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2018年05月07日

【作品紹介】キベルネ様の8800形。気品に満ちた8幅作品。/7幅客車の可能性(LDD)

 有名な8620形には、お姉さんともいえる機種が4機種ありました。
 輸入機か、そのコピー国産機です。

 イギリス製の8700形 車軸配置2C キャブの曲線が優雅。
 ドイツ製の8800形 車軸配置2C
 同じくドイツ製8850形 車軸配置2Cですがロッドの掛かり方が奇異
 アメリカ製の8900形。これのみ車軸配置2C1。堂々たるアメロコ

 彼女らの良いとこ取りとダウンサイジングで産まれたのが8620。……というとやや機関車史としては乱暴ですが。
 余談ですが、8850はボイラ中心高が高く、これが4110や9600を生み出してもいます。
 2c1の「パシフィック」であった8900は寧ろC51等の大型機に繋がった形式でしょう。

 なお、8700や8850は国産コピーが製造されたためか、1960年代まで北海道の私鉄で健在でした。8700形には幸いにも保存機があります。

 さて。
 8800形は一連の大正前期の旅客列車用機関車4姉妹の中では一番おとなしいスタイルでした。輸入機というよりは寧ろ、国産機的な落ち着きが感じられるほど。
 ですが、王道な中型テンホイラーが日本にも居たという事実! その後はやや小柄な8620か、より大柄なC51(以降)に集約しちゃいましたから。
 

 一見 8620? かと思いきや。先輪が2軸。全体にも一回り大きいのです。
 
 そして低めのランボードが如何にも古風な印象に繋がっておりましょう。落ち着き、気品を感じさせるフォルムは8620やC51などとは別物なのですね。

 缶胴は今の常識?たる丸表現です。ただ、煙室扉の位置で楕円に見えるのはやや惜しい。煙室扉位置を上方に微調整できたら印象は好転しそうです。

 サイズは7幅? と思いましたが、8幅ですね。
 前デッキ部分のみが落ち着いた7幅で、ランボード部分・キャブ・テンダが8幅です。ロッドが過度に飛び出さないこと。ランボードと動輪の位置関係がリアルで、幾分なりとも狭軌感があること。
 スケールのメリット、生かしておりましょう。


 全長方向にもゆったり感が。
 動輪はフランジレス−フランジ−フランジという配置です。

 この時代の機関車だと大事な、キャブ裾の曲線も。

 動力系はテンダ内で完結するテンダドライブのようです。これが一番安定しておりますよね。よく走ることも大事です。




 LDDでの検討。
 概ね、変わっていない模様です。

 ほぼ完成の域と言えますが、イベントデビウが未だなのが惜しまれる作品です。
 チャンス、早く来ますように。

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 付帯して、客車のLDDも上げておきましょう。

 7幅のスハフ42と、スハ43の編成です。
 8幅の機関車に7幅の客車を合わせるスケールは、近年8幅の動力車が増えておりますので理想的なラージスケール展開でありましょうね。

 端面の表情や屋根のカーブもまた7幅ならでは。
 ただ、大量の1x3カーブスロープを使ってしまう曲率は悩ましいところですね。コストとあと重量的に。1x3カーブスロープの4幅版、3x4なんてカーブスロープが出てきてほしいものです。


 編成。荷物車あり。狭窓の客車は両端切妻ですからスハ32などではなくて、戦後製の二等車の格下げ車でしょうか? ロングシートのスハ41など。乗る分には避けたい車ですけど、編成のアクセントにはなるのです。


 荷物車。マニ36辺りでしょうか?
 広窓と大きな扉がシンメトリー。ゆったり、堂々とした風情じゃありませんか。


 そして。上記編成には含まれないものの、展望車マイテ49形。
 窓割りから、マイテ49 1の方でしょうか。展望室部分の広窓と、1等室部分の狭窓の対比が綺麗なサイドビュウ。

 肝心の露台は手すり形状が凝っています。結構デコラティブ。

 端面窓は展望車らしい大窓感。横組ではなく順組のみで仕上げです。

 屋根は切妻ですが……意外と気にならないものですね。これは本当に意外です……記事書きながら、よく見たら丸屋根というよりは切妻? と気がついたほどですから。全体にマイテ49らしいので違和感がないのでしょう。

 3軸ボギー台車も凝った作りです。ただ軸距的に円滑に走るかどうか。そこだけは気がかりでありますが。

 1等展望車が含まれる列車というのは組成が難しく(バランスが……)、運用しにくいものですが(時代考証とかも案外シビア……)、それでも、実現して欲しいモデルです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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