(今思えば、嘗ての419系の効率の悪さは気の毒なほどでした)
北陸新幹線開業時に一部が平行三セクに移行されています。
形状は1-2次車は223系に貫通扉設けた大きな前面窓。
3次車から225系同様の前面補強形状。鉄道ファン的には好みが真っ二つに割れますね(笑)。意外と3次車のファン多いみたいです。
現状あいの風とやま鉄道所属は1-2次車のみですが、現在3次車相当の1000番代が製造中であり、近々投入予定とのこと。

かい様(kai103様)の作品は、その1000番代を早くも?再現したもの。
前面は平面割り切りですが、3次車の雰囲気だと正解ですね。流動感は前面窓ガラスで出しています。前にも記しましたけど、この顔つきって国鉄型……153系後期や113系などの流れをくむものでもあるのでしょう(それ故にファンも多いのでしょうか?)
アークラインとヘッドライトの繋がりも綺麗。
前頭部の灰色の色分けも近年のステンレス車らしい感じがします。
微妙に車体との隙間開けたスカートが高度な組み方。
転落防止幌も違和感なく収まります。
圧巻は側面でしょう。凝った塗り分けをモザイク状に。精細に!

当然に左右でパターン違いです。
プレート単位での再現ゆえ手間もコストもかかっておりましょうが、効果は覿面ですね。
車体構造的にはドアの凹みを割愛しておらず、ドア周りの存在感が凄い。ここは難しい問題ですが……。でも効果を見ると頷かざるを得ないのですね。
側窓は横組でここも精細感を伝えます。やや窓が小さく感じられるのが惜しいのですが、でもJR西の近郊型表現としてベターなものでありましょう。
各種表示機もモデルの質感を上げています。

走行シーン。
真横から見ると組み方の凝り様がよりはっきりと。
屋根はつるつるの処理です。側窓、5枚ならぶ内の真ん中1枚を順組にして寸法の整合性を取っているのですね。
全体に、とても丁寧な作品です。
今後もこのクオリティ、期待しております。