実物同様のリアルな推進系を仕込みつつ、8幅で収めているのですから!

まずは外見です。
JR北海道仕様のキハ40。少しずつ数は減らしつつある系列ですけど、でもまだまだ重用されてて道内あちこちで見かける車です。国鉄規格の頑丈さが結果的に役立った?

8幅ならではの表現。車体裾の丸みであったり、また前面の微妙な丸みが印象的ですね。6幅でもこれらの表現は不可能ではないですけど、やや強調されて誇張表現になってしまいます(故に、割愛という選択にもなります……)。
でも8幅だとちょうど良い塩梅です。
キハ40の微妙に不細工と言われた顔がなんともそれっぽい。
ラージスケール故に、2幅横組の前面窓でサイズもぴったりですし。タイフォンカバーやジャンパ栓のサイズも適切なんですよね。


側面より。やはり全体が大きいので2x2のパネル横組で、きちんとキハ40北海道形の小窓感が表現できています。窓数も省略なく?きれいに収まっていましょう。
ドアは3幅で、センターに巧く窓を収める。ドア凹みもこのスケールだと必然性が高そうです。
車側灯や給油口が表現されているのも印象的。
後者は意外と目立つものですよね。
屋根上はベンチレータと水タンクが良いメリハリになっています。

肝心の足回り。
床面の厚さを利用することで、床下にPF機器も含む全ての動力系が収まっています!
横倒しにしてわずかでも低さを稼いだ(12プレート分→10プレート分)電池boxと、PF受光ユニット。上下をサンドイッチすることで強度も確保している模様。
そして、Mモータによる駆動系。

アップで見ましょう。此処ばかりは実物どおりの直線的配置ではなくて、模型的に折り返し且つ落とし込みギアを経た配置です。これでも技術的に大変高度なのは言うまでもありません。
また、側面から見たシルエットは電池box・受光ユニットという塊からシャフトが出ているように見えるので、かなり正確な印象になるのではないでしょうか?
動力系のユニット類はテクニック系で車体に結わえられており、結構な強度がありそうです。
また、動力系はクラッチ切ることが出来、回送にも対応。
合わせて、モーターにトレインモーターを使って高速運転(安定運転?)対応も可能とのこと。様々なシチュエーションに対応しうるのです。

インテリア。PF車両でありながら、車内がすべて開放され、作り込まれています。

運転台。助手席側にはブレーキハンドルも。前面表現と運転台表現の両立はすごいですね。
デッキにはワンマン運転用の運賃箱などもあります。
網棚の表現もあり。

トイレ側です。
トイレの壁をタイル1枚分にしており、必要以上に面積を取らないようにしています。窓穴使った便器の表現も唸らされます。

車内。左右にシートが有るとやはりリアル……。
ミニフィグスケールの定義は人によってぶれますけども、これは一つの解答で有りましょう。

着席状態。
かなりリアルなモデルなので、シートもタウンシートではなくて国鉄っぽいクロスシートを自作されると更に化けてきそうな気がするのですが、如何でしょうか?
それにしても、凄いモデルです。
単行でも相当な存在感があることでしょうし(実物も単行が多いのですし)、何らかの仲間(キハ54やキハ150形など?)を増やしてあげても楽しそうですね。1両づつ増備で世界観を広げていけるのは一般型気動車の強みではありますし。
キハ40形
— iL (@iL305307126) 2018年2月24日
続き
モーターの空回しです。
実車のエンジンの空吹かしを再現できます。 pic.twitter.com/K0Bb6Phnu0
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