でも、小さい中にぎっちり魅力を詰め込む。
大きなモデルとも違った良さがあります。

北越急行HK100形電車は1997年のほくほく線開業に合わせて用意された一般型電車。2ドアの両運転台という、なかなか魅力的なスタイルの地方向け車両。
地味に見えて、特急街道だったほくほく線で高速列車から逃げ切れる「脚」を持つ俊足な白ウサギであったのでした。
そして、特急群の去ったほくほく線では却って俊足を活かす機会も。超快速はその最たるもの。
ルビー様のモデルは、リニューアル工事(2010年頃)を受けた後の今の姿、実は帯が簡略化され若干レゴ向けの姿に?
青帯はグラデを、ミディアムブルーで再現しています。これがまた効果的!
複雑な乗務員ドアの表現も見逃せません。ただ客用ドアに沓摺の表現はほしいところですが……。
前面はヘッドライトを、4070ヘッドライトブロックの底面使用で再現。角ライトの表現としてベターなものの一つでしょう。良い表情になっています。
6幅ゆえサイドに見えてしまうのですが、その違和感はありません。
それよりは、すっきり無理なく仕上がってることが、この題材にはふさわしく思えます。
スカートも小柄な感じが出てる。キュッと締まって小粋にさえ見えてきましょう。
単行でも成立する題材ですし、それこそ嘗ての特急街道の名脇役としての活躍もできましょう。でも、もう1両あると楽しいかな……とも思ったり。またイベント車という別バージョンの楽しみもある題材ですよね。

芝桜と。なかなか素敵なジオラマ写真。