小型のBタンクですが、大きめの動輪と先輪をもつ1B車軸配置であり、入換用支線用ではなく幹線区の高速運転を意識していたのは明らかでしょう。
その6両中4両が戦後まで生き残ったのは優秀さの証。
そして、現在も動態保存機として健在です。明治村の2両の蒸機のうちの1両。12号です。9号がアメロコですから好対照ですね。

画像wikipediaより
何を隠そう、2009年に制作しています。
http://legotrain.seesaa.net/article/116272096.html
動輪にBBBミドルが使えるようになっての制作ですが、もう9年前。
BBBミドル・BBB-XLも供給されて久しいですよね。そして安定供給に感謝なのです。
さて。
今回軽く改修入れてみました。

屋根を33度スロープから、潤沢に供給されている2x4や2x2のカーブスロープに。関連してベンチレータ設置。
安全弁廻りを特徴的な、屋根突き抜けた形に。
運転台廻りを原型?の吹きさらしから、雨戸?を付けた姿にしました。
缶胴をスロープ横組から何らかの円筒にすることも試そうとしましたが、違和感否めなかったのでここは元のままです。
足回りも未改修。スライドバー廻りはもっと良い処理もありそうですが。

それでも、屋根いじっただけで印象は変わるものです。
重ぼったい雰囲気がなくなり、十分に軽快になりました。

運転台周りも網戸入れるとそれだけでちょっぴり精密に。

バックビュウ。こっちが前でも絵になる機関車です。
サイドタンクを上下逆転組して、車体裾で動輪のフランジ避ける組み方は9年前によく思いついたものと(笑)。

木造有蓋車と組んで。
明治生まれの機関車ですが、この雰囲気だと1930-1950年代の感じですかね。
一応、電車や気動車と共存できる空気です。


ミニマムな貨物列車。
この種の機関車は無理して自走させてプロポーション壊すよりは、ダミーに割り切るほうが精神安定上は宜しいのです……。