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2018年01月15日

【作品紹介】Mugen様の、いすみ鉄道の気動車たち Le-car!とその後継車。いすみ200形といすみ300形


 レゴで軽快気動車(3セク鉄道などでみられる軽装の気動車。JRだとキハ120等)の作例は時折見受けられます。
 しかし、その前に流行った「レールバス」の作例は多くありません。

 レールバスは1980年代に一度、再評価・再発明されたもの。
 元来バス用の部材を使った軽装な内燃動車というのは大正年間、内燃動車の歴史から始まっています(バスを線路に乗っけたのが内燃動車の起源なんですよ元来は)
 そうした簡易な気動車は戦前戦後とボソボソと作られ続け、国鉄キハ01-03の大コケのあとは南部縦貫鉄道のキハ101・102がしぶとく生き残った以外は一度絶えた血筋でした。
 再発明は1982年に富士重工がLe-CARを試作(1982年1次。83年に2次)したところで始まります。1984年以降、地方交通線の3セクへの移行は盛んに行われましたので、Le-carは結構な両数が売れたのでありました。

 しかし。
 鉄道車両としては華奢であり……というよりは、バス車体の寿命なんて元来長いものではありません。20年持てば御の字の世界。Le-carの多くは失敗したというよりは、元来のバス車体の寿命を迎えて退役していったという見方ができましょう。

 で、メーカー(富士重工 乃至 新潟鉄工所)もそのへんは懲りたらしく、1990年代後半以降はこの種の軽快気動車も頑丈なものになり今に至ってる由です。

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 いすみ鉄道(千葉県)のいすみ100形(いすみ200形)は1988年に同線の転換とともに導入されたものです。
 LE-CARの中でも後期製造なので流石に二軸車ではなくて通常のボギー車。それでも幕板のほとんどない車体などバスに近いボディ。
 7両が導入されたものの、順調に新車への置き換えが進み、現在は206の1両のみが残存している模様?




 mugen様の作品は、見事に華奢なバスボディ……スケルトンボディの表現に成功しておりましょう。幕板がほとんどなく、窓そのものは観光バス用の転用品。上半分固定で下半分が引違いという鉄道車両らしからぬ雰囲気が伝わってきます。
(当時はこれはこれで、新しく快適そうにも見えたものでした)

 ドアもまたバスらしい折戸です。高さ5ポッチ分の横組で、上部にブラケット入れて0.5プレート分の隙間埋め出来ているのですね。
 一方で鉄道車両らしいのは乗務員ドアでしょう。あとは排気筒部分でちょっと車体構体が太くなってる箇所も。

 全長は27ポッチで、20m級を32ポッチにする文脈に対して整合性がありましょう。この種の車は相対的に小さく見えたほうがいいです。


 前面はひたすら真四角な印象がそれっぽい。ライトケースの表現には1x1プレートの裏面使ってます。まっ平らであるがゆえにワイパーの表現が良いアクセント。

 なお、スカートの表現が好ましい。真四角な簡易なものであるんですが、これもまたレールバスの味でした。レゴ的にはタップ使ったジャンパ栓が強度面形状面で有利ですね。
 屋根はタイル仕上げ。ミニマムなベンチレータ。後はやはりバス用の冷房装置です。屋根も真っ黄色なのはいすみ鉄道なりのおしゃれでありましょう。
 黄色に緑帯、もレールバスには似合ってましたね。




 もう一つの作品が、いすみ300形。2012年から導入されている現行の主力車両です。
 こちらは新潟トランシス製のNDC。無論、今様の耐久性を考慮したものなのでしょう。

 真四角な車体でありますが、随分印象が変わるものです。
 幕板があることと、太めの窓柱が鉄道車両らしい頑強さに

 300形はトイレ付きのため、窓配置も左右で異なります。ドアは引き戸に。ここも鉄道車両らしい。ドア表現はやや凹みがあるのが細かいですね。
 またドア横の確認窓も再現されています。


 前面は200形同様、4幅分の横組。但しガラスサイズや灯火の位置で印象は大きく異なります。手すりを巧くアクセントに使い、また、貫通幌も車両を立派に見せていますよね。
 いすみ300形。福井レゴオフでは動力が付けられなかったため、予備車になっておりましたが、今後の活躍が期待されるところです。
 

 一方で頑張ってたいすみ200形。走行は9Vモータの仮設です。
 2両編成の連結はドローバーに依るもの。


 新旧交代の予感?

 なお、いすみ鉄道にはJR払下げの国鉄型気動車が在籍しているのも知られています。キハ52にキハ28。また、いすみ300形の最後の1両はキハ20 1303としてキハ20のレプリカ的な車両になってる由。なので、国鉄型気動車との共演も楽しそうでありますね!
 
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posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】2018年Harry Potter。ホグワーツ急行の夢は途絶えた……

 情報源
http://www.geekyhobbies.com/2018-lego-set-releases-the-complete-list/

 悲報です。
71043: Hogwarts Castle-Unknown Pieces, Unknown Price, LEGO Exclusive,
75950: Aragog in the Forbidden Forest-Unknown Pieces, $14.99,
75951: Newt Scamander’s Briefcase-Unknown Pieces, $24.99,
75952: The Crimes of Grindelwald-Unknown Pieces, $29.99,
75953: Ford Anglia Escape-Unknown Pieces, $69.99,
75954: Hogwarts Great Hall-Unknown Pieces, $89.99,


 価格的に75954を予想してたのですが、ハズレました。
 レゴ社の鉄道嫌いはもうどうしょうもないところに達してますよね。もう死にたい殺してくれ!
 

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | レゴ製品:トレイン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

【作品紹介】高貴なる紫! Mugen様の「華」は485系のお座敷電車。



 思えば、485系電車も絶滅危惧種です。
 車体が原型とどめている車はほぼなく、残るのは車体載せ替え大更新車の「宴」「華」「ゆう」「リゾートやまどり」「ジパング」「きらきらうえつ」程度なのでしょうか? 車体載せ替え組でも「NODOKA」も先日引退ですし……。

 「華」はJR東日本関東地区(主に高崎)の客車お座敷列車の代替として、1997年に改造されたもの。多くは先の「宴」(1994年)に共通しますが、前面形状が1枚ガラス窓に変わったこと。そして、衝撃的なのは紫をベースにしたカラーリングでした。

 改造から20年余を経て尚も健在ですが、お座敷列車自体が近年は「扱いにくい」もののようです。今後がちょっと心配。
 観光列車ブームの中で、豪華な「華」と「宴」が再度注目されると良いのですが……。あと乗る機会、あればいいなぁと。

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 レゴ的に申せば、「華」は以前から注目されていた題材です。
 と、申しますのは「余りがち」なダークパープルのトレイン窓を有効活用できる題材でありますから。
(皮肉なことに、希少部品のトレイン窓はなぜかダークパープルだけが余るのですよね……)

 とはいえ、その他のダークパープルのパーツ自体を集めるのが平易ではなく、その意味で難度は途轍もなく高い。Mugen様のこの作品もようやく実現したものです。


 先ずは前頭部です。
 下半分を3x3や2x6のラウンドスロープを重ねてまとめ、優美な曲線を作り出す。
 上半分は3x6の平面キャノピ。実物もここのガラス周りは平面的な印象なので、良い印象把握にもなっています。屋根の際は再び大きな丸みで、カーブスロープ中心の処理です。
 実物同様……ともうしますか、実物よりも更に優美さ・流麗さを感じさせる前頭部になっています。

 カーブスロープに依るスカートも絞られた形状が優雅。そして貧弱でも重たくもない、ベストなバランスを実現しておりましょう。

 それを実現するパーツセレクトのセンスは……Mugen様ならではなんですよね。而もダークパープルという制約の中で。
 精細であり、且つ適度なレゴらしい安心感!



 クロ484形(484-2)。

 前面に繋がる、運転台窓枠が凝っています。3幅分の横組みです。そのまま巧く側面に繋がる。乗務員ドアはややオーバーかもしれません(1幅でもいいような?)。サロン部の窓は通常客席とは差別化していますが(実際質感が違う窓ですが)、ここもトレイン窓にしてしまったほうが全体がスムーズに見える? 

 とはいえ、非の付け所のない優美な側面です。紫トレイン窓は見事な「ハマり方」でありますね。ナイトバスも報われていることでありましょう。

 気になるのは客ドアの丸窓。これは1x4アーチを2個合わせることで実現しています。巧く楕円になるのですね。そして、ドア自体を1プレート凹ませ、ドア両側を2x4タイルで抑え、ドア自体を2幅に見せるという凝った処理が行われているのです。


 車内インテリア。分割ラインはピンク帯の部分です。この位置の分割だとインテリアを魅せやすいのですね。左手が運転室直後の展望サロン。右手がお座敷です。マイク持ってるミニフィグが芸コマ。この種の電車に「カラオケ」は必須ですから(笑)。


 モロ484形(484-7)。パンタ付きの中間車。
 屋上機器は交直両用電車としての485系を感じさせるものです。その部分が低屋根なのも、今はなき583系辺りを彷彿とさせるのですね。冷房装置の一部が床上設置なのも485系の初期車などに共通しますし。


 車内インテリア。横向けの座椅子と座卓が巧いです。
 パンタ下部分は洋風のサロンスペース。窓が大きいので内装が映えます。


 モロ485形(485-5)。レゴ的には動力車です。

 全長は中間車基準で32ポッチ。
 実物だと車両限界一杯いっぱいな車体高も適切な印象です。あと1プレート車体高余計だと不安定かつ馬面に陥ってしまうでしょうし、1プレート低いと今度はボリューム不足で印象も変わってしまうでしょうから。

 屋根は45度スロープに2x2カーブスロープ載せた作りで、寝台客車などに使われる手法ですね。新濃灰や新灰の2x2カーブスロープが廉価大量に供給されている恩恵。


 クロ485形(485-2)。
 反対側の先頭車です。窓無し部分はこの種のジョイフルトレインらしいですね。

 さて。
 台車形状が、如何にもなDT32 乃至 TR69系ですね。エアサスマウントの形状が結構特徴的なものでした。国鉄の「優等用」台車として定番ではありましたが、レゴで此処までうまく再現されてくると新鮮です。
 床下機器はレリーフ状処理。2幅でプレートをぶら下げ、そこに機器を表現する手法は適度な立体感と密度感が産まれましょう。


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 力走。やはり、質感が高く感じられる作品です。
 色の功績だけではありますまい。トレイン窓は今や使いにく部品ではあるのですが、皮肉にもこの題材にはベストマッチです。
 いや「宴」「やまどり」とかいった同系車両への展開を諦めねばならない問題が(笑)。


 編成で。実物は6連ですが、4連でも十分なボリュームです。




 良い雰囲気なのです。背景も同じくMugen様作品で揃う。


 カーブをゆくのが様になる電車です。
 紫って下手に使うと下品な色なのですけども。しかし、「華」は実物もそしてMugen様の作品もまたエレガントな印象に。


 ポートタワーを遠くに眺む。
 ……「華」は高崎の電車ですから、関西に来たことはないはず。でも、違和感がないのですね。

 嗚呼、東海道を夜行快速のダイヤで関西入りしてくれたらなぁと思うのは私だけではありますまい。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(2) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】アイン様の103系増結。エメラルドグリーン!

 先方の記事:https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40555891.html

 以前に紹介したアイン様の103系の現状バージョンは「レインボーカラー」な4色混成の5連です。

 今見ると無茶に見えますけど、国鉄時代……特に国鉄末期には2色の混色は珍しくなく、まれに3-4色混色も見られたのですよ!

 で、その中でちょっと言及されていた常磐線快速の「エメラルドグリーン」が実現していたので紹介する次第です。

 さて、常磐線のあの緑、レゴ的には解釈に苦しむ色です。ダークグリーンだと濃すぎて絶対に変。実物の色番号なんて意外とアテになりません。色面積の差に依る影響は大きいですからね。
 因みに常磐線つながりで申せば、急行電車(455系など)のピンクと、中電の小豆色(415系とか)と、EF80やEF81のローズピンクが同じ色だっていっても納得はされ難いでしょう(笑)。
 なので、直感でいいような気がします。



 意外や、エメラルドグリーンにはラチチュードの広い基本色、通常のレゴ緑がしっくり来たのでした。
 関東の103系と言えば最後の頃は常磐線にまとまった数が居ましたので、記憶にある方も多いのではないでしょうか? 1972年ころから2000年ころまでか。結構似合ってたものですね。

 車体はアイン様の3ドアアレンジ版です。
 戸袋窓は割愛仕様ですが、左右のオレンジや黄色のようにグリルタイル使った処理の戸袋窓も実装は可能でありましょう。基本色故パーツ的な制約はないのですし。

 また、常磐快速線の103系は前面形状も低運転台・高運転台。そして1000番代由来の貫通型も混用されておりました。更に申せば1000番代混結混色というのもあったのです。
 いろいろ夢とか可能性広がりますよね。常磐線沿線のファンの方、どうか手がけてみては如何でしょう?(いや地元の方限定じゃないですけど)


 エメグリも組み込んだ5色の電車6両編成が実現! とっても華やかです。

 混色国電4色までは普通にあったらしいですが、流石に5色フルコンプは何らかの記念運転じゃないと実現しなかったそうで。
 それでも、いろいろ想像の出来る素敵な情景です。
 
posted by 関山 at 23:55| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

【作品紹介】エース君のJR西日本 201系 大阪環状線。未来の国電の……今の姿はすっきりと。

 国鉄201系電車は1979年に試作車が登場。まず中央快速線に投入されました。

 今でこそ古い「国鉄時代の電車」のイメージですけども、その登場時は「国電のイメージを大きく変える」画期的なものであったのです。

 量産はやや遅れて1981年。中央快速線の他、中央・総武緩行線。そして関西地区では京阪神緩行線に導入されました。
 ただ、相当な高コスト車でもあり。重装備の試作車に対して量産車や量産後期車ではコストダウンを進めつつもそれでも高コスト

 ※:兵器の世界では「試作品が量産品より優れている訳がない」とか言われてますが、鉄道車両と連邦軍のモビルスーツは過剰仕様の試作品に対して、量産品が劣化版になってしまうのはザラなのでした(苦笑)。

 1985年の205系の登場で、未来の国電……も早くも終わってしまったのです。
(205系だと、国電・国鉄という感じが薄れてしまいますよね)

 その後の経緯ですが。
 関東では長く中央線・総武線で活躍し、後に京葉線にも転じましたが引退久しく。
 一方で関西地区導入車は京阪神緩行線から引退後は大阪環状線や奈良線に転用され、こちらは尚も健在です。
 
 側面は戸袋窓や二段窓が古臭い……と試作当時から言われてましたが、これもJR西日本特有の延命改造ですっきりした姿に改められており、却って完成度は上がっておりましょう。

 ただ、大阪環状線では新車導入が進んでおり、103系についで引退する日もそれほど遠くは無さそうです。
 

 エース君の作品は言うまでもなく、先に作られた201系に次ぐ大阪環状線仕様です。

 JR西日本流儀の更新で戸袋窓塞ぎ、側窓を半固定。雨樋埋込。すっきりした姿です。オレンジの4両編成はインパクトあるものですね。
 また、最近のエース君作品ではドア窓が埋まってるのも嬉しいポイントです。技術面というよりはパーツに余裕が出てこられたのかな?という感じではありますが。


 さて。あの前面です。
 80年代流行った額縁状の顔のなかに傾斜が入ってブラック処理されているという、凄く難易度の高い形状です。考えると気が遠くなるような。

 思い切って傾斜は省略されていますけど、それでも左右非対称の分割の上手さで201系の顔になっています。
 向かって左側の縦長窓は1x2をそのまま。向かって右の横長窓は1x1を使って細長さを強調されてます。そして全体として4幅の横組に収め、寸法的な整合性も取れてますね。

 もうひと頑張りで、傾斜もできそうな気がしますけど、無理はしなくても大丈夫でしょうね。自分も作るとしたら、傾斜は諦めて仕舞うつもりですよ!


 中間車。モハ200形か。
 屋根周りの仕上げが今後の課題になってきましょうか。


 エース君の関西国電 4本並び。
 103系は2編成。今度の201系。一番右は関西線仕様の103系です。
(あぁウチの101系も並べてみたいですよこの中に!)

 国鉄通勤型祭り、というのもいいものですね。
 何れも貴重な経験値になっているものと思います。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】薬師山様の新幹線923形電気総合試験車(ドクターイエロー)。的確なパーツ使いとバランス


 言わずと知れたドクターイエローです。世界で一番有名な事業用車でもありましょう。安全を守る、とても大事な車です。

 ただ、923形に代替わりしてからも結構な時間が立ってしまいましたね。700系由来の車も今は少数派になってしまってます。何時か引退の日も来るのでしょうか?

 この923形もレゴでの制作は幾度か試みはあったようですが、残念ながら完成に辿り着いたものはありませんでした。ここで薬師山様が遂に叶えられた由。既に0系の編成モノ実現されていますから、この流れも納得です。


 前頭部。700系とも共通します。
 700系は21年前のデビウ当時は賛否両論だった前頭部でした。それだけ実用本位で癖の強い形状であったのです。
 でも、21年経ってみるとあの顔も懐かしさを感じさせるものになってきましたね。

 薬師山様の解釈がまた素晴らしい。
 独特のクビレや膨らみを余ること無く、レゴパーツの力で解決しています。パーツの個性を活かした素晴らしきあわせ技。そこには「無理」がありません。美しく、そして愛くるしい造形があります。

 印象的なのは三角のウエッジを側面に使っていることでありましょう。
 大胆な、最適解です。

 台車はカバーリング。台車の上の微妙な膨らみを表現しているのもいい感じですね。全体にディテールは「強調」の方向です。良い意味で戯画的・イラスト的な作風でもありましょうか。

 この構造において、側ドアの凹み表現も忘れていません。平板な車体であるからこそ、映えます。


 先頭車から2号車への流れ。元来のレゴトレインスケール28ポッチを中間車基準ですから、バランスよく無理なく見えます。


 923-1。各種測定台を備える車。
 屋上の白いカバーがアクセント。

 小さな窓が、如何にもな事業用車感。
 あと、近年のJRC新幹線の大きめな号車表示が、1x1文字タイルとベストマッチ。これは嬉しいディテールです。何より、車両ごとのキャラクターが鮮烈になっておりましょう。


 923-2。高圧室。電気関係測定機械を搭載。
 大きなパンタカバーが鮮烈です。ここに奇数幅を採り入れています。
 2基並ぶパンタは1000形以来からの伝統ですね。

 高圧引き通しも印象的です。


 923-3。観測ドームと電気系倉庫。電力データの処理。
 高速形状の観測ドームがカッコイイ。そして高圧引き通し。922初代(元1000形B編成)では目立っていた引き通しが923で復活しているのですね(922-10/922-20ではなかったような)。

 観測ドーム、やはり奇数幅。そして屋根も平滑処理で新幹線らしく。


 923-4。軌道検測車。今までだったら921形を名乗りそうなものですが、923-4です。
 この車両がレゴ的には動力車になっています。2Mの強力仕様。

 軌道試験車らしい重厚な台車の代わりに動力台車使うのは良いアィディアですね。

 別系統の試験車であることを示すがごとく、白い屋根も印象に残ります。
 そしてやはり、引き通し線。


 923-5。多目的試験室と休憩室。観測ドーム。
 屋根上の、パンタ台風のものはなんでしょうか? ドアは二箇所です。また屋根上のポッチ出しも良いアクセントに。


 923-6。ミーティングルームと高圧室。
 おそらくですが、初代の922では4両で済ませていた編成が6両に伸びているので、車内配置は余裕あることでしょう。検査項目なども増えていることでしょうが、機材も小型化されていることでしょうし。
 次世代のドクターイエローは、どんな編成になるのでしょう?

 さておき、2号車同様のパンタ周りが魅力的ですね。そして、営業車のパンタカバーにも応用できないかと考えてしまうのでした。


 923-7。電気・施設測定機器及び、添乗員室。
 添乗員室は通常の客席同様の設備なので、一番一般営業車に近い車かもしれません?

 この後ろすがたもまた、クビレと膨らみを的確に捉えた美しい形状です。いや、700系/923形は角度によっては「醜い!?」とも言えるのですけど、薬師山様の解釈は美化など入れずに、その醜さを躱す。そして、実車の魅力を最大限に表現できていると思うのでした。

 923形は繰り返しますが700系がベースです。700系新幹線電車のモデル、応用で出来るかもしれませんね。元来あるべき営業車こそが、新幹線の王道なのでありますから。

 また、機会あれば拙作の922初代や911、921-1と言った事業用車たちと並べてみたいものです。
 


走行動画。お披露目の1月14日 梅小路レゴ展示会にて。
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月11日

【作品紹介】1000馬力!のキハ07。三木様のガスタービン試作車キハ07 901

 国鉄キハ42000形は1935年から戦後にかけて製造されたガソリンカー。
 機械式のガソリンカーとしては最大級の19m級の大柄な車体。前端部はラウンド形状(傾斜のない流線型)。
 戦後残存した殆どはディーゼルエンジンに換装され、また液体変速機を装備して他の気動車と互換性を得たものも多々。国鉄でこそ活躍は早く終わってしまいましたが、私鉄払下車は1970-80年代でも結構残ってものです。そして、最後の現役車は2007年まで鹿島鉄道で活躍。
 また、中国大陸(撫順鉱務局)では電車の中間車として21世紀まで現役だった仲間も。不朽の名車であったのでした。

 動力はガソリンエンジン、戦後一時期の天然ガス動力。
 そして戦後の大多数はディーゼルエンジン。出力は95馬力から180馬力まで。尤も軽量な車体であったが故、おなじみDMH17形の180馬力でも十分なものでありましたが。

 そのキハ42000(キハ07)の最大の異色車両がキハ07 901。
 戦後製のキハ07 204を1968−70年に改造したもので、ヘリコプター用のジェット(シャフト)エンジンを搭載し、その出力は1000馬力! 当時のディーゼルカーはようやく最先端の試作車たるキハ91の500馬力が最大という時代。軽く二段階ほど、飛び抜ける。

 前面は独自のFRP製のものに換装。然し側面はキハ07のママという不思議な姿。
 磐越西線などで試験を行い、優れた成果を上げています。その流れでキハ391形試作車に繋がるのですが……。

 ……一度は断念されたガスタービン、まだまだ可能性は捨てきれない技術でありましょう。定速回転のガスエレクトリックを電気の補助に使うようなやり方で蘇る可能性はあるとはおもうのです。

 閑話休題。キハ391の登場を前に、キハ07901は役目を終えたのでした。


 ユニークな試作車でありますから、レゴ的にはもっと早くから注目されても良い題材であったのでしょう。ただ、この三木様の初めての作品化の筈です。

 独特の前頭部をそつなくまとめ、赤とクリームの鮮烈な塗り分け。
 そして原型の面影を残す側面は古風な印象。このアンバランスさこそがキメラめいたハイパワーテストヘッドの魅力でありましょう!

 なお、側面はキハ42000形としても秀逸な印象把握でありましょう。
 窓の位置が不均一なのは、横組と相性がベストなのですね。できたらドアに沓摺と、またプレスドアらしい表現があると、より前面や床下とのミスマッチが強調されてきそうですけども(笑)。


 前面は二枚窓。稜線よりは曲面優先のガラス仕上げになっています。
 ヘッドライト・テールライトの位置はやや内よせ。ちょっと愛嬌のある顔になっておりましょうね。

 注目すべきは屋根上で、原型を残す、ベンチレータのたくさん並んだやはり古風な印象のもの。


 イギリス国鉄APT-Eと。ガスタービン並びです。
 1960−70年代は夢の内燃動車でありましたね。

 あ、ウチのTGV001も持ってきたらガスタービン並びができたのでした(DBのVT602はリメイク前提の半壊状態……)。あとはどなたかがキハ391を並べてくだされば?

 切なく儚い、夢の内燃動車はどこか通じるものがありましょうか……。


 キハ07形のレイルロオド、ぬいれいなさんと。
 ハイパワーで未来に希望を託したこの車は、一族の誇りでもありましょうね。

 今後の活躍? 期待しております。
 何方かキハ58(普通の)を造れば、磐越西線等での試運転編成を再現できそうです。またキハ07系同士の並びなんて言うのも楽しみなのですよ。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】超豆茸様の京王電鉄の電車(7000系)10連化にインフラと……。


 「競馬場線の2連が 東府中駅に待機中……」

 以前紹介した、超豆茸様の京王電鉄(京王帝都電鉄)7000系がなんと10両編成フル編成になっています。また、素敵なインフラアイテムも実現しておりますので合わせて紹介いたします。




 10連化にあたって、京王では多い解結編成に。先頭車同士の連結。

 連結部分は何時もの超豆茸様の仕様です。2x2ターンテーブルを介したボールジョイント連結はルックスにも優れます。


 精細さを感じさせる前面。


 10両編成。6+4 本線特急のイメージですね。


 8両編成。4+4。普通や相模原線イメージでしょうか。


 10両編成。8+2。今時は2両単位の増結車も減りつつありますけど、京王では健在です。


 2+4の6連です。2両口が絡むと前パンタになるのが嬉しい。かっこいい!

 なお、編成中に動力車は2両っぽいので……。それぞれを別々の編成として運行することもできそうです。


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 インフラ篇。地味ながら、架線柱。
 でも、存在感は大きく電気鉄道では欠かせざるアクセサリ。特に門型複線タイプは。


 なかなか魅力的な景観です。電気鉄道が電気鉄道であるための。
 テクニックのビームやアームは良いルックスじゃありませんか。
 



 脚は折りたたみ式で、コンパクトに持ち歩けます。この工夫は面白い!

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 駅ホームと組み合わせると、素晴らしき電鉄情景。


 そして完成形? 
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posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

【作品紹介】アイン様の都電6000形はモノレール動力。自在に街をゆく!

 日本でこそ路面電車は1970年代に大きな路線網が排除されてしまいました。しかし、欧米では路面電車の高架化や地下化で、シームレスに交通近代化を図る流れもまたあったのです。
 日本でも神戸で市電高架化が検討されたとか言われていますが、既存システムと互換性のないAGTの類や建設に膨大な予算を要す地下鉄とは違う都市交通の可能性が見られなかったのは残念ほかなりません。

 アイン様の今度の作品は、もしも都電が高架化・連結化されていたら……? という空想を刺激するのに十分なものですね。

 先方の記事
https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40565488.html


 動力系のベースに使われているのは、1987→1994年のモノレールシステムです。高価すぎて普及したとは言えないシステムではありましたが、急勾配や急カーブを柔軟にこなして行くのは楽しいシステムでした。

 この写真はCityの60039のトラムに動力を組み込んだもの。中央にモーターなので所謂連接車とは相性が良いのかもしれません。


 そして、今回の作品です。
 ベースは、今でも都電というとこの車がイメージされることも多いであろう、名車6000形。東京都交通局からは引退久しいですが、然し同じ「とでん」の土佐電気鉄道では未だ同型車が健在ですね。

 それを、連接化(連結化)したという設定です。
 都電はついぞ連結運転定着しませんでしたが、1950−70年代は割と路面電車でも輸送力増強を迫られており(それなのに廃止も並行してたのは矛盾も酷いですけど!)、既存車の連結対応や、連接車改造が多くの事業者で行われていました(札幌や京都、鹿児島など)。
 都電ももっと残す方針ならば大多数派の6000形も活用され、連接化・連結化が行われたかもしれませんね? 説得力があるのです。


 そして、都電6000形としてなかなか魅力的な造形ではありませんか。
 3面折妻の前面は丸みがたっぷり。屋根の3x3丸プレートであったり、車体裾のバンパー部分と上手く繋がる。旧型2x2窓のレトロ感も堪りません。文字通り都電が生きてた時代の部品でありますからね!

 十字型の枠の入った客ドアの表現もユニークですね。やや大仰?とのご評価でしたが、十分に特徴を捉えます。個人的にはアルコ製の機関車(ED11やED14等)に応用できないかかんがえてしまいましたが(笑)。
 側窓は1x2ブロックで割り切っておりますが、これはこれでアルミサッシらしく見えます。横組や旧型の2x2窓並べるのもデメリットがありますから、これは一つの正解ですね。


 連結部分です。モータを上手く隠そすドラム形。

 モノレールシステムを用いることで、他の動力系では不可な低車高低床面も叶えている由。無論、コストは犠牲ですが……(モノレールの動力などは今は高価……哀)。


 連結面


 そして、街をゆく。クラシックなビルと、都電のベストマッチ!

 レゴモノレールの軌道は灰色の平面にラックギア出っ張りのみですから、上手く併用軌道にも見えるのでした。


 停留所にて。あり得なかった東京の姿がここにあり?

 モノレールシステムはコスト面で簡単には真似出来ないですけど、拙作流儀の二軸アレンジによる低床化で、都電も作ってみたい、それも黄色いのを! と思わされるのですね。


 高架をゆく。
 都電の高架化が行われて、地下鉄や国電の補助的役割を果たしていたらと妄想が。
 ちょっと華奢な高架橋ですが、ロスアンゼルスのメトロ(地下鉄であり高架であり路面電車でもあり……という乗り物。無論鉄軌条式)の高架を思わせもします。その意味でエキゾチックな感じが。




 ターミナル駅へ。なかなか賑やかな終着点です。通常鉄道との乗り換えも考慮された理想的ターミナル。

 なお、レゴモノレールは自動折り返しができるので、こんな行き止まり配線でも構わない。ここは9VやPFよりも優れた?一面です。
 

 ビューゲル上げて、出発準備。
 大きなビルの谷間の停留所ということで、阪堺電車の天王寺を思い出してしまいました。電車は都電風も魅力なのですが、阪堺電車風(とくに161形風!)は如何でしょうか?

 最後に。モノレールシステムによる路面電車はメリットもデメリットもあり、導入は用意ではありません。でも、この電車の造形の雰囲気、通常トレイン規格にも活かせそうに思えるのですね。
 
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【作品紹介】エース君の新幹線N700系S。16両フル編成。力強く、レゴらしく。

 年末年始と年始の催事続きで少し紹介が遅れてしまいましたが。
 新幹線の、フル編成です。

 以前、エース君はN700系Aを作られているので、その全面リニューアルですね。
http://legotrain.seesaa.net/article/432888205.html

 思えば700系新幹線も初代から数えると「定番」となって久しい。初代・N700・N700A・N700S……。その変遷は恰も往年の0系を思わせましょうか? 実用本位のシンプルさの美学も0系に通じましょう。そのあたりは好き嫌いが別れましょうけども。


 シンプルに、而してパーツの個性を捉えた力強い造形です。良い意味で「レゴらしい」とも

 とらえどころの難しい実物の形状ですが、それだけに無理なくまとめるのはセンスが要ります。エース君作品の多くに共通しますけども、パーツ制約があるゆえに「無駄のないパーツ割り」も印象的でありますね。

 望む改良と申せば屋根の平滑化くらいかもしれません。


 比較の意味で前回のN700系Aを。

 実物でのモデルチェンジ分を差し引いても、大きくスマートになっているのが分かりましょう。断然、今度のN700系Sのほうがかっこよいと。


 中間車は14両もありますが(!)、代表的なところを。
 3号車は電話室の小窓を持ちます。ここの横組が精密感を全体に与えているのですね。ピンポイントの一点豪華主義もまた正義でしょう。


 集電装置のある5号車。




 8-9号車では高圧引き通しの巨大碍子が良いアクセントになっています。
 シンプルな構成だからこそ、大仰なディテールが際立つのですね。


 16号車。
 癖は強いのですけど、納得できる形状なのですね。


 16両を卓上に並べたところ。凄い物量感!


 そして、野外撮影です。もちろん16両フル編成!
 いい場所を見つけられたものですね。野外撮影はロケーションが大事ですから。雲天なのも却って綺麗に撮れるのです。

 これが広い場所で、できれば関西式の大カーブ(直線とフレキシの相互繋)をゆく情景は堪らないものがありましょう……。
 物量もまた、大事なのです。


 そして、河川敷の柵が、恰も架線や配電設備に見えるのが巧い写真です。

 電気車には(飾りであっても)電気系は欠かせませんよね。


 奈良線103系との出会い。上下関係が逆では有りますけど、横浜線新横浜駅付近を思い出されます。アングルを工夫すればもっと面白そうな絵が狙えそうでもありますね。

 フル編成の新幹線、今後の活躍を期待しております。
 
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2018年01月09日

【イベント】関西LT会の本気? 沼津ブリックライブの模様(2018 1/5-8)

 1月5−8日運営の沼津のブリックライブの模様です。
 ツイートまとめで失礼しますが、欧州系テーマで上手く統一でき、そして斜めのリバース風配線や(よく見るとリバース線ではなくてショートカット)、フィグスケールで揃えた建物など見どころあったと思います。

 真四角な配線は単調な印象になりますし、またスケール違いの建物が並んでいると違和感も出てきてしまいますが、それを上手く逃れてる感じです。

 集まった車両も、いい感じで「関西の本気」を感じさせられるものでした。沼津行かれた方、良いものが見られたと思いますよ。

 なおブリックライブは、大阪での再開催があるようです(3月29日から4月1日)。もちろんそちらでも関西LT会の本気?が観られるのでしょう。
http://bricklive.jp/




◆◇◆◇◆◇◆◇◆















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【レゴ製品トレイン】2018年のトレイン情勢? 60197と60198 文字だけ情報/あとハリポタ復活の希望?(と絶望?)

 あやふやな情報です。ただ、一つ言えるのは、2018年もCity枠でのトレインは継続されるということですね。

 尤も、我々が望む単品車両などの期待が全くできませんけども。
 でも、海賊(南海)のように、シリーズ自体が時折終わってしまい継続性がない状態よりは遥かにマシですし、Cityサブテーマでもときおり途絶える海運・航空・宇宙開発よりは恵まれてるとも考えてよいのでしょう……。

 元の記事
https://t.co/GvjIuNAZyh

 リンク先の訳を貼っておきます。googleさん優秀!
(語学という苦しみから人類を解放しつつある有難味)


 最後の3つのLEGO列車はすでに数年前のものです。
 このように、LEGO Cityの高速列車(60051)とLEGO Cityの貨物列車(60052)は、2014年にLEGO City大型列車(60098)が1年後に登場しました。
 最後の1つは昨年末に失効し、店舗やオンラインショップでLEGOから取得できなくなりました。

 しかし、デンマークの玩具メーカーはすでに2つの後継機種に取り組んでいると噂されているため、すべてのLEGO鉄道ファンに希望があります。
 両方のセットはLEGO Cityシリーズに配置され、2018年の後半に取引されます。

 具体的には、60051と同様の新しいレゴシティ旅客列車(60197)の話がありますが、新しい色です。 価格は149.99ユーロでなければなりません。
 また興味深いのは、新しいLEGO City Cargo Train(60198)です。
 これには249.99ユーロの費用がかかります。 どちらの新型車も現在の列車セットよりも大幅に高価になります。

 最後に、もう一度メモ:両方の鉄道セットはまだ確認されていません! ニュルンベルクで1月に開催される国際トイ・フェアで、もっと学ぶことを願っています。 」


 とのこと。
 相変わらずの高速旅客列車と貨物列車な二種類展開です。
 60197旅客列車セットが60051の色替えの一体前頭だとしたら悲劇でしか無いです。あの苦痛に満ちた4年間! いや、60051は部品取りには優秀なセットではありましたけども、一体前頭は凄く物欲を萎えさせるじゃないですか。
 過度な期待は全くできません。色もどうなるんかしら。赤あたりが有り得そう? 灰色も高速列車ではあり得る色ですよね。

 60197旅客列車セットの方は値上がり感は少ないですかね? というか日本の実売はいろいろ乖離しておりますし。ただ60198貨物列車の方はかなり高くなるので、「内容の拡充」に期待をしても良いのかしら?

 なお、毎回リリースされる駅(旅客駅)は今回は不明です。

 さて。
 理想を申せば2006-2010年の#7938「超特急列車」(実際には独の近郊型)が神セットでありました。一体前頭でないがゆえの自由な組み換えと発展性! 何セット買っても飽きない。困らない。誰にでもおすすめできる……。

 貨物列車は2年ずらしで電機とディーゼル、あるいは米国系と欧州系を行うという慣習が産まれつつあるので、旅客列車も二種類リリースして、一体前頭と組み立て前頭部をせめて消費者に選ばせてくれよ! と叫びたくなります。

 あと、レゴトレインに必要なのはこれらでありましょう。

・junior(4歳以上)枠のトレインセット。手押しか非リモコンの電動でOK。後者は昔の4.5V程度の機能で可。なるべく廉価に。無論City他との互換性あり。

・City枠の、増結単品車両
 高速電車でも先頭車で連結器付にすれば、3+2みたいな編成で遊べます。
 あとは普通に貨車。

・クリエイター枠の単品車両
 通常のクリエイター枠でCityと10000代の間になるもの。単品機関車・単品客車・単品貨車があれば文句言いません。陸や海や空はあんなに優遇されてるのに軌が無視され続けてるのは納得できませんよ!

・版権系
 2017年に2018年ハリポタ復活という噂が流れましたが……?
https://brickset.com/sets/theme-Harry-Potter/year-2018
 bricksetに6種類の型番上がってるのでマジみたい。内容は不明。
(6種の品番ですけど、75954が89.99ドル見込みなのでホグワーツ急行期待していいのかな……? 71043は価格未定でexclusiveな枠ですけど、これがどうもホグワーツ城っぽいので。)
 でも、ホグワーツ急行やるなら、今度こそは大動輪で願いたいものです。

・10000代大型製品
 頼むから2年に一度出してください。頼むから!

 妄想はさておき。
 我々トレインファンへの「懲役4年の実刑判決」が出るか否かは、1月中のニュルンベルクのようです。願わくば、神判決を……。(死刑や無期刑が求刑されてない分マシではありますけども)
 

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2018年01月07日

【イベント】第3回 艦船レゴオフ会 鉄道関係の速報版【写真30枚】。嘗て無い「港湾光景」

 写真のみの【速報版】です(解説後日追記します)。

 鉄道と港湾、そしてフィグスケール艦船とのコラボは大成功!でした。
 嘗て無い「港湾光景」が実現いたしました。

 「摩周丸」は今回の肝ではありましたけども、しかし、それだけではなくFBI様の港湾やてりやき様の倉庫、なし様の小物群。そして皆様の車両群……。合わさってこその「総合作品」でありましょう。皆様に感謝です。
 なにより、機会を作ってくださったレゴン様にも感謝!

 福井に続き、大いに楽しむことの出来た催しとなったのでした。
 ばたばた忙しかった数日間でしたけども。而して楽しむために、無理ってするべきものなのですね!
















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posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

【作品その他】青函連絡船 摩周丸(初代)。仮竣工! フィグスケール・レゴトレスケール。

 かねてから製作中であった青函連絡船 摩周丸(初代。1947-1964)が取り敢えず竣工いたしましたので、艦船レゴオフでのお披露目となりました。

 ブリッジ・車両甲板も含めて4階層のインテリアなども前提とした建艦ですが、今回は外見のみ完成です。
 約2週間で実制作しておりますので、ペースは戦標船なみかもしれません(笑)。ただ、構想自体はかなり前からありました。パーツも結構時間かけて集めたのは言うまでもありません。

 全長は約120ポッチ。幅24ポッチ。
 輸送に備えて 3分割可能。
 32ポッチ全長の客車は3両積載可能。

 制作はフルスケールモデルではなく、ディフォルメモデル。レゴトレインの28-32ポッチ級を意識した、全長方向への縮小を行っています。
 これによって、輸送や保管が現実的なサイズに収まる由です。
(輸送は「電車」で可能です!)

 摩周丸を選んだのは、スタイルの美しさでは随一の洞爺丸形であること。そして建造計画中に自分が浦賀に住むことになり、ご当地「浦賀船渠」で造られた船を選びたくなるのは当然の流れでありましょう。
(摩周丸は就航後も、浦賀にはメンテの為に1-2年に一度入渠してたそうです。洞爺丸台風のときも浦賀に帰省中だったそうな……)



 艦首形状は頑張ってみました。平板に対して三次元的な捻りを加えています。こういうのは現物合わせでの設計です。

 他も現物合わせだらけで、船体高さも組みながら調整したり、全長も当初予定よりも伸ばしたり。LDDなにそれ美味しいの? ただ資材仕様量の目安がわからないのは辛いところですが。多めに確保して、余ったら次のビルドに回すという流れですね。

 客室やブリッジ前部の丸みもまたコダワリな部分です。微妙な角度つけは鉄道車両と建築の間……でありますね。


 外通路は昔の客船の定番でありました。
 ここにたくさんのミニフィグ並べてみたいものです。

 2連タイプの飛行機窓も役に立ちました。

 煙突は真四角ビルドですが、工部省の「工」の字がポイント。「え」じゃないんですよ! 余談ですが国鉄のマークは1987年まで「工部省由来の『工』」「日本鉄道由来の『動輪』」「1958年制定の『JNR』ロゴ」の3種が併用されておりました。どれが正式とか決まってなかったらしいです。緩いなぁ……。

 船舶の表示は1964年の津軽丸型からJNRロゴになり、1970年までに全船JNR化された由。

 マストは……私にしては珍しく、マスト元来の用途に使っています。普段は架線柱に使っている部品ですから(笑)。将来計画としてワイヤーも張りたいところです。また、マスト周りのディテール強化も課題となりましょう。
(但し、細かくすると出先での展開などが困難になる問題もあります。適度なところで抑えるのもビルドの正論ではあります……)


 斜め上から。
 「丸み」が分かりましょうか?


 真正面より。
 24ポッチ幅は船体のベースに使った、トレインプレート6x24に合わせたもの。横方向に大量使用して強度をキープした由。

 高さもそれに合わせています。1階層分省略しているのですよ。
 一方で、マストや煙突は強調気味に。


 サイドビュウ。
 こうしてみるとやや「ずんぐり」ですね(笑)。一応構造的に延長は可能ですが(笑)。

 煙突の位置なども現物合わせで決めた由です。建艦も事実上初めてのこと故に、手探り状態なのでした。


 船尾。車両積込口は開放されていた、初期の形状です。洞爺丸台風後に密閉式に改造されているのはご承知の通り。

 積込口のアーチはフィクション。客車の屋根見てわかりますよう、アーチにして車両限界を広げてるのです。そのうえ強度面でも有利ですし。

 可動橋は仮のものです。より本格的なものは今後の課題ですね。

 岸壁はFBI様の資材で現場組したもの。助かりました。
 クラシックカーはてりやき様の作品。世界観に見事に合致してるじゃありませんか!


 同じく数少ない商船作品のなかま、レゴン様の自動車運搬船(川崎汽船)と。あちらをRoRo船と見立てれば、恰も「海陸運輸の歴史的並び」ともなるシーンです。

 摩周丸に積み込んでいるのは郵便車。明治期のテユ1形だと時代は合わない車種ですが、しかし、青函連絡船では郵便車・荷物車も多く航走されていました。1945-1954年には進駐軍専用客車や1等寝台車(マイネフ37形・マイネ40形)も航走されておりましたが、その辺の制作も楽しみではありませんか!


 このアングルの魅力よ!

 FBI様の岸壁は素晴らしい舞台ですね。インフラの大事さを痛感させられます。


 左側にはコンテナヤードが展開。DE10も。
 コンテナはSUU様。DE10は隼様作品。

 国鉄コンテナは関釜間で航送されておりましたし、青函航路でもコキ車とは別にクレーン積みを構想していたことがあったのです。時代考証煩いこと言うのは野暮でありましょう!

 鉄道島を走るのは京急230形。摩周丸が生まれ故郷の浦賀に里帰りすれば出会えた仲間たちでもあります。


 他の艦たちと。
 
 艦船オフは明日こそが本番。いいシーン。狙いたいものですね。
 
posted by 関山 at 23:46| Comment(0) | 作品その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

【イベント告知】2月3日(土)〜3月21日(祝)調布「ボクらのブリック」◆2/17-18日と3月10-11日はトレイン運転◆


ボクらのブリック!

https://www.chofu-culture-community.org/forms/info/info.aspx?info_id=9427

会期:2018年2月3日(土)〜 3月21日(祝日・水曜日)
 うち休館日:2月24日(日)〜27日(火)
時間:10:00〜18:00 
会場:文化会館たづくり1階 展示室
入場料:無料

主催:公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団/調布市

後援:調布市教育委員会/J:COM/調布FM 83.8MHz/デンマーク王国大使館

協力:東京スタジアム/武蔵野の森総合スポーツプラザ/JP-LUG「桜」/Lゲージ推進機構/社会福祉法人白山福祉会/東大LEGO(R)部

企画協力:「ボクらのブリック!」製作委員会/株式会社パワーハウス

みんなが大好きなおもちゃ・レゴ(R)の世界へようこそ!!
動物や街並みはもちろん、電車や車もあるよ。
新作として、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場にもなる、東京スタジアム【味スタ】・武蔵野の森総合スポーツプラザ周辺の街並みも登場!!
期間中、レゴ(R)職人たちによるワークショップやレゴ(R)でできた電車の走行会も開催!遊びに来てね。


参加:三井淳平/JP-LUG「桜」/東大LEGO部/Lゲージ推進機構/4WLC/レゴン(敬称略)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 調布市主催の、とても大きくて長期間の、レゴ展示です。
 展示室はガラスケースあり。立派に作品が飾られます。三井さんにサクラグ、4wlc、レゴンさんの帆船、そして我が「Lゲージ推進機構」も!

 さて。
 メインはガラスケース内展示。こちらは静的展示です。大きなケースなので編成モノも綺麗に並ぶのですよ?

 その上に、2月17-18日(設営2/16)及び、3月10-11日(設営3月9日)には運転会も行います!
(土曜日10:00〜18:00 日曜日10:00〜17:00)

 規模は2x3m程度を予定。高架ありの3-4線規模を想定しております。


【イメージ画像です。2017年11月の 横浜市立大学さんでの展示の様子ですが、この規模を展開いたします】

 他にも各種ワークショップなどイベント盛りだくさん。是非公式で確認されてみてください。
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 本件、内々でお話回しておりましたが、以下を「Lゲージ推進機構」として改めて募集いたします。

・展示用の車両及び建築、小規模ジオラマなど。
 ケース横幅4mほどありますので、列車は所謂「フル編成」も可能です。
 横幅は基礎板1-2枚程度です。
 (近日中に具体的な寸法展開いたします)

・走行用の車両及び、建築、小規模ジオラマなど。
 9VまたはPFです。当日持込も可能です(要申請)

 両者は兼用可能です。運転日はケースから取り出しができます。展示品の入換も運転日を境に可能です。

 場所は調布となりますので、理想を申すと「京王電鉄」の車両があると大いに歓迎されましょう。時間的に厳しいのなら、途中追加や運転日合わせでも構いません。
 無論、関山も京王は造りますのでお楽しみに。

 以上、ご興味ある向きは1月9-15日の間に当方メールフォームよりお問い合わせ願います。
http://legotrain.seesaa.net/article/363091610.html
(1月9日までは他催事のためご返答ができません。ご容赦ください。関山個人のメアドやTwitterアカウント知っている方はそちらからの連絡も可)

 2018年初を飾る、ビックでロングなイベント。
 皆様も、ご参加されませんか?
 
posted by 関山 at 15:25| Comment(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

【実物鉄道】1月4日は阪堺電車に乗ってきました

 ついで参り、じゃ駄目だったみたいですね……。
 
 阪堺電車は住吉大社の初詣輸送のため、1月1-3日に特別ダイヤ。1月4日も特別ダイヤです。1月3日福井行ったながれで「寄った」のですが。

 結論から申せば、2時間待って稼働が162号のみというのはやや凹みましたよ……。
 161形の稼働車は4両あって1月1日は4両とも。1月2-3日は3両が稼働してたようだったのですが。
 その反動か、1月4日は1両のみの稼働だったみたいです。


 1月4日は思いっきり早起きして我孫子道の車庫の様子見に来る。到着は9時過ぎ。

 162号のパンタが上がってるのを確認。期待が膨らみます。
 しかし、なかなか動かない。増発用予備車的な感じです。


 そのうえ、オリエント166号が車庫の中。これはとても稼働を期待できません。
 164号雲電車も奥の方にちらちら見えるだけ。
 161号はそもそも稼働率無茶苦茶低いですから。初めから期待せず。


 2時間ほどまちました。162号以外の電車がほぼ全て出ていってしまった状態。この状態になるのに2時間待ったのです。

 そして、やっと構内運転士さんが162号に近づく。


 待機場所?にやってきました。

 162号は濃緑1色。1970年代の試験塗装?の再現らしいですが、あまり馴染みのない色故にあまり好きではなかった。161号の古典阪堺・南海色(濃緑にドアや窓枠茶色)、164号の雲電車(1970−80年代の広告電車の復刻)、166号(オリエント急行。1980-90年代の広告電車の復刻でもあり)に比べて地味な印象が否めなかったのです。

 しかし、こうしてみると渋くてなかなか良い姿じゃありませんか!


 10分以上止まっていたので、いろいろこの機会に。

 本当は166号が動いてて欲しかったのですけどね(苦笑)。広告車なので稼働率高いと思ってましたけど……。




 162号(実物)と166号(レゴ)<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月03日

【イベント】1月3日 福井レゴオフ2018年 写真速報版【写真36枚】

 3回めを迎える新春イベント「福井レゴオフ」。今年は参加人数がやや減ってしまう(10名程度)なかで、規模的な縮小が懸念されるところでありましたが、結果は……。

 …大盛況でした。
 作品を追いかける時間が間に合わなく、昼食を逃す程であったのです。拙作だって全て出しきれない。それほどの濃ゆい催しとなったのでした。福井まで遠征の価値は十分にあり。楽しく、そして見栄えのする展示ともなったのです。身内のオフ会であるのがもったいないほどに!
(写真速報版です 解説は後日追記いたします)















<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月02日

【イベント】1月5-8日 ブリックライブ沼津の関西LT会出展!(合わせて8月のブリックライブ静岡の模様)

 先ず、告知から。
 2017年の8月11−15日と、ブリックライブ静岡にて関西LT会による展示と体験運転が行われておりましたが、今度の1月5−8日(金土日祝)でも同様に出展と体験運転(有料)があるとのことです。

http://bricklive.jp/
ブリックライブの情報はこちらから。
1月5日(金)〜8日(月・祝)キラメッセぬまづ
静岡県沼津市大手町一丁目1番4号
開場時間/9:30-16:30(最終入場時間 16:00)
最終日 9:30-16:00(最終入場時間 15:30)
入場料金:大人1500/子供1000円(当日)
  大人1000/子供800円(前売)

 静岡も実は気合の入ったレイアウトでしたが(同じ時期に関西でのイベント並行しておりましたのに)、今度は前回以上に本気ででられる模様ですよ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて。8月の模様です。関西LT会/JT-LUGのMAZTA-K様のレポートです。
http://maztak.blog.fc2.com/blog-entry-188.html





「郊外にありそうなシンプルでゆとりのあるレイアウトが好きなのと、体験運転用ということもあり、走っている列車がよく見えるシンプルなレイアウトを制作した。ドイツのランツフート(Landshut)とルターシュタット・ヴィッテンベルク(Lutherstadt Wittenberg)を足して2で割ったようなイメージで、駅が町の中心より少し離れた閑散としたところにあり、一部の特急が止まるというドイツの郊外にありがちな風景を意識した。」
 とのことです。欧州系の再現のための基礎インフラ整ってる感じですね。


 イベントそのものや体験運転の方法などの詳細は先方の記事に譲るとして、見どころを観てまいりましょう。




 全景。水辺と斜めのラインが「要注目」でした。
 体験運転用の実用本位のレイアウトながら、平板な感じがしません。

 また、大きいものはないのに街並みが立派に見えるのは、スケールの統一が図られているが故でしょう。良いとこどりが出来ているのですね。


 線路配置。貨物駅を暗示させるセクションが嬉しい。
 体験運転は市販品列車を使って行われましたが、耐久性や強度を考えれば適切な選択でありましょう。そして、その流れで欧州系に揃えたのも良かったんじゃないでしょうか。
 というより、欧州系オンリーは折り観て行いたいものです。なかなか機会に恵まれませんが。


 この密度感は堪りませんね。
 駅構内だけでも作り込んでおくと、全体が締まる感じがあります。

 シンプルながらも、見せ場をわかってる感じがしました。良い意味での王道的レゴタウンな雰囲気も嬉しいじゃありませんか。


 関係者の皆様、沼津での開催。がんばってくださいませ
 
posted by 関山 at 13:59| Comment(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】sato様のEF64 1000番代 JR貨物更新機。一味違う「8幅フルスケール」は好バランス。

 国鉄最後の新造電機であったEF64 1000代(1980〜)。同じ題材を なし氏が同様に8幅で作られておりますが、解釈の差異が興味深いです。
 勿論どちらも8幅フルスケールゆえの迫力とリアル感に富んだ作品です。

 なし氏のが東(高崎)の仕様なら、sato様のは西の仕様のようです。


 前面。
 車体角の微妙な丸みも再現されています。8幅ならではの表現ですよね。真四角ではないスマートさ、流動性を感じさせます
 
 ジャンパ栓やその照明灯などのディテールも賑やか。これもこのスケールだと無理なく収まるんだなぁと。ドアの出っ張りも見逃せません。またよく見ると前面の上下左右のベクトルを微妙に混ぜたモザイクなのも分かりましょう。

 ヘッドライトも点灯です。


 側面。全長は42ポッチ。

 JRFロゴの表現が嬉しい。きちっと斜体になっています。それでもJRFに見えます。3幅分横組みで微妙にできる隙間を、白線との間の塗り分けに処理しているのですね。

 特徴的な窓やルーバーの配置もそつなくまとめられております。なお、写真右方の1個分の窓は左方の3連窓とはサイズ変えてバランスを取っています。

 黄色い乗務員扉は良いアクセントですね。
 
 屋根上も見逃せません。直流電機にしては賑やかなかまぼこ型の機器函を前後ともリアルに再現です。交差式のパンタグラフはやや誇張気味なサイズですが、これがまたかっこいい。

 足回りは通常の車輪にディテールを盛る作り方です。6幅でも可能ですが、効果が大きいのはやはりラージスケールでありましょう。前後台車・中間台車でバネ周りが作り分けされています。動力は通常のPFトレインモーターで、現状1M。2M化可能とのこと。

 実物は引退始まっている機種ですが、それだけに今後はよりファンの注目を集める機関車となりましょう。
 この作品も広範な活躍、期待したいものです。
(なし氏の同題材との並びや重連は拝見したいですね……!)
 
posted by 関山 at 11:51| Comment(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

【鉄道作品日本形】阪堺電軌のオリエント急行(モ166号)。殺人事件は起こりません、多分。

 阪堺電気軌道のモ161形は1928年(昭和3年)製造の、「定期運用に入る」鉄道車両としては最古と言われる車です(定義次第でその辺は変わってきますが)。嘗ては同型形式も含めて阪堺の主力車であり、たくさんの仲間も居ましたが年々稼働車は減りつつありますが現在4両が現役。

 ※:例えば函館のハイカラ號は復元車体ではありますけども、冬以外は定期運用に入っています(運賃も他の電車と同じ)。一方で阪堺の161形は夏季は運用から外れます(冷房無いので)。この他にも例外は有り得そうですが……。

 その中の166号車が、映画「オリエント急行殺人事件」の広告電車となり、見事にワゴンリも思わせる装いになったのでした。


https://response.jp/article/2017/11/09/302298.html
[上記画像は、レスポンス様の記事より]

 一般にイメージされるところの鋼製ワゴンリ客車は1920-30年代の製造ですので、同じ時代に産まれた路面電車に「コスプレ」させても似合ないわけがありません。

 しかし。
 古くからの阪堺電車のファンであれば、オリエント急行塗色を別の意味で「懐かしい!」とも思われることでしょう。

 阪堺の広告電車は立石電機の雲電車が有名でしたが、1980年代後半−90年ころにはタマノイ酢のオリエント急行を模した塗装の広告電車がそれなりの両数・期間で存在してたそうなのです。
http://caw99100.exblog.jp/21875663/
 こちらに詳しく、良い写真があります。
 時期や車両によって、幾つかのパターンも在ったそうで。何れも旧型車両に似合う、上品なものでありました。

 つまり、この企画広告を考えた方というのは相当な電車マニアさんですね! 嘗てのタマノイ酢の広告電車の「復刻版」でもあるのですから。現役でクラシックな車両を求めたらたまたま阪堺の161形があった……ってことじゃないような気がします。

 そうした背景を想像していると、制作欲が湧き上がってきたのでした。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 

 阪堺の161形電車そのものは魅力的なヘリテージトラムです。つまり、通常の緑色(濃緑に木部茶色)での制作とか考えてはおりました。
(個人的にはモ101形というもっと好きな電車も居たんですが、それはもう余談ですから)

 ただ、ワゴンリ寝台車も10年以上前にレゴで作ってしまったほどに好きな車ですので、それが合わさらないわけがない!

 幸いにも濃青はストックしてる色なので(笑)、思い切って制作してみた由。
 また路面電車の制作基本は先の札幌市電の、特にA850形でいろいろ定番化しておりましたので、その文脈で行ける! とも。
(二軸アレンジとダミー台車枠での車高抑制。車両下半分を上下逆に組むことなど)




 全長22ポッチ。製作時間は概ね5時間ほど……。
 
 実は製作中に「阪堺というよりは大連市電1系統だよコレ(好きな電車ではありますけどなんか違う!)」とか雑念も入ったりしましたが、前面のバンパー部分や灯火類(全て窓上の前照灯に尾灯)を備えて、なんとか阪堺らしく見せています。あと阪堺らしいポイントは鉄道線電車同様の屋根上ディテールですね。ベンチレータに歩み板。


 真正面より。
 バンパーは最初は別表現で作りましたが、6幅分よりは4幅分に抑えることで車体の幅狭間を演出です。同じ意味で燈火類も内側に寄せ。
 尾灯の取り付け方法は最初思いつきませんでしたけど、素直にブラケット使って、その真中に方向幕付けたら巧く収まりました。
 前面中央で雨樋上がってる感じも含めての再現なのです。

 前面そのものは無理せず3面折妻構成です。ただ、濃青のヒンジプレートが得られたことで随分構成は簡略化されています。


 側面はすんなり行くように見えて実は車体裾の黄色ラインが難しい。パネルかポチスロで車輪を避けないといけませんから。
 しかし、ブラケットにグリルタイル貼ったら意外と違和感なく処理できてしまいました。


 さて。
 本物のワゴンリとの並びです(笑)。


 車高の低さなどで十分に路面電車らしさを表現できました。変な喩えではありますけど。
 タイニーでキッチュ? でもその雰囲気も含めての魅力でありましょうよ!
(そう言えば、1980年代に中央観光バス[大阪]もオリエント急行調の内外装の観光バスを多々投入しておりましたね……。作るかw)


 さて。内部構造です。
 車体はトレインモータ、腰部+前面、窓部、窓上+屋根と分割します。

 腰部+前面は上下が逆組です。

 貴重品の(笑)、9Vモータは簡単に脱着できるようにして幅広い使い回しに対応しているのは言うまでもありません。

 最後に、反省点。
 全長22ポッチは短すぎたかも。阪堺の電車は路面電車にしては大きめで全長14mもあるんですが、これを通常の電車(32ポッチ=20M)のスケールに嵌めると24ポッチになってしまうのですね。ちょっとアンダースケール。

 さて、あと2ポッチの全長延長。どうしたものやら(笑)。
posted by 関山 at 16:37| Comment(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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