その二作目が顕れました。

7幅で全長36ポッチのEF66形電気機関車です。
EF66形は1967年に試作。1969-1974年に増備された高速貨物列車用電気機関車。国鉄最大の出力を誇るとともに、「特急用」を意識したであろう突出形状の華やかな前頭部は、貨物輸送の近代化を大いにアピールしたものです。
その形状から旅客列車充当も期待されていたものでしたが、1985年から東京〜下関間の寝台特急も曳いており、ブルートレインの終焉まで続きました。
現在では高速貨物列車用としても殆どが引退しており、残存機は僅かになってしまいました。40年以上も活躍しているので、後継に譲るのも仕方ないことでありましょう。
なお、1988-90年に増備機100番台も製造されています。こちらは趣の変わったすっきりした流線型でした。
レゴではEF66原型はTN-factory様にあおつき様の作品があります。特殊なところでtalapz(たぁ)様作品も。
http://legotrain.seesaa.net/article/187938897.html
http://legotrain.seesaa.net/article/450948720.html
http://legotrain.seesaa.net/article/164913113.html
また、クロック様の100番台もあります。
http://legotrain.seesaa.net/article/450644855.html


やまこ様作品は上記の過去作群とはまた違う文脈で、独自のフォルムを再現しております。
前面窓はセンターピラーが通った仕様です。
前面の下半分はポチスロ使って稜線を強調。微妙な角度で固定されたウエッジプレートは高度な印象ですね。
斜めに挑んだスカートも見事。
特急シンボルマークを題材にしたナンバープレートは割愛ですがあまり気になりません(但し、巧く表現できてたら鬼に金棒でしょうが)、前面下部のグリル部分は灰色の方が良いかもしれませんが如何でしょうか?

この角度だと、特に鋭角感が伝わります。
7幅メリットも享受しておりますね。EF66の上窄まりの形状は7幅がベストですし、前頭部は程よいバランス感につながっています。
余談ですが、クロック様のEF66 100番台ともスケールは揃いそうですから、並ぶ機会あればいいなぁとも思うのですが。

側面。上半部分はタイル貼り付けです。1x2タイルによる側窓が良い雰囲気ですね。
窓数は省略無しで7個です。
足回りは何らかの台車枠表現があると、より大型電機らしく見えるかもしれません。また、車体裾の1プレート分を詰めて(具体的には、帯から下を4プレート分から3プレート分に詰めて)、その分、台車と車体の間に1プレート入れると車体がスマートになり、且つ電機らしい力強さも表現できそうですね。
7幅36ポッチ全長ならば、6幅のコンテナ貨車や、また6幅フルスケールの客車を曳いても似合いそうですね。
今後の活躍に期待しております。