(寧ろ冷房のないハズレ車だったんでしょうね。アイボリーやシルバーの電車に対して)
今も銚子電鉄で、伊予鉄道を経た中古車が働いているのは知られるとおりですが、その後の5000系譲渡車の多くが引退して、6000系に至っては現役車が皆無の中で、それ以前のグリーン車が残ってるのは奇跡めいてますよね。
他、京王れーるランドの保存車もあります。
ところで。素朴な疑問なのですが。
あの「京王グリーン車」って言い方は、1969年に日本国有鉄道が等級制廃止(普通車/特別車=グリーン車に整理)以前からあったんでしょうか?
シャレで付けた愛称のような気がしてなりません(笑)。
余談ですが、東急5200系の中に組み込まれた5000系の中間車も文字通りグリーン車と言われてました。あちらも勿論、料金は不要でした。

京王のグリーンは難しい色ですが、消去法的にライム色に解釈しています。
(通常緑でも灰緑でもないので)
それはいいとしてバージョン1。いつも通り窓を横組み。横組み万能論に基づき……。
然し、激しい違和感です。サボりがちな違和感が働いてやがります。

そこで、バージョン2。
側窓は順組に改めると、あらイメージ通りに?
そのうえ、大幅に単純化でコストも工数も節約できます。
側窓はアルミサッシも表現すると、単色の車体に対して良いインパクトになってる感じが。2x2寸法ながら、サッシのお陰で横長に見えてるのもポイント。
横組万能論、あっさりと潰えたのでした(笑)。

さて、前頭部です。
おなじみの「湘南顔」2枚窓。いつもどおりの顔ですが、なんか今回はうまくできた気分。ちなみにライムのヒンジは持ってません。ノーヒンジでこの顔を作り上げました。
そして湘南顔のレゴ的欠点は「強度が全くない」「輸送のたびに崩壊でストレスたまる」なのですが。然し今回はちょっと違うのですよ!


上半部を外したところです。
センターピラー部分で左右を結び付け、そしてヘッドライトブロックで窓ガラスと窓より上の部分を固定しているのが分かりましょう。

クリップでバーを留めます。ここで前面窓の角度を付けることができます。

さて下半部。3面折妻と同じ作り方です。1x4プレートを内部に伸ばし、その上下をジャンパプレート1x2で固定しちゃうだけ。

真ん中の1x2テクニックブロックはバーで固定しています。左右の裏はこんな感じ。
真ん中の1x2テクニックブロが必要なのは此処に行き先表示などを取り付けたい場合であり、もし何もない状態で寧ろ稜線をみせたいのであれば、左右を3ポッチづつにしたほうが良いでしょう。

実装状態。上下から挟み込まれるので、下半部に関してはなかなか頑丈なのですよ。
前面二枚窓の湘南顔=脆い、もごさらばです。多分……。
他形式に応用できるのは言うまでもありません。繰り返しますが「ヒンジレス」ゆえ、色も選びません。