
12月10日に見学してきました。
金山駅前のモール「アスナル金山」は都心部にある郊外型モールという、ちょっと不思議な施設です(……東京的な目で見ると)。
そこで、レゴランドとの公式コラボイベントが行われており、その一環として名古屋大レゴ部の展示が行われています。
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名古屋市役所。
愛知県庁とともに「戴冠様式」で有名ですね。
設計は近藤柾一氏。20000ピース。
ほぼ、ミニフィグスケール。
大部分の壁面はレンガブロックで仕上げ。
1階分のランダムな石材仕上げも美しい。
窓はライトアズールのタイルで、写真で見るとやや癖ある仕上げですが、実物では気になりません。窓はブラックアウトさせる手法がセオリーですけども、黒だとかなり重苦しくなってしまうでしょう。これで正解に思えます。

塔部分。ランプホルダプレートを使った縁表現が美しい。
この造形でありながら、パーツ種類をギリギリまで削っているため、製品的な緊張感・合理感も生まれています。
時計の部分はファビュランド用の舵輪をベースに仕上げ。窓縁のポチスロも良い。

エントランス。プレート裏面は実に雄弁。大きめのプレートのチューブも装飾に。1x1プレートの真四角も装飾に転じてます。
逆スロx2で生まれた空間にポチスロ詰め込んだ装飾。
随所・ランダムにダークタンを混ぜた配色もリアルかつ、退屈さを逃れさせる手段。

当初、背面壁面の場所への設置を予定していたそうで、裏面は考慮されていません。逆に言えば大型作品の内部構造が分かる状態での展示です。
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名古屋城。
設計は京極 友宏氏。6000ピース。
ミニフィグスケールよりやや小さめ。とはいえ、大きなモデルです。
瓦屋根の曲線が美しい。瓦屋根に敢えてポッチを出す手法も定着しておりますが、曲線仕上げはまた別格です。城郭としての特徴抑えておりましょう。そして、天守閣としての威厳も。

最上階の仕上げが美しい。大量のサンドグリーンも見どころですが、この色である必然があります。

斜め上から。

お城は見上げるアングルがやはり良いものです。
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熱田神宮。
設計は加藤 匠氏。12000ピース。
ミニフィグスケール。そして、最大の接地面積のモデルです。
一切の省略のない(ようにみえる)スケールモデルゆえ、博物館の展示品の如き厳かさ。

正面より。屋根の連なりが印象的。


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