小さな品ですが、凄いインパクトでした。
(作品撮影も たむちん様)
そもそも、マイクロモーター(2986 1993-2001 9V規格)は、動力用には全く考慮されていません。超低速でトルクもそれほどないのですよ。
以前、マイクロモーターと9V角電池BOXで自走する4幅車という作品を拝見したこともありますけども、走行は相当に条件整ってないと無理。試行としては面白いものの実用は苦しい印象でした。
ゆえに、話を伺ったときには「実用になるの?」と眉唾ものでありました。
しかし。たむちん様はナローゲージ(鉄道模型)の匠です。先に記してしまえば、「自走は、超絶余裕♪」なのでした。




バージョン1。かわいい!
恰もホイットコム辺りの小型内燃機の雰囲気です。グリルが実にいい味を出してますね。
外部に露出したギアはレゴ的フィクションですけど、これはこれで視覚的に楽しいのは言うまでもありません。
なお、16歯ギアはレール面より若干下がりますが、ポイント通過は可能とのことです。
キャブ内には006P電池BOX用スイッチがみえます。
リモコン操作は対応しておりませんが、極低速での動作ですから別段不便でもありません。


こちらはバーション2。JAMに持ってこられた完成版は此方ですね。
モーターの位置をホイルベース間に移し、ギア1枚分のロスを無くしています。また、外見上もすっきり。
外部に露出したギア周り、恰もセンタージャック軸でのロッドドライブのメタファに見えてくるんですよね。なお、マイクロモーターのトルクでは効率のよくないロッド駆動は無理? なのでしょうね。たぶん。
なお、電池BOXやマイクロモーター、ギアの余裕的に機関車そのものは「もう一回り」小さくできる可能性もありやなしや? 内側台枠でかつ駆動系が外部に露出してるプロトタイプ……オットードイッツ辺りを自走させるなんて出来ちゃうかもしれませんよ?
(やってみたい! 電池boxもマイクロモータもどっかにあったはず……)

この作品、自走だけでなく、手漕ぎトロッコ(ペイ氏作)曳くくらいなら余裕なのです。

ボギー貨車(なし氏作)を2両も曳いてる……。
マイクロモータ、実は物凄いポテンシャルなのでは?
「レールと車輪というシステム」すなわち、通常鉄道の動力効率の良さを示してもおりましょうか。
また、二軸駆動も有利なのかもしれません。モータの小さな力を最大限に引き出す工夫が込められてる辺り、鉄道模型の実績長い方のモデリングは違うなぁ……と。
たむちんさんの機関車とコラボ。世界観が似てるので違和感が無い!#JAML pic.twitter.com/r2Oi9c2mZS
— Dr.Peisan@10月8日所沢BF (@drpeisan) 2017年8月18日
最後に動画。ペイ様撮影。
走るんですよ!