
歯車K様の最新作の産業用……マイニングディーゼル機関車。マイニング=鉱山 ですね(最近は別の意味で使われてますが、「採掘」ですから(笑))。屋根なしです。
線路幅は通常です。但し軌道は自作。テクニックアームです。ただコスト面では通常のプレートを立てたほうが有利ではあります……。ルックスは独特の味が出てきますけども。
機関車は2-3噸クラスの鉱山用機関車としてもミニマムなクラスですね。鋳物台枠の重厚感と、妙にカーブしててスマートなボンネットの対比が良い感じです。そしてプレート構成故に肉厚感(というか肉薄感)が伝わってくるキャブ周り。
テクニカルな煙突周りも、消音器含めて良い処理じゃないでしょうか。
緩衝器付きの連結器も嬉しい!
スケールは1990年代の「テクニックフィグ」合わせです。
テクニックフィグは基本造形や雰囲気、可動範囲などで良い感じなのですよね。惜しむらくは当時のテクニックに今ほど建機重機系が少なく、「作業員」的なデザインが無いことでしたが。
(同じ問題はベルビルフィグでもありますが)
動力系は割愛で、手押しです。このサイズだと、ラージスケールでも動力化は困難?
でも小規模ジオラマなど造って愉しむのもありかもしれません。
あと、キャブなしのマイニングロコが苦手……というなら、この造形のままミニマムなキャブ付けても良いかもしれません。


あと、少し前の作品ですが。ボツなら惜しすぎます。
やはり産業用のディーゼル機関車で、より近代的・現代的なスタイルを意識されているのでしょうか。曲面的パネル造形が素敵です。
3つ目玉は坑道を明るく照らしそう。
また、この作品でも台枠の鋳物感が伝わってくるんですよね。
手すり?もコダワリのディテールです。
レゴ・ラージスケールナロー。可能性はまだまだ広そうです。
用途は鉱山軌道・工事軌道・森林鉄道・軍用・観光用軌道……。無論通常の軽便も。
動力は蒸機・ガソリン・ディーゼル・バッテリ・電気・エアー。
この辺の組み合わせ次第で魅力的な世界が生み出せることでしょう。
おまけ、ナローの泉様のポイント自作について。
ナローゲージに見られる簡易分岐ですが、レゴで検証するとトングレールが尖っていなくともそれ程問題ではない事が分かります。また、分岐角が大きいとアタック角が大きくなり脱線の原因になるので急な分岐は避けなければいけません。 pic.twitter.com/m5KVpXWg8t
— ナローの泉(鉄道) (@hornby32mm) 2018年3月5日
この方の自作軌道は「とにかく凄い」です。
あと4枚め画像ですが、写ってる蒸機はさらっと新作では???

日本型っぽいナロー蒸機? なかなか気になる存在です。
あと内部八の字線の急カーブっぷりも!