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2018年05月23日

【作品紹介】やまこ様の智頭急行7000系気動車。エレガントな振り子式気動車を「スキ無く」

 京都駅や大阪駅で意外とよく見かける気動車特急。そして私鉄特急。
 それが智頭急行のHOT7000系による「スーパーはくと」。7往復もあるので気動車特急としては頻発な方でしょうか。

 京都から姫路へて上郡まで、東海道・山陽本線を爆走。ここは新快速に負けないスピードで。上郡から鳥取へは振り子式の機能を生かしての曲線高速。

 1994年暮れのデビウですので、もう24年選手ですが陳腐化は感じられません。
 いつも5-6両の編成なのも、気動車特急にしては長めで堂々としたもの。お客も付いてるのでしょう。


 実物画像。京都駅にて。関山撮影
 
 デビウ時の印象ですけども、当時の車両にしては「素直な直線的ラインで流麗な、上品なデザインの車」と思ったものです。鉄道車両でも自動車でもそうですけど、エレガントなラインを狙ったものと、アクティヴでビビッドなラインを狙ったものがありますが、前者は珍しいですよね? その傑作と言えましょうか。


 撮影かい様
 やまこ様の作品は、まずは4両編成でのお披露目です。


 撮影サニー様。


 以下、撮影は制作された やまこ様です。




 実物どおりの5連での完成です。


 先頭車のHOT7000/7010形。

 流線型の表現が、文字通りに流麗です。
 鋭角的な大窓は直線的に見えて、裾部分はかなりの曲線を持っています。
 
 この表現に、近年の新部品が惜しげもなく投入されています。カーブスロープやカーブスロープの面取り部品。2x6の丸プレート。新部品の使いこなしも腕のウチです。

 そしてそれらを、隙間なく。
 前面角はやや寝すぎてるかなと思ったのですが、これはポチスロの角度とぴったり合わせており、前面側面の三角窓は文字通り、スキがない。

 唸らされる技術が詰まってます。

 前面窓がやや小割になりすぎているのは惜しいのですが、オデコ部分の隙間埋めポチスロの接続を鑑みると已む無しでしょうか? また、ガラス類をすべてクリアブラック化すると、小割も目立たなくなるのかもしれません(実物も色ガラスですし)。



 真横から。0.5プレート単位の調整が入っています。そして、微妙に下る青ラインの表現へと繋がっています。

 隙間埋めは完璧! ただ、シールは無くても良いかもしれませんね。

 また、窓まわりの赤いアクセント塗装部分も斜めに綺麗に。横組の側窓に繋がります。
 先頭車に関しては、車体にステンレスのリブ表現があります。レンガブロックの裏面使用ですね。コスト面で苦しいかもしれませんが、その効果は大きいものでしょう。また、窓下のタイルの微妙な裾絞りと相まって、窓下の5プレート分がすべてリブ表現になっているのも注目に値しましょう。


 HOT7000/7010形のバックビュウ。この車がレゴ的に動力車ですね。
 貫通幌表現が精密です。気動車に関しては前後の方向転換がありえるため(ただしHOT7000/7010は方向固定ですが)、半ポッチ分突出の両ホロ表現はありでしょう。


 屋根上。空調機器など、細かい! タイルのツルツル感も現代的題材では大事ですね。



 HOT7050形。半室グリーン車。
 窓配置と、グリーンマークが再現されています。

 パーツの関係で側面リブ省略です。
 これはこれで違和感はないのですけど、先にHOT7000/7010での表現を見てしまうと惜しい感じがありますね。


 HOT7030/7040形。中間普通車。


 HOT7020形。貫通型先頭車。
 全形式共通の予備車・増結車だそうです。イレギュラーな車ですが、中間に挟まったり、先頭に立ったり。個性が嬉しいですよね。車内はフリースペースのセミコンパートメントがあるので、一度は乗ってみたい車ですよ……。

 前面下半の逆テーパの再現と、前面窓の後退角表現に苦心されています。
 前面窓中央は貫通扉ゆえの小窓が表現されています。

 実物画像を観ると、ため息つきたくなるほど答えの見つけにくい造形なのですよね。
 隙間なしにこだわると、特に難度が跳ね上がる形状でしょう。


 ただ、流線型側と同じ様に、前面窓下の青白部分に2x6の丸プレート使ったらスマートさは出せそうな気がします。前面窓の傾斜角はまた難題ではありますけども。
 

 側面はセミコンパートメント部分の窓まわり、凝ってます。
 ディジタル状の表現を避け、極力スロープ合わせで塗り分け線表現しようとされているのですね。


 さて。実物通り? 車体傾斜(振り子式)を備えています。
 無論、レゴトレインでは定番の、台車の旋回角を傾斜で拾う方式ですが。

 センターピンは傾斜を許容するもので、台車旋回を傾斜につなげるのはカーブスロープです。




 傾斜の加減。真ん中の車両のみがカーブに乗っています。
 大きくは傾きませんが、これくらいのほうが却ってリアルかもしれません。

 それよりも寧ろ、車体傾斜を備えつつ、車体裾の高さが気にならない造形が良いのでしょう。この技術も熟れてきた感じがします。そして実際走らせると楽しいのですよ。

 
 冒頭の記述に戻りますが、この気動車特急は京阪神を新快速と一緒に爆走しています。223系や225系などと共演する姿、拝んでみたいものです。
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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