今回紹介するのは3月の調布「ボクらのブリック」以降の流れです。僅か1ヶ月ほどのことなのですね!


まず、285系。調布「ボクらのブリック」の天下一品評会に出展された作品です。
見ての通り、オリエントP氏作品の影響を受けているのですけども、あの大作を中学生が辿られていることに皆が驚きました。
なお、8幅へのアレンジで全長や全高とのバランスが変わっています。
インテリアの再現も驚かされました。

前頭部。貫通扉廻りのデザイン処理はオリジナルです。
踏切も関連して制作されています。シャフト1本の回転で遮断竿2本が連動するという技術的にも凝ったシステムです。

調布イベント後に制作されたもの。今度は超豆茸氏の作品を参考にされたE231系電車(近郊型)です。
模倣というのはレゴにおいては簡単なようで簡単ではなく。
パーツを集めるのみならず、内部構造の解析と自分なりの再解釈が必要になる、高度な作業です。そして、オリジナル製作への最大の練習ともなります。
それにしても、1幅分の横組を含み、額縁顔なのに車体側面がツライチというあの構造をよく再現されたものです。

二階のグリーン車。この車も完璧です。
ライム色のグリーンマークが良いアクセントになっておりましょう。

これは一番話題になった作品かもしれません。
車両ではなく、ジオラマですね。廃線跡。
レゴのアーチが使えない微妙なカーブを再現したトンネルポータル。
そして、とても精細な架線柱が印象的です。
ミニアムなパーツ数で最大の効果を引き出している岩場も良いですね。

そして勿論、「廃」な雰囲気も。
放置され、荒れてる感じが顕れてます。
(近代的)電化区間の廃止区間……というのは稀ですが、路線の切替などでこうなったところは幾つかあります。奥羽本線の大釈迦トンネル(2代目)や、伊東線の宇佐美トンネル(初代)など。いずれも架線と線路が残されている「休止中」のトンネルですが、将来の複線化に備えているのだとか(……将来が何時のことやら)。

24系寝台客車。7幅。
新しい可能性に挑戦されようという作品でしょう。そして完全オリジナル!
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