勿論JR貨物譲渡は計画のうちだったと思われ、「北斗星」「カシオペア」廃止後は予定通り?貨物用に転用されていますが。しかし、星マークが消去された以外はJRE時代の塗色が維持されてる由。
このエース君作品、完全オリジナルではなく、以前のT.N.FACTORY氏作品の模倣……とのことですが、クオリティアップに驚かされます。レゴにおける模倣……簡単じゃありませんからね。

フォルムの正確さ。
そして、シンプルなようで恐ろしく複雑な組み方の前頭部に驚かされます。
前頭部、金色帯2本の間が、半プレート厚の青ラインが!
ブラケット(1x2-2x2)の薄い部分を利用しているのですが、一見でタネが分かりません。前面の逆テーパと、前面窓のつながりも細かく、高度な組み方です。

真正面より。半プレート厚の効果は絶大ですね。シンプルに見えて、その実は細かい作品です。スカートの絞込も良い感じ。

サイドビュウ。全長36ポッチ。
機関車は客貨車より大きめでもバランスが破綻しません。全長24-32ポッチ程度のレゴスケールの客車やコンテナ車を牽いても違和感無さそうです。
この全長故に、EF510らしいほっそり感が伝わってきます。
また、2モーターですからパワーも期待できそうです。電気機関車らしく1プレートの床面揚げがありますが(これは重要です!)、その副次効果で配線の余裕ができ、2個のモータとも同じ向きに使えており、PFで2モータ機作る折の泣き所、逆転スイッチを省略出来ています。

屋上機器。交直両用電機ですので、やはり見せ所!
配線留めのクリップタイル新型、灰緑色なのが良い感じです。碍子のΦ1プレートの灰緑はコスト面で断念せざるを得ないレアパーツですが、クリップタイル新型なら灰緑も供給はよく、交流電気車の屋上機器にがしがし使える雰囲気になってきました。
JRアンテナや避雷器。
そしてワンアームパンタは近年のパーツを使うことでスッキリと機能的に。真似してみたくなる表現です。

コンテナ列車牽いて。
2Mのパワーで、ありったけの貨車を全て牽いてパワーテスト、のような使い方もできそうです。

パワーの無駄使い? いやいや工臨の雰囲気でしょうか。チキとヨを従えて。

大物車。テクニックパーツでモダンな雰囲気に仕上がるものです。
長編成の貨物列車は意外や「イベントの華」になるものです。
エース君のクオリティを1段跳ね上げた精細な機関車、今後の花形になるのが楽しみですね。