 Dyson氏・わたるん氏の巨大インフラは大陸欧州が凄く似合いますよね。
 良いシーン、有難うございました。
 
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2018年08月27日

【作品紹介】ss様の北大阪急行8000系 ポールスター。大人クオリティ!

 ss様はまだ中学生?のようです。

 ミニサイズトレインなど作って居られたようですが、このポールスターは、いきなり大人クオリティの作品で驚かされました。

 北大阪急行8000系「ポールスター」は1986年から導入されたもの。
 親会社の阪急電車と同じインテリア、同じくアルナ工機の生まれ。そして連結面の自動ドアと豪華装備の通勤電車であり、地下鉄御堂筋線に直通しておりました。

 30余年を経て、今は後継の9000系に置き換えられつつあり、希少車になってしまいました。なお車内設備の特徴は9000系も同様です。プライド高いぞ阪急!


 車体はクリーム色なのですが、レゴ的には白で正解ですね。
 前面窓まわりだけはパーツの都合かクリーム色(タン色)ですが。

 4ドアで省略のない側面です。
 同じスケールの9000系も作られてるとか。

 あと、同じスケールの2000系や、はたまた大阪市交通局車両10系・20系等も面白そうではあります。意外と車両のバラエティに富んでたのが御堂筋線でした。

 床下機器も精密感あります。ここも大人クオリティ。
 台車はシンプルですが、集電シュウが印象的です。ここにΦ1丸タイルでアクセント入れてるのも良い感じ。

 惜しむらくは、車体高さの不足でしょうか。
 車体裾1プレート上げてあげると、前面との繋がりも綺麗になりそうです。


 前面。大きな運転台窓は横組です。ここの造形は大人の作品と変わりません。

 窓まわりタン色の部分は窓枠表現の可能性もありますね。
 青の「ポールスター」ロゴも嬉しい。


 前面の傾斜角は割愛されておりますけど、実車もそれほど大きな傾斜角ではありませんからその解釈もありだと思います。なによりスッキリしますし。


 参考実物画像。wikipediaより。

 前面の角度がそれほど寝てないことと、灯火類がかなりした寄せであることが分かりましょう。

 従業員で記念撮影。
 この種のシチュエーションだと、ヘルメットは欲しいかな? 


 おまけ紹介で恐縮ですが、ミニトレインモデルです。

 ある路面電車の旧型・現行型・最新型。なのだとか。
 旧型は1930−1950年代位の電車のイメージありますし、現行型は1980−90年代位の型の雰囲気ですね。で、最新型の丸みは近年の低床電車のごとく。低床電車のアイデンティティたる?床下スカートまで。

 センス良い設定ですね。
 この電車たちも、いつか走行できるフルサイズモデルへの進化を楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】たるご様のキハ40北海道形。首都圏色は難しい?

 気動車の首都圏色。
 一時期はほぼ壊滅していましたけど、最近は復刻塗装や、またJR西日本中国地区の気動車で復活しておりますね。一時期は「タラコ色」とか言われて蛇蠍のごとく嫌われてたものですけど、今は寧ろ懐かしいローカル線のイメージで肯定的に捉えられる傾向もあります。実際、多くの場合は軽薄な新塗色よりも、このタラコ色もとい首都圏色の方が車両にも沿線にも似合っておりますから。

 で、レゴ的には再現が意外と難しい色でもあります。オレンジ色か、はたまた赤か。一般気動車色(所謂気動車ツートン)の下半分とほぼ同じ色なので、その理屈から言えば後者が正しいのですが……? でも首都圏色は「赤」じゃないのですよ?


 たるご様の作品は、レゴの標準オレンジです。
 これが凄く様になってます。

 北海道形の窓が小さなキハ40。1977年から結構な両数が投入され、これまで結構な両数が淘汰されてきたものの……而してまだまだ多数が現役ですし、経営難で延命されてしまうとか……。但し、首都圏色の車は現在は2-3両程度だとか。無論、復刻塗装です。



 北海道形気動車の側窓はいろいろな表現がありますが、たるご様は思い切って1x2ブロックのみ。小窓感の強調はそれっぽいのです。

 単色車体は車体の癖がごまかせない実は難しいものなのですけど、全体に違和感なく。寧ろキハ40のボッテリ感ブサイク感が顕れておりましょう。いやブサイクというのは今になっては貶しではなくて「愛嬌」なのですけどね。

 前面もボッテリ感です。オレンジの丸タイルのタイフォンカバーが良い感じですね。ジャンパ栓も程よい表現です。スカートも嬉しい。


 サイドビュウ。車側灯と給油口が良いアクセントになっています。1幅ぶんの小さな窓もキハ40にはほしいところですよね。

 なお、個人的意見としては、乗務員扉は省略してしまって客扉を前後に寄せ、客席の窓数を1個増やしたほうが良いかなと思うのですが如何なものでしょうか?


 非力! とか言われ続けてる(実物の話ですよ)機関も丁寧に再現なのです。


 高原をゆく。こんな小さな駅と原野な情景がキハ40北海道形には似合うのです。
(尤も、札沼線札幌口みたいな大都会も舞台としてありましたけども)




 炭鉱地帯。
 1977年というデビウ地点では、未だ北海道の炭鉱はぎりぎり最後の生き残りを掛けておりました。故に炭鉱設備との組み合わせも様になるのですよ。

 思えば、長生きしちゃった車ですよね。
 引退は何年先になることやら? 乗る分にはとても楽しい車ですから(窓開けて風を入れると最高ですよ!)、未だ頑張って欲しいとは思いつつ……。



 おまけ。キハ40勢揃い。
 左からLIME様のJR北海道新塗装(現塗装)、たるご様、サニー様のJR北海道新塗装の8幅。右端が隼様の初代「キハ40」です。

 そういえば、できればたるご様のキハ40と、拙作のキハ22やキハ56と組み合わせて遊んでみたかったですね。キハ40は直接にキハ22などを置き換えなかったので(もっと古いキハ12やキハ21が居りましたからね)、意外と共存してた時期は長かったのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月25日

【作品紹介】ナローの泉様の根室拓殖鉄道「銀龍号」。ゲテモノisビューティフル!?/実可動するグランピー鉱車

2018年JAMのテーマは「北海道」。
 皆がイメージするのはC62のニセコとか、或いは今のディーゼル特急群。捻くれたところでもせいぜい、炭鉱の古典ロコ?

 しかし、極北はこの車と、この路線でしょう。

 日本最北端ならぬ日本最東端の鉄道であった「根室拓殖鉄道」は根室から更に東 歯舞までの15kmを結んだ軽便鉄道。1929年開通ですが、終始経営は苦しく。1959年にバス化廃止されたのは宜なるかな。

 然し、趣味的には注目されていた鉄道です。それは3両居た単端式気動車のうち1両は日本車輌製造のまともな車だったものの(まぁ1959年地点では希少ですが)、あとの2両「銀龍」と「かもめ」が道内メーカー製の途轍もないゲテモノであったからでした。

 

 「銀龍号」。あまりにゲテモノ過ぎて、寧ろ有名な車両でもあります?
(同じような車に、バス車体の山鹿温泉鉄道のキハ101もおりますが。時代はほぼ同じ頃)。

 元はキャブオーバーの貨物気動車(コレ自体も変な代物ですが)。
 ボンネットを突き出して、荷台に客室を大工工事。

 塗装は何をトチ狂ったかシルバーペイントで、何処からか銀龍号の愛称が付く。


 北海道テーマということで、ナローの泉様が「当然!」と作って来られましたよ(笑)。


 題材はゲテモノですが、10幅の、極めて精細な作品でもあります。
 ここはナローの泉様らしいコダワリが炸裂しておりますね。

 フロントグリルのヤバさ。ボンネットフードの角度。省略のない精密な模型です。

 で、このアングルから注目されたいのは前面窓の微妙な角度。取り付けに微妙な隙間空けて角度つけてるんですよ。

 あと、客室部分が左右非対称(運転台に対する張り出しが)も再現されてるとのことです。


 ラージスケール作品ならではの作り込みとコダワリです。

 足回り、実物のいい加減そうな軸受軸箱の再現になってます。

 なお、最小曲線は通常レゴカーブとのことです。ホイルベースが長いためだとか。いやスケールに対してまだ急カーブなんですけどね通常レゴカーブは。

 なお、ホイルベースは短いと実物の印象から程遠くなります。故に既存のトレインモータの使用は避けて自作動力が必然だとか。


 車輪はBBBミドルです。スポーク抜けてて軽快!?


 内部構造です。電池boxはなんと単3用。そして謎のななめ配置。


 バックビュウ。いつも、何故か?枕木を積んでたみたいですね。
 取って付けたようなヘッドライト。


 内部別角度から。


 電池boxななめの秘密。なんと駆動用モータもななめ配置の大胆さ。

 高さ方向と長さ方向のスペースファクター考えると、45度の配置は合理的ではあるのですが。然し、レゴ作品としてもゲテモノ化は逃れ得なかったようですね(笑)。無論、そこも魅力なのは言うまでもなく。

 軸受周りの軽快さ? も実物の如く?


 へろへろ軌道をゆく。
 BBBミドルですので、自作レールも走れるとのことです。ただ、パイク的な急カーブはホイールベースの関係で不可とのことですが。

 この種のゲテモノレールバス。いきなりがこんなゲテモノですが。然し、まだまだ掘り下げる面白さはありそうです。今後にも期待しております。




 

 おまけの紹介で恐縮ではありますが、実際に動作する「グランピー鉱車」です。
 1960年代以降に使われた(今でも使ってる所ありそう?)、省力化されたダンプトロッコですが、その機能の再現モデルです。

 ローラと傾斜で、ダンプを機能させる。


 この写真のダンプしているところです。
 外見と機能が両立した、ものすごいモデルじゃありませんか。いずれ無限積み下ろしのパイクレイアウトだって実現しちゃうかも?
 
 ラージナロー、あまりに素敵な世界なのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介・ナロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月24日

【作品紹介】McMug様の京成1600形「開運」号の完成。幸薄の名車。



 JAMの1日目に参加されたMcmug様の作品です
 前回記事こちら。2015年ですね

「McMug様の京成1600形「開運」号。1950年代のロマンスカーは上品に。 」
http://legotrain.seesaa.net/article/415689218.html

 実物解説再掲しましょう。
 流石にこの電車は馴染みのない方も多いと思いますので実物解説。
 1953年に「成田山への参拝客向け」に導入された京成では二代目の有料特急専用車。1編成のみ。予備車には先代の1500形が使われたようです。
 
 前面は湘南型の2枚窓。側面は1段窓。ノーシル・ノーヘッダーの車体は当時は最新で珍しいもの。
 私鉄初のリクライニングシートを採用。また京阪にも1年先行してテレビ(無論、白黒)も設置。
 当時の小田急や東武に近鉄よりも豪華な特急車でした。
 但し、未だ新性能車以前の車。足回りは吊り掛け駆動でしたが。

 1957年には中間車増備して3連化。
 但し、1967年には早くも引退してしまった余りに幸薄の電車。わずか14年の命。通勤車化格下げされたことになっていますが車体は活用されなかったのもはや別の電車。
 また「開運」号は通勤車の3ドアセミクロス版車両(3150/3200形)という、格落ちした状態に。

 京成の特急車が蘇えるのは1974年の初代AE車を待たねばなりません(成田空港開業までは輸送力を持て余しつつも成田山へのお客を運んだのでした)。




 前回記事では未だ2両の暫定完成だったのですが、今回の出展では無事3両編成化されています。


 3連になると立派さが増しますよね。そのうえ、ヘッドマークまで。
 また、屋根上にはベンチレータが追加され、完成度が上がっております。


 両端にパンタの、実に整った編成です。

 強いてご意見を申せば。
 特徴的な点対称なドア配置でしたので、ドア部分を沓摺のみでも表現してほしいかなということ。また、屋根側面はポチスロ化してほしいかな……ということでしょうか。新茶のポチスロは1幅のも、2幅のも比較的廉価ですから。


 一方で、前面に関してはこのままでもいい感じですよね。
 後退角は割愛で傾斜のみなのですが、充分に湘南顔の美しさが伝わってきますから。


 急カーブの高架を往く姿が何故か様になります。


 そういえば。同じ時代の京浜急行には同じく湘南顔アレンジの500形や700形(初代。後の600形II)が居りましたね。未だ都営浅草線ができる前の時代ですから相互に顔合わせは無かったのですけど(地下に入れるかどうかは別問題です)。

 然し、模型的には50年代のロマンスカー同士。特に幸薄な1600形と京急500形は並べて上げたい誘惑に駆られます。都営1号線(奇しくも都電1号線を辿り地下化したかの如き路線)が戦前か戦後直ぐに出来ていたらという妄想なのでした(笑)。
 



 ここに「開運」号がいることを妄想なのですよ。

 案外 京急車のほうが「開運」号 成田行で、京成車がハイキング特急「ラ・メール」号 浦賀行だったりして?

 未だに有料特急同士の相互乗り入れが叶わぬ京成と京急ですが、然しクロスシートの直通だけはかろうじて存在してますね。今度、600形IIIか白1000形の固定クロス座ってそのへんの妄想を膨らませてみましょうか(笑)。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月23日

【作品紹介】鱒寿司様のキハ82。共通設計の魅力(関+鱒の8連♪)

 思えば、拙作のキハ82は2015年の3月に制作したものです。
 その後3年、鱒寿司様のアレンジ作が生まれました。

 キハ82形は1961年に全国一斉にデビウ。旭川から鹿児島までの特急網を広げました。その後も長く活躍を続け引退は1990年代後半です(定期運用は1988年までですが)。名車であり、「ボンネット形」と並ぶ国鉄1960年代のアイコンの一つでもありましょう。


 鱒寿司様も4両での制作です。
 先頭車キハ82が2両と、中間車キハ80形が2両のスタンダードな編成です。

 末期は食堂車やグリーン車も抜かれておりましたので、この編成もまた自然なものでありましょう。


 すっきり、美しく。
 窓柱は1プレート分として、そのかわりに窓数の省略を最小限にしています。


 国鉄……を感じさせる並び。
 一番奥が鱒寿司様の82。その手前が拙作。
 一番手前が拙作のキハ22。


 こちらでは、一番右が鱒寿司様。真ん中が拙作。

 サイゼリヤの間違い探しではありませんが(笑)、相違点探しは如何でしょうか?

 冗談はともかく。
 幌枠表現の差異は結構印象を変えるものです。
 ジャンパ栓周りは鱒寿司様の方があっさりです。

 一方で、鱒寿司様作では乗務員ドア・客ドアともに凹み表現があります。拙作では省略しちゃってますけども。


 斜め上から。動力車は片方のキハ82を充てているのですね。
 クーラー(AU12キノコ型)の表現は拙作とは大きく異なります。

 また、屋根と車体の境目の赤帯は鱒寿司様は割愛ですね。細い帯なので、この再現は迷うところでありましょう。


 そして、拙作との混成で8両編成です!

 1両目キハ82関山
 2両目キハ80鱒寿司
 3両目キハ82鱒寿司(PF)
 4両目キシ80関山(9V)
 5両目キロ80関山
 6両目キハ82関山
 7両目キハ80鱒寿司
 8両目キハ82鱒寿司

 塗り分け線の差異は、実物でも塗装工程の合理化など行ってたらありそうな感じで違和感は皆無でした。

 なお、レゴ的にはPFと9Vの混結です。
 これは避けるべきでした(笑)。意外となんとかなりましたけども。


 混成。反対側から。
 2+4+2の編成ですが、これは往年の北海道で多く見られた、3+7+4の14連をイメージしたものです。キシ・キロ入りの基本編成の片方に4両増結して、その反対側にも3両増結したってところ。


 鱒寿司車先頭に。先頭車が中間に入ってるのって良いものですよねぇ。


 これは別パターンで4+4(先頭は関山車)。但し関山車と鱒寿司車はごっちゃです。

 違和感仕事しろ的な?


 82系の8連特急が、C62の牽く急行とすれ違う。
 1960年代の函館本線を思わせる光景です!(先頭車が拙作の方で失礼おば)

 なお、腕木式信号機も鱒寿司様です。世界観を上手く作ってくださったのでした。


 ところでキハ82と言いますと、何時か信越「白鳥」でも8連やりたいですね(本物より長い!)。無論ED42重連に後押しされるのですよ。

 あと、先頭車が編成中5両も入る「くろしお」9連(流石に嘘ンコ編成。但し片方がキハ82でもう片方がキハ81って編成はレギュラー)も遊んでみたいものです。活躍が全国区の車ゆえ、なんでも出来るのが魅力なのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月22日

【作品紹介】mugen様のJR北海道 H5系。6幅の究極。皮膚と骨格の強度に安心感!

 H5系。「北斗星」亡き後は文字通りの、北海道旅客鉄道のフラッグシップです。
 JR東日本のE5系とほぼ共通ですが、E5系自体が最高速度という面では新幹線最速ですからね。三等級あることや、また普通車に於いてもインテリアの配慮が実用一辺倒な某JR東海さんよりは嬉しい車です。
(とはいえ、未だ乗ったこと無いので正確な評価は出来ませんけども)

 先のJAM「北海道テーマ」に合わせての登場。しゅん氏との競作になりましたが、しゅん氏作品は8幅ですので、スケール違いの別ジャンルと観るべきでありましょう。無論、それぞれに違う魅力があるのは言うまでもありません。


 Mugen様作品は、故あって一時的に預からせて頂いております。

 故に、関山撮影でお送りします。


 細身の前頭部。極めて複雑なあの形状を、パーツのベクトルを多様に使い分けで構成しています。新幹線作る方も多いですけども、Mugen様の作風は独特です。そして複雑怪奇。

 然し、6幅の王道に則る。バランスは極めて良好。
 そして今回撮影用に手にとってわかったのは「安心して取扱できる構造に重量」です。

 実物のデビウ当時は賛否の別れた形状ですけども、Mugen様のモデルは素直に「かっこいい」ですね。
 実物の美しいところを抽出するのは大事です。




 JAMでの活躍シーン。
(コンラッド様、一時的にカーブスロープ貸してくださり有難うございました!)

 現代の北海道を象徴する列車です。小樽や札幌への乗り入れも待たれるところです。


 しゅん氏のモデルと並んで。
 それぞれの魅力です。


 EH800(SUU氏)の貨物列車との離合。
 貨物列車と同じ線路を走る新幹線というのも、北海道新幹線が初めてなのです。

 幻に終わった新幹線貨物輸送が、違った意味で実現した?
 いや、青函トンネルの貨物併用はいろいろ問題もあるようですから、上手く解決してほしいものですが。
 しかしそれでも、開通当時は「無用の長物」とか言われた青函トンネルが、貨物と旅客の容量取り合いになるくらいに活用されているのは大出世といえるでしょう。

 今や、航空も船舶も輸送力はパンク寸前であり、鉄道輸送が救世主として求められているのですから。

 それでは。各車両、見てまいりましょう。


 H514形。函館寄先頭車でグランクラス。

 紫帯の他、ロゴマークがH5系の特徴ですが上手く表現されていますね


 前頭部再現。近年の新部品を駆使しまくった精細な作りです。
 三角形タイルの使用が特に目を引くところでありましょう。

 紫帯は階段状に。
 フロントキャノピーは2幅です。

 文字通り「隙きのない」作り。ドアの凹み表現も目を引きます。


 サイドビュウ。
 流線型先端部の細さが印象的です。この細さがないと<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

【鉄道作品日本形】北の気動車たち。キハ56とキロ26、キハ22。


 「北海道テーマ」のJAM前に突貫的に造った気動車たちです。

 1960-1990年代の北海道のシーンには欠かせません! 決して華やかな存在ではありませんでしたが、然し、道内何処にでも居た車両だったのです。

 そんな彼女らも、本格的な淘汰は1980年代後半から始まり、21世紀超えて残ったのはわずか。完全引退さえももう昔話になってしまいました。
 そういや、高架になったばかりの札幌駅だと流石に居心地悪そうな感じではありましたね……。


 キハ22(左)とキハ56(右)。内地形式キハ20とキハ58の道内バージョンです。二重の小さな側窓が北海道形の特徴であり、それはキハ40や51系客車にも引き継がれてました
 
 さて。いきなり脱線ですが、もしキハ20を作るとしたら前面も1プレート下げて温和な顔つきにしますかね。北海道形はキハ22も711系も、内地形式より前面窓位置が高かったのでした。

 あと、キハ56の前面はキハ58と大差ないのですが。
 キハ58作るなら側面は窓を1プレート分大きくしなければなりますまい。上に広げるべきか下に広げるべきか。好みが出てきちゃうところですね。
 なお実物はちょうど真ん中くらいです(キハ56と内地向けキロ28が繋がった写真を観るとわかりやすいです。「北海道 キロ28」で検索されたし)。
 レゴでどーせいと(笑)。


 基幹型式キハ56。

 スタンダードに無難に造りました。とはいえ側窓の規格や寸法は迷いましたが。窓サッシ下辺の再現は止めといてよかった感。

 機関周りは薬師山様のキハ52を参考にしています。
(正確には、参考にしたキハ55からそのまま転用しています)
 台車もコイルサスらしい最低限表現。

 ただ、スノープロウ表現は手抜きしすぎですね。ここは何れなんとかしましょう。

 ドアに旧規格2x2窓使ってるのに深い意味はなく、手元にあったから程度。横組が理想でありましょうね。


 前面は薬師山様のキハ52に習って、後退角をわずかに付けています。実物だとわからない程度の角度なんですが、模型にするとあるとなしでは大違いなんですよね。

 なお、気動車作品だと多い高めの床表現はせず、車体裾は他の電車や客車と揃えています。ステップは台車側表現です。




 キハ56はもう一両。こちらは9V動力車。急ぎで造ったのでPF化は非考慮ですががんばりゃ不可能じゃないでしょう。もう一つ時間切れだったのは前面の貫通幌表現。
 気動車は片ホロですから、幌付きの顔も幌なしの顔も、どっちもありなんですよね。
 

 編成の3両目はいろいろ迷いました。お座敷のキロ29もかなり迷いましたが、もっと一般的な道内形式でキロ26に。


 無論、あの小窓がズラッと並んだ姿は再現できないので窓まわりは妥協の末。
 でも、グリーン帯入れると思ったほど違和感なし。

 繊細な?キロ28とは対照的な、どこか逞しい印象の「北のお嬢」なのでした。


 キハ22。一般型で普通列車用でしたが、車内は1470mmピッチのクロスシートが並んだ姿で居住性はキハ56等に遜色なく。支線直通や造結に大活躍。
(一方で、キハ24やキハ46は劣悪な座席でしたが。1350mmピッチの座席……。幸いにもキハ22に比べりゃ少数派です)

 内地にもそこそこ配置されていたり、また私鉄向けがそこそこ作られたのも知られてます。つまり、レゴ的にはバリエーション展開が楽しめるってことですね(濃赤の2x2窓早くリリースされないものかしらん)。

 作品は薬師山様のキハ52をベースにいろいろ修正、そして好みに合わせます。前面の後退角は言うまでもなく。


 先にも記しましたが、前面窓の位置は高めです。
 客ドアは飛行機窓がしっくり来ました。

 連結器はバッファ付きですが、意外と違和感ないですよね?


 反対サイド。そして前面には貫通幌付き。


 北海道の一般型気動車は他にも面白い形式がたくさんありましたし、キユニ26のような郵便荷物車も国鉄末期まで使われてた由。キハユニ25だっていました。
 内地から駆り出されてきたキハ55やキハ26は普通列車用かと思いきや急行のレギュラーだったなんて話も。
 キハ56は両運転台のキハ53に改造されたりも。あれはあれで素敵な車でしたね。
 そして今も活躍するキハ40やキハ54投入の端境期だって。

 つまり、まだまだ、楽しめそうです(……キハ55が製作途中です)。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月20日

【鉄道作品日本形】C55。三度目の改修……現代基準にアップデート。

 ウチのC55。造ったのがいつかと思ったらなんと2009年の1月でした。
http://legotrain.seesaa.net/article/114524746.html

 


 まず、この当時の姿です。
 動輪はBBBラージ(純正大動輪と同サイズ)。
 車輪は先輪のうち1軸を自由可動にして、後ろ側は固定。
 動輪は第二動輪のみフランジあり。第二先輪と第二動輪で足回りを誘導する造り。

 全長はほぼレール3本分。

 基本、変わってないですね。


 大きなリメイクが2010年ころで、動輪をBBB-XLに換装。全長も1ポッチだけ伸びています。

 それから8年間、走り続けてきました。
 蒸機にしてはトラブルの少ない手のかからない娘でもありました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 然し、昨今の蒸機モデルのクオリティアップは目覚ましいものです。
 4.5v時代からの伝統である? 45度スロープ使った缶胴が明らかに古臭くみえてきます。カーブスロープやポチスロ、何らかの円筒パーツを使うのが当たり前になってますし、製品までその流れと。

 その中で造ったのがC52(2017年)でしたし、4110も今年に入って更新改造です。何れも缶胴にはΦ4の丸ブロックを使用です。ちょうどよい寸法なのですね。

 で、国鉄近代蒸機にしては線の細い印象であるC55も、同じ方法で「更新修繕」できると踏んだのでした。


 蒸機は丸くなきゃ、です。


 缶銅とその周辺のディテールを少し弄りました。
 Φ4丸ブロック化。そのままだと痩せて見えますからハンドレールなどディテールを「盛る」。加熱管もリアルに作り直し。
 ドーム部分は他に方法もないので元のままですけども、ハンドレールからのディテールで裾部分の繋がりを誤魔化してます。

 キャブ屋根もカーブスロープ化しました。
 デフレクタは旧作時代から標準と門デフ両対応でしたが、事実上門デフ常用でした。ただし、今度は使う舞台が北の大地ですので、標準デフ常用前提です。無論、門デフにも戻せますよ。


 サイドビュウ。32ポッチ全長の客車に合わせたミニマムなものです。

 足回りは殆どいじっていません。
 国鉄蒸機として何処までリアルなのかわかりませんけど、棒台枠の機関車ならばこうしてサイドビュウが抜けて見えるのはテンダドライブのメリットではあります。先輪周りだって軽快になりますし。

 
 エンジン部をアップで。
 軽快さは、C55やC57のキモでありましょう。重量感よりは軽快さです。その意味ではディテールは「引き算」も考えねばなりますまい(ディテールが比較的あっさりな言い訳ですが)



 バックビュウ。テンダには昔の船用の(或いは12Vトレイン用の)錘を2個入れてます。


 非公式側。

 余談ですが流線型の予定はないです(笑)。潰しが効きません。戦前世界観じゃないと使えないですから。
 一方で、「流改」の方は気になってたりしますよ。まぁキャブ周り一時換装すれば良いのですが。

 蛇足ついで。
 C55とC57、外見上の違いは動輪くらいのものです。個人的にはレゴの蒸機モデルは当面はスポーク動輪で妥協したほうが良いと思ってますので、このモデルはそのままC57にも見立てられます……。最近はリアルなモデルも増えてきたのでこの手も苦しいでしょうか。


 真正面より。

 煙室扉は元と同じ部品です。Φ3のテクニックディスク。
 前面ナンバープレートは割愛する流儀ですね個人的には。


 足回り。今回変更はないですけど念の為。
 2C1(パシフィック)の足回りはこれが関山的標準ですね。シリンダを車体固定に出来ると、メインロッドとサイドロッドがクロスする機構を再現できるのですよ。簡易メインロッドは昨今の流行りで、関山もC52には採用しておりますけども。

 テンダは9Vのママですが、何れPF対応に改装した方が運用しやすくなるのかも知れません。


 どのアングルから観ても、気に入ってます。

 C57への見立ても含めれば活躍できる場面は広い機関車。これは実物も同じであり、適度なミドルサイズ機C57は最後まで残ったのでした。寝台特急から貨物列車までのオールラウンド!

 そして、動態保存機として活用しやすいのは皆様もご存知でしょう。
 
 この拙作も、今様の高ディテール機に混ざって、まだまだ活躍させていただきますよ。 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月19日

【イベントjam】2018年国際鉄道模型コンベンション 3日目速報版【写真45枚 解説有】

 改めて、全体配置図

 本番も、概ね変更なしです。

 前回記事
2018年国際鉄道模型コンベンション 1日目速報版
http://legotrain.seesaa.net/article/461145420.html

2018年国際鉄道模型コンベンション 2日目速報版(解説追記済)
http://legotrain.seesaa.net/article/461161862.html



 今回終わってから気がついたこと。
「北海道なのに、「北斗星」も「カシオペア」も居ないわ!」
 
 これ、スタッフもメンバーも気が付かず。そしてお客様からのご指摘もなく。

 まぁ、トワイラにC62「ニセコ」、北海道新幹線に主要特急など揃っていたから「誰も気が付かなかった 誰も気にしなかった」ってことなのでしょうね。

 いや、北斗星もカシオペアも魅力はあるのですよ……。
 いつか機会ありますことを。


 大規模立体交差は実はJAMでは珍しく。小規模高架線などはありましたけども。


 この辺はdyson様、わたるん様の尽力あってです。


 IL様の8幅フルスケールシリーズ、今日はキハ183の登板です。
 183-500は「新型」のイメージですが、車齢30年強のベテランなのでした。


 超豆茸様の、京急1000形の12連運行。
 すれ違うのはyonenaga様と拙作合わせた怪しげな?東側国際列車です。チェコとオーストリアと中国とロシア。あの辺線路は繋がってるのですよ!


 この雰囲気だと、札幌市電とレトラム(福井・土佐電)が完全にヨーロッパの電車にしか見えないですよね!実に良い情景。


 夢の如き交差点。mugen様のレトラムは欧州系市電としてこれに追いつく作品がない孤高の存在でありましょう。


 Lime様のキハ40 JR北海道仕様。
 一つの究極作。今回も登板をお願いしました。


 高原が似合います。


 気動車大集合。国鉄色の連中は置いとくだけで様になります<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | イベント(JAM) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月18日

【イベントjam】2018年国際鉄道模型コンベンション 2日目速報版【写真46枚】【解説追記】

 二日目も怒涛でした。
 ただし、おちついて運営もできた、満足ゆく一日となったのです。

 多くの方のご観覧、ありがとうございました。
 明日も引き続き、宜しくお願いいたします。



 効果は……もとい高架は新幹線専用にあらず。hiro様の583系「きたぐに」。


 本線は外国形枠。
 三木様のA4銀とHST。


 展示エリアも充実。というか遥か向こうに列車が見える不思議な遠近感。


 C62 2とC62 3の重連は今回の華でありましょう。
 前補機が隼様で、本務機がyamatai様。後者は完成が「設営当日」だったのですが、無事大任果たしておりました。


 REGIO JET。チェコ国鉄のシーメンス。
 yonetaka様の「製品らしさ」を保ったアレンジです。黄色は難しい色なのですが、この完成版はカッコいい! ですね。


 北海道がメインテーマだと脇役? 

 ……脇役とは思えぬ存在感が、hiro様のEF58+20系客車でした。
 これもまた、鉄道模型(O、HO、N)の王道であります。
<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | イベント(JAM) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月17日

【イベントjam】2018年国際鉄道模型コンベンション 1日目速報版【写真39枚】

 速報版で失礼します。
 とりあえず、大成功でした。何より「楽しかった」のですよ。

 これも、皆様のお力あってこそ! 感謝申し上げます。




 第一青函丸(ユウユウ様)と摩周丸(関山)の並び。
 スケールは違うのですがギリギリ違和感なし。


 k.martwork様の時計台と、でんのすけ様の町並み。函館市電ハイカラ號と札幌市電散水車はユウユウ様。ここの9V配線はやや苦戦。


 根室拓殖鉄道の銀龍号。ある意味目玉! ナローの泉様の渾身作品


 雄別鉄道の9046。関山作。
 ホッパーや岩山も配してます。良い雰囲気に


 ハローキティ。薬師山様の新作。ここは最大の人気。
<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | イベント(JAM) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月16日

【イベントJAM】2018年Lゲージ推進機構 国際鉄道模型コンベンション 運転テーマ一覧/設営ほぼ完了

◆各テーマの意味
 北海道(JR 主に1987年以降)
 北海道(国鉄 主に1986年以前)
 外国形
 その他(フリーという意味ではなく、北海道以外の日本形)
 飽く迄「優先」です


◆17(金)
 函館エリア
10-12 北海道JR
12-14 北海道国鉄
14-16 その他
16-18 外国形

 小樽エリア
10-12 その他
12-14 外国形
14-16 北海道国鉄
16-18 北海道JR

 高架エリア
10-13 新幹線優先
13-16 在来線優先
16-18 フリー


◆18(土)
 函館エリア
10-12 外国形
12-14 その他
14-16 北海道国鉄
16-18 北海道JR

 小樽エリア
10-12 北海道JR
12-14 北海道国鉄
14-16 その他
16-18 外国形

 高架エリア
10-13 在来線優先
13-16 新幹線優先
16-18 フリー



◆19(日)
 函館エリア
10-12 北海道JR
12-14 北海道国鉄
14-16 その他
15-17 フリー


 小樽エリア
10-12 北海道国鉄
12-14 北海道JR
14-16 その他
16-17 フリー

 高架エリア
10-12 新幹線優先
12-14 在来線優先
14-17 フリー

 付記:
 全日ですが炭鉱線及び市内線は(できるだけ)テーマに合わせます。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 設営ほぼ完了です。
 これが設営日の20時過ぎの様子です。

 思えば、最初のJAM参加(2012年)は今の半分程度のスペースで徹夜までして仕上げたこと思い出します。今は……効率化が出来てます。参加メンバーも「強い」です。皆さん慣れてて早い早い。有難うございます。そして3日間、お願い申し上げます。

 
 閑話休題。今までと違う趣の展示となりました。如何でしょうか?
(2エリア制は昨年に引き続き、ですが)




 函館エリアより。一番本格的な連絡船展示!
 港湾は、港湾インフラの第一人者FBI様。



小樽・札幌エリアからの全景。




札幌エリア。でんのすけ様とk.martworks様の最強コラボ成立


5udon様のテレビ塔のインパクト
 そして高架
 ゲルバートラス。


 てりやき様の、小樽駅。


此処も名シーンの予感です?



展示島は今年もジオラマしたてです。なし様のお仕事。




 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | イベント(JAM) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月15日

【業務連絡】JAM関連の荷物送付について確認です

JAM関連の重要連絡です。

k.martwork様
隼様
薬師山様
sato様
LIME様
ユウユウ様
pgy様
(MUGEN様)

この方以外で作品送付された方いらっしゃいますか?
もし居りましたら、緊急連絡お願いします。このエントリにレスお願いします。
(PC宛メールは出先では読めません!のでご注意ください。
TwitterのDMは大丈夫です)

なお、此処に上がってる方は返信不要です。
posted by 関山 at 10:08| Comment(0) | イベント(JAM) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月14日

【建築作品】4代目函館駅舎、ほぼ完成。

 とりあえず見た目だけのドンガラですが。
 でも、JAMに向けての宿題が終わった感じ。夏休みの宿題なら8月30日に終わった感じ……。


 さて。
 函館駅舎というと長く親しまれたのが4代目。1942年築で、2002年まで使われておりました。三角屋根が目立つ木造2階建て。
 今の5代目になってからもう16年も経つのですが、然し先代駅舎のイメージは根強いのですね。そして背後に連絡船!


 幸いにも「それほど大きくない」駅舎ですので、現実的なサイズに収まります。それでも、実物よりも窓数など間引いてアレンジ多々入れてます。建築模型ではなくて鉄道模型のストラクチャの文脈なのは言うまでもなく。

 時代考証は1970年代前半。なんか……あの時代の日本と国鉄が一番好きなのかも知れません。貧しさ克服して誰もが急行・特急・寝台を利用できるようになった時代なのですよね。
 雑談はともかく、1950年代の姿だと些かシンプルに過ぎますし、1990年代以降だと大きな看板が増設されたりして大きく姿を損ねてるのです。アルミサッシも下品ですし。なので適度に原型を残してる、1970年代というのは落とし所です。


 真正面より。
 見ての通り、左右の翼部と真ん中で三分割です

 1970年代の姿だと、前面に増築部分があるんですよね。そこが左右非対称のアクセントに。
 インテリアなしのドンガラですが、カーテンは上手くごまかせます。ここは商業施設だったはず……。


 手抜きな建物ですが、屋根の縁の処理とか、トタン(スレート?)らしい屋根表現とか、窓の縁の処理とかでハッタリ効かせてます(笑)。


 特に真正面の大窓、写真に寄ってはウインドシル・ウインドヘッダーがくっきり目立つのですね。ここは強調して表現です。
 この種の建物、実物よりも彫りを深く、美形化するアレンジが好みです。
(宝塚ホテルのときも同じことやってます)


 裏側(ホーム側)。

 資料なんぞ無いので、適当にでっち上げました(おい)。というか、手持ち資材の出来る範囲での適当です。普通の駅らしく?

 つまり、函館駅というよりは汎用の駅舎(地方の県庁所在地駅クラス)として使うことも少し考えてますよ。
 如何にもな、国鉄な雰囲気はあるはずですから。
 

 製作中のBGMは当然「ハイケンスのセレナーデ」でした。
 
 
 さて。JAMではこの背後に沢山の側線と道内の列車が。
 そして実物と同じ位置関係には、連絡船の接岸設備が。

 そして、青函連絡船が二艘。ご期待下さい。
 
posted by 関山 at 23:13| Comment(0) | 建物作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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