※:1990年以降、大井川鐵道井川線があります。
そこで活躍した電気機関車たち。その中核をなしていた……というよりは1950年代から1963年まで活躍したのがED42形です。
瑞西製のED41形を元に国産化したもので、1933-47年の間に28両が製造。ED41に倣ったロッド駆動。もちろんラックギアも持つ。
特徴的だったのは碓氷峠の機関車全て※に共通することですが、運転台が峠の下側(横川側)にしかない片運転台機であったことです。
※:EC40は当時両運転台で後に片運転台化。EF63も実は軽井沢方の運転台は常用していませんでした。
彼女らは3-4重連を組んで、常に峠の下側(横川側)について、坂を登る列車では押し上げ、坂を下る列車では引き止める形で連結されてた由。1950年代以降は3+1と客貨車を挟み込む運行に。
1963年のアプト式廃止以降はそのまま引退。動態保存機1両が横川にあります。
EC40やED40の払下げ機が、未だ福井や日光では現役でしたから、ED42も入換機や私鉄機としてラックギア外して再起出来たように思えるのですが……素人考えかしら。
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レゴ的には、結構前から暖めてた題材の一つ。
流石にガチにラック駆動は技術的には可能であるものの(曲線のラックも含め)、実用性汎用性の面で流石に見送っています。
今回はコストと手間を考えて、低速高トルクのパック形モータ、BB129(bricklink)を使用しています。このモータ、1992-1999年に低年齢用の簡易モータとして供給された往年の4.5Vモータ的形状の9V用モータなのですが、殆ど注目されていません。
(お陰で、安い!)
ただし、動輪にはコストかかってます(苦笑)。BBBミドルは1個3ドル1両分24ドル……。ミドルサイズはもっと安くなれば普及し易いのになぁ。
実物は複雑なボギー車ですが、先のモータの使用も含めて固定軸にアレンジ。
「○●●○」(○はフランジレス)という配置です。ここもコストが関わってて、BBBミドルはフランジ4個フランジレス4個のセットで買うと、2割引になるのでした(苦笑)。
でも、固定軸にすると、造形が平易になります。
パックモーターはトラブルもありません。

ロッドは普通に考えれば1x6の薄型アームですが、スコッチヨーク<<続きを読む>>