
以前LDDを紹介した、mazta-k様のJR東 217系が完成しています。
(8月のJAM合わせの完成でしたが紹介遅れて申し訳ないです)
先方の記事:「E217系総武快速・横須賀線 4両付属編成が完成」
なお、同題材は超豆茸氏も制作されているので、競作になっています。
(先に断っておけば、表現もコンセプトも、かなり違う作品です)

製造中の様子です。
LDDどおりなのですが、前面の傾斜はブラックフェイスとスロープの丸みによる表現。おかげで隙間がなく、すっきりシンプル。その雰囲気は、JR東日本のソリッドなイメージの通勤車らしさを感じさせるもの。
帯の表現は正確なものです。太い帯、車体全体とのバランスも良好。
ステンレス車の色は新灰か新濃灰か? 2つの流儀があるところですが、新濃灰も90年代以降のフラットなステンレス車の表現には向いておりますね。これは以前の同氏の223系もそうでしたが、この表現はブレておりませんね。銀色というか金属色も結構個性はありますから、題材によって使い分けできるのが理想でありましょう。

車体構体。やはり窓まわり・ドア周りをかっちり組んでいるのが印象的です。太めの帯が全体の印象を落ち着かせてもいましょう。
側窓は分割線がセンターに来てしまうのがやや惜しい。早く2x2x4パネルのクリア系がほしいところです(クリア以外はリリースされてるのに)。
クロスシート車はコストかかりますが、1x1ブロックも使うと雰囲気出せますかも? 1-2-1に組むのです。

印象的なヘッドライト点灯機構。
PF用のLEDではなく、9V時代の白熱灯はこだわりだそうです。E217系は「今時の電車」につい感じがちですが、1992年頃から導入ですから、十分に「昔の電車」でもあり、実物の前照灯は未だLED(HID)化されていないのですよね。こういうこだわり、大事です。
それにしても反射導光、凝ってる!


ズラリ並んだ東海道・横須賀・総武線の面々。思えば通勤型・近郊型が此処まで並ぶのも壮観ですよね。
そして、一人ひとり作り方も、電車の解釈も違ってる。その違いがあるからこその面白さです。

buchi氏の113系はやや懐かしい作品。そのならびもまた感慨深いのです。
90年代前半の過渡期には共存してたものでしたね。

mugen氏の、251系スーパービュー踊り子も加わって。気分は横浜〜戸塚〜大船の複々線ですね。E217系と
E251系、生まれた時代も共通する電車なのでした。

このカットが一番作品の特徴を捉えることできてますかも。

反対側より。件のライトを点灯させての姿です。
(写真は「s」が関山撮影、「m」は先方記事からの転載となります)