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2017年01月31日

【レゴ製品】2017年のニュルンベルクの画像より。バスとか家とか。

 TheBrickFan経由
http://www.thebrickfan.com/lego-nuremberg-toy-fair-2017-set-images/

 元は
https://www.instagram.com/promobricks/
 及び
http://zusammengebaut.com/live-ticker-lego-news-toy-fair-2017-19791/
 からの画像です。

 なお、すべてを扱うと大変なことになりますので、興味あるものに限らせていただきます。画像もトリミングおこなっておりますので、気になる方は元記事へのアクセスをお願い致します。

 それから先に断っておくと、何時もながら「鉄分皆無」です。
 トレインファンはビルンの無能どもに呪詛送るの、忘れませんように!





 鉄分はないけどバス分はあり。60154バスストップ(仮)。
 
 超大型セットの一部でしかバスはリリースされない傾向ゆえ、現実的な?パッケージサイズでの路線バスは有り難いものです。
(相変わらず英国と日本を無視した仕様なのは突っ込まない方向で)

 車椅子はうれしいですね。犬は小型犬にして欲しい……。

 バスそのものは、前作についで「トレインドア使用」です。有り難いことに?センタードアは左右がついで入っており、近年の「何故か片方だけ!」という理不尽はありません(笑)。

 カラーリングは、どこぞで見たCONFIDENTIALな画像での第一印象よりは良くなってる感じ。黄色一色に裾への色差しという感じでしょうね。


 60153。海の人々(仮)。悪くはないんじゃ。Cityでレジャー感あるのは良いことです。クリエイターの海の家とかと組み合わせますか。


 60169 輸送ステーション(仮)。コンテナとかトップリフターとか、普通のトラック(フルトレーラー)とか。リアルさよりは、遊ぶ楽しさ優先したセットコンセプトでしょう。


 一応Cityの推しはジャングル探査の模様。




 もうひと押しはコーストガード。




 チューブ……もといFriendsもウインターレジャー進出!

 チューブの如く夏しか活動してなかった彼奴等が、雪山へ出動です。いや最初別シリーズの画像かと(苦笑)。ロッジとかリフトとか。


 31069 他クリエイターハウス。久々に「普通の」が復活です。ただ、ボリューム感がちょっと物足りない感じは否めません。悪くはないけども。
 ……あとは価格次第か。

 あと、小型のが二種類。3種展開(販売済合わせると4種類)は珍しいです。
 邪推ですが、中華圏の互換ブロックでは「小さめの家」というのは定番の一つゆえ、本家がそこに対抗策をぶつけてきたって感じがするのですが、どんなものやら?

 小型故にデザインに制約を受けてる感は否めず。詳細情報で印象変わるかもしれませんが。


 31066 スペースシャトル(仮)はクリエイター枠では初。大人向け大型商品と、Cityのシャトルの中間的形状は好ましいもの。ウインドウはスペースプレーンにしては大きすぎなのが気になりますけども……(Cityの一体成型よりは遥かに良いです!)。

 組み換え作も含めて、宇宙開発3種セットの趣。このコンセプトは悪くありません。


 31070。クリエイター枠での、この大きさの自動車モデルも久々かも。
 台形のフロントウインドウはフェラーリの援用ですね。これはあり。
 
 組換作がフォークリフトとフォーミュラー。
 割といろいろな自動車を作ることもできそうなセットに見えます。
 

 minifiguresレギュラーナンバー(series17)が予告されています。
 また、その次はイレギュラー? 全20種ってことは、(好評だった)ディズニーパート2を予測しますが、さて。


 カーズ復活です。
 但し、Juniorsですが……。簡略化とか予想されるので過度な期待は避けましょう……。
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】エース君パパ様の、同和鉱業片上鉄道キハ303。全面4枚窓気動車への挑戦(CAD)

 エース君パパ様の片上鉄道(岡山県 1991年廃止)への思い入れ!
 以前も、DD13および客貨車を完成されています。
http://legotrain.seesaa.net/article/438889388.html
 CAD
http://legotrain.seesaa.net/article/444096013.html
 実制作

 その際に気動車も制作される旨のお話伺っておりましたが、その構想も見えてきましたようです。





 同和鉱業片上鉄道キハ300形(302・303)。
 元国鉄キハ04形。更に元の形式は41000形(1932年)

 全面4枚窓の、古典的形状の機械式気動車です。元はガソリン動力だったものが、戦後ディーゼル化されたもの。1980年頃までは私鉄払下げ車が意外と残っていたものでしたが、現役の気動車としては1991年まで残った片上鉄道のものが最後となりました。

 微妙な後退角というか丸みのついた4枚窓の前面は昭和初期の気動車によく見られてものですが、レゴトレイン界隈でその表現に挑戦した作品はなかったと思われます。微妙な角度つけ、どう考えても難しそうですから! 無論、平面に割り切っちゃったら元も子もありません。

 丸みのほうは3x3のラウンドプレートで処理。そのままだとキハ41000系にしては丸すぎですので、そこに窓や前面下部の1x4系カーブスロープで形状整える。

 結果として、戦前気動車の4枚窓が再現できちゃっています。
 片上鉄道ではヘッドライトの窓下2灯化を行っており、これは好みの分かれるものでしたが、この作品では前面のアクセントとして成功しています。

 さて、前面だけでなく側面もみどころ。
 気動車の小さな二段窓が並んだ側面。尋常の横組み表現ではなく、2x2タイルのピラーに、1x2タイルの窓ガラスを組み合わせたものになっています。

 強度面、構造面で成立するかどうかは未知数? しかし、現物で実現したら相当なインパクトになることでしょう。微妙に凹んだ窓というのはあり得なかった表現ですから。
(無論、インテリアは論外。動力化にも支障をきたす表現でもあります。後者は9V化であったり、或いは客車列車の増結車という使い方でも逃れえる問題ですが)

 更には、台車も。
 1950年代までの気動車の多くはバーフレームの華奢な台車を履いてた。通常のトレイン車輪ですとどうしてもゴツくなってしまいます。ここを敢えてテクニック軸車輪に。大胆な発想ではありますが、レンダリング版画像見る限り、なかなか似合ってはいないでしょうか?
 理想を申せば、何らかの「バー」を組みわせた装飾台車枠があると更に? でも戦前気動車らしい華奢さの表現が大事であること、教えてくれてます。
 
 国鉄気動車色+白帯のカラーリングも美しい。
 このカラーリングでの前面2枚窓の自社発注車キハ310形。或いはキハ42000系払下げのキハ700形という展開も有りえましょうか。

 また、キハ41000系自体が全国で。また払下げ車が多くの私鉄で活躍した車です(客車化されたり。電車の付随車になったりも)
 バリエーション展開の楽しさも有りなのです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】エース君のJR四国5000系電車。ボリューミーでかつ、スマート。

 2003年に導入された「マリンライナー」の二代目です。
 JR四国の5000系電車3両+JR西日本の223系 5000代2〜4両の混結で運行されている由。とはいえ、5100形のグリーン普通合造車以外は223系の亜種ですが。また5100形はJR東日本の流儀の車でもあり、首都圏以外では珍しい存在。
 東と西の電車がJR四国の電車になっていると言えばよいのか? この辺の合理性?は案外「国鉄的」なのかもしれません。


 5100形先頭に。
 2階建て車で先頭車になると前面形状も難しいものですが、大胆かつダイナミックに処理したものです。また先代のクロ212形の柔和な顔つきに対して、5100形のアグレッシヴさも対照的なもの。

 エース君作品、「後退角の二枚窓」にこだわり、巧く角度つけて前面形状を捉えておりましょう(薬師山氏の流儀で)。シャープな感じが伝わってきます。
 おでこ部分も微妙に凹んだ位置にあり、実車の微妙な傾斜の表現にもなっています。
(あの傾斜、かなり無理しないと再現し得ないものなので、大胆に割り切ったのは寧ろ正解でしょう)

 ヘッドライトは複雑な形状のものですが、1x2横長に解釈したのもあり。実車の癖の強さが抑えられているかもしれません。


 側面はカラフルなラインが美しい。ダークブルーと良い対比です。

 ダブルデッキ部分の側窓もスッキリ仕上がっている印象。階上部のカーブウインドウはいろいろな方法が行われてきた部分ですが、素直に45度クリアスロープ使うのも正解に思えます。窓サイズが過大じゃないのも、全体のバランス面で好ましい。

 ダブルデッカーは得てして過度にボリューム感が出すぎてしまうのですが、この作品ではスマートさも感じられるのです。階下部分の車体裾を45度逆スロープなどで絞り込んであげたら更にスマートに見えてくるかも?

 なんであれ、この5100形はエース君作品のクオリティアップ作でもあります。
 側ドアの微妙な凹みも効果的です。


 普通車5200形・5300形。こちらは何時もの223系?
 
 いやしかし。
 あの世代のステンレス車は新濃灰車体の解釈が多かったのですが、本作では新灰ベースに。車体裾が新濃灰ですのでメリハリが付いています。実車も車体裾にはリブがありますので色差表現はありと。

 理想を申せば即ドアの凹み。凹みは無理でも沓摺表現があると化けてきそうです。

 前面は223系+貫通扉。北陸の521系にも共通しますが個人的には好みの顔です。
 平面キャノピー+貫通扉の表現もベストなものでしょう。

 前面下部のポチスロ逆転による絞込も大事な表現です。

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 5100形前面の小改良版。
 ポチスロに依る前面窓の「隙間埋め」を行っているようです。

 個人的には改良前の方が好みです。「隙間」もセンターピラーの代わりとしての、視覚的効果がありますから。また、窓ガラスでのパーツ分割はできれば最小限でお願いしたいなとも。すっきり感と鋭角感がスポイルされてしまってる?
 
 とはいえ、試行錯誤は大事です。
 試さずに駄目と思うよりは、こうして形にして見る意義は大きいのです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月29日

【作品紹介】g@ひたひた様のモハ63 七変化?(CAD) クモヤ90・クモハユ74・クモヤ740…

 最近は「実制作作品」優先ではありますが、これはLDDとはいえ見逃せませんので。

 モハ63形は戦時中の1944年から製造された量産・戦時型の国鉄電車。
 戦後は改修されてモハ72形(クモハ73 モハ72 クハ79 サハ78)へ。首都圏・関西圏の他、後世の103系のように地方転用もされました。如何にもな角型3段窓のモハ63のスタイルを残すものもあれば、プレ101系とも言える近代的な全金属車。更には103系の車体を載せた更新車まで。それらが混成されて使われてた由。

 1980年に首都圏から引退(最後は横浜線や南武線、鶴見線)。
 1985年に完全引退。

 しかし、事業用車に転用されたものはJR引き継ぎもあり。1990年代まで活躍を続けました。


 最初に作図されたのはこのクモヤ90形です。モハ72(中間電動車)を両端に運転台設けて牽引車(入換や回送用の、汎用動力車)に改造したもの。

 物資が限られる中で大型のガラスを避けることと、通風面で採用の3段窓。
 ただ、1x2のプレートは実際に使ってみると若干の膨張効果がありますゆえ、LDDでの印象よりは窓面積は広く見えましょうが。

 窓数、扉間でマイナス1個ですが、そこは違和感なし。
 全長40ポッチに巧く4ドアを配置してるのもポイントが高いのです。

 前面は最低限のコスト(実物の話です)で運転台を設けたため、平面に貫通ドアのみの非常に無愛想なもの(でも、それがまた味!)。うまく雰囲気が出ておりましょう。
 注目はグローブ型ベンチレータ。穴空きΦ2タイルという部品を使い、曲面タイルを上面に。リアルな印象になっています。この手法だけでも「盗みたく」なります。
 
 クモヤ90形は旧型国電よりも、新性能電車のお伴をすることが多かった。
 この茶色の電車が、カラフルな国電群。はたまた湘南色やスカ色、或いは特急色の電車に連結され、引っ張ったり推されたり、挟まれたりして運用される姿は多々記録されています。
 また、ほぼ同形のクモヤ91形もあり、こちらは交直両用電車とも連結できるものでした。485系や583系のお伴も務まっていたのです
 何れも、なかなかインパクトある姿でした。1999年に全廃。


 続いて作図されたのが、原型のモハ63形(クモハ73形)

 最初からの運転台付車両です。屋根カーブを変えることで大きく印象も変わってくるものです。平面な実用本意な平面顔・切妻顔・食パン顔というのもモハ63が創始ですから、この雰囲気は適切でしょう。

 惜しいのは「貫通扉」が残っていること。モハ63(クモハ73)は例外なく前面は非貫通でした。南海電鉄・山陽電鉄割当車は前面貫通型に後日改造されておりましたが。

 如何にもな戦時型なスタイルのこの車両。首都圏には割と固まって残ってたもの。それも茶色のままで。
 1979年の正月と8月に横浜線乗った時はこの電車が来て驚いたものです。当時は阪急や東急でも戦前生まれのツリカケ電車はごろごろ走ってた時代。しかし大手私鉄の旧型電車はそこそこ小奇麗に整備されてて意外と古臭くはなかったのですよ。
 でも、モハ72は……古いままだったのでした。
 
 3-4両で編成組ませると、1970年代の空気が再現できちゃいそうです。


 続いて。
 珍車 クモハユ74形。1969年に3両が改造された普通車・郵便車の合造車。
 クモヤ90同様に両端に運転台を新設するも、併結される113系に合わせてか窓下ライトで高運転台。郵便仕分け棚部分は窓埋め。色も113系に合わせて、スカ色。但し、何故か113系湘南色に合わせた塗り分けであり、スカ色の113系とも塗分線が揃わなかったのです。モハ72の一部にあったスカ色車(中央東線や御殿場線)とも印象が全く異なる。

 こんなゲテモノ、1978年まで113系や後述の荷物電車・郵便荷物電車に混じって房総方面で活躍してました。普通客室は持つものの事実上荷物室代用。客を乗せることはなかったと言われています。
(併結相手が113系では凄い落差ですよね……)

 なお、72系電車自体は車体載せ替えでの荷物電車(クモニ83)・郵便荷物電車(クモユニ74 クモユニ82)への改造が多々行われていますが、完全に別車体で原型はありませんでした。

 閑話休題。この車を観ると、113系スカ色が欲しくなってしまう(笑)。


 更に。クモヤ740形。

 旧型国電を改造した交流事業用車(試作車・試験車・牽引車)は意外と多かったもの。車体を載せ替えたものは少数で、多くは旧型国電の車体ごと転用したものでした。こうしてみると、新性能電車の定義も曖昧ですよね。
(買収国電で「新性能電車」に二段階出世した車さえ)

 クモヤ740形は1969年に改造。交流区間の電車区に配置された、交流の牽引車。但し自走は低速に限られ、本線での高速運転時は制御車代用になるというもの。
 相方は交直両用電車の多く。或いはJR化後の交流専用電車とも。九州に居たものが2008年に最終廃車されていますから(……最後のモハ63の廃車でもあり)、485系や475系などはともかく、その辺を置換えていった水戸岡デザインの特急形や近郊型とさえ共存してたことになります。これはちょっと驚き!
 
 前面はクモハユ74同様の高運転台。
 屋根は全面作り直しで低屋根化。そして屋上に交流機器搭載。モデルでもツルツル屋根化と僅かに1個のみのベンチレータが特徴的。

 車内にも交流機器を搭載しているため、一部窓埋め・ルーバー化が行われています。

 なお、クモハユ74から床下も作図されていますね。
 自然通風の抵抗器。DT13系の台車。如何にもな旧型国電らしさなのです。
 

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 先にも触れましたが、モハ72系は旅客用としても、カラーバリエーションや形状バリエーションは豊富な形式でした。クハ79やサハ78の中にはそれよりも古いタイプの電車を4ドア化編入したものも居りましたし。103系車体を乗せたものには茶色に塗られたものもあり、茶色の103系という衝撃を残してくれてたのでした。

 交流電車・交直両用電車への改造車も個性豊かなものたち。クモヤ740は寧ろおとなしい方だったのですよ(笑)。

 また、戦後すぐの私鉄への割当車も忘れてはなりません。南海・山陽がかなり愛用してた由。東武では割とあっさり車体載せ替えてしまいましたが。名鉄にも極短期間。

 旅客用としては最低2両で済み、事業用車なら1両で遊べます。
 実制作、大いに期待しております。

 また、この題材自体が見直されるきっかけになればと思うのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】1月29日横浜大口レゴオフレポート1 鉄道篇(主にぬぬつき様作品)

 梅小路のレポートも完結しておりませんが(苦笑)。でも、横浜大口も気になってる方多いと思いますので、鉄道系のレポートお送りします。

 ただ、鉄道系はぬぬつき様のみで、他は関山だけ。日程の都合かもしれませんけど、皆さまのもうひと頑張り欲しかった(あと、もう少し根回ししときゃよかった……かも?)
 でも、一人じゃなくてよかった。ぬぬつき様ありがとうございます。今後もお願いします。

 なお、鉄道系以外。4幅車とミリタリはかなり本気モードでした(笑)。いい絵も撮れましたので、何れまた。


 展開はテーブル約3本分。ここをレールでいっぱいにしちゃう。
 駅舎とホームは「辻堂」の時のを持ち込みました。日本形として強烈な個性は少ないので使いまわしがし易いですね。

 なお、レールこそ9Vではありますが、今回電源系は持参せず。
 理由は近作が地方オフや関西オフ対応ですべてPF車だからです(苦笑)。
 無論ある程度の規模になると、「チャンネル争奪戦」になるので、9Vにある程度逃がす戦略が必要になるので9Vも必須ですが。


 機関車系は最近の新作がないので、ここは一番お気に入りの西武E52を持参。
 元国鉄ED12形。1925年の瑞西製機関車。保存機もあります。

 BBBミドルで空転酷いため動輪への木工用ボンド塗布行ってますが、木工用ボンド乾燥状態はかなり堅くなるので効果薄く(あとうまく塗れてないので振動も酷い)。他手段講じませんと。12Vや4.5Vの修理に使ってるゴム薄膜シール使う手を考えてはおります。

 なお、台車枠などのディテール部品は木工用ボンドで固着。これで輸送・運用上のストレスからかなり解放されました。


 電機の曳く転地訓練輸送列車。
 西武の沿線は基地とか多いイメージなので似合ってる?

 普通の機関車や貨車と、兵器が混ざってる図柄って大好きです。(無論、平時の「訓練」が前提になりますけども。戦車道でもOK!)


 実はプッシュプル。
 こちら側の機関車もぬぬつき様作品。協三20トン移動機をモチーフにされたとのことです。動力なしなので、ウチの電機が後押し。


 基地内専用線への入線という雰囲気になりますね。
 8幅の古風な戦車がまた絵になる。

 ディーゼル機関車が1970年代のもの。
 戦車はWWIIの旧日本軍イメージ? 1940年代?
 推してくる電気機関車は1920年代(但し1980年代まで現役でしたが)。

 不思議と違和感はない。鉄道インフラは長持ちなのです。


 積荷がとても素敵なのです。「動態保存車」の輸送という感じかしら。或いは知波単学園向け輸送とか。
 自慢じゃないけど貨車積みされた61式なら見たことあります。


 20トン移動機。題材が渋いです。あと、うまく特徴を捉えております。排気筒とかスノープロウとか。7幅のバランスも好ましい。

 現状動力なしですが、この種の機関車は(原則として)構内入換用ですから、スタイル重視で動力無しとしておき、動かすときは他の機関車に推してもらうのも手かもしれません。

 なお、本文末尾「続きを読む」以降に、先の「積荷」の他写真ありますので、どうかご覧を。


 シュール。デュプロベビー持ち込みやがったのはベルビル国総帥もといポポ様。

 電柱もぬぬつき様作品。うまく使えばジオラマの特撮風撮影の主役張れるんですよね電柱って(特撮博物館的発想!)


 伊豆急の電車と、西武の電機。


 伊豆急100系。色のインパクトは絶大でした。ただ、電車というのは<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

【実物鉄道】2017年1月の京都往復 1(往路 vipライナーグランシア 他)

 1月14日から1月17日までの旅日記(備忘録)となります。

 さて。18きっぷ無い時期の関西行は最低ランクで高速バス3列……とか思ってました。
 いや、かなり前に青春ドリームの4列は乗ってますが、ちょいとキツイなぁという印象はありましたので。
 しかし、名古屋程度だと4列スタンダードでも割と余裕な感じ。
 
 今回はどう出たのかというと。
 横浜発2320の関西方面ゆき(京都・なんば)。VIPライナー「グランシア」。「4列ゆったり」。

 実はVIPライナーは名称の恥ずかしさからこれまで避けてました。
 2ch全盛期を知ってる「或る世代」にゃ、VIPって言葉は限りなく恥ずかしいのですよ(笑)。ν速vip板とかね。

 ただ、今回は「4列x8」という、4列ゆったりの中でも特にシートピッチが広いというグランシアに興味があり、選択と。
 席指定も通路窓側程度は可能で窓側に。シートカーテンあるのも有り難い。眠れない時にスマホ画面点灯させて怒られないためには必須?です。JR系のようなその辺煩くないバス選ぶのも手ではありますけど。

 お値段5200円。週末の関西便なら「あり」でしょうか。
 3列だと流石にプラス1000円は掛かりますから。


 横浜発夜行だと土曜日ゆったり仕事してから乗れます。
 家出たのは21時45分。浦賀22時過ぎの京急でのんびり横浜へ移動。


 VIPライナーは横浜駅ではYCATではなく、そのすぐ向かいの路線バス停留所の間借りで発着。受付スタッフ無く、特に看板系掲示ないので初見殺し?
 あと、YCATと違って暖房なし。


 バス。ガーラ(だと思う)。
 一発で年式までわかるような曲芸は身につけてません。バスマニアの方は凄いと思う。5年前導入車らしい。流石に週末は満席。

 さて。乗車してみて。グランシアの公式こちら。
https://vipliner.biz/bus_list/grancia/

 バックシェルのある4列x8。ゆったり4列が4列x9とか4列x10とかだったりしますから、かなり良い条件。但しバックシェルは良し悪しです。
 メリットは、前席のリクライニングの影響がない。
 デメリットは若干の無駄スペースがあり、数値ほどシートピッチが広くは感じられないこと。
 ほんと、そんな感じでした。

 シートそのものも好みじゃないかも。座面の沈み込むクレイドル系ではないので。脚はそこそこ伸ばせますが。しかし体感シートピッチはそれほど大きくない。

 あと、4列は通路側が当たり席です。
 窓側は……分かっちゃいるけど若干の息苦しさあり。次乗るなら通路側か。というか、4列で快適なのは名古屋までですかね。関西は3列使いたいところ。

 乗車後間もなく消灯。車内エンタメ設備は使える時間はそれほど長くない?
 まぁ、自分は使わない人ですが。鉄道だと車内エンタメはすぐに使われなくなる黒歴史傾向ですが、バス界隈だとサービス維持してるケース多いのは頑張ってると思います。
(でも、要らないかな?)




 足柄SAだと思う。最初の休憩地点。
 バスが並んでて、壮観!

 この需要があればムーンライトながら廃止しなくても済んだんじゃないかと思ったりもしますが、「柔軟な運賃設定」「夜間消灯」「容易な指定券確保(10時打ち必須じゃ駄目。かといって自由席は論外)」「脚の伸ばせるシート(185系じゃ駄目!)」出来なきゃ勝ち目ないですね。こりゃ。あと大垣止まりじゃなくて、せめて京都までは走ること。


 足柄で見かけたバスのピクトが懐かしい絵柄。
 モノコックのリアエンジン車と<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

【イベントレポ】1月15日 梅小路レゴ展示会本レポ 鉄道篇(2)

引き続き、1月15日の京都は梅小路の、レゴ展示会の様子をお伝えいたします。

前回記事:
1月15日 梅小路レゴ展示会 暫定版レポ
http://legotrain.seesaa.net/article/445959529.html
1月15日 梅小路レゴ展示会本レポ 鉄道篇(1)
http://legotrain.seesaa.net/article/446325821.html




 お名前失念。でも小学校1年の方の作品とのこと。DD51のJR北仕様。足回りもきちんと中間台車あり。塗り分けも正確、DD51の特徴をがっちり抑えております。

 taizoon氏の24系25形牽いて。そして、taizoon氏(設計隼氏)のDD51と並びました。


 将来に期待ですね。
 JBFほか、関西の催しにまた参加されること願っております。




 トレイン規格ではないディスプレイモデルではありますが。これも別格の作品として扱わねばなりますまい!
 Lego-genic様の「妖精の国のいもむし列車」。
 
 かわいい。そして造形美が素晴らしい。
 赤い車輪も虫らしいアクセントに。しかし、可愛らしさの演出になっています。
 
 ディスプレイとしての魅せ方も見事。

 なお、最初、Lego-genic様の母上様の作品かと勘違いしておりました。良い意味で、可愛いを抑えた大人の作品なのです。制作がやはり小学生のものと聞いて激しく驚かされたのでした。

 トレインファンとして願うのは。これがレールの上に乗ったら。そして、自走したら?短車体の連接になり、テクニカルな方面で難度は高いかもしれませんが、その意義は大きいことでしょう。何時か実現されること、願っております。

 エース君は……名鉄3400系の緑仕様で対抗ですね? 妖精の国のいもむし列車vs尾張の国のいもむし電車(落ち、それかよ!)!


 ミリタリトレイン島では、もりりん様のシェイが軍用列車牽引中。
 マッチワゴン挟んで目立ってるのはレポパルド列車砲。Dumi様。

 アメリカンなシェイがゲルマンな列車砲牽いてるのも違和感なくて楽しいですね。


 k.matsubara様のBR99.6は今日も快調でした。無理のないレイアウトが必須かもしれません。リアルで精密。而して、メルヘンの国の住民でもあります。
 LGB的作り込みもやはり惹かれるものです。
 若手の日本形8幅が作品群が日本形OJの世界なら、k.matsubara様の作品はやはりLGBとかメルクリンの1番を思わせるのです。
(そして、一桁は安い予算で楽しめるのはレゴの良いとこです)


 ラウンドハウスの裏手を抜けて。


 客車の作り込みもこのスケールならではのものがあり、やはり幾らかの羨望を。


 関西では初お披露目になる薬師山様のEH10。茶色の台車枠には皆が驚く。


 ターンテーブル前をゆく。梅小路と東海道線の<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

【イベントレポ】1月15日 梅小路レゴ展示会本レポ 鉄道篇(1)

 1月15日の「梅小路レゴ展示会」レポート、遅れながらも。

 その前に個別作品紹介を優先したりもしましたが。個別紹介したものは掲載少なめですがご容赦ください。また、ミリタリ(軍用列車)系は濃厚故、別記事を起こします。関係者の皆様、もう少しお待ちを。

 前回記事:
1月15日 梅小路レゴ展示会 暫定版レポ
http://legotrain.seesaa.net/article/445959529.html

 今回記事は、暫定版とはすべて写真は別テイクです。


 ryokuchakuma様(作品のみ嵯峨氏預かり参加)の9600が、嵯峨様のオープン客車を曳く。9600こそは使われていませんが(動態保存機ないんですよねぇ9600は)、梅小路のスチーム号を思わせる雰囲気。


 taizoon様の扇形庫と、100系新幹線。


 583系。dumi様制作のトラス橋渡る。
 そういえばウチの583系。未だ「あおなみ線運転会」には持ち込んだことが無いのんでしたっけ。あと2回で叶うとも思えないので、これは貴重なシーン?


 dumi様・嵯峨様の管理エリアは狭いながらジオラマ的作り込みが印象的でした。
 催事展示、この方向性もありだと再認識させられます。モジュールビルよりも一回り小さいもりりん様の建物も雰囲気、合ってますし。

 気動車の2-3連はこの雰囲気が合う(キハ52 薬師山様・キハ55は拙作)。
 逆に新幹線とか似合いませんけども。


 広くはないけど、こういう並びもできるのでした。
 本線の特急電車と、支線への気動車普通列車。


 ミリタリ島。車両限界の概念が違うので……というか世界観も違うので、分離も見識かもしれません。

 この長大編成は、恰も「移動要塞」の如き重厚さ。
 宮崎アニメ(或いは「雑想ノート」的)味に溢れます。


 機関庫や小さな駅も。世界観が整ってる。


 新機軸キッズコーナーと、デュプロトレイン。主催のかう゛ぇ様のコレクションです。デュプロトレインはまとまったコレクションの話は殆ど聞きませんので、こうして集まってるとなかなか壮観です。

 手前の阪急電車と叡電はデュプロトレインの足回りの上に2x4や2x2のブロックを敷き、その上に通常レゴの車体を8幅で組んだもの。子供が気軽に触れる強度を確保しています。モーターも入っており、自走も可能。

 時間帯に寄っては、子供でいっぱい!でした。
(人がいない時間に撮影してるのです)


 エース君と私の秘密の世界(笑)。

 近鉄2200系の良さがわかる方少ないのは残念。近鉄が伊勢に達した初めての電車であり、名阪特急の始祖でもある。日本初の長距離用電車として、電車史上での名車なのですが。流線型じゃなくて箱型電車なので、地味な印象は否めず?
(そのうえ、現在的評価として未だにマスプロダクツの模型にもなってないのは痛い。せめて鉄コレくらいには?)

 エース君のは、1970年代現役末期の姿。大阪線急行とかに使われてました。
 一部クロスシート残っており、今でいうとこのVXやDF的使われ方。
 拙作は1950年代の特急時代。


 展望車、モ2303を先頭に。2両目は元貴賓車の2600号。
 豪華さじゃ「しまかぜ」にだって負けちゃいません?


 モ2200形。1930年製の初期型。末期は3ドア化。
 中間車はク3100か、サ3000か。付随車も3ドア化されたものがほとんどでした。

 最後尾はモ2227形。1940年の後期型。この車は末期まで2ドア転換クロスを維持しており、同じく特急格下げの2250系(3ドア転換クロス車)とともに大阪線の長距離客へのサービスを行っていたのでした。

 決して5200系(VX)が<<続きを読む>>
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2017年01月24日

【作品紹介】エース君の近鉄宇治山田駅 日本一美しい高架駅

 高架上にある駅……というと、どうしても戦後の実用本位のモダニズム系のものがイメージされがち。実は戦前の高架駅も意外と少なくはないのですが、やはり、多くは装飾性の少ないものでしょうか。

 しかし。明確な例外があります。それも現役の駅舎で。

 近鉄……参宮急行の嘗ての終点。宇治山田駅。伊勢への玄関口。
 1931年に参宮急行の全通とともに開業。壮麗な規模でもって、上本町からの急行電車を迎え入れたのでした。
 1969年の鳥羽線開業で中間駅化しますが、大きく姿は変えず。

 現在もなお、開業当時の面影をのこす。あの2200系や10000系が出入りしていたホームに、今は23000系や50000系がやってくる。
 近鉄の歴史を象徴する駅でもあります。


 実物はかなり大きなもの。全幅120m以上(20m級で6両編成相当)。
 但し、エース君作品は60ポッチ(約2両分相当)に巧く要約しています。鉄道建築はどうしても非現実的な大規模になってしまうため、こうしたショートスケール化は肝要。

 そして、バランス良く成功しておりましょう。

 1階がコンコース。
 2階がプラットフォーム。白枠の窓から電車がちらりちらりと。

 向かって右手には火の見櫓を兼ねていたという塔屋。
 
 なにより、パーツの制約も大きいでしょうに、よくぞここまで作り上げられたものです。


 正面のアップ。
 デコラティヴな建物です。装飾も巧く再現されておりましょう。
 アーチと柱、その上の装飾部がきれいなリズム感。
 電灯の傘に、ミクセルの目玉使っているのはユニークです。レトロな照明に見えますよね。
 柵の効果も大変に大きなもの。これがあると雰囲気が締まって見えます。


 別角度より。
 飽くまで正面の再現がメインです。その意味では現実的規模?

 実際に高架上にレールを繋いでしまうと、側面や裏面が割愛されているのは気にもならないことでしょう。


 ホームをみる。構内配線は省略なし。左から1番線で右端が4番線。
 3番線が鳥羽賢島方面。4番線が大阪・名古屋方面乗り場。


 逆側からより。一番左が4番線。右手の行き止まり線が1・2番線。
 1・2番線は折り返し列車発着用。4本も電車並ぶとホーム部分もまた壮麗に。


 1・2番線。ホーム屋根や、柵。
 普段は作品……電車の飾り場所としても機能するわけですね。

 思わず、ここに拙作の2200系や10000系、10100系を飾って見たくなりました!
 また、mazta-k氏の50000系もここで拝んでみたいもの。
 普通から特急まで。1930年代から2010年代まで。あらゆる近鉄の車両がここでは名役者になることでしょう。


 この作品。無論、色々と割り切っている部分。省略されている部分もあります。

 しかし。
 この種の建築の再現では、細かいことにコダワリだすと永遠に完成どころか、着手さえ出来ません。センスよく、切り取り、縮め、「現実化」……「具現化」する。それこそが唯一の勝利!

 大きく割切ながらも、まず手を動かし「不可能を可能にしてしまった」この中学生の作品が教えてくれるものは大きいのですね。
 
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2017年01月23日

【実物鉄道】備忘録 福井への道2017 帰りは飯田線!

 需要は少ないと思いますが、乗り鉄旅行記。
 京都への道2017書く前にこれ記しとかないとおかしくなりそうなので。


 日は一気に三が日の間。1月2日に戻ります。
 世間は普通に正月なのですよ?

 まずは実家(東京都内)から浦賀へ戻る。で、旅支度。14時半に出。

 沼津発1831のホームライナー浜松3号への乗車なら、もう少しゆっくり出てもよいのですが、15時で閉まる郵便局に不在荷物取りに行くため(Sato氏の屋根部品がそこに入ってる……。12月の欧州郵便事情は最低最悪レベル遅延だらけでドキドキハラハラ)、1時間ほど早めに。

 近所からバスで久里浜へ。

 郵便局で到着荷物は無事回収。箱を廃棄中身だけにしちゃう。

 久里浜駅から横須賀線で大船へ。
 久里浜→鎌倉はガラ空きなれど、鎌倉から大混雑は予想通り。

 大船から東海道線沼津行に乗車。空いてるわけない。
 茅ヶ崎で座れるし、小田原ではボックスに2人程度の乗車率になるのでグリーン課金は勿体無いんですけども。
 

 沼津には1740頃着く。乗ってきた電車はすぐに折り返し……どこに行くんでしょ行き先は高崎とか宇都宮みたいな遙かなる地。


 余裕あるので、駅前闊歩。
 売店には「ラブライブ!サンシャイン!!」健在也。
 

 沼津駅ナカ「アンドレ」は、食品とか惣菜系とか充実。
 18時31発のライナーで西目指すなら、ここで食糧を購入して「宴会電車」目指すのもありかもしれません。
(そんなこと知らなかったので、例によって多めの食糧持参ですが)


 ここからの行程。大垣まで。
 知る人ぞ知る話ですが、ホームライナー浜松3号は、浜松からそのまま豊橋行各駅停車になる神電車。2時間15分、たっぷり373系を満喫して、静岡ロング地獄をスルーしてしまえます。料金、わずかに320円!

 JR倒壊。静岡地区に日中昼間も1時間ヘッドでライナー設定してくれたら神なんですけどねぇ。どうせ飯田線や身延線の特急なんて空気運んでるんだから全部廃止でいいじゃん(無責任)。そこから373系捻出して。元CLな313系でも可。
 静岡地区のホームライナー、休日運転も多いのは、通勤以外の中長距離利用が多いことの裏返しであり、それに「ロングシートの普通電車」が嫌われてることの証だと思うんですが。
(絶対に新幹線、乗ってやるもんか!)

 

 ともあれHL浜松3号乗車。
 指定席だけど前の方に並んでおき、すかさずこの席を押さえる。373系に乗るなら、この席と決めてます(※リクライニングのないハズレ席。やたら揺れるわ寒いわのハズレ席。ついでにクモハだとモータ音も喧しいぞ!)。

 飽くまで推測ですが<<続きを読む>>
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【作品紹介】エース君の近鉄モト90形97+98号。電動貨車のバージョンアップ

 以前もエース君は近鉄の電動無蓋貨車を制作されています(2016年5月)。
http://legotrain.seesaa.net/article/438165162.html

 基本は引き継ぎながらも、大きくバージョンアップされてきました。
 第一印象は「あれ、お父さんの作品?」
 そんなことはなく、エース君の作品なのですよ!


 お題は未だ近鉄に在籍する無蓋電動貨車。モト90形の97+98号。1960年に旧型電車の部品を使って製造されたもので、以後何度かの更新を経て現役。

 嘗ては工事用でしたが、今は五位堂〜橿原神宮前間で、(狭軌の)南大阪線系の車両を回送するのに用いられています。なお、電気制動付きですので大阪線の山岳区間も超えられる由。名古屋線や志摩線方面に電制なしの車を回送するお伴もできたはずです。
(ただ、今の近鉄に青山峠を自力で超えられない車ってありましたっけ?)

 昨年の作品との改良点です。
 ヘッドライトを小さく、リアルなものに。
 屋根肩部分を平面からポチスロ化。
 パンタの前にヒューズ箱と列車無線アンテナを新設。
 台車にはボルスタアンカ。

 横組の前面窓は去年のまま。ここは最初から高精細な要素でした。細部の改良で「化けた」訳ですね。
 前面の斜め帯は省略ですが、ここは割愛も正義と思います。無理しても違和感が出てくるでしょうから。


 橿原神宮前〜五位堂の回送列車を想定して。
 狭軌用の台車は荷台に乗せますので、無蓋電動貨車という形状が役立ちます。
 そして2両で、仮台車履いた狭軌線用車両を挟み込む。


 これも去年との相違点ですが、電源は9V角電池化されています。
 これでPFでもって、電動貨車の無理ない?自走を可能にしています。


 dumi様撮影。21日のあおなみ線運転会より。
 この日がお披露目。床下機器もちょっと充実。牽引力面で不利な機器配置なのは致し方ないでしょうね。動力台車の上に電池置くとPFは牽引力で有利なのですが……。


 クロック様撮影。21日のあおなみ線運転会より。
 車両基地で、背後にいっぱいの一般車がいるという状況に似合います。

 事業用車の微妙な脇役というか、縁の下の力持ち感。


 クロック様撮影。21日のあおなみ線運転会より。
 鉄橋を渡ってくるシーン。やはり、回送列車の模様。自由度高く遊べるのがこの種の題材の魅力でもあり。

 さて。
 近鉄の事業用車は別の形状のものも幾つかは現役です。
 また、過去に遡るとトンデモないゲテモノがゴロゴロと出てくる(資料「私鉄電車のアルバム 別冊A」を貸出中w)。何を作るかプロトタイプを選ぶだけで楽しめるジャンルなのでした(笑)。
 
posted by 関山 at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月22日

【作品紹介】あまりにも大胆過ぎる! クロック様の「四季島」。

 「あまりにも大胆過ぎる!」
 これは実物の印象でもあります。無論、完全ポジティヴな意味で。

 この題材は既にryokuchakuma氏・アイン氏が既に手がけておりますが。しかし、そのアプローチは大きく異なるもの。
 ryokuchakuma氏
http://legotrain.seesaa.net/article/444115904.html
 アイン氏
http://legotrain.seesaa.net/article/445485964.html




 <撮影はDumi様 以下同じ。1/21 あおなみ線運転会にて>
 隙間ができてしまうことは許容した上での、前面ガラスの後退角と逆テーパ表現。
 煩雑な印象にさえなることさえ恐れぬ、側面の微妙な隙間埋め。

 その欠点を軽く凌駕する、大胆な美しさ。
 それは実物の印象と重なるものです。


 そして、天蓋にはなんと。#60051の前頭部からガラス部分のみ抜き出すという。
 誰も、この部品をガラス部分だけ使うって発想にはなりませんし、ましてや前後逆って使いみちは思いつかないでしょう。

 もはや取り付け方法や内部構造はわかりません。
 しかし、ダイナミックさには目を奪われるのです。


<クロック様撮影>
 側面も強烈、独特のトラス状の窓割りはクリップ表現。
 これも内部空間が制約される、また窓の奥行が深くなるという欠点を抱えてはおりますが、印象は極めて正確なものとなります。

 どこまで、トレードオフを許容できるか。
 クロック様のアプローチは、大きな刺激に。そして参考になるものでしょう。

 なお、現状で1号車のみの落成です。
 編成化の予定はわかりませんが、このアプローチでの編成版が拝見できることを楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

【作品紹介】碧月様のオハ14 300番台 「あかつき」用レガートシート。末期ブルトレの魅力♪

 思えば、1990年代以降のブルートレインは十分に個性的で面白い存在でした。
 食堂車こそ北海道系統以外から消えたものの、改造車の個室寝台率が大きく上がってくる。それが、さほど長くもない編成に組み込まれるので編成のごちゃ混ぜ感も醸し出される。

 その象徴が、末期の「あかつき」(京都〜長崎)でした。たった6両の編成に
 A個室x1
 B個室(トワイラと同様のシングル+ツイン)x1
 Bソロx1
 通常B寝台x2
 で、最後尾に座席車 オハ14 300番台

 さすがに6両で全区間を運行してたわけではなく、京都〜鳥栖は「なは」との混成でしたが。あちらも4両中2両が個室寝台でした。殿様あさかぜ顔負け? 或いは1960年代のマロネ40とかスロ54とか居た頃を彷彿させるんですよね。

 こんな列車が2008年まで「生き残っていた」ことに驚かされます。

 寝台列車をめぐるJRの営業政策を語るとどんどん暗くて嫌な話になってきますので、気分を切り替え、碧月様の隠れ新作を観てまいりましょう。


 オハ14 300番台。「あかつき」編成用の座席車。レガートシート。
 1100mmピッチ(特ロ同等)のリクライニングシートを高速バス同様の1-1-1配置にした、夜行列車用の普通車指定席車。

 1990年に寝台列車の廉価サービスとして導入されたもの。寝台特急の座席車(普通車)は1970年の「ゆうづる」でのナハ20・ナハフ20廃止以来、20年ぶりの復活でも有りました(但し、583系を夜行なのに座席で運用とか、スハフ14をスハネフの代車に使用などの例外はあります)。
 また1980年の「西海」廃止以降、10年ぶりの関西〜九州の座席夜行復活でもありました。当時は未だ主要各線に座席夜行(急行や快速)は多々設定されておりましたが、関西〜九州のみは寝台車しか無く非常に利用しにくかった。巧い着眼点と思ったものです。

 言うまでもなく通常のオハ14の改造です。但し、端面は埋め込み非貫通に。
 施された大胆なカラーリング。青白ツートンに赤い斜め帯。そのパターンは車端部にも。

 碧月様の作品、斜め帯も再現しています。
 側面下部はスロープで。側面上部はディジタル。
 妻面はポチスロモザイク。斜めライン表現を全種盛り込み。適材適所、なのです。

 14系座席としての造形ですが、近年のブラケット使ったAU13の表現が目を引きます。
 また、水タンク目立つ床下機器も精細な感じ。端面はもう少しジャンパ栓など盛ってもよいかも? ここをダミーカプラーにするのは思い切ってて、良いのですが。


 妻面をアップで。
 違和感なく、美しい。なお、サイドに赤が回らないようにするため端面のみ「6幅+プレート2枚」幅になっていますが、ここにも違和感はありません。幅広に見えて、却ってこの車両の特徴を捉えてるかのようにも見えるのです。

 テールマークは今後の課題でしょうか。
 自作シールか、あるいは巧くプリントタイルを見立てられるか?


 左右でドア割が異なり、こちらの側面は後部ドアがありません。
 ドアがないとタイル張りの部分が目立ってしまいそうですが、そこは手すりでカバーしています。精密にも見えてきます。

 併結相手はtaizoon様の24系客車。実際の編成とはちょっと違いますけど(あとスケールもやや違いますが)、十分に似合うのでした。
 何れは碧月様、「あかつき」編成にチャレンジ……?

 先にも触れたよう、2008年の廃止地点での編成は大変に密度が濃い。
 期待するなという方が無理でありましょう(笑)。




 走らせてみると。
 「あかつき」なんですから宮原のEF58牽引で正解ですよね? え、時代が違う。気にすんな(笑)。
 ……関西ブルトレをEF58牽いてたのは1979年ころ迄でしたっけ。


 碧月様作品というと、精細なインテリア。
 無論、この作品も例外ではなく。
 1-1-1の座席は座席を左右に振ることで再現。それっぽい。
 右手奥は女性専用席ですが、実物でもそうだったようにシートカバーのデザインを変える芸の細かさです。パーティションのガラスと植え込みも印象的。
 流石に、その奥の女性専用化粧室は再現されてないようですが。


 左手にはソファの置かれたミニロビーがあります。

 角度によっては、外部からインテリアもちらりと見えます。
 何らかの室内灯も実装すると、インテリアはより見栄えがしそうですね。
 
 「あかつき」再現も何時かは期待したくなりそうですし、それまでは何方かの列車への「造結」でも楽しめそうです。
 なんであれ、90年代以降の末期ブルートレインの魅力を認識させる力も持った作品でありましょう。
 
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2017年01月20日

【作品紹介】エース君の新作 近鉄7000系/JR西日本U@TECH 前頭部の完成と、次なる課題?

 近鉄ファンのエース君ですが、ちょっと毛色の変わった新作です。


 近鉄でも別規格の路線(1067mm軌間や、ついこないだまで762mm軌間迄あった近鉄ですが……)、けいはんな線(東大阪線)の7000系電車。1985年に登場。大胆な前面スタイルやカラーリングはこれまでの近鉄のイメージを大きく変えたものでした。当時は未だ、旧塗装の近鉄マルーン一色の時代でしたから。

 ただ、けいはんな線は線路の接続はあるものの、電気方式は別路線。第三軌条集電の、大阪市営地下鉄(中央線)直通用の車両です。
 
 デビウ以後、ずっと大阪市交の電車と一緒に、大阪港から生駒の山の上へ。海と山を結んで活躍を続けています。地味といえば地味な存在かもしれません。

 しかし、そのスタイルは30年以上前の電車と思えぬ明るく、美しいもの。


 エース君作品は、明るい実車のイメージ、巧く汲み取っています。

 側面はやや荒いのが残念ではありますが、しかし前面は垂直に割り切りながら、実車の丸み・柔らかさがごく自然に顕れてる印象。合わせて、シンプルな美しさは感じられるのです。

 ですので、側面ももうひと頑張りされたらと……。
 今の上下二分割窓は表現も難しそうですから、かつての下降窓(他の近鉄通勤車と同じ)時代の方が作りやすいかもしれません。

 それにしても、大阪市営地下鉄の車両(含む乗入車)は初めてかもしれませんね。
 大阪市交の車両も過去に遡ると、実は相当なバリエーションに及びます(趣味的に興味深い存在も多いのですよ。初代10系など)。題材として魅力はありましょう。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 もう一つ。

 こちらはJR西日本の事業用電車。U@tech。
 次世代技術の検証用車両ということで、試験車というよりは「試作車」になりましょうか。
 223系+213系という不思議な編成ですが、223系部分は川崎重工のテストカー(新規の製造方法の確認用で無車籍) クモハ223 9001の転用。213系部分は、元マリンライナー用の余剰車という、「如何にもな」事業用車らしさ。2004年に改造されたものの、2007年にやっと車籍入ったあたりも、今時の事業用車も趣味的興味的に捨てたものじゃないなと思わせるのでした。吹田に配属されています。


 フル編成といってよいのか? 3両編成。
 

 クモヤ223 9001。ちょっと変わった223系という雰囲気の車です。

 エース君作品、前頭部の処理が良い感じ。裾に上下反転でポチスロ入れてるので、形状に流動感が出ています。3x6平面キャノピーの内側の窓枠も良い表現ですね。テールライトの赤差しはあったほうが良いかもしれません。

 側面。斜めラインの表現は頑張っています。ただ、側面表現全般がやや平板なのが惜しい。パーツの制約などあるとは思いますが、もうちょっと精細さがあればと思うのです。


 サヤ213-1。213系由来。
 窓柱の表現がないのが、やはり残念。213系、往年のサロ45形2等車を、あるいは阪急2800系などを彷彿させる、美しい2連窓の並んだ側面の車両なのですから。
 せめてドア脇だけでも窓柱あると、印象が良くなってきそうです。

 さて、やや辛口評となってしまいましたが。しかし。


 クヤ212-1。213系由来。
 往年のマリンライナーの展望グリーン車クロ212形の面影を残す、唯一の車です。

 バブル期だったのだなぁ、と思わせるハイデッカーで大きな窓。大胆な前面展望。2003年の早期引退が余りに惜しまれる車両でした。
(……今の車は、正直グリーン指定席料金高すぎる感じがします。首都圏のグリーン自由席と同じ設備なんですから どれほどの需要あるのかしら?)

 って話はともかく。

 エース君作品。とてもクオリティが高い!
 前頭部はtaizoon氏の、雷鳥のパノラマグリーン車(クロ481)参考にされたとのことですが、巧く自分のものとして消化されてますね。
 5幅に絞ったスカートが狭軌感の演出にもなっています。車体裾の1プレートをウエッジかラウンドにされると流動感も出てくるかもしれません。

 そして側面が、良い。
 大胆なパノラマウインドウ。憧れたあの車、見事に蘇る。
 
 後位ドアまわりの横組、また車端部のマーキングも見逃せません。

 惜しいのは他の車両より車体高が物足りないこと。
 側窓位置を1プレート上げて、全体を1プレート嵩上げしてみたら実車のボリューミーな感じが出て。前頭部とのつながりも自然に見えてきますかも?

 台車のボルスタアンカ表現も見逃せません。
 

 今回の作品。どちらもかなり良い線いってると思うのです。前頭部表現のレベルアップと定着を感じます。
 こうした製作試作が次の糧となるのでしょう。期待しております。
 
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【作品紹介】でぃるてぃっく様の自由形客車。観光列車ムード♪


 もりりん様のシェイ式に合わせたという、でぃるてぃっく様の自由形客車です。
(撮影は編成写真 もりりん様・個別写真はでぃるてぃっく様)

 鮮やかなカラーリング。緑と白のツートン。窓上の黄色帯が引き締める。トレインプレートの黒も良いバランス。
 そして良い意味で無難なパーツ構成。
 難しいことを考えずに、気軽に真似してみたくなる。そんな作品でしょう。自由形の手本の一つ……かもしれません。



 3両編成。
 特定モデルはないとのことですので、関山的に解釈させていただきますね。

 シェイは762mmや910mm軌間用が殆どですので(台湾のは762mm。もりりん様の作品はアメリカの森林鉄道用イメージなので910mm軌間か?)、この客車もナローゲージ用でしょう。

 客車の形状は現代的なもの。
 これは阿里山森林鉄路の現用客車(エアコン付きの固定編成、プッシュプル)を思わせるものです。大きな窓は観光列車にふさわしい装備であり、また細いピラーによる華奢な印象は如何にも軽便鉄道用という雰囲気もありましょうか。


 展望車。端部に展望窓付き。
 窓はよくみると車体腰板部まで伸びています。反対サイドには乗務員室。小窓が良いアクセントに。
 国鉄流に言えば、ケコロテ510 みたいな感じでしょうか?


 テールマーク装着状態。
 ウエッジプレート使った「翼」表現は良い感じ。真似したい(笑)。


 中間車。
 ベーシックなスタイルながら、落ち着きがあります。全車共通ですが、縦組みのドアは良い雰囲気。

 国鉄流ではケコハ550?


 緩急車。回送用の運転台?を持ちます。
 流石にここで蒸機を操作できるとは思えませんので、蒸機列車の際は監視と制動操作用になるのでしょう。普段はディーゼル機関車の遠隔操作位は行ってると。

 角テールライトが近代感。
 国鉄流に言えばケコハフ500か、はたまたケクハ500か。
 ケは軽便のケ。軽便線の客車番号は割と適当だったらしいですよ?



 シェイと合わせる。
 当日はエメラルドナイト客車であったり、あるいは軍事列車を牽いてたシェイですが、やはり専用に誂えた観光列車が似合う気がします。時代考証的にはもっと古い客車が似合うかもしれませんが(無論、運材台車が一番似合う!)、現在に生き残ってるシェイと考えれば、客車も近代化されていることでしょう。
(日本でもSL列車の客車は、機関車よりずっと後世の客車ですよね?)


 側面より。楽しげな雰囲気。

 理想を申せば、簡単でもいいのでインテリア備え、ミニフィグたくさん乗せると更に絵になるかもしれません。


 今後の活躍、願っております。
 
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2017年01月19日

【作品紹介】「しまかぜ」X「しまかぜ」の誘惑! エース君パパ様の近鉄50000系。

 近鉄のフラッグシップ。50000系「しまかぜ」は既にmazta-k様作品が、実物デビウ間もないころに完成。以後、関西のトレインイベントで大活躍しています。

 実物は3編成が活躍する50000系。レゴトレインでも2本めが加わり、活躍を開始してる由。2編成目のメーカー・オーナーは近鉄特急車を多く抱える、エース君パパ様です。


 もちろん、フル編成。
 南欧風の街並みをバックに行く姿は、パルケエスパーニャ推しの近鉄の雰囲気にぴったり!

 失礼を承知で、気になる第1編成(mazta-k氏の制作・所有)と比較してみましょう。




 写真左がエース君パパ様編成(以下第二編成)。右が様mazta-k氏編成(第一編成)。

 基本デザインは先行作に合わせつつ、随所に差別化入れているのが興味深い。

 前頭部は同様の特殊キャノピーを使いつつ、クリア(第二)とクリアブラック(第一)。
 側窓も同様、第二編成はクリア中心。第一編成は色ガラス中心です。

 また前頭部、よく見ると第二編成にはヘッドマーク表現も。

 屋根肩の表現は丸ブロックで共通しますが(ボリューミー、かつ美しい)、先頭車の上屋根処理が異なっています。

 帯色も違います。実物の色は金であり、ダークタンと黄色の中間くらいのイメージですね。落ち着きか、鮮やかさか。どちらの解釈もありです。

 流石に側扉は第二編成は開閉式。
 中間車の屋根上のツルツルな仕上げも。ここは作風の差異でしょう。

 変なたとえではありますが、鉄道模型のN大手二社の差異のような、違うところの面白さを感じます。揃いつつ、競い合う。という感じでしょうか。


 もちろん、並んだところは違和感なく、様になっています。
 第二編成(右)の方が、全体として車高が1プレート高く、若干のボリューミーさ、リッチさはありましょう。
 対して、第一編成(左)は、引き締まったスマートさ。


 単独で。
 

 ク50600形。ハイデッカー先頭車。
 よく見ると、インテリアも実装済です。
 1プレート車高が上がった分は、窓の上下寸法大きくするのに充てられてますね。


 モ50500形。マーキングは先行作同様です。
 パンタ表現は奥に見える第一編成と違います。形状を取るか、折りたたみの自由度をとるか……。
 あと、屋根のツルツル感は、この種の特急車だと効果大きいのです。


 サ50400形。2階建てのカフェ車両。
 側窓は広窓感を優先。3幅の窓となっています。ここは第一編成での2幅表現が良いのか、悩みどころでしょう。飽くまで個人的な好みを申せば、2幅表現の方がスッキリとして美しいと思うのですが……。下層室と窓幅揃えるのも、この車では大事なことに思えます。


 モ50300形。個室車。
 個室部の窓、上下方向への大きさを表現しています。

 それにしても、3幅相当の窓という問題は解決し難い問題であり、ベストな答えが出てきません。
 3幅のパネル(2x3)が出てきて、それにクリア系が供給されるまで悩みは続くのでありましょうか……?

 自分ももし、この車作るとなると悩みまくると思うのです……。


 モ50200形。屋根上、3連のヒューズ箱?が印象的です。他、屋上機器も繊細。
 レゴ的には動力車となっています。PFでは、モータ1個で6連は余裕ですね。
 床下機器や台車は実用本位の割切です。全長24ポッチ基準だと床下機器の作り込みは難しく、また台車も走行性能・取扱など考えるとあまり装飾過多にするのも考えもの。上から見ることの多い鉄道模型では、このリソース配分も一つの見識でしょう。


 ともあれ、同一形式が仕様をある程度揃えての2編成! という情景は嬉しいものです。
 実物は既に3編成が大阪・名古屋・京都から伊勢へ行き交う運用を組んでる由。模型でもその華やかさ、伝わってくるのでした。

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【イベント】2017年前半のレゴオフ・レゴ展示まとめ/2月18日九州・2月20日名古屋平日 等

 1月3日の福井、1月15日の京都 梅小路と終わったところですが。
 近くに迫った、次の催しについてまとめてみました。

1月29日(日) 横浜(大口)レゴオフ
http://twipla.jp/events/229414
 既に告知しておりますが、関東圏では久々の一般参加オフ会です。
 幸いにも会場には余裕あるみたいなので、参加まだまだ募集中だそうです。
 関山、参加です。


新規情報:
2月18日(土)レゴ福岡オフ(九州ブリックミーティング)
http://twipla.jp/events/239672
 伝統の「レゴミリタリーオフ(LMO)」の流れをくむ一般オフ会。
 そして、2015年以来の九州でのオフ会です。これは盛り上がって欲しい!

 関山。参加検討したのですが、やや遠すぎ。また、時間にも余裕ないため断念です。
 とにー様、申し訳ございません。

新規情報:
 2月19日(日)ワンダーフェスティバル
 J-LUGでの展示・キットなどの頒布がある模様です。

新規情報:
 2月21日(火)第1回 火曜レゴオフ会 in 名古屋
http://twipla.jp/events/240143
 平日休みの人のための、名古屋での一般オフ会! 熱く語られてるコンセプト引用します。
「レゴイベントが充実してきた昨今、ド平日にオフ会を開いたっていいじゃないか
今やまさにレゴ黄金時代、平日でもここまでのことが出来るんだ!それを証明してやりましょう!」
 ……参加表明は既に10名以上。しかも濃い方が多数。
 関山も参加します。名古屋は平日だと高速バス激安ですから。
 
 平日オフ会、関東でも需要あるかもしれませんね?

3月:大阪
 ……で、何かあるかも?(一般オフ会の筈。現状で噂程度です)

3月25日-26日 池袋:鉄道模型芸術祭
http://tetsudomokei.jp

4月:横浜
 ……で、何か(一般オフ会?)

6月10日-11日 ジャパンブリックフェスト 2017


 なお、参加表明にTwitterアカウントが求められるケースがありますが、多くの場合は「代行」可能です。関山に連絡ください。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 以下は参加はできませんが、告知です。

 1月21日 第16回あおなみ線運転会(名古屋)
http://twipla.jp/events/233363

 2月26日 第17回あおなみ線運転回(名古屋)
http://twipla.jp/events/238163

 なお、3月の第18回が最終回となります。DUMI様、お疲れ様でした!

posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月18日

【作品紹介】k.matsubara様の札幌市電 240形 8幅のリアルモデルは走行も「リアル」?

 昨年9月、札幌市電催事用に制作されたもの。
 現地では唯一の「札幌市電スタイル」(丸みの強い、1950年的なスタイル)の出展作として、注目を集めたようです。何しろ、市民には馴染み深い。もう60年も近くも親しまれてるスタイルなのですから。

 札幌市電240形は1960年に製造された電車。
 基本設計はそれまでの形式(210/220/230形)と同じですが、この車の特徴は車体・台車ともに道内メーカーが製造したこと。電装品は単車のお下がり。
 8両というまとまった数が作られ、今も7両が健在だとか。

 k.matsubara様の作品は、何時ものハイクオリティな高精度作品。
 今回、梅小路展示会では初の、札幌以外での「お披露目」となりました。


 札幌市電スタイルの車は全車、1990年代の更新で前照灯の2灯化と塗色変更が行われていますが、この作品も更新後の現在の姿です。

 上部Hゴム支持のいわゆるバス窓は、2x2を2段に横組みした窓の、上部のみフレーム付きにすることで再現。これで、ごく自然な感じ。
 窓まわりでは保護棒も効果大きい。6幅で表現しちゃうとかなりオーバースケールですが、8幅だと丁度良い塩梅に。

 集電装置(Zパンタ)廻りの細かさ。基部のバネまで再現されてるのは驚かされます。バックミラー類も必然高いアクセサリ。

 そして、前頭部の造形。
 丸みの強い上に傾斜という、レゴでの再現を拒否するかの形状を巧く丸め込む、宥めこむ。見事に成功。
(ただ、ワイパーはもうちょっとあっさりめの表現でも良かったかもしれませんが)
 ホイール使ったヘッドライトがなんともユーモラス。

 スカート廻りの「丸み」も見逃せません。側面にもスカートは回り込む。

 そして、スカートからちらりと見える小径車輪。え、でも?
「これ、走行できるの?」
 というのが、札幌でのレポート見たときの第一印象でしたよ!


 たねあかし。

 「え!」と驚かされる大胆な割切を行っています。2-B-2 方式と言ってよいのでしょうか。センターのトレインモータが走行用。そして前後に小径軸の台車x2。


 更にアップ。小径軸台車はかなりの自由度を確保。
 余談ですが、小径軸の「鳴き」はグリスで抑えられるとのことです。
 


 さて。これで走るか? 走るのです!

 ガタガタと車体をピッチングさせ、やや不安定に走ってく様。これは以前に乗車した札幌市電の古めの電車の印象と合致します。
 カーブで大きくオーバハング振り回す様も、路面電車らしいユーモラスさと言えましょう。
 皮肉抜きで「走り方まで、リアル」なのですね。


 直線走行時。違和感は皆無です。
 巧くロングスカートにしているおかげで、トレインモーター部の車輪も全く目立ちません。小径車輪台車、台車枠がちらりと見えるのも良い感じ。

 そして、北の都とは正反対。南欧ムードの街並みとも不思議と似合うのでした。


 やはり、オーバーハングを振り回して。
 事実上、センターで支持している「2軸車」ですので、カーブでの姿はイマイチに見えてしまうリスクだってある。
 
 しかし、思い切った設計はユーモラスさを生み出し、そしてリアルさにも繋がっています。繊細な作りこみと「大胆」な割切、それが両立併存すると、世界をまた変えていくのでしょう。
 他スケールも合わせ、路面電車作品に与える影響は大きそうですね。
 

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月17日

【鉄道作品日本形】薬師山・嵯峨様流儀での「キハ55」造ってみた。規格統一気動車企画?

【作品紹介】薬師山様のキハ52アレンジモデル。「HG」仕様?
http://legotrain.seesaa.net/article/445881478.html

 この衝撃は忘れません!
 元のくろてつ(嵯峨)様のベーシックなキハ52とともに。

 気がついたら、キハ52とキハ52に会える京都 梅小路の催しに向けて手が動いておりました。先行してた企画、近鉄2200系造ったあと、「出発する日」の数時間で(笑)。
 仕様やディテールを揃えたモデルを並べてみたい! 編成してみたい。

 また、ベーシックな国鉄気動車モデルを「この機会に、一から仕切り直ししてみたい」とも思っておりました。
 実はキハ55などは2009年ころ造ってはおりましたけど、今見ると古いとこだらけ。ちょっと今のシーンには相応しくもありませんから。
 その意味で、薬師山氏のHGクオリティは魅力的に写ったのです。




 お題はキハ55形。1950年代の準急用・急行用・一般用気動車で1986年に退役。
 比較的初期の、バス窓のタイプです。

 飽くまでキハ52等の増結用を想定し、動力なし。

 ブラックアウトさせた車体裾処理はじめ、3面折妻な前面仕様・側窓幅・ドア周り。極力薬師山氏の仕様に合わせました。
 ただ、手すりはバー4Lのタンが8本も手許にはなく、妥協した仕上げです。
 台車やエンジン周りもやや簡略化しています。

 車体の組み方は、くろてつ(嵯峨)様のコンセプトに忠実に。
 「極力パーツ種類が増えない」組み方を意識しました。
(1x2を2個で済むところに、1x4を使わない、など)


 サイドビュウ。運転台廻りはキハ55は左右非対称なのですが、そこはコンセプト意識して簡略化。
 上下のバランス感は薬師山氏モデルの良さを感じますし、バス窓のキハ55でも援用できたのでした。

 次の課題はバス窓ではない、1段上昇窓のキハ55後期車等ですね? 横組ではない窓は久々ですが(苦笑)、順組も良さがある。適材適所でありましょう。

 床下機器は2x10のプレートにタンクやエンジンのディテールをレリーフ状に貼り付けたもの。


 連結面は手抜き。貫通幌だけはいつもの流儀で付けておりますが。



 さて。ここからは梅小路でのお披露目篇。

 薬師山様のキハ52との並び。正直、未だ追いつけてないとこあります。

 サボの簡略化と、車番の省略はしちゃいけなかったかも? 
 テールライトは4070か87087か? 手許にタンの87087が無く4070で仕上げてしまいましたが……。87087も試してみませんと。


 更に原型。くろてつ(嵯峨)様作品と。

 嵯峨モデルも薬師山モデルも、結構ギリギリにチューンしたバランスで成立していたモデルであることが再認識された感。……弄るの、実は難しい?

 でも、アレンジ諦めちゃいけません!

 余談ですが、嵯峨モデルでの屋根表現は完成されちゃってますね。コスト面強度面で有利。そしてちょっと厚ぼったい重たさが、逆に国鉄時代の気動車らしく見えるという。
 ここは1台拵えて、手許に1台おいてみて納得したのでした。


 気を取りなおして。編成で。調和に整合性、取れてるかしら?
 
 国鉄世代の気動車のメリットは「編成が自由自在」
 一部の例外を除き、殆どの気動車が混成混用可能。急行形から通勤形まで。1950年代のキハ17辺りから、1980年代のキハ40辺りまで。

 極端なケース抜きにしても、キハ52とキハ55(あるいはキハ26)との組み合わせはよく見られたものでした。
 この規格の気動車、揃ってきたらきっと楽しいことでしょう。皆でつなげてキハオフ・気動車オフ?

 ウチも追加の製作計画、練り始めています……。
 皆様も、「嵯峨モデル」か「薬師山モデル」。造ってみませんか?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】アイン様のオーストリア国鉄4010系電車。「特別な、電車」。

 京都の作品紹介(まだまだ新作たくさんあり!)と、レポートをさておき。
 この作品には割り込みさせてください。

 オーストリア国鉄4010系は、1965年から製造された、国際列車用の電動列車。
https://de.wikipedia.org/wiki/%C3%96BB_4010
(ドイツ語のみ。英語さえ無いのは残念 なお実物画像は上記より)

 電車と電気機関車の中間的形態であり、先頭車に動力集中。他の5両は付随車という編成でした。ウイーンとチューリッヒを結ぶ国際列車「トランザルピン」などに使用されていた由。ただ、全1等ではなく1/2等編成であったため、TEEには数えられていません。
 
 1990年代に塗色を青+クリームより、赤と灰色系のものに変更。その頃には国際列車からは撤退? トランザルピンは客車列車に。
 2008年まで国内列車に使われていたそうですが、今は退役しています。


 写真は塗色変更+更新後のもの。

 鋭角的な印象ではなく、どちらかというとユーモラスで温和なスタイルの車両でした。上記Wikipediaの写真をみると、2等でも6人用のコンパートメントは1等なみのものですし、全体に木質系のインテリアはさぞかし居心地の良いものであったことでしょう。

 アイン様の記事。「レゴ OBB4010を作りました」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40222351.html#40222351
 同氏では珍しい、欧州型となります。


 前面は2枚窓(原型は4枚窓)。後退角と傾斜の付いた2枚窓。苦心されたようですが、巧く印象を捉えておりましょう。ライトケース廻りもこの車両では重要なポイントなので、完璧な表現が嬉しいところ。
 バッファ廻りは如何にもな欧州系な感じ。ここはあちらの列車にさりげなく羨望感じるところではあります。リンク連結器の表現も新しい。

 動力車は全長短め。レゴでもこの車両が動力車です。
 車両中央の、旧トレイン窓2x2が実に効果的に使われておりますね! この列車の全盛期の部品でもありますし(1975-1979年)。

 パンタグラフはフィグハンドとカットパイプ用いた本格的なもの。
 欧州系はこのクオリティ、求められてくるのかしら。作品をぐっとリアルに、上質に引き上げてます。


 中間車。コンパートメント式の2等車だった筈です。

 屋根の丸みが綺麗ですね。また、赤と灰色系のカラーリングがシック! とてもレゴ映えのする題材であることがわかります。

 なお、台車上にも新濃灰タイル足して、台車と車体の隙間埋めてはいかがでしょうか? 実車の低重心な感じが伝わってきそうです。
 

 制御車。開放室式の1等車。動力車と全長が違うので、印象も異なります。
 やはり、ピンポイントで用いられてる旧トレイン窓の効果が大きいです。


 編成で。
 実物の6連を4連に縮小しておりますが、十分なボリューム感はあることでしょう。
(電車、6両越えると扱いが面倒になるんですよね)
 造結予定はあるとのことです。食堂車はほしいところです。


 4010系。自分も前から「一度造ってみたいなぁ」と思っていた題材でした。
 あの時代の欧州の電車列車は、どれも「特別なもの」であり、それが魅力にもなっておりましたから。伊のETR250やAle601 、西独のET403初代、瑞西のTEE、あとスウェーデンやノルウェーにも電車列車が。
 無論、客車列車も好き(笑)。別腹の魅力ですよね?
(でも安心。当時の電車も客車も、食堂車は必須です!)



 4010系。原型の方。
 こちらを作ること考えてましたので、モチベーションが湧いてこようというものです。いつか新旧並びが叶う日を夢見て……。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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