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2017年07月09日

【作品紹介】鱒寿司様の8620形蒸気機関車。走行性もディテールも好し!?

 8620形は1914年から製造された、国産・標準・量産を成し遂げた旅客列車用機関車です。貨物用の9600形とともに大正時代を代表したもの。国内に入線しない線区は無し!というくらいにどこでも使える万能機関車で 支線区でも入換でも使える使い勝手の良さから第二次大戦後も活躍は続きます。
 そして蒸気機関車の終焉たる1975年まで生き延びることになったのでした。

 動態保存機は2両あり、1両は京都鉄道博物館の8630。よく構内運転に充てられてますよね。
 もう1両がJR九州の58654。こちらも肥薩線で「ほぼ、定期運用」についているような状態であり、元気な動態保存機の一つといえるでしょう。
(ただ、58654の多くの部品は1988年以降に新造置き換えされたものです。逆に言えば経済面で引き合えば、現在でも8620形は新製可能?ということになるんでしょうか)


 鱒寿司様の作品は6幅ベースに、キャブのみ7幅です。
 ただし、エンジン部はランボードをレール付きプレートにすることでキャブ部とのバランスを取っています。また、テンダも6幅故に、6幅の客車との相性も考慮されています。

 缶胴は近年主流の、ポチスロに依る円筒表現。これは蒸機の表現を一変させましたよね。

 足回りは先輪の回転中心がかなり奥まっており、走行性への配慮がなされているのがわかります。メインロッドとサイドロッドはテクニックアーム。シリンダの位置が低めのため、ロッドがクロスしうる構造になっているのが嬉しいところです。ちょうど、写真の状態ですね。

 なお、このスタイリングながらエンジンドライブです。
 モーター、何処に収まっているのやら?


 デフレクタ(門デフ)装着にも対応。58654も門デフですよね。
 


 斜め上より。機関車が美しく見える角度の一つ。
 
 ポチスロ細工の缶胴にドームが2つ、綺麗に乗ってるのが印象的。
 シリンダ部も車体からの張出しを最小限に抑えているのがわかりましょう。

 キャブの前端も、アーチ型の窓が開いてます。


 鱒寿司様、蒸機というかトレイン制作はほぼ初めてのはずですのに、この水準を上げてこられて驚きました。いろいろ研究され、過去作のよいとこ取り入れているのがわかります。


 客車も製作中と聞いておりますが、まずはエメラルドナイトの客車を合わせて。

 英国風とか言われた8620に、似合わないわけがありません。
 また、茶色系のツートンは58654の豊肥本線(あそBOY)時代も彷彿させます。

 現状、走行性の問題はないそうですが、テンダの三軸が逆進時に脱線することあるとか。構造的に横スライドは仕込めそうですから(あるいは1軸を首振り?)、克服は可能でしょうね。







 bukkubo氏のD51、dumi氏の同じく8620、隼様のC57……レゴの国鉄蒸機作品も、新世代の作品が揃ってきた印象。一同に会する機会あればと思う次第です。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】アイン様の遠州鉄道 ED28 小さな凸型電気機関車/g@ひたひた様の過去作も

 先方の製作記事:
 https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40394851.html
 先方の並び記事:
 https://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40395280.html

 遠州鉄道ED28 1は遠州鉄道の事業用・保線用電機……というよりは半ば動態保存車?

 1925年の英国、イングリッシュエレクトリック製で2両。豊川鉄道・鳳来寺鉄道に納入されました。その後国鉄買収でED28形と。1956/59年に国鉄から離れ、1号機は近江→山形交通に。2号機は遠州鉄道に払い下げ。
 以後、ED28 2は同社の貨物列車用に。貨物営業廃止後は保線用として在籍しています。
 75kwx4とそこらの田舎電車と同等の出力であり、全長は9m足らず。重量は50トンというとても小さな機関車。
(一般的な私鉄電気機関車は200kwx4程度の出力で、重量は45-50噸程度。しかし、小さいほうが使いやすいこともあるのは言うまでもありません)



 灰色と青という塗り分けは、実車通りです。
 B+Bの足回りは二軸にアレンジされていますが、現物も先述のとおりに小さな機関車ですから、このアレンジは一つの正解でしょう。(自分も造るなら2軸アレンジで、2軸はダミー車輪に割り切ってしまうでしょう)
 運転台周り。横組のキャブ窓が良い効果を出しています。
 
 ボンネットの傾斜は階段状表現です。巧く印象掴んでると。


 全体に、立体感に富んだ、複雑な形状をしています。
 細いボンネットは点対称形状で張り出しがあるのですが、その張り出し上のベンチレータまで再現されているのですね。

 なお、飽く迄個人的好みですが、台車の端梁(連結器周辺部)は4幅に絞ると、実車のスマート感が強調されるかも知れません。


 真横より。全長16ポッチ。
 遠州鉄道の赤い電車を造ることができたら(24-28ポッチ?)、対比させてみると楽しいかもしれませんね。


 保線イメージで、小さなホッパ車曳いて。レトロレゴ風味の世界観にもしっくり来る作品です。


 1976年まで、貨物営業行ってた時代のイメージで。こうした二軸貨車も似合います。というか、この機関車の元来の用途でありましょう。


 保線と思うと、事業用貨車は一番しっくりきますよね。


 自由形の欧州古典客車曳いて。
 英国生まれのED28では有りますが、何故かドイチェメルヒェンな世界観にも合うのです。これはこれでクラシックレゴと言うか、クラシックな鉄道模型の世界といいますか。


 12系と50系を曳いて。
 遠州鉄道は長いこと遠州馬込と西鹿島で線路が国鉄線とつながっていましたから、こんな臨時列車があっても可笑しくない? あるいは飯田線に里帰りしてこんな臨時列車と考えても楽しいかもしれません。

 ED28は飯田線の4私鉄時代を知る、数少ない現存車です。いつまでもお元気で!

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 さて。
 なぜかこれ迄に記事にしてなかったのですが思い出したのが、この作品です。
 g@ひたひた様の、なんと2006年作品。

 凸型のD級電気機関車 2006年5月22日


 実車の写真を見ずに印象だけで作られた……とのことですが、ED28の印象は相当に強烈であったようです。それ故の唯一のエラー?はボンネットの点対称な張出しが割愛されてしまってることでしょうか。ボギー車なので、大ぶり大型な感じですが、その分ほっそりした感じは強調されています。

 動力は考慮されていないものの、9V化は可能な作りです。
 
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする