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2017年02月14日

【作品紹介】g@ひたひた様のJR西日本 キハ127/キハ122形(CAD)。インテリアの革命? そしてLDDの限界?

 JR西日本キハ127系気動車は2009年に導入された、姫新線の輸送改善事業に伴う車両。最高速度100km/hというローカル線向けらしからぬハイスペックを誇ります。機関は1両ごとに450ps。
 車体形状はJR西日本の標準……ということで223系電車に近いものですが、2扉で広窓が並ぶ車体は一般型として信じがたく、魅力的なものでしょう。
 車内は1-2配置の転換クロスです。これ自体は西では珍しくないですが、電車の狭窓よりもどこか豪華に見えるのです(日除けのこととか考えると、狭窓のメリットもあります)。2ドアなのも地方線区向けとして合理的でしょうか。気動車で3ドアはやはり車体強度面で不利(=コストアップ)になるでしょうから。

 形式は片運転台のキハ127形と、両運転台のキハ122形。
 現在は姫新線の固有形式ですが、ほぼ同形車がえちごトキめき鉄道ET122形として導入されています。


 g@ひたひた様の作品。全長42ポッチ。
 側窓が今時珍しく? トレイン窓採用。LDDだとわかりにくいのですが、横ピラーもあってキハ127系の、どこか欧州ムードの側窓の印象に近いのですね。

 ただ、3x2のハーフトレイン窓は新灰もそこそこ供給されており入手も現実的な価格で可能ですが、3x4の窓は旧灰しか存在しません。ポチスロ他車体の構成部品を考えると全体を旧灰で作るのも難しそうであり、ここは、窓まわりのみ旧灰にするような割り切りは必要かも知れません。ステンレス車も実物見ると部分分によって色あいや表面仕上げは異なっていたりします。違和感はないと思うのですが。


 両運転台のキハ122形。大仰なトイレ部の窓無部は西日本のローカル専用車両によく見られます。
 
 細かく見ていきましょう。
 台車はΦ1丸プレート裏面を利用して、近年のボルスタレス台車らしさを表現しています。床下機器も精密。ここはあとで別アングルから。

 乗務員ドアの色替え(新濃灰)も近年のステンレス無塗装車だと使える表現ですね。
 屋根おでこのJRアンテナも外せません。やや大仰な印象はありますが。

 車内にはチラリちらりとシートが。このシートが新機軸です。


 ミニフィグ着席を片サイドのみに割切、一人かけ側はダミーに。
 リアル感と、フィグスケールの共存として、この手法があったか! という感じです。6幅でインテリア作るときの、座席が1列しか無い非合理というか理不尽をいくらか和らげる効果効能はあるのですね。無論、座れないシートへの反論もありえましょうが。
(もちろん、インテリア割愛しちゃうよりは素晴らしいことです)


 もうひとつリアルの極み。床下機器。
 機器固有の細密さはもちろん。艤装を0.5プレート単位で行い、密度も持たせています。機器の高さを5プレート程度に抑え、最大でも6プレート相当にしているのも注目でしょう。重すぎると、車両全体の印象も激重になってしまい逆効果ですから。

 なお、ボルスタレス台車の構造もわかります。


 連結面の印象。縦長の貫通扉。妻面窓も、JR西日本のローカル線用車両の特徴です。




 最後になりましたが、前頭部。
 
 実車の「吊り目」な印象をフォローした印象です。
 奥が一次案か? 前頭部の角度をミニマムにしたもの。貫通扉部で0.25ポッチ分の張り出しです。少ないようにみえて、この分量の張り出しは薬師山氏のキハ52(拙作キハ55)でも行っており、平面に対する効果は大きいのです。

 手前は二次案か? 前頭部の角度をやや大きく。貫通扉部で0.5ポッチ分の張り出し。

 どちらが印象に近いか。なかなか難しいですね。そして、こういう微妙な形状の把握に関してはLDDは未だ実物現物での制作に追いついていないことも分かろうと。

 LDDですと、どうしても実物よりも稜線が強調されてしまいます。そして現物を見たときの滑らかさの自然補正(人間の脳内補正)が効きません。キハ127系の印象は個人的にはもっと滑らかなはずなのですが……。
 しかし、g@ひたひた様のモデルも現物化されたらきっと流麗に見えるはず?

 あとはモデラーの好みもありますかも?
 個人的には輸送機械(鉄道車両・自動車)の吊り目デザインは余り好みではないのですが、キハ127系は実に微妙なところで、解釈によっては225系的な吊り目にも見え、はたまた223系のような大人しい顔つきにも見える。
 その意味で、案外難しく、そして「面白い」題材なのかもしれません。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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