もはや数少ない電化専用線。そこでは45噸のBB凸電と、20噸のB凸電が現役! 前者は車齢70年以上ですし、後者は車齢99年! 最古参の現役鉄道車両でもあります。
今回2018年の九州行きでは北九州の新日鐵住金のくろがね線とともに、この三井化学専用鉄道も訪問予定に組み込んでみました。
久々の、撮り鉄です。
で、最近おなじみの「現地撮影」を急遽おもいたつ。
出発(朝5時半出)の深夜24時半に急遽製作開始。
深夜4時に電気機関車1両が出来上がったのでした(笑)。制作、早けりゃいいってもんじゃないですが。でも自己記録更新かもしれません。

20噸凸型電気機関車。20噸電車とも。
スタイルを見て分かる通り、元はドイツはジーメンスの設計。それを国産化したものです。
全長は14ポッチ。動力は何時もの9v。幸いにも実物はそこそこホイルベース長いので9Vモータそのまま使っても違和感はありません。
前後ボンネットは5幅です。
微妙な角度がついててレゴのパーツでの再現は難しいのですが(スロープなどでは違和感)。段差表現の上に手すりを設けて視覚的にごまかす手法を思いつきました。これで凸電の悩みは解決?
真ん中の3幅分はタイルとプレート。内部でヒンジ固定です。
足回りは台車枠を1x10プレートで。その下にバーで枠表現。
色は濃赤です。
以前作った15噸電気機関車は普通の赤でしたけども、今のパーツ供給状況と、手許のストック的に濃赤も余裕なのでした。

サイドビュウ。可愛くも、凛々しい。
この手の題材、ボンネットとキャブの比率は重要ですね。今回はベスト極める?

付属するのはバッテリー台車です。
この電気機関車、バッテリー台車を連結・接続することで蓄電池機関車に変身。他には例がありません。60年ほど前からつかわれ続け、この希少な車種もまた現役なのです。なお、50年ほど前には電線リールを積み込んだリール台車もあったとか。こちらは電源を外部供給して有線で走るというやはり独自のものでした。
15分ほどで適当に(笑)。でも雰囲気は出せたかと。

キャブ部分は「寄木細工」的に。横組が入りまくるので固着なしです。
この手の構造が一発で決まるといいもんですね。出発前のキリキリの中でしたが。



凸電同士
どちらも「現役」なのが凄いですよね。上信電鉄のジーメンスも現役のはずですが、火災起こしてからどうなったのやら? 貴重な機関車だけに復帰願いたいものですが。