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2017年02月28日

【作品紹介】アイン様の200系新幹線 H編成?製作中

 レゴでの200系は、0系ほど作例が多くありません。
 特に、編成になったものは皆無です。

 実は車種や形状のバラエティに富んでおり、0系並に面白い形式ではあります。先頭車化改造やら大幅な窓割りの変更を伴う改造などもあり、意外とカオスです。

 また、元来の形状が耐寒大雪性能ゆえの重厚さを感じさせるものであり、それ故の魅力も。

 未だ完成に至っておりませんが、ryokuchakuma氏の作品が記憶にあたらしいでしょうか?
 記事
http://legotrain.seesaa.net/article/442141844.html


 200番台・2000番台車の100系顔の表現です。


 さて、アイン様も以前から200系は狙っておられた様子です。

 先方の記事「レゴ 200系新幹線製作中……」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40263001.html


 3年前の試作品。やはり100系顔の200番台・2000番台を意識したもの。
 スロープを使った前頭部は、実物のシャープさのイメージを捉える。

 ただ、ちょっと尖りすぎている印象は否めませんでした。


 こちらが3年越しに製作開始された200系。
 先の試作とコンセプトを共通しながらも(75度スロープ使ったシャープな造形)、徹底して欠点を修正したものです。

 ライト形状を細く。
 尖りすぎてた前頭を45度を混ぜることで、より柔和でリアルなものに。
 スカートも見せ所です。高速スノウプロウの表現も200系らしい。

 それにしても、75度のスロープ部品。実は自分も100系で使えないかとおもっていたので、こんなところで実現例を見られるのはちょっと嬉しいもの。
 拙作100系では薬師山氏の0系の応用で100系化しておりますが、これもまた捨てがたい表現なのですね。

 側面では側窓横組化。ただ、200系の小窓感がやや出ていないような? 原因は上下の寸法取りの問題と思われます。窓位置を1プレート下げて、窓下にある緑の1プレート分を窓上に持ってくる? 窓位置はそのままで、帯の位置を全体に1プレート上げてみる?(この場合は屋根も1プレート高くする) 窓位置そのままで窓下の緑を廃して、ピンストライプを1プレート上げる?
 はたまた、窓幅を2ブロック分から、4プレート分(1x2ブロック+1x2プレートなど)に変更してみる。……幾つかの試行が考えられましょうか。
 ただ、幕板の広さは200系らしいです。ここは1ブロック分欲しいですね。

 屋根はポチスロ屋根化で、200系の薄い屋根らしさが無理なく伝わっておりましょう。

 今後、2階建て車など組込、嘗てのフラッグシップH編成を目指されているとか。楽しみですね。北陸新幹線E7/W7系はじめ東北上越北陸筋の新幹線作品もかなり揃っている昨今ですから、そのなかでも200系H編成は古き女王として君臨できることでしょう。
(そして、東京駅での東海道山陽筋との並びだって)

 最後に余談。H編成は1990-1991年の13両編成時代(2階建車1両)、H6編成は丸顔の先頭車にピンストライプというユニークな姿でした。片方の先頭車を丸顔にするとか、中間車共用で丸顔先頭車も用意されるとか、そういう遊びも面白そうですね。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月27日

【鉄道作品日本形】20系リメイク計画 その2 ナハフ20試作/2010年版との、禁断の?比較

 その前に。
 大きく手を入れる前の2010年版20系を記録しておいたので先に公開です。ビィフォアアフターのbeforeの方です。


 ナハネフ22形。久々に引っ張ってみましたが。あれ、そんなに悪くない?


 カニ22形。2010年当時のパーツ事情。今と随分違います。


 クリーム色の帯は苦労した覚えが。未だタン色の供給が潤沢ではありませんでした。
 一方で、トレイン窓の入手が難しくなかった時代でもありましたけども。
 あ、ナハネフのカーブガラスは既に希少でした。

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 さて。新規格でのナハフ20形(テストモデル)。
 トレイン窓ではできなかった、小窓がズラッと並んだ三等座席車(普通車)も可能になります。

 幕板の存在感、悪くないです。


 下半分は2010年モデルと大きく進化してません(苦笑。
 窓から上は作り直しですが。2x2のパネルどかんと使ったのは気持ち良いことでした。すっきり!

 おでこはもうちょっと円やかにしたいところです。


 禁断の?新旧並べ。
 左のほうが良かった……とか言われたらどうしましょ?

 でも、流石に「古い」ですよね?


 ナハネフ23テストモデルと。
 なかなか佳き世界観ではあります。やっぱり、これで行こう!


 ナハフ21とナハネフ23。大昔のKATOのNゲージでは妻部を相互に切継してナハネフ22とナハフ21を作るという無駄のない改造が定番でありましたね(笑)。
(頑張りゃナハフ21→ナハネフ21も)
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月26日

【作品紹介】なし様のダンプ貨車。アイディア勝負!

 ダンプ貨車(チッパー貨車)は1067mm/1435mm軌間の車両としてはあまり多くはありませんが、素朴なナベトロの拡大版というのは楽しく、味のあるものです。


 なんと1520mm軌間での実例(ロシア国鉄)。
 底の開くホッパー車とは別カテゴリの車両です。如いて日本での種別をするなら「土運車」かもしれませんが?

 レゴでも、4.5V時代の汽車セットでは定番でありましたね。子供心にお気に入りの貨車だったりしました。

 さて、なし様作品。ヒントはこの部品だとか。


 ネックスナイツの盾セットに含まれる変形部品。一見使い勝手が悪そうなのですが?さに非ず!
 結構なクラスタがこの部品の使いこなしを行ってるようです。。
 確かにロボメカ系やミリタリ系には使えそうか?

 でも、トレインでは?


 じゃじゃーん!
 表情とディテール豊かな、チッパー貨車の爆誕です。

 パーツの癖・個性を引き出しきってる。
 4幅+2幅の細めの台枠もこの種の貨車らしい、良い雰囲気ではないでしょうか。側梁なし中梁のみって合理性はリアルな貨車設計なムード。
 ブレーキハンドルも見逃せません。

 惜しいのは両端のナベ支え部分がもうちょっとボリューム欲しいこと。1部をスロープにするか、何らかの補強ディテール加えると、重量を支えるリアルティが生まれてきましょう。


 側面。タイルのうち1枚を何らかの表示系プリントタイルにしたら更に良い雰囲気になりそうですね。いや、ナベよりも台枠車体側に表記類というのも味があるか?


 転倒時。クリップ留めのプレートを巧みに使っての車体構成です。
 次期の、トレインセットが案外このデザイン採用されたりして……? という雰囲気でもあるんですよね。量産予定もあるそうで、これがたくさん連なるシーンもまた楽しみなのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】懐かしきコンテナ車 6n2b2c様のコキ5500形。別文脈の精細さ

 国鉄コキ5500形コンテナ車。
 1959年。コンテナ輸送の開始とともにチキ5000形として誕生(当時は長物車の1種)

 その後車体延長でチキ5500形に。更にコンテナ車が独立分類化でコキ5500形と。コキ5500形になってからの増備車もまた多く。

 1975年頃のコンテナ輸送の低迷期も乗り越え、その多くがJR貨物に継承。低迷期を過ぎた後はコンテナ輸送化はむしろ加速したのです。
 それゆえ、4個積の旧型車でありながらJR貨物でも重用されました。21世紀になってからの引退です。

 国鉄コンテナの黎明期、発展期、低迷期。そして復興期からJR貨物時代を経てきた「歴史的名車」でありましょう。


 国鉄/JRタイプのコンテナ車のリアルなモデルはこれまでもいくつも作られてきました。多くはラダーフレーム・スケルトンフレームの再現に主眼をおいてたもの。
 この6n2b2c様の作品は、ラダーフレームこそ割愛されているものの、魚腹形車体のリブ表現に拘った作品です。この文脈はなかなか新鮮です。別文脈の精細さです。

 リブがあると、コンテナ車の構造的な美しさが際立ちますね。
 台車もユニーク。一見3軸?に見えるのですが左に非ず。車輪枠を台車枠に見立てて居るのでした。

 リブ表現の代償として前後の台枠が分厚くなり、重心が高めに。
 しかし、これはこれでユーモラスな戯画的表現にも見えてきます。リアルさとディフォルメ、矛盾はしない概念なんですよ。


 側面より。やや大きめの新5噸コンテナで4個積。


 C20と思しき、国鉄コンテナの表現も大変に好ましい!
 妻部を半ポッチ凹ませることで、こんなにリアルに且つ表情豊かに!

 扉の開閉ロック機構というのも、これまで意外と見過ごされてきたディテールでしょう。ライム色のバーが得られなかったのか、クリアで代用されていますが、これはこれで違和感なく良いアイデアと。

 別文脈の精細モデル。無論、コンテナ車には数を作るための量産前提モデルもありえます。現代貨物輸送の主力、まだまだいろんな方法が考えられましょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】クロック様の「ドーラ」。世界最大の列車砲を! ミリタリ+トレイン+テクニック?

 世界最大の「複線跨り」の列車砲「グスタフ/ドーラ」。ミリタリ界隈の方と話すと、必ずお題に上がるのです。無論、半ば冗談として。造ったら凄いよね! と。

 しかし、今回ついに実現してしまいました。

 重量1500噸。
 運用に要する人員1400人。
 カノン砲の口径80cm。

 線路の上に載っているのは、他の列車砲のような「機動性」のためではなく。
 陣地内の移動のためでした(砲塔は旋回しないので、線路を曲線に敷くことで、移動を旋回の代わりにする)。その意味では既に「列車砲」とは別カテゴリの兵器ともいえましょう。

 完全に分解すると鉄道輸送は可能でした。
 しかし、組み立てて、専用の線路(複線)を敷設と「設営・撤収」に数週間かかったとのこと。機動性何それ?
 無論、完全に地上設置する砲台よりはモバイルな存在ではあったでしょうが。

 2基のみが建造。終戦前に独軍自らによって廃棄されています。


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 クロック様。まさか作られてしまいました(驚)。
 順を追う意味で、製作中画像より。

 この題材では悩みになる、複線跨りで上方構造をいかに支持してるかが分かると思います。いわば、ドーラのキモ。


 2つの車体を、パンタグラフ状の構造でつなげています。
 砲のある中央車体はパンタグラフ上に支持されているようです。この構造なら、カーブにも追随しますし、多少複線間隔がズレても支障は無さそうですね。

 大きさゆえ、強度も必要になります。


 複線カーブ上にて。


 仮完成か。色は揃って居ないものの、凄みは伝わる。


 更にディテールも。
 車体?に広幅キャタピラ使うのは面白いアイディアです。

 砲身。この長さをよくぞ保たせているものです。内部に芯が入ってるにしてもテクニックシャフトにも長さの限界はありますから。
 また、結構な重量であろう砲身を支持するテクニカルな構造も。

 ミリタリーモデルであり、それ以上にテクニック系の作品でもありましょう。

 鉄道車両としてのディテールは控えめ。これは致し方ありますまい。ムカデのように車輪いっぱいなのですが、そこにこだわるとコストが際限なく上がっていきますので。


 完成! 力強く、美しい。

 兵器ではあるのですが、ここまで大きくなると禍々しさが感じられないのは不思議です(ソ連のRT23 列車移動ICBMもそうですけど)。むしろ、人類を災厄から救うスーパーメカの如き魅力を感じるのは私だけでしょうか?
 サンダーバードのテーマや怪獣大進撃マーチが脳内再生されるんですよ。


<写真たるご氏>
 実運用中の姿。通常の鉄道車両と並ぶと大きさが際立つってものです。
 こいつなら余裕でゴジラに勝てそうです? 無人在来線爆弾はいらない子です?


<写真たるご氏>
 ドライジーネを従えて。複線カーブでの運用です。
 一番見栄えのするシーンでありましょう。ローアングルの写真があれば尚良かったのですが……。
 「ドーラ」には専用のディーゼル機関車D311形(→V188→288形)も作られておりますので、何れそちらの方もお願いしたいところです。平時はもとい戦後は普通に貨物用に使われた由、使い勝手は悪く無さそうですし。


<写真たるご氏>
 こちらは通常の?列車砲。クルップK5。dumi様作品。
 機動性を前提とすると、一般的な列車砲ではこれが最大サイズとなりましょうか。

 これと「ドーラ」がならんだ訳ですから、2月26日の名古屋あおなみ線運転会は強烈というか凶悪というか「黒峰森」分多めというか。

 先日の火曜オフといい、名古屋は「レゴランド」とはまったく関係なく、ポテンシャルを秘めてるような気がするのです。「あおなみ線運転会」こそとりあえず次回3月でピリオドですが、今後の総合オフ会などの流れ、期待したいと思います。
 


 こちらdumi様のツイート。
 

 
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【作品紹介】たるご様のスペイン国鉄490系電車。素直なスラントノーズ。

 1999年に投入されたスペイン国鉄の490系電車は、イタリア式の振り子式電車であちらでの形式はETR490。
 スペインでは「talgo」と並行して、ETR401など導入してきた伝統がありましたが、その流れを汲むものでもあるのでしょう。

 軌間可変などはなく、1668mmのスペインゲージ専用です。
 しかし、2014年には早々と引退してしまいました。15年で引退というのは鉄道車両としては短寿命ではありましょう……。同じスペインでもtalgo各形式などはもっと長く使い倒されているのですが……。


 良い意味で、素直で順当な作りが見て取れます
 60051の資材を使ってるようですが、オリジナル色が強いですね。

 前頭部のスラントは無理せずにスロープ構成。
 前面窓はブラックアウト処理ですが、その御蔭で、側面の窓表現も無理せずに出来ています。
 質感のあるヘッドライトが印象的ですね。

 側面は実車の連窓風です。ただ実車はかなり窓柱がぶっといので(なんというか、垢抜けない設計ですよね)、窓と新濃杯のグリルを交互に組むくらいの処理でも良いかもしれません。理想は横組みでしょうか。


 この列車、欧州にしては短単位であり、3両でフル編成です。
 その意味でレゴ向けの題材でもありますね。

 運転台直後の屋根、もう少しポチスロ盛ると良い感じになりそう。
 スカート部分ももう少し作り込んでみると化けてきそうです。


 スペイン国鉄という意味でも、実は面白く深いジャンルです(タルゴ以外も!)。
 イタリアのフィアット・ペンドリーノの文脈も、濃い世界になってきました。世界中に輸出されまくってるという意味では、ジーメンス・ICE系の比ではありません。
 現代欧州の鉄道も、なかなか面白いと。
 
posted by 関山 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月25日

【鉄道作品日本形】20系客車リメイク計画(ナハネフ23 試作)

 20系客車は確か2010年ころ作ったもの。カニ+ナロネ+ナシ+ナハネフ。
 仮完成のつもりであったので記事は起こしていません。ただ、使い勝手の良さであちこち連れ回したのでやたらレポートの片隅に姿を残してると思うのですが。

 トレイン窓ありき、でした。
 さすがに7年前の設計は古い。リメイクを2016年ころから考えておりました。

 その前に。


 トレイン窓ありきの2010年版20系に合わせたナハネフ23端面。当時なりにお気に入りだったのですが、なんか面倒くさ……とお蔵入りに。
 こんなもの7年もとっとく自分も自分ですが……。


 ガチなリメイク。試作品1号。
 件の、ナハネフ23から手がけることにしました。

 車体断面は最近の24系などの作品で多い、45度スロープ+カーブスロープです。これが国鉄寝台車の屋根として一番適切な角度になるようですね。
 これ、2010年地点ではカーブスロープが非常に希少で、未だ難しい手法だったのでした。一方で2010年版に使った6081の丸ブロック(新灰)は今は入手が難しくなってしまいましたが。


 側窓は阪急電車などで行った「窓枠の上辺のみを再現」の方向性です。20系のHゴムは目立つ特徴ですが、全周表現は不可能ですから。

 さて。
 窓の上下位置は既存の旧型客車作に合わせています。車体裾から6プレート分
 個人的には窓の位置は低めの設計が好きです(実際、低めの窓は着席時の視界が良好なのですよね)。そうなると幕板も広めになって重厚な感じも出せると。そういう好みもあっての窓位置なのですが。

 うーん、でも、低すぎ?


 そこで。試作品2号。
 窓の上下位置を1プレート上げて、幕板を1プレート薄くする。
 

 どんなものでしょうか?
 正確かもしれません。
 しかし、窓位置を上げてしまうと20系の窓の大きさから来る、あの優雅さがややスポイルされるような。エレガント且つエキゾチックなのが20系です(故に、帯色はクリーム色に拘ってるのです!)。
 あと、パーツ取りに無駄が多いのもレゴ作として宜しくないところです。ブロック1段ですむとこプレート3枚。コストも重量も……。


 迷った末、元に戻してしまいました(笑)。これが決定稿。

 幕板がやたら重く見えるのは実物でもナハ21やナシ20での印象に重なりますし、一方でナロネのような小窓付の車では気にならない……でしょう。
(帯2本の末期仕様作ると破綻しそうですが、まぁ、そんなの作らなければよいのですし)

 1プレートの差異は大きい。半プレート単位での調整できたらいうことないのですが、それじゃ既にレゴじゃないですよね?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月24日

【作品紹介】レゴ5udon様の大井川鐵道井川線編成。大胆な動力システム。

 大井川鐵道井川線は1067mm軌間でありながら、車両限界は762mmの軽便鉄道並(近鉄→三岐のナローよりも車両限界小さい)という特異な路線です。
 全列車がディーゼル機関車の牽引・推進で運行。
 途中には日本で唯一のラック式(アブト式)区間も存在。

 元来は電源開発のために中部電力が建設したもの。今も、中部電力の補助で運行が行われています。

 黒部峡谷鉄道と類似点は多いのですが、こちらは通年運行という違いあり。ただ、観光路線としての営業は黒部峡谷鉄道さんほど上手で無いのが、ちょっともどかしい。
(黒部峡谷ほどの秘境ではないのが、観光面での弱さ……?)

 客車は1950年代に作られたものから、21世紀に入ってからの新造車まで。
 ディーゼル機関車DD20形は1982-1985年に製造されたもの。6両。
 他に1991年製のラック式電機 ED91が3両です。

 これまでにレゴトレインでの作品がなかった……と申したいところですが、2013年にかう゛ぇ様のDD107(1963年製。1986年廃車で保存中)の作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/347082156.html

 よく特徴を捉えたモデル。但し、動力なしのダミーです。
 無論、9Vでも動力化は困難な題材ですが。


 レゴ5udon様の記事はこちら
https://5udon.blogspot.jp/2017/02/0311.html


 通常トレインよりも大きなスケールでの再現です。ガチで作ると4-5幅になり、いろいろ大変ですからね。
 8幅と合わせるとスケールも揃いましょう。この割切は嵯峨氏の黒部峡谷鉄道シリーズに共通しますが、車体幅に対する軌間の広さという意味で、井川線のほうが向いているのかも知れません。


 機関車はDD20型です。ロープロファイルの表現に気を配った作品であり、車高全体も低ければ台車高さも低い。実にDD20らしいというか、井川線らしいと申しますか。

 前面は微妙な傾斜ついていますが割愛。しかしそれほど気になりません。それよりも台形屋根と飛び出たひさしの表現が印象的です。手すりやバックミラーも、この種の題材だと効果が大きいのですね。

 で、言うまでもなくダミーではなく。


 ぎりぎり収まるPF電池box。


 駆動輪。

 この種の車両で、小径車輪を回す動力システムと申せば、先日の6n2b2c様のエボルタ電車(ゴムタイヤで小径車輪を回転させる)が思い出されるところですが
http://legotrain.seesaa.net/article/446714439.html
 また、異なるシステムです。

 直接ゴムタイヤで動かしてしまう。しかし突飛なものでもなく、実物の軌陸車にはこの駆動システムのものもありますし、ミャンマーのレールバスにもこのシステムはあるのだとか。


 動力系です。ベベルギア。


 さて。機関車内に電池boxは搭載しているものの、モーターと受光ユニットは1両目の客車に分散搭載です。それゆえ、連結はフレキシジョイントによるもの。実に大胆。
 ただ、重量物の電池を動力車に持ち込むのは筋の良い技術でありましょう。牽引力は期待できますから。


 客車。スロフ300形。1960年代から2011年まで延々と製造続くこの客車ですが、これは1970-80年代製造のタイプですね。大きな下降窓で視界も良好。
 このモデルでは先に触れたよう、モーターと受光ユニットが分割搭載されています


 客車。クハ600形。正確には制御車ですが。1991年のアブト式区間登場にともなう運行方式の変更により生まれたもの。必ず井川寄りの先頭に立ちます。

 シャンパ栓やスカートが物々しいです。屋根は台形屋根で、スロフとは区別化されてる由。


 クハ600の側面。窓数省略なしのフルスケール?です


 こちらは半展望車。スロフ300形316号(1両のみの希少車です!)。 展望側の手すり表現の細かさ!<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】sato様のスシ25形食堂車落成。8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス 5連化


 1月の福井オフで皆をあっと驚かせた、sato様の8幅フルスケールのトワイライトエクスプレス。電源車-サロンカー-A寝台-A寝台の4両ですごいボリュームでしたが、待望の食堂車も落成です。

 スシ25形はトワイライトエクスプレスの運行に合わせ、余剰休車中であったサシ481・サシ489形を大規模改造したもの。一度、函館行「日本海」用に整備したあと、トワイライトエクスプレスの企画に合わせて更に豪華改造しています。
 電車→客車の改造というのは「北斗星」のスシ25形にも共通しますし、「なは」のオハ25形もありました。国鉄末期からJR初期という「楽しかった時代」がゆえの、戦災復旧車以来の特異な車種転換でもあります。強引に申せば「鋼製雑形客車」の末裔だったのかもしれません。

 もとが電車のため、車高の低さが目立つ存在でした。
  

 もちろん、8幅でフルスケールです。
 特徴的なフォルム。食堂車らしい窓配置。フルスケールゆえ省略もありません。
 屋根上の冷房装置は旧式ながら美しかったAU12。ベンチレータ類も効果的です。

 そして、水タンクの目立つ床下機器。
 台車が電車タイプらしくないのはちょっと残念ですが。


 通路側。通路部窓はクリアのほうが良かったかも知れません。
 横組みは全体として避けているのは、一つの見識でしょう。


 そして、sato様作品では初めてですがインテリアの再現もあり。
 8幅ゆえ、食堂座席は左右1列づつ。
 厨房は通路1幅取り、厨房内4幅です。これなら作り込める♪


 厨房。左からストッカ、調理台。流し。実物の配置に近いのです。
 灰色メインなのも、近代形食堂車のステンレスな内装らしいのです。


 食堂部。フルコースのディナーを供したあの空間。
 暖色系の配色に豪華さが十分感じられます。
 ちらちちらり見えるコードは?


 厨房別角度より。作り込みがわかります。


 食堂部別角度より。一部ミニフィグが座れない席があるため、暫定的に横に座れせてるのも楽しげで良いですね。




 社外品ライトアップパーツにより、テーブルランプが点灯します。
 「Liteupbrick」は国内にも扱業者があることから、普及が一気に進んでる感。

 走行すると、効果は絶大でありましょう。
 

 トワイライトエクスプレスの5両編成+機関車は3月25-26日、池袋の鉄道模型芸術祭でのお披露目を予定しています。あと1ヶ月、楽しみなのです。
(8幅の機関車などお持ちの方! 合わせるチャンスですよ)
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月23日

【作品紹介】エース君パパ様の、片上鉄道キハ301 完成。「良い塩梅」

 先にCADを紹介させていただいた、エース君パパ様の片上鉄道キハ301がほぼ完成です。 
 いや、CADの地点で完成まで障害も多かろうと予想していたのですが、見事に完成なのです。思っていたよりも、早く。

 前回記事:同和鉱業片上鉄道キハ303。全面4枚窓気動車への挑戦(CAD)


 戦前気動車特有の前面4枚窓を見事に再現。
 幕板と腰板は実物よりも丸みが強調されていますが、前面窓は実物よりも角味が強い。中和されて文字通りの「良い塩梅」に。

 全体に漂う、何処とも言えず華奢な印象は旧型気動車ならではのもの。
 窓は小さめなのですが、それが重厚さ……になるのは塞がれております。

 前から車軸の見える台車は印象的ですね。気動車の軽快さを感じさせるが如く。通常車輪だとこの種の気動車には「重厚過ぎる」のかもしれません。台車枠の薄アームも効果的と言えましょう。バーフレームらしさが顕れる。

 また、大きくステップを貼り下げつつも標準カーブも通過できる性能です。これも通常車輪には出来ないことですよね。


 側面、シルヘッダと窓柱を意識させる組み方。窓は1x2タイル。
 まさか実現するものとは……。ただの横組みを超えた新表現の実現は画期的なことです。内部構造は複雑そうですが、動力系の有無は気になるところ……。
 ただ、写真右の台車に注目! ベベルギアが見えます。

 動力系、いかなる魔法が叶えているのでしょうか?

 なお、窓数はCADよりも減らされています。全長で34ポッチが27ポッチに。しかし、実車は全長16m未満ですので、これで正解な気がします。
 ともあれ、題材といい、表現といい。一つのエピックになる作品でしょう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】エース君の24系25形客車。王道たるブルートレイン。/EF65 1000番台の改良も

 先に発表された、EF65 1000番台(PF形)に合わせた客車です。

 EF65 1000番台+24系25形というと1970年代末の「ブルートレインブーム」の中核にして王道。交差式パンタのPFも、二段寝台の25形は当時の最新鋭であったのでした。


 一気に、客車4両も。白帯ゆえ、24系?か14系?かとも思いましたが、「なは」のヘッドマークと車端部形状から24系25形と判断させていただきます。

 なお、EF65も前回記事では(主に東北仕様だった)通常パンタ機でしたが、今回、交差式パンタに換装された模様。好みの問題もありますけど、PFには交差式パンタの方が似合う気がします。特に東海道・山陽筋の特急旅客牽引機に関しては。

 また、前回記事で指摘させていただいた問題点。オーバーハングが長いことが是正されてスカートと前後台車の距離が締まった感じになっています。それによって余った2ポッチ分で中間台車のホイルベースも前後台車と揃う。装飾も同様に。

 ものすごく、EF65らしくなったと!

 比較の意味で、前回画像です。やはりオーバーハングの長さが気になりますよね?
 前後台車の装飾は効果的でしたが、中間台車にも欲しいところでした。
 B-2-Bではなく、B-B-Bらしく!



 オハネフ25 100番台車。
 14系以来の折妻を廃して実用的な切妻に改めたもの。賛否は別れた形状でしたが、これはこれでシンプルな美しさがありました。折妻の0番台車よりも先に引退してしまいましたが……。

 屋根肩の丸みであったり、縦長の妻窓が雰囲気を出しています。幌枠表現はエース君の得意技でもあり。
 ジャンパ栓の表現も頑張っていますね。ただ、ダミーカプラーはもう少し大きめのほうがバランス良いかもしれませんが。


 側面。オハネフ25とオハネ25。
 ブルートレインらしい重厚さは感じさせます。100番台車は寝台側と通路側で窓サイズが違うのですが、流石に寝台側の小さな窓の表現は難しいでしょうか?

 「なは」だと、後日は個室寝台各種やら、座席車スハ25が入ったり賑やかな編成になり、2008年の終焉を迎えています。
 客車の形式別作りわけという楽しみ、まだまだ残されておりましょうね。無論、国鉄時代全盛期の、シンプルな編成も悪くないものですが。エース君の好みはどちらなのでしょう……?
 そうそう、電源車も忘れてはなりません。作ると楽しいものです。
 カニ24は切妻の100番台か、0台の折妻か。はたまたカヤ24やカニ25という絡め手もあります(「なは」には使われてないですが。まぁそこはご愛嬌で)。

 加えて、客車があれば機関車も作りやすくなります。
 EF65 1000番代という王道の次も気になるところです。人気のDD51やEF81も良いのですが、案外手付かずのEF76とか面白いかも知れません?
 
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2017年02月22日

【作品紹介】アイン様の、フランス国鉄X4200形「オートライユ パノラミック」

 フランス国鉄 X4200形は1959年に10両が製造された、展望気動車。
 車両中央床下に大型ディーゼルエンジン(なんと800馬力)を搭載。その上を展望客室にしたアイディア車両です。景勝地の団体貸切用?として用いられた由。また、大馬力を活かして気動付随車を牽く運用もあったようです。

 1985年に退役していますが、まだ動態保存車はいる模様。
 ただ、SNCFに同類の後継車種はなく。セッテベッロやラインゴルトのドームカーもそうなんですけど、どうもこの種の車両は欧州各国では長続きしないのが残念(一代限りで、後継車が続かない……)。
 その意味で、代を重ねながら進化してく小田急ロマンスカーや近鉄ビスタカーの伝統って、日本が世界に誇っていいもののような気がしてきました。

 アイン様の記事こちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40256236.html




 先に申しておくと、前面窓の傾斜を省略されてるのが、余りに惜しい!
 他が良いだけに、そこが惜しいのです。キャノピーやスロープを使う素直な方法でも、パネルなどを傾斜させる捻くれた方法でも、前面窓の傾斜さえあれば……。答えは幾通りもありましょうか。(2本のセンターピラーとの両立も考えるといろいろ難しくなってきそうですけども)

 しかし、他は完璧。
 前面の丸み。ヘッドライトの間に円ブロックを入れてしまう。やや誇張されていますがそれがスマートさと彫りの深さに繋がってる。スカートやバッファ廻りも良い塩梅です。
 肝心の展望室はヒンジを使って側面傾斜を表現。


 側面より。全長は30ポッチ。
 前後客室と、展望室のバランスが良いのですね。


 トレーラーを牽いて。
 通常の客車と比較して、X4200の車高の低さがわかります。フランス国鉄のオートライユそのものが低車高・低重心でしたので、x4200もその文脈で生まれたことがうかがえようと。


 オーストリアの電車列車に併結されて。
 流石にこの編成の記録はありませんが、昔の欧州各国の列車・編成は今の基準で言えば「なんでもあり」「道理引っ込めて無理を通す」とこありましたので違和感はなく。似合ってます。
 イタリアでは電車(ETR250)+気動車(TEE)の併結もありましたし、特急電車が気動車(それも展望車)牽引してたというと、485系「雷鳥」+キロ65「ゆうとぴあ和倉」とかも思い出されるところです。


 同じ時代の欧州の車両同士、雰囲気が揃うのです。
 やはりX4200の低車高が際立ってますね。基本が良くできた作品と言えましょう。

 また、同種の観光列車。拙作の独逸のガラス電車ET91とも並べてみたい♪

 弊ブログ、2010/06/25 ドイツの電車ET91「Glaserne Zug(ガラス電車)」
 
 7年前の作で、最近は運転の機会もなかったのですが、まだ保管中なのです。
 
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【作品紹介】てりやき様の装甲機関車「フラジャイル」。10幅で両立する装甲と走行!

 この種の車両に詳しくはないので解説しにくいのが申し訳ない。
 ただ、装甲列車用の機関車でここ迄、装甲を固めたものは珍しい。上から下までの完全武装。(補給に難のある)蒸気機関車ですから、第一次大戦から戦間期のものでしょうか。ドイツ系の香りも濃厚です。

 この種の機関車は、編成の先頭ではなく、半ばに入れる使い方をしていたようです。

 余談ですがFragileを英語読みだとフラジール。
 「取扱注意(荷物などの)」って意味になります。
 故障しやすいとか、そういう意味で皮肉めいたあだ名が現場で付いたとか考えますとなんとも味が出てきますよね。兵器はだめな子のほうが愛されるじゃないですか(宮ア駿や岡部いさくの文脈ですよ)


 足回りを覆いつつ、ロッドの可動をおこなう。この両立が凄い!
 そのため10幅になってしまったとのことですが、兵器系は概ねスケールが大きくなる傾向ありますので、その枠の中では違和感も無いでしょう。
 いや、突出部も含めてよくぞ10幅に抑えられた! という感じがします。
(蒸気機関車は6-8幅でも、突出部で最大幅10幅になってしまう事例は少なくないですから)

 で、スタイル。
 この無愛想さ。ゴツさ。そして、適度に表現されたリベット。
 0-8-0の蒸気機関車として破綻してない形状も。ここはきちんと鉄道屋さんが造った、まっとうな機関車でもありましょう。シリンダの膨らみの表現がなかなかニクいのですよ!
 斜めに組み合わされたプレートやタイルのツライチっぷりも高度な技術です。


 外見からはわかりませんが、内部にはMモータを2個並列搭載。
(2個分の出力を1個に合成?)
 自作動力での走行です。また、この機関車内部に電気系もすべて収まってる由。

 それにしても、装甲から見える足回りが素敵すぎます。
 メインロッドとサイドロッドが収まってる! そして、可動する。

 フランジレス黒車輪が恐ろしく高価になってしまったための代用品が黒プーリーですが、これはこれで違和感ありません。軍用機関車らしい特殊な装備にさえ見えてきますよ。


 走行動画です。
 この姿で走ってしまうとは。

 先にも触れましたが、Mモータx2ですからそこそこのパワーあるはず。
 皆様の軍用車両を前後につなげて、大活躍だってしてしまうかもしれません。
 
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2017年02月21日

【鉄道作品外国形】中露国際列車(3/4列車)の客車たち。中国国鉄YW18・RW19・ロシア国鉄食堂車

 出る間際のギリギリ更新につき、写真のみで失礼します。
 解説は後で追記いたします。いろいろ語りたい車両たちですから。


 中国国鉄の硬臥車。YW18形
 18系は国際列車用の形式。硬臥とは言いますが、国内用の軟臥車なみの設備を持ちます。ただ、冷房が未だにありませんが。




 同じく中国国鉄の軟臥車(高包・特別軟臥)。RW19形
 これも18系に属します。
 かつてのワゴン・リを彷彿させる、重厚なインテリアの2人用個室。
 
 2009年に北京→モスクワと乗り通しましたが、素晴らしい車でした。
(運賃は国内の「クルーズ列車」よりずっと低廉です)
 なおも現役。ただ、やっぱり非冷房です。窓開けて写真撮ったりするのに便利という考え方もありますが。




 3/4列車にロシア国内で併結される、ロシア国鉄の食堂車。
 形式など不明。
 


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2017年02月20日

【鉄道作品外国形】ロシア国鉄Chs2形電気機関車(ロシアのEF58!)

 1958年ころから1973年ころまで製造されていたという、ソヴィエト国鉄のchs2形電気機関車は、直流区間の旅客列車用。
 チェコスロバキアのシュコダ社製。

 ロシアの直流電化区間全般で広く活躍しておりました。
 その存在も、姿も日本のEF58形電気機関車を思わせるものです。

 2009年の訪露時、自分の乗っていた北京からのモスクワ行3列車の牽引もこの機関車であり、どきどきしたものでした。この機関車が自分のロシアの最良の思い出……かもしれません。

 流石に2016年地点ではメインラインからは引退していたそうです。車齢と走行距離からしてやむを得ない事なのでしょう。ただ、ロシア(というか東側の国は)は鉄道車両の保存はどこかの国と違って熱心です。現存機は多いようです。

<時間無いので、解説は水曜日に追記いたします>








 長く車体裾を下げているのが如何にもな旧東側の機関車なのですが、そこはL形パネルの裏返しで再現。標準カーブもギリギリ、曲がれます。




 もちろん、引っ張るべき列車も作りました。
 コミュニストグリーンに黄帯2本。言うまでもなく、あの国際列車です。


 同じチェコスロバキア/チェコ共和国の製品です。
 シュコダと、タトラ。

 優秀な工業国でありました。

 なお、この素材のレゴブロックもまたチェコ共和国の工場で製造されたものかも知れません。遠いようで、実は身近な国なのです。
 
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2017年02月19日

【鉄道作品日本形】名鉄3400系「いもむし」「流線」。完成!

 完成に漕ぎ着けました。


 ただ、4両編成を3両編成に縮小して、ですが(苦笑)。
 もう1両分の資材が微妙に足りないのです。1950年から1953年までの間の3両編成……? ということで。

 先にも触れましたが、1937年製造の流線型電車。名鉄での車内呼称は「流線」。
 デビウ当時はモハ−クハの2連だったものが、1950年にモハ増結で3連化。1953年にサハ増結で4連化された由。後日の増結車も形状が揃ってたのは立派です。4連化後は本線特急に、後日の新造車(3900系や5000系)に伍して使われたのでした。

 1967年ころに大規模な車体更新で大きく姿を変えましたが(窓の全面更新。前面は連続窓化)、側面スカートは維持。国鉄モハ52が戦時中にスカート喪ったままであった事思えば、如何に社内で大事にされてたかわかりましょう。
 
 1988年に大半が廃車。3連x4が2連x1に。
 残った2連は緑色に塗色復元されたり、冷房化されたり。ただ末期に7300系譲りのエアサス台車化されたことで大きく姿を損ねたのは残念でしたが……。2002年廃車。以後は静態保存となっています。


 モ3400形。或いはク2400形。
 ク2400にもパンタがあり、ましてや床下はスカートで覆われていたので一見区別が付きません。それほどに編成美が考慮されていたのです。
 レゴ的には、ほぼ同形です。

 塗色は1953年からの特急色。
 かなり微妙な色合いらしいのですが、レゴでの再現ということでタンと茶色に割り切っています。

 窓枠は原型の、上辺に丸みのついた1段窓仕様です。
 3400系では二段窓→更にアルミサッシ化されてしまいましたが、3600形には似たような窓が廃車時まで残ってましたね。


 真正面より。前面通風口の表現も拘ってみました。
 尾灯は省略も考えたものの、なんとか隙間に割り込む形で設ける。宝石部品は流線型に似合います。


 サイドビュウ。流線型の角度も、納得。

 ドア上部の丸み、実に優雅なのです。

 全長は29ポッチ。32ポッチ=20m(か、それ以上)のスケールゆえ、18mのこの車両はこんな塩梅に。可愛い!


 屋根上、ランボード(歩み板)あると精密に見せられるんですよ。


 中間車。モハ3450形。
 レゴ的にはこの車が動力車となります。

 全長27ポッチ。可愛らしくも優雅な姿。


 中間車は後日の増備ゆえ、屋上の違いに注目。通風器の形状と配置が違う。
 作り分けできると楽しい。サハ2450だと台車まで違うんですよねぇ。


 恰も3編成が揃っているかのように。
 いや流石に複数編成作る気は無いですけども。でも、同じ時代の3900系とかにも興味が。真っ赤な名鉄も辛うじて間に合ったので(3400系も、850系も)思い入れはあるのですが、それ以前の時代にもより惹かれるものあります。


 でも、名古屋デビュウ後の最初の課題は4両編成化でしょう。
 幸いにも?火曜オフin名古屋のレイアウトは「広さよりも密度」なので3連でも良さげなのですが、近年のイベントの大型レイアウトだと4連でも物足りないくらいですから。

 それから。
 戦前の流線型電車もモハ52、京阪1000形、そして名鉄3400系。
 だんだん役者揃ってきた感。戦前の古典電車は余りイベントでのウケなど良くないのですが(苦笑)、流線型は別だなぁというのが実感だったりします。
 まだまだ、楽しめちゃいますよ?
 
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2017年02月18日

【鉄道作品日本形】3400系「流線」製作中。「いもむし㌠出撃です!」

 名鉄3400系は、1936年製造の流線型電車。
 1990年代まで現役であった、紛うことなき名車の一つ。

 その姿から「いもむし」の愛称でも親しまれました。現場では「流線」とか言われてたとか。名鉄には他にも流線型電車居たのに(850や5000 パノラマ他)、3400だけが流線型という扱いだったのですね。
 
 以前から製作予定には入ってましたが、名古屋行に合わせて緊急制作してる次第。


 手前はテスト用の全長29ポッチ版。実物が18m級ゆえ、やや長すぎと判断。奥の27ポッチ版が決定稿です。


 設定年代は戦後、1950年代から66年ころまでの姿。所謂「更新前」。
 塗色は旧特急色。落ち着いて品のある、そして今のレゴで作りやすい色です。

 車体はいつもの旧型電車の作り方です。ワンパターン言うな(笑)。但し、更新前の丸みのついたドアが再現できて何か嬉しい。
 足回りはスカートで覆う。隙間がやや大きいのは走行性能とのトレードオフです。
 台車にはイコライザ表現も。


 流線型造形は幾つか迷いが有りましたが、思い切ってスカートからヘッドライト下まで一度に傾斜させてしまいました。左右は隙間を「見えないもんと割り切って」挟み込む。 「へ」の字になってしまうのはスマートさとのトレードオフ。現物ではそれほど気にならないのですが。半ポッチずらしや積層的表現で段差ができるよりはマシと?
(無論、この辺の表現は適材適所であるのは言うまでもありません)

 4両分の資材が流石にないので(あると思ってたタン色のプレートが足りねぇ!)、とりあえず3両編成で(実物も3連時代あり)。
 進捗微妙ですが。まぁ、明日までもう1日あるので大丈夫でしょう。
 
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2017年02月17日

【イベント告知】6月10-11日の、ジャパンブリックフェスト参加事前登録のお願い(2月25日迄)



 急ぎで大変に恐縮です。
 締切は先方への提出書類の関係上、2月25日(土)までとなります。

 例年通り、6月に神戸で行われるジャパンブリックフェストにトレイングループ(関西LT会で昨年は参加。今年はJT-LUGでの参加予定)参加を致します。
 今年も広大な場所を借りての展示となります。新たな趣向も予定されています。

 さて。
 JBFは一般参加では制約も大きく(設営に参加できない可能性あり。また開場前・開場後の出入りも不可)、入場料も必要となります。

 事前登録でトレイングループのスタッフになると、入場料代わりに参加費用の分担(1500円を予定)は発生しますが、出入りの制約がなくなるメリットが大きい。
(走行・持ち込みだけなら一般参加でも可能ですが)

 連絡事項は個人情報となりますため、参加希望の方は必ずメールフォームより連絡ください。
(TwitterのDM @houmeisya宛でも構いません)

 必要事項は 
・本名
 ・ハンドルネーム
 ・1日目VIPパーティ参加可否(会費2300円予定)
 ・メールアドレス
 となります。

 ※ 迷っている方は、とりあえず参加の方向で申請お願いします。

 なお、以下の方は当方への連絡は不要です。
・他ラグで参加の方
・ご自身でテーブル単位で参加される方
・関西LT会関連の方(既に薬師山氏がまとめ)

 重複は事務上支障出るようなので、ご留意願います。
 


<画像はJBF2016より>
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【作品紹介】火曜オフin名古屋近づいてきました。事前にいろいろ見せちゃう!(もりりん様の写真館も)

 何度かお伝えしておりますが、来週火曜日に迫った「火曜オフin名古屋」がますます凄いことになっています。
 本当に、平日オフなのか?
 この密度は久々です。

 まだ参加は受付しております!
http://twipla.jp/events/240143
 
 夕方18-21時も部屋を借りており、夕食も部屋で済ませてしまう予定ですので、お仕事や学校帰りでも参加(見学)は可能なようです。


 圧巻の配置図(dumi様作図)。
 オレンジやタンでのブランク部分はオリジナルのモジュールです。

 左手に海。左手に側線がある駅部は、きた様の「赤い駅」です。オレンジの基礎板3枚分のスペースですね。
 駅前広場も有り。このプラン自体が一つの作品に見えてくるのですが。無論、かつてのJBF2008やら、ジャパンブリックフェストも相当にすごいことやってた(やってる)のですけども、これ、平日の「普通の地方オフ」なのですよ? 名古屋に行けたよかった!


 立体で見ると。
 高架線が街を囲みます。恰も、シカゴの「L」のように。

 「赤い駅」の前に高架が横切っていくわけですね。
 あと、こうしてみるとタウンホールって製品のままでもインパクトありますね……。


 別角度より。もりりん様の小さめの駅(スターリンゴチック)はタウンホールの左隣。その裏手には留置線が広がります。

 道路上を本線が通る部分がありますが、アメリカだとこういう場所もありますから(サンフランシスコ オークランドなど)、違和感はないことでしょう。


 留置線廻り。街と高架に挟まれた。都会に強引に線路を残す貨物駅か、はたまた電鉄の電留線か? 渡り線に挟まれた空間にはスイッチャーなどが常駐してたら良さげ? 


 高架と道路の位置関係も、良いシーンを作り出すはず!

 道路上で分岐して、「赤い駅」に線路が入ってくシーン、これも魅力的な情景になるでしょう。


 こちらはリアル。きた様の製作中の道路。ロードプレートにタイルや花壇を盛ってここまで装飾。これは期待できます。


 踏切など。


 既に紹介したきた様の「赤い駅」(before)。中央駅。
 当初は二階にも高架線来ることを想定してオープンだったのですが。


 二階も壁面付いてクローズドに。ガラス張りの宮殿!さえを思わせる美しい壁面です。この面もちょっとした名物になりそう。そして1階部の庇も良いアイディア。軽快に、引き締める!


 オリジナルモジュールはいくつも出てくる予定です(もりりん様・きた様)

 その中の一つ。もりりん様の写真館。
「1階は受付、衣装室、更衣室、あとは写真を選ぶセレクトルームで、 2階はスタジオ、 3階は事務室兼作業場、トイレ」とのことです。
 暗室は1階にあったものの、今は更衣室兼物置に転用されているとの設定。

 スタジオの作り込みが、「プロ」(写真の方の!)の仕事です。照明とかホリゾントとか!


 壁面取り外し可能で、上下分割。理想的作りですね。
 やはり、スタジオの作り込みが……。


 最後になりましたが、外観。
 装飾と非装飾のバランスが取れた、美しいハーフサイズモジュール。隣に1.5倍サイズのモジュールと合わせられるようです。

 それにしても、二階スタジオ部の窓を塞いでるのがすごくリアルですね。
詳細こちらです。
 
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2017年02月15日

【作品紹介】続報。しょうたいむ(オリエントP様)の583系。クハネの内部や食堂車内装



 前回記事
http://legotrain.seesaa.net/article/446670871.html

 制作過程ではありますが、続報です。
 いざ完成してしまうと、大量の情報を前に記事を書くのが辛くなり、紹介のタイミング逸する虞れあるため……いやいや。
 良い作品は早く、かつゆっくり拝見しちゃいじゃないですか。
 完成待ちもとい完結待ち、「単行本待ち」なんかは出来ませんよ?


 これは何かというと、クハネ581形の運転台直後の機器室です。
 補助電源(冷房とか照明とか)用の電動発電機(直流を交流200Vに変換)が置かれてました。こんなところまで精密に、まるで博物館の展示品のクオリティで作り込まれています。
 運転台背後の仕切り壁。消火器まで。


 モハネ582 二両目の制作過程。こちらは模型としての動力車となる由。
 PFトレインモータx2搭載とのこと。ただ、7幅フルスケール・フルインテリアは2Mでも苦しいようです。動力車の増強も必要となるのでしょうか?


 先のクハネ581形も車体外形が完成に。
 左はクハネ583形。機器室の有無が相違点です。クハネ583形のほうが少数派でしたが、現在残っている秋田車は前後ともクハネ583形です。一方で「きたぐに」用はクハネ581形に統一されていました。

 現物合わせで試行錯誤されたという、運転台窓から屋根への三角形のラインが美しいです。スケート靴ブレード使った上部ドアレールも良い効果です。


 運転台内部。ここまで作り込み。右手は先の機器室。


 こちらからは、食堂車サシ581形。

 食堂車は編成の丁度真ん中に連結されることから、編成を分割して回送や入替えできるよう簡易運転台付きのことが多い。この作品でも作り込まれている由。内部まで!


 左は食堂。7幅故に左右に座席が並び、そしてフィグの着席もできる。
 壁面の時計も印象的ですね。

 右は厨房から食堂を見たところ。このリアルな目線と視線。

 サシ581形は<<続きを読む>>
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