かつては通常の?蒸機でした。↓記事。
http://legotrain.seesaa.net/article/447271984.html
如何にもな造形が素晴らしい。そして、10幅で装甲と走行を両立させてた由。装甲板の中をロッドが動くメカは大型化のデメリットを補って余りあるものです。まぁ、走行環境は選んでしまいますけども。
、今回はなんと間接蒸機です。
厳密にメイヤー式と言って良いのかどうかわかりません。
ガラットとメイヤーの中間的形態ということになるのでしょうか。しかし、植民地向け機関車として十分に理にかなった形状です。
前部の足回りは可動式で煙室の下に。
後部の足回りは固定である代わりに、炭水車側に固定されているので、炭水車の動きに合わせて首をふることが出来ます。
(前半分がメイヤー式、後ろ半分がガラット式)
実物が存在したとして、重量配分や走行性能には大きな問題は無さそう? ですね。秀逸な自由形です。
各足回りは3軸づつ。軸配置は日本式にはC+C。ホワイト式なら0-6+6-0か。
一見ジャック軸?かと思いましたけども、現在入手が困難なフランジレス大型車輪の代わりにプーリーで代用されているのですね。
動輪の一番上が微妙に隠れるバランスが美しいのです。
上回り、例によって10幅に及びます。
しかし、それゆえに足回りと上回りのバランスは秀逸。狭軌感が感じられますし、やはり大振りになりがちな兵器や軍用車両の世界観に溶け込むには相応しいバランスでもありましょう。
サイドビュウ。
装甲板の平面構成が美しい。
足回り、きちんとメインロッドとサイドロッドが省略なしに再現されているのも分かりましょう。
10幅ではありますが、全長は38ポッチ。
蒸機としては実は手頃で?扱いやすい寸法なのですね。また、そのバランスが力強さと、合わせてずんぐりした可愛らしさに繋がっています。
砲車を押しての運用。
動力系はPF-Mモータx2ですので、相当な力はあるはず。最近は大きめの催事ではミリタリ界隈での軍用列車祭り!になることも多いので、この動力車はきっと歓迎されることでありましょう。
動力。及び内部です。
前後にPF-Mモータを1個づつ搭載。
足回りはロッドで結びつつ、内部のギア連動もあり。
鉄道模型の製品でも、ここはメーカや時期により考えの変わるところなのですが、ロッドで結ばれているから内部ギアは不要、という方法と、ロッドへの負担や不可を軽減のため、模型では敢えて内部ギア連動ありに……。
調整の手間はあるものの、ギア連動とロッドの併用は動力効率面と、ロッド負荷を軽減出来るメリットはあります。
前部台車のアップ。ボギーの回転軸と推進軸を兼用しています。
スライドバーの位置が実に良い感じです。
最後に、幻のガラット式案。
第一印象が蒸気機関車らしくない(煙室扉が見えない)ので制式化は見送られたとのこと。これもこれはで良い雰囲気ではありましたが、やはり決定稿のほうが完成度は上ですね。決定稿のほうが機械の密度感が濃く、それが魅力になっておりますから。
走行風景
— てりやき@新作公開 (@terilego) 2017年5月20日
足回りが固定式でないためカーブを曲がる際にグイグイ曲がってくれます pic.twitter.com/rnhUXovzhP
あとは動画です。間接機関車と動画の相性は良いですね。
肝心の動画を上げ忘れてた pic.twitter.com/Cq4GaHyUzD
— てりやき@新作公開 (@terilego) 2017年5月24日
カーブもバッチリ。
足回りの詳細です。ボギー車みたいに動くのでカーブに強いです。 pic.twitter.com/bJnggmIvVm
— てりやき@新作公開 (@terilego) 2017年5月20日
JBF(6月10-11)のミリタリテーブルに登場予定。
ミリタリ方面もいろいろ熱く、厚いJBFになりそうです。