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2016年12月14日

【イベント】12月10日 第15回あおなみ線運転会「育っていくレイアウト」(下)

 去る12月10日(土)。恒例のあおなみ線運転会のレポート続き。

 前回記事:「育っていくレイアウト」(上)


 会場内の掲示。ご安全に!




 名古屋な あおなみ線と北九州の くろかね線。ひらがな4文字の路線名が似てますよね?
 東京にも りんかい線が有りますが。

 余談ですが、あおなみ線は貨物線兼用区間もあり、DD51やDE10、EF64やEF66もガシガシやってくる産業鉄道でもあります。


 なし様の新作、新日鐵八幡E8500。


 Dumi様のあおなみ線も板についてきました。ここでは一番の人気です。
 あと7幅フルなので、AP氏作品の多くとスケールも揃います。


 成長するレイアウト……というと、建物の追加も見逃せません。ケーブルが出ているのはカメラの収容を兼ねているため。実用性も素晴らしい。これは保線の詰所でしょうか?


 大きなビル。屋上の作り込みは、上から見下ろす模型だと重要です。
 やはりケーブルが出ており、カメラを隠す。




 トラス橋のこのアングルは見せ場の一つ。
 ラージスケールならではの迫力も感じられましょう。


 終盤は高速列車篇。でぃるてぃっく様のHSTは試作量産混結の7連。2M化されており順調な運用です。余談ですが英国型は高ホームですので、案外日本型ストラクチャーと相性がよいんですよね。




 HST試作車側から。怪しげな顔が堪りません。
 そして、線路際の小物や信号が<<続きを読む>>
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2016年12月13日

【作品紹介】なし様の 新日鐵八幡 85ED-1形(E8501-8504)。産業鉄道の魅力。


 電化された専用線・専用鉄道というのはもともと数が少ないもの。
 ましてや現役は元 八幡製鉄。現在の新日鐵八幡製鉄所のくろがね線位でしょうか。北九州市内のおよそ6km。かなり縮小されたものの、今も電気機関車による輸送が行われています。

 1975年に投入された現行機85ED-1形(E8501-8504)は、自重85噸という大型機。デッキ付きの箱型機。
 牽引力確保のため軸重が22噸以上に及びますが、これは真っ当な国鉄・JR機を上回るものです。西武E851が私鉄電機の東の代表なら、こちらは西の代表と言えるのかもしれません。
 
 特徴的なのは市街地での運行となるため、徹底した防音対策。床下を完全に防音スカートが覆う。整備が不便? エアシリンダで自動開閉なのだそうで!
 他テレビカメラや空調の設備もあり、作業環境への配慮も行き届く。後者は日本初のものですね。国鉄機ではDE10 1900/2000番代を待たねばなりません(あれも防音機関車です)。つまりは当時なりのハイテク機関車だったのでした。




 なし様の作品。8幅フルスケールです。
 この題材に関しては大柄さの表現のため、ラージスケールが正義に思えてきます。

 そして、8幅故にスカートは固定でも、内部で台車の旋回を許容します!

 見どころはたくさん。
 端梁のゼブラ模様はプレートの組み合わせ。リアルなデッキ・ステップ。
 テレビカメラに回転灯、アンテナ、空調機(AU13?)などのディテール。
 鮮やかなカラーリング。裾のダークブルーが美しい。赤いナンバーが引き締める。




 輸出向け機を思わせる、前後非対称のサイドビュウ。
 スカートがギリギリまで下がってるのが印象的です。

 なお、車体の大部分は順組であるため、強度は申し分ないとのこと。


 気になる、スカートの中身。
 小ぶりな動力台車は実物とは異なる部分ですが、小ぶりであるがためにスカート内で旋回し、レゴ標準カーブをクリア可能。


 別角度より。よくぞ収めたという感じ。


 カーブ通過。無論支障<<続きを読む>>
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【実物鉄道】八幡製鉄の電気機関車について(E601-E605)

 製鉄所という閉ざされた環境にいたが故、極端に資料の少ない機関車たちです。
 一応、くろかね線は外からの撮影・見物も可能ではあるのですけども。

 この機会なので、書き起こしてみます。

 現役の85ED-1に関してはいろいろ写真も出てきます(wikipedia他)

 E8501-8504のうち、8503・8504は既に廃車されてしまったようですが。またE8501は一時期ワニを大きく描いていたものの、今は標準塗色に戻っています。


 wikipedia くろかね線より。


 1975年のE8501-8504の投入前は、E601-E605が用いられてました。1両づつ形状の異なる個性派。そして、後継機同様の重量に大柄な車体。

 自重60噸で軸重15噸というのは、国鉄電機で言うならED60やED14等に匹敵するもので極端な大型……というわけでも無いのですが、多くは小柄軽量な私鉄電機の世界(30-40噸が普通。50噸で大型機になる)では大きくみえるのですね。
 また、当時の同系機(私鉄向け機関車)の拡大バージョンというのも大きさを強調しておりましょう。

 なお、以下画像は 朝日新聞社刊「世界の鉄道'69」(特集 電気機関車)からの引用となります。現行書籍や公開webサイトでは画像が「まったく」見つからないゆえ、寛大なご処置をば。


 E601。1929年 東芝製。中央運転台の凸型機。
 よくある私鉄電機の姿に見えますが、一回り大きいのです。

 なお、E601は静態保存・公開されており、今もその姿を拝むことできます。この写真では濃い色(茶色?)と思われますが、末期にはオレンジ色に変更されたのでしょうか? 保存機はオレンジ色。また、幾つか機器も追加されてる模様。


 今は単線化されているくろかね線、この当時は未だ複線だったのですね。


 E602。1929年 三菱製。エトキでは小田急ED1011(岳南ED501など)との共通性が言われていますが、あれらは川崎製ですから。
 実際は三菱がこの時代造ってたWHコピーの、ボンネットが片側に寄ったタイプの私鉄向け電機(弘南鉄道ED333等)の拡大版のようです。
 この写真でも尾灯の偏りや、緑十字マークと連結器のズレで、ボンネットが偏ってることが読み取れましょう。


 E603。1936年の増備機で日車・東洋電機製。
 大きさに関するエトキは的を得ていましょう。伊豆急行ED25 1(→東急長津田工場ED30 1)との同系ですが、やはり一回り大きい。


 E604。1942年。戦時中の増備機。川車製。
 どことなく満州向け輸出機っぽい雰囲気?

 産業用の機関車は、概ね所有者の系列財閥の重機械・重電メーカから買うものなので、メーカは揃うものなのですが、八幡製鐵は前身の日本製鐵(1934-1950)が半官半民の国策会社であったが故、発注先をバラけさせる必要あったというのは穿ちすぎでしょうか?

 E605。戦後の増備機。1954年。三菱製。
 大井川鐡道E101の同系機であり共通点も少なくないのですが、やはり大きい。
 同じ三菱製だと国鉄ED45 1(ED91 1)も60噸ですが、国鉄向けと私鉄・専用線向けは印象もかなり異なってきますよね。
 なお、E8501-8504も同じく三菱製です。

 余談。同機のナンバープレートが162000円で売りに出てます……国鉄機よりは安い?
 8kg! 重いぞ。購入されるかたはご覚悟を。
 
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2016年12月12日

【イベント】12月10日 第15回あおなみ線運転会レポ「育っていくレイアウト」(上)

 去る12月10日(土)。恒例のあおなみ線運転会のレポートです。

 18きっぷ1回分で強引に横須賀〜名古屋往復のため、会場着が1245。会場出たのが1529……という超絶とんぼ返りでしたが、それに見合う価値はあったのでした。
(ただ、18きっぷ2枚+名古屋泊したほうが良かったかも……という後悔はあり)



 会場看板。こういった配慮が嬉しい。
 文字はステンシルらしいです。右下のクリスマスツリーも理系らしい書き方(笑)。


 おなじみの会場全景。金城埠頭駅の片隅です。良い場所、常設で用意できたことは奇跡? 13時の開場を前に仕切りの移動。

 13-15時が公開時間。
 但し、作品持込参加者は10時ころから会場入りでき、16時頃まで滞在できるので、他のオフ会的イベントと変わりません。
 
 公開時間と「身内」の時間は巧く分離できておりましょう。


 とにかく、滞在時間も僅かなので車両を引っ張り出す。
 先ずは辻堂での新作 80系は一時的にPF仮設。
 9Vでは2M要した6連も、PF改なら1Mでも余裕あるパワー。


 サロとクモユニ入りの6連は小気味よいもの。
 モハ80は0番代と300番代作り分け。もっと増備したくなってきました……?


 黄色い、古風なトラス橋に湘南色の旧型国電はベストマッチ!


 なし様は485系3000番代を。このモデルはどこ行っても、映える。8幅フルのインパクト。
 そして左下は?




 再び80系。

 それにしても、カント付きのMe-models製カーブレール。線路際のアクセサリ。
 リアルな近代形架線柱。見どころ、多すぎる。

 成長する常設レイアウト、これは画期的なこと。


 ポイントはすべて遠隔操作化。Mモータ使ったポイントマシンもメカニカル。
 線路配置も無理がなく……<<続きを読む>>
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2016年12月11日

【作品紹介】アイン様の東急7000系電車 こどもの国線仕様。古き佳きステンレスカー

 東急7000系電車は1962年製造開始の、日本初のオールステンレス車両。
 それまでもステンレス車は有りましたが(同じ東急の5200系・6000系など)、あれらは未だ外板のみのステンレスでした。本格的なものはこの7000系が初めてのもの。

 流石に純国産ではなく、米バッド社の技術輸入による国産車。
 東急車輛製造の車内銘板の下には「バッド社のライセンスにより云々(英文)」のプレートがついてたものでした。

 7000系は相当な両数が作られ、一時期は東急の主力車。東横線および、東横線からの日比谷線直通。田園都市線(大井町線含)で大活躍。
 流石に1980半ばは譲渡車が増え、東急からは減っていきますが1990年ころに7700系に大更新。車体をそのままにVVVF化。パイオニアIII台車も通常のものに。
 この延命の結果、7700系は今尚多摩川線・池上線で健在です。

 合わせて7000系の譲渡車も弘南鉄道・福島交通・北陸鉄道・水間鉄道に残る。50余年前の電車が健在というのは貴重なことと言えるのかもしれません。

 なお、東急7000系(7700系)の作品は2012年にエフ様作品がありました。
http://legotrain.seesaa.net/article/201289654.html
 独自のショートモデルです。前面窓形状やライトケースの処理が面白い作品でした。
(ライトケースの表現は拙作の近鉄10100形に「頂戴」しております)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 長津田〜こどもの国間3.4kmの「こどもの国線」は厳密には東急の路線ではなく、「社会福祉法人こどもの国協会」の路線に東急が委託運営を行っていたもの。1987年に東急が第二種鉄道事業者になり、2000年には路線の所有者が横浜高速鉄道になっていますが。その為、こどもの国線の歴代車両には東急のマークは付けられていません。

 1967年に陸軍弾薬庫への専用線を復活・電化する形で開業。長らく来園者専用の鉄道であり、朝は8時に始まり夕は18時に終電という長閑さ。

 しかし沿線の住宅化が進み、2000年にやっと「通勤線」化。途中に交換駅も出来て大変身して今に至ります。
(ただ、有人駅だった「こどもの国駅」は無人化。また多客時の臨時5連もなくなり、最大2連化されてしまいましたが)

 こどもの国線車両は初代は3000系(デハ3405号他)、1980年からの二代目は7200系アルミ試作車、1989年からの三代目がこの7000系です。2連1本のみ予備車なし。代車は大井町線車両の8000系5連等が使われてました。

 以上、実物 解説長文恐縮。


 東急7000系はシンプルな形状であるがゆえ、似せるのは難しい。
 でも、ひと目で「それ!」と分かるってレベルはクリアされちゃってます

 制作者の記事こちら
「レゴ 東急7000系改良」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40184732.html
「レゴ 東急7000系〜子どもの国線〜」
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40144300.html

 全長24ポッチに3ドアを収める。ドア間の窓は実物の3組を2組に省略ですが違和感なし。ドア幅とのバランスも取れていましょう。クリアブロック重ねた窓はローコストながら優れた表現でもあります。それっぽい。

 華やかな側帯のため、コルゲート表現は1段分のみですが、もしノーマル仕様の7000系も作られるのなら2段分使える車体寸法ですね。
 前面・側面のこどもの国協会のマークも良いアクセント。

 やや低めの屋根も東急7000系らしい。
 バッドスタイルの通風器の表現はコダワリの極み。形状も色も。FRP製で?白っぽい色でしたから。

 床下機器も凝ってます。2x2プレート裏面は雄弁ですね。


 前面より。横組基調の造形です。

 あの世代の電車に多い尾灯一体のライトケースは表現難しいのですが、巧くユーモラスさを表現できていましょう。桟板や方向幕のバランスも良い。このままでも東急7000系らしさに溢れるのですが、ちょっとお願いがあるとすると、貫通扉を半ポッチ凹ませるとかなり良い顔になりそう? 幌枠の分凹んでたんですよあの顔は。あと三枚窓の高さも揃ってるとより良いかも。

 ともあれ、7000系は働いてきた時代の長い電車です。
 帯なしの原型。赤帯時代。7700系。各地方への譲渡車。バリエーションを考える楽しさ十分に。マニアックには、パイオニアIII台車のレゴ的再現も良き課題となりましょうか。

 また、こどもの国線の歴代車両も楽しそうな題材。
 現行のY003系をはじめ、この7000系の前の7200系(前面が高難度ですが)、その前の3000系列。いろいろ、展開できそうなのです。

(個人的には初代専用車のデハ3405号+クハ3662を造ってみたいと……。先に造ったデハ3608号伊豆急仕様のため、派手な塗装の旧型に惹かれてるのです)
 
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【作品紹介】スマートマッチョ? しゅん様のSD9形ディーゼル機関車。グレートノーザン鉄道「ビックスカイブルー」仕様

 アメリカのディーゼル機関車の殆どはメーカー製のレディメイド。
 SD9もその一つ。1954年から1959年に製造された古めのタイプです。

→wikipedia(日本語)
 上記記事だと、改修を受けて現役機も多い……とのこと。頑丈で優秀な機関車なのでしょうか。
(身近なところでは大韓民国にも輸出され、韓国国鉄5000形となっています)

 アメリカンディーゼルが流線型のドッグノーズから、実用的なロード・スイッチャーに変わっていった最初の世代の機関車でもあり。
 実用一筋の姿も、一転して魅力。
 また、運転台側のボンネットも高さのある視界の悪そうな?姿も、古風な良さに繋がっていましょう。
 
 なお、グレートノーザン鉄道は大陸横断ルートの中では一番北部にあります。今はバーリントン鉄道・サンタフェ鉄道他と合併し、BNSFに(NがノーザンのN)。

 ビックスカイブルーは1965年ころからのカラースキームで、グレートノーザン鉄道の動力車や客車に及びました。それまでのかぼちゃ色(濃緑とオレンジ、ぶっちゃけて言えば「湘南色の元ネタ」)とは好き嫌いが割れるところではありますが(笑)。
 

 7幅フルスケールの堂々たる姿。
 6幅フルだと痩せて見えてしまうのですが、7幅だと快いバランスになります。スマートであり、かつ「力強く」もあり。

 足回り。C-Cの車軸配置を無理なく再現できていますが、これはフルスケールならではの手法ですね。円筒形のブレーキシリンダ?が効果的です。

 ゴツいステップに精細な手すり、ディーゼル機関車の萌ポイントは洋の東西問わないみたいです(笑)。本線走行も入換もこなしちゃう万能機ですから。
(ある意味、日本のDD51やDE10は「ロード・スイッチャー」と同じ思想を純国産液体式で実現してしまった機関車ですよね。そう思うとますます身近におもえてきませんか?)

 連結器はアメリカ形には似合わないはずのバッファ付ですが、それ以上にスノウプロウのインパクトが大きいので全く気になりません。

 車体裾のポチスロも機関車の造形を整える。
 そして、スッキリしたキャブ周り(タイルを側面に)。丁寧な作風なのです。


 斜め上。
 ポチスロツライチの前頭部の美しさは言うまでもなく。
 ポッチ隠しもまた、徹底しています。


 エンジンフード側から。
 ダイナミックブレーキによる張り出し部分が大迫力。
 側面はこちらもタイル張り。


 これまでの作品の並び。
 今度のSd9が一番大きくなってしまったとか。とはいえ世には「日本型 8幅フルスケール」という文化も育っていますので(あれも昔は夢かたりだったのに)、非常識なサイズってわけでもないですね。
 パーツ事情の好転は、大型モデルに追い風!なのかもしれません。


 ライト点灯。インパクト十分。

 
 アメリカ形は好き嫌いの極端に別れるジャンルです。特にロード・スイッチャーの実用一筋の形状やマッチョ感は。

 しかし、日本ビルダーの手による精細かつバランス良い作品の登場は「食わず嫌い」を払拭させる力を持っていそう。参入者増えること、願っております。
(関山も何か作りたい……。流石にロード・スイッチャーではなくパンタ系で)
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月10日

【鉄道作品日本形】ハワイアンブルーの異端。東急デハ3608号改め、伊豆急行デハ3608号


 造ってしまいました。
 作りながら「こんな希少色のパーツ無駄使いして良いんだろうか?」と悩みながら。

 こんなの(失礼?)作るなら真っ当な100系を優先すべしとか言われそうですが、屋根肩用のポチスロが枯渇してるので(現状)もう追加できないのです。注文は出したけど年末コースですし到着は。

 あと、使うつもりで買ったのにすぐには100系では使いそうもない部品もありましたので、そのへんの有効活用も兼ねて?
 パーツ箱で眠らせるよりは、イマイチでも自己満足でも作品の形になるべきですよね? 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 東京急行デハ3600形は、1946年ころに東急が国鉄から譲渡を受けた、元17m級旧型国電群。といっても、戦災廃車になったものとか、木造車……など雑多なものたち。なんとか使える形に修繕されたり鋼製車体になったりしたものですが、やはり個性が豊かな雑形電車。

 その中の4両が1961年の伊豆急創業に合わせ、貸与されたのです。デハ2両とクハ2両。うちデハ1両が両運転台に改造され、それがこの3608号。

 3600形の中でもモハ30系の面影を残す、窓も小さく重苦しい姿。
 しかし、新車100系と同じハワイアンブルーを塗りたくる。ミスマッチが素晴らしい♪
 それがコンクリもバラストもすべて真新しい新線区間にデビウ。

 流石に社線内 伊東〜下田の運用専用であり、それも予備車でありましたので観光客がこの車に当たるという悲劇は少なかったと思われるのですが……? 

 また、両運転台の3608号は、電気機関車の代用車でもあり。
 100系100形(両運)も電機兼用と言われてますが、まともな車にはお客載せて、3608号に貨物曳かせるほうが合理的ではありましょう。実際どっちのほうが「貨物用の主役」だったのかは気になるところです。
 ただ、1963年には早くも真っ当な電気機関車ED25が入線してる由ですが。

 これらの異端ハワイアンブルーも100系の増備で1965年迄には東急に戻った由。
 「都会」に帰った3608号。その後車体も載せ替えて大きく姿を変え、1980年に廃車されています。末期はこどもの国線専用車でまたまた派手な姿でしたが……それは別の話(あ、作ろ!)。


 ぶっちゃけ。17m級旧型国電そのものの姿(茶色で造ったらクモハ12になります)。
 パーツ割が不本意ながらかなり細かくなってしまったので、却って鋼製リベット打ち車体な雰囲気も出せたかしらん? 
 
 窓の上下寸法の小さな元モハ30系らしく。そのため窓の中桟は思い切って省略。一方でモハ30系・モハ31系の特徴だった2連窓と吹寄は表現できてます。
 ドアもプレスドア風に。
 シルヘッダーは新灰使っての色差表現です。
 
 前面は幌でごまかす。車体裾は台枠見せて引き締める?
 真四角な電車ではありますが、車体全体で完全横組要るので若干手数は多め。あとパーツ消費数もちょっと多め。「1x2」より「1x1を2個の方が安い」みたいな事情ですが。持つとずしっと重い(笑)


 このデハ3608号。真四角でゴツくて如何にも「田舎電車!」っぽいスタイルなんですが、その実 生まれも育ちも「都会っ子」なんですよね。
 4年間の出向をこなしたあと、再度都会へ(東横線等)帰っていったのでした。

 一方、おしゃれに見えて実は「田舎娘」な伊豆急の電車は100系が東横線内で1961年に試運転行った事例。
 1986年ころ、2100系を東急各線でデモンストレーション運転した事例もありました。



 似合うのは電気機関車代用で貨車曳くシーン。100系の記事でも書きましたが、私鉄の電機は電車同様の出力でなんとかしてるケーズが多いので、電車が貨車曳くことに問題はないのですよ。
 模型としての動力は9Vモータ取り付け準備済。

 伊豆急の車両群も一度小休止です。
 100系はあと2両が計画にあります。1両は普通の片運電動車、クモハ110形。
 最後の1両は……概ね察しはつきますよね? 完成したら「サントリービール」で乾杯したいものです。


 そういえば。12月10日は伊豆急の開業記念日。
 1961年から数えて、今年で55周年なのですね。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月09日

【鉄道作品日本形】ハワイアンブルー増結。伊豆急行 クロハ155/伊豆急情景篇


 伊豆急100系。「ハワイアンブルー」の仲間がぎりぎり1両 増えました。

 クロハ155はクハ150形155号を1964年に改造して生まれた半室1等合造車。
 1970年に元のクハ155に復元されましたが、その6年間、伊豆急で唯一の先頭車の1等車(グリーン車)でした。半室1等は中間車にサロハ181-183もあり、計4両。
 1970年までに本格的なグリーン車 サロ180形が6両揃い、それまでの半室グリーンは全室普通車に改造されています。


 サロハ180形・クロハ155形での半室グリーン室部分の窓配置・窓構造は普通車と同じ。
 座席は回転クロスシート(転換クロスシート?)だった模様。淡緑色のグリーン帯が優等部分のみ入ってた由。飽くまで間に合わせの?半室グリーンだったようです。
 

 模型的には、先に作ったクモハ100形の片運転台バージョンです。運転台のない後ろ寄りが半室グリーン。
 グリーン車等級帯は何時もならサンドグリーン使うところですが、パステルトーンの車体では地味に溶け込んでしまい様になりません。彩度高いライム色としてバランス取り。


 取り敢えず、2両編成に。

 以下余談。伊豆急のグリーン車は長らく、私鉄唯一のものでした(1966-1969の名鉄キロ8100・8150がありましたが)。
 但し、1985年にグリーン車は廃止、サロ180形は全車サハ180形に格下げされています。なにせ、2100系というより豪華な電車が「普通車」ですからね。

 この種の格下げ車は意図的に早期廃車されることが多いのですが(苦笑)、伊豆急では希少な冷房車ゆえ100系末期まで温存されたのは幸いでした。自分も伊豆急に乗るときはサハ180形狙いでしたので、実は100系元来の普通席はあまり座ったことがなかったり(苦笑)。

 このあたりも、今は思い出話ですが。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 2両になったところで、情景編です。

 先日の「辻堂100(湘南BP)」で造った駅を使ってますが、別荘風とみなせば伊豆急行沿線にありそうですよね? この雰囲気は。


 伊豆急行開業間もないころをイメージして。

 国鉄からの乗り入れ車は153系の準急・急行のほかは未だ旧型の80系や70系でした。
 ほどなく113系に変わってゆくのですけども。

 湘南色も鮮やかで時代を変えたものでしたが、その10年後に登場した「ハワイアンブルー」はなお新鮮味があったことでしょう。

 2ドア固定クロスの電車同士ですが、80系初期車から大きくスタイル変わって居るところも注目です。


 1980年まで運行されていた、伊豆急の貨物列車。
 1963年に中古の電気機関車ED25が入ってきますが、それまでの2年間は電車が電機代用として貨車を牽いてた由。


 東急から借入の元17m旧国電デハ3608号の他、両運転台のクモハ100も貨車を曳いてました。性能面では問題なし。120kwx4というのは私鉄の小型電機同等のパワーですから(ギア比は違いますけども)。


 それでも、最新型のカルダンドライブの電車が貨車曳くのは奇異な風景だったでしょう。電車が貨車曳く私鉄(国鉄もあり!)は珍しくなかったものの、多くは旧型車の仕事でしたから。
 お客を乗せるべき新型車を貨物に使うのも勿体無い話であり、デハ3608号が使われる方が多かったんじゃないでしょうか? ただ、伊豆急の貨物列車の記録は余り残っていません。

 因みに、元はモハ31系で小さな窓に厚い屋根と、実に重苦しいスタイルだったデハ3608号も「ハワイアンブルー」に塗られていました。ときにリリーフとして旅客列車にも充当されていた由。乗る分には兎も角、趣味的には100系とは違う魅力のある捨てがたい存在だったのです。

<続>
posted by 関山 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月08日

【鉄道作品日本形】ハワイアンブルーに挑戦。伊豆急行100系。先ずは100形。

 近年のレゴの特殊色の乱発は凄いですね。

 自分がレゴ戻ってきた2003年、大昔は夢にも思わなかったクリーム色(タン色)や茶色、サンドグリーンといった中間色に狂喜乱舞してたものです。またダークトーンの供給がどんどん良くなってきたのも嬉しかった。だからこそ東武1720系DRCなんて作品もできちゃったわけで。

 で、この数年でさらに充実しつつあるのがパステルトーン。
 多くは電車に使えなさそうな色に見えて、実は不可能を可能にする力を持ってる。
「ライトアクア」と「ダークアズール」が、なんとか電車に使える分のプレートやブロックが供給されるようになってきました。
(余談、関山は基本「ケチ」なので、高額に過ぎる部品は使いません。というか鉄道車両にはレアパーツは使えませんって! 消費量が半端じゃ無いので)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 伊豆急行100系電車は1961年の伊豆急線(伊東〜伊豆急下田)開業時の電車。1970年頃まで増備が続きました。
 2ドアクロスの、当時としてはデラックス仕様。観光輸送と通勤輸送を共栄させうる車。スタイルは窓が大きく明快、そして端正。
 カラーリングは独特のパステルトーン。未だ電車に使える塗料の種類も少なかったあの時代にはさぞかし大胆。

 2000年頃まで大半が健在でしたが、2002年に全車が引退。
 海辺での軽量車体なんて塩害で保たないものでしょうに、よくぞ50年近く長生きさせられたものです。

 そんなわけで、伊豆へのお出かけでの乗車機会は少なくなかったのですが、なまじ昔住んでた静岡からも、また関東からも「遠くなかった」ために本格的に撮る機会は逃しました。こればかりはかなり後悔しています。
(スカート取り付けや冷房化などで形状壊れたから撮りたくないとか、つまらぬ理由をつけると後で哭くもんです)

 あ、そうだ。奇跡の復活動態保存。103号に早く乗りに行かなきゃ……。



 取り敢えず。基本形式なクモハ100形。両運転台の電動車から。
 1両でサマになると同時に、製作に当たっての問題洗い出し用の試作でもあります。

 最大の懸案だった色……ハワイアンブルーは、これで正解!ダークアズール。独特の重みのある青。
 上半分はライトアクア一択でしたが、下半分の色はいくつか迷いましたから。

 基本は「箱型の電車」ですので難しいところは少ないのです。

 前頭部は貫通型 3面折妻というこの時代の電車のよくある形。1x4のヒンジプレートが使えると随分難易度も下がるであろうこの形状ですが、ライトアクア&ダークアズールにそんなの期待できませんので内部構造で角度を付けています(後述)。


 側面寄りで。両運転台のクモハ100はシンメトリーなサイドビュウが美しい。

 側窓は何時もの横縦ハイブリットですが、大きさ・明快さが表現できたと自負。ライトアクアのトレイン窓あれば使ったかというと、多分使わない(笑)。今はクリア系の使いこなしのほうが楽しくなってしまいました。


 正面より。
 貫通扉はまともな表現諦め、貫通幌で顔を整える手抜きです。
 実物は片幌なので、両運転台ならどっちかは幌なし幌枠のみの顔になるのですが、そこは諦め、潔く。

 尾灯の位置はスケールどおりならもっと外寄りかつ上ですが、個人的な趣味で中寄り且つ下方へ。アレンジと言うか、匙加減。
ヘッドライト周りの青差しは良いアクセントですよね。

 なお、クモハ100形は開業当時は貨物列車牽引用の機関車も兼ねていました。それゆえ他の車両よりジャンパ栓多めの賑やかな顔つき。その辺も再現と。


 一方非パンタ側はコスト面で通常のバッファ連結器。模型的にはこっちを前に走ることあんまりないと思いますので(笑)。

 動力は9Vモータ取付対応で一応、単車運行想定。
 現役当時は単行運行はなかったそうですが、今のクモハ103号は単車運行ですから。


 さて。件の前頭部 3面折妻の内部構造こんな感じ。今までだったらクリップ留めにして強度不足起こるところですが、今回はある程度頑丈に固定できる方法が見つかりました。偶然と言うか現物合わせの勝利。
 半ポチずらしの1x2ジャンパプレートが役立ってます。

 
 伊豆急、未だ続きます。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月07日

【レゴ製品?】珍しくLEGO IDEASでトレイン題材10000票達成。「ビンテージトラム」( kevinszeto様)



 おもえば、LEGO IDEAS(旧Cuusoo)は開始以来、トレイン系の企画で10000票達成したものは出てきませんでした。BTTFのジュールベルヌトレインが例外ですが、あれはバック・トゥ・ザ・ヒューチャーの版権物としての性格が濃厚。それも、レビュウで落とされてしまいましたが。

 LEGO IDEASはどうしても「わかりやすい」版権系が強いです。
 そして、トレイン系は投票というシステムではどうしても不利になります。

 鉄道系は地域により好みが分散しやすい。多くのファンは自国形優先。アメリカのファンはアメリカ形を好みますし、欧州でも欧州形が人気。過去の10000代製品でもマースクトレインはアメリカで人気欧州で不人気。ホライゾンエクスプレスは見事にその真逆でした。

 また、すべての人が高速列車が好きなわけではない。すべての人が蒸気機関車を好きってわけでもないのが更に票を分散させてしまいます。

 好みを集中させて10000票に繋げなければならないのですが、それには誰も成功できなかった。

 その意味で、この企画は「がんばった!」と。そして画期的でも。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 「Vintage Tram」 kevinszeto様
https://ideas.lego.com/projects/119603





 ポルトガルはポルトのヘリテージトラムのモデル化です。
 クラシックで優雅な路面電車。そして今なお健在であり、多くの観光客を街に呼ぶ力を持つ、街の魅力足り得る電車でしょう。

 モデルもディテールフル・丸みもエレガント。
 このルックスで10000票を獲得。納得です。

 8幅ラージスケール。これ自体は否定しません。8幅やそれ以上への挑戦は国内外でも多く見られる傾向ですし、自動車なども含めたラージスケール傾向自体は欧米のほうが先行していますから。
(6幅派。4幅車派として言いたいことはなくもないですけど、ここは趣味趣向の差異です)

 ただ……水を差すのも難ですが。
 動力化への配慮はなさそうです。ディスプレイモデル前提か。
 
 デザイナーさんは街の一部としての路面電車は考えておられるのでしょうが、自走が最低限の前提である「鉄道模型」としての考慮がないのはかなり残念。
 手転がしにしても、この画像のままでは軸距長すぎてカーブは曲がれないでしょう。というかこの種の古典単車って、もっとホイールベース短めでオーバーハングは長めなんですよね。車輪は内側に寄ってるもんです。

 その一方で、走行や実用に支障をきたしそうな足回りのヤバゲなディテールが無いのは寧ろ評価したいのですが。しかし、デザイナーさんが実物のこの種の電車の、複雑なディテールを理解されないままに割愛されたと思うと……。
 わかった上での簡略化と、知らずの簡略化はまるで別物です。前者は鉄道模型の名門はどこでも行ってきた手法ですが(走行性能を求められるマスプロダクツの玩具としての鉄道模型の宿命です)、このモデルに感じるのは寧ろ後者のような……。



 インテリアは備わります。窓ピラーはタイルみたいですが、どうやって立てているのでしょう?


 第一印象はとても好ましいモデルですし、無論、トレイン分野から10000票達成もこの上なく嬉しい。
 しかし、よく見ると惜しい部分も少なくない。

 ここを大胆に、鉄道模型としてアレンジできる人がレゴ社に居るか?
(動力化への配慮や、足回りの改善など……)
 

 それでも、このモデルが「駱駝を針の穴に通す如き」本社レビュウを通ることを期待しています。
 なにより、トレイン系でのLEGO IDEAsに10000票突破の希望が持てることが嬉しいじゃないですか。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | レゴ製品(cuusoo) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】隼様のキハ52(くろてつ氏作品のモディファイ)。元モデルの良さを引き出す好アレンジ。

 数日前に記事にしたところの、くろてつ(嵯峨)様のキハ52に、早くもアレンジモデルが生まれてきました
【作品紹介】初心者向け配慮作品。くろてつ様のキハ52。世界を変える?小さなモデル
http://legotrain.seesaa.net/article/444576404.html




◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 先の記事でも、このキハ52はベーシックなものなのでディテールアップや、或いは全長の延長も考えられると記しました。

 隼様の作品も、その方向です。


 全長を32ポッチに延長。レゴトレスケールの中でも「長め」となります。
 元が26ポッチでしたので、6ポッチの延長。ドア間に窓を2つ増やす。

 堂々と、リアルな印象になりました。バランスの破綻もなく、キハ52の「長い!」って印象を伝えます。

 ※:全長21m超。在来線車両としては最長クラスです。エンジン2基収めるため。

 合わせてディテールも適度に強化。
 隼氏の得意技?床下機器も全体のバランス壊さない程度に作り込み。灰色なので機関など機器も目立つのです。
 地味に効果が大きいのは前面貫通扉の「桟板」でしょう。
 連結器+バッファは機関車用のスノウプラウ付きのものに。北国仕様であり、最後の活躍線区の大糸線らしさもアップ?

 ヘッドライトはシールドビーム2灯化仕様。ここは趣味が別れるかもしれません。


 反対側。
 トイレの反対側は水タンクで窓なしセクションでしたよね。

 で、貫通幌がこちら側には付く。前面が大きく引き締まる!

 余談ですが、気動車の幌は「片持ち幌」であり、前後どっちかにしか付きません。両運転台車ならどっちかは幌枠のみの姿がセオリーです。無論、例外も沢山有るのですが。


 上から。屋上もディテール追加。
 目立つのはJRアンテナ。また、ベンチレータは高さ2プレート分にしてより彫りを深く。近代形狙うなら冷房装置とかもありかも?


 パーツ割りが分かるアングルです。
 全長を伸ばしつつ、元作品のコンセプト「初心者への配慮」がきっちり守られているのが自明!

 理想的なアレンジモデルと言えましょう。
 無論、原型の素朴さ・可愛らしさも捨てがたいものです。
 
 でも、簡単にアレンジの効くベーシックなモデルというのも初心者向けには重要ですし、それは中級以上へのステップアップに繋がる。

 隼様のこのモデル、くろてつ(嵯峨)氏の基本設計の良さを引き出してるのですね。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

【実物鉄道】583系が583系の中を走った!(12月3〜4日 越後湯沢〜青森 団臨)



 去る12月3-4日、幾つかの大学鉄研OBの合同で(違ってたらすいません)、583系の貸切列車が運行されました。それも越後湯沢→青森(ヨ)青森→越後湯沢 という長行程で。
 実は人づてに関山もお誘いがあったのですが、「きたぐに」で何度も乗ってるからと保留してしまったのでした(もし定員埋まらなかったら救済するからと)。しかし、そのうちに見事に満席に(苦笑)。
 まぁ、若い方や未経験の方に「機会をお譲りした」と思って納得してます。

 但し、最初から「未参加の場合でも、ウチの583系だけは参加よろ」とお願いはしておりました。
 実物合わせの撮影という、夢は叶った! 持参ならびに撮影のでぃるてぃっく様、お疲れ様でした。そしてありがとうございます。




 最初にいきなり動画。583系の広ーい下段寝台使えばレゴトレインレイアウトも展開できるのです!(他にNゲージ走らせてる方も居たらしい)
 いや、むろん団体列車ならではですが。

 皆様の興奮した会話も聞こえます。臨場感たっぷり。

 微妙な高さ調整も苦心されたようですが、「動中の動」の感激は別格ですよ。


 あとは静止画です。概ね思いつきそうなアングルや場面は抑えてくださりました。

 クハネ583とクハネ581の顔合わせ。
 ああ、うちの子、間違ってなかった。実物と並んでも<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】ryokuchakuma様の9600形蒸気機関車。独自のメカと「可愛らしさ」

 9600形は1913年から1941年まで800両以上が製造された中型の貨物用蒸気機関車。
 その使いやすさで以て、稚内から鹿児島まで、もとい樺太から台湾まで活躍した機関車です。

 また1976年には「最後の現役蒸機」として引退しています。後継機を差し置いて長く使われたのでした。

 但し、力は強いものの脚は遅い。
 ある程度の華やかさに加えて「脚の速さ」の求められる動態保存機には恵まれていません。

 ※:動態保存の蒸機は、今の高加減速の電車・気動車と同じ線路を走らねばなりません。高速性能の良い機関車である必然が有ります。その意味でC57やC11が多用されてるのは必然性があるのでしょう。

 スタイルは良い意味での「鈍重」さ。寧ろそれがユーモラスさに繋がる。ドイツ系のルックスも相まって、一周回って可愛らしささえ。恰も「髭小人」的な雰囲気じゃないでしょうか。ハイホーハイホー♪



 今度のryokuchakuma様作品。なかなか好ましいルックスです。
一次完成版。メインロッドは省略されているものの、サイドロッド付き)

 鈍重さとユーモラスさ。十分に。
 (当時の基準での)限界まで重心を上げたボイラも9600らしい。
 小さくまとめているのも、中型機9600形らしい。
(小さくまとめるのは、案外難しいのです!)

 注目すべきは動輪周り。通常径のトレイン車輪(テクニック軸)を使用。ゴム巻き有りますので粘着性良いですし、入手性も良い。なにより、9600の小さめの動輪径の雰囲気十分に感じられるじゃないですか。
 9600の動輪径は1250mmで、客貨車の860mmよりは大きいのですが蒸機としては小さい部類です。そして、電気機関車(EF58等)と同寸法でもあり。その意味で通常径車輪で表現するのは間違っていないでしょう。

 但し、通常車輪にロッドつけるのは未だ難しい。またフランジレス版もないですから、固定台枠での多軸車も難しい。

 そこを一気に解決しているのが、第2動輪・第4動輪を「浮かせる」という妙手。

 第1動輪と第3動輪が安定してレールに面する。
 内部のギア連動で「浮いてる」第2動輪・第4動輪へ伝達しています。

 第2動輪・第4動輪はレールのクリアランスに余裕があるため長さ2のテクニックアームでクランクが作れ、ロッドを取り付けられる。


 内部構造。右が前です。
 第2動輪と第4動輪が1プレートづつ高い位置に付けられているのがわかります。
 ズレはありますが、ギアはこの程度は許容してくれるのですね。

 蒸機の足回り、この手もあるのか! と。
 浮いてる車輪も気になりません。

 なお、機関車のギアはあくまでロッド伝達用です。
 模型としての動力はテンダドライブ(炭水車にトレインモータ)ですね。この無難さは好きです。



 試運転の様子
 ポイント分岐側もクリア。

 先輪は外見のバランス面で小径車輪使用。直ぐにキィキィ鳴り出す軸部の耐久性がない部品ですが、その対策に固定シャフトに対して独立車輪という方法を取っているようです。ただ、このセクションの耐久性は却って気がかりです。鳴るのを承知で通常の軸受にしたほうが無難かもしれません。ルックスも良くなりますし。





 こちらは二次完成版。メインロッドも加わりました。

 但し、足回りの最大幅が10幅を超えてしまっています。シリンダ周りがかなり膨らんでしまっているので、先の一次完成版にあった9600らしさ、日本型蒸機らしさが喪われた感もあり。
 機能を取るか、外見をとるか。ここは蒸機モデルの難しさです。
(スライド部分も1ポッチ接続なので、耐久性面での問題もありそうです)

 あくまで個人的な意見ですが、一次完成版の方が整ったモデルに思えますが、如何なものでしょうか。
 

 「二次完成版」の内部構造。
 肝心の部分は一次完成版と大きく変わりません。
 残念ながら、11幅に及んでしまう足回り。大きな作品ですと気になりにくいのですが、この9600が小柄に可愛くまとまってるだけに、ちょっと辛い。

 でも、蒸機は「試行錯誤」と「経験値」です。
 ここから改良されること、願っております。「基本」と「大胆なアイディア」で秀でた作品なのですから。
 
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2016年12月04日

【作品紹介】il様のJR北海道キハ285系。平成の「或る列車」を8幅フルで!

 キハ285系。
 これ以上の悲劇の主はおりますまい。複合振り子システム+ハイブリット駆動システムを併用した、未来の超強力・高速気動車となるはずでした。

 しかし試作車3両が落成した地点でJR北海道は安全・そして経営上の問題を抱え込む。
 試作車は殆ど走行の機会さえもなく、既に廃車に(2016年3月31日付)。

 例えば。
 同様の「未来の気動車」ガスタービン試作車のキハ391形(1972年)はものにならなかったけれども、試作走行は相当な距離・期間に及んでいます。試作車としては長生きした方でしょう。
 また、近年のフリーゲージトレイン試作車1次〜3次もそれなりの役には立っているのでしょう(実用化は難しそうですが)。

 はたまた。悲劇的な車両によく使う「或る列車」の称号。
 かつて九州鉄道が輸入したブリル社製の豪華客車群は、まだ何度か貸切客(貴賓?)を乗せたと言われていますし、事業用車としては40年近く生き延びました。
 あの瑞西製の精密機械、ED54形電気機関車だって僅かには華やかな時代があったのです。DD54やC54だって。

 過去の悲劇的車両とくらべても尚、悲劇が際立つ形式です。
 先進的なシステムは「JR北海道以外」で活かすことも叶わないのでしょうか?


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 il様の作品は未だ製作途中ではありますが、相当なインパクトですので紹介させていただきます。最初に「8幅フル・振り子動作・自作動力」というコンセプトを伺ったときは「まさか!」と思いましたが……。近年のレゴトレイン界隈では
 8幅フルスケール作品も珍しくない。
 なし氏を中心に自作動力車両も多く開発されている。推進軸駆動も既に実用化。
 振り子動作も各種システムで実現。

 と、可能であり現実的な方向性のすり合わせであることもわかります。

 それでも、先頭車の画像が上がってきたときの興奮ときたら!


 キハ285-901。
 これまでのJR北の特急車のラインを更に丸く極端な形状にしたもの。
 微妙な階差表現をディジタルに行うことで、まろやかさを見事に表現しきっています。そして特徴的な車体断面につなげる。

 階差には、またピンストライプには半プレート(ブラケットの薄い部分)を使いこなす。相当な難度と云える造形です。

 一方で、運転台は通常の車キャノピーを使っており、透過性があるのは勿論、レゴ作品としての安心感につながっています。この辺のさじ加減も良いのですね。


 側面。六角形の断面にもかかわらず、ドアは微妙な凹みまで表現。
 折れ線部分はポチスロでつなげています。この辺の表現は嘗ては考えられもしませんでしたが……。

 新濃灰の車体は実物のイメージ通りです。ステンレス車は20世紀以前のものは新灰・今世紀入ってから(1990年代の209系なども)のものは新濃灰のイメージがありますよね。

 無論、振り子システム内蔵とのこと。
 レゴでもハイブリットと伺っているので、ひょっとしたら台車回転による車体傾斜(レゴトレインでの振り子車ではよく用いられる技術)と、自然振り子(実車同様。レゴでも理論上は可能)の併用でしょうか?



 反対サイド側面。妻面の排気筒が引き締める。
 なお、全長は60ポッチ近くに及んでいます。この長さになると自重に耐える強度や構造も必要になり、別基準の設計が要されましょう……。


 量産されたら製造されたであろう、グリーン車サロ284形。
 車掌室など関連設備を持ちますので客室部分が短めなのがリアル。

 全長はやはり60ポッチ。トレインレール4本分です。
 しかし、適度なリアルさと長さゆえの格好良さに繋がっています。


 やはり、排気筒が印象的ですね。
 床下機器も精密であり、マフラー部品使ったセクションは良い意味で目立ち、内燃動車感を盛り上げる。一方でグリルや箱が並ぶセクションは電機系の雰囲気。事実上の電気式気動車としての味を感じさせましょう。
 無論、台車は振り子式です。


 上より。複雑な補強が見えます。


 そのアップ。
 容量面で優れた単3用電池boxを使用。「重い車両は電池食い」なので8幅車両には必然性が高い装備です。

 その装着は強度面で有利なテクニック接続。その上、トラス構造まで!
 特異なモデルであり、画期的なモデルでもあります。レゴトレインがより大型に・リアルな方向を追求するならば必然性ある構造でも。

 この車両は電池boxのみを搭載し、動力は別の車両となります。






 キハ284-901
 先頭車キハ285-901とともに、実際に製造された中間車です。普通車を前提。

 このモデルでは、この車が動力車となります。PF-XLモータx1。PF受光ユニット(置き方がユニーク)、そして単車走行時用の電池BOX(単4用)を内蔵。

 模型としてリアルな床下機器を持ちますが……その奥にちらりとみえますのは?


 !!

 モータの出力は車体中央部で落とし込まれ、ここから推進軸を通して台車に伝達される。台車回転による推進軸の長さ方向への遷動は発生しましょうが、それはスライド対策するとのこと。
 そして、強固な車体構造。


 動力部のアップ。

 なお、構造については<<続きを読む>>
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2016年12月03日

【作品紹介】初心者向け配慮作品。くろてつ様のキハ52。世界を変える?小さなモデル


 日本海(リアル)を眺めながら往く、キハ52形気動車。

 国鉄キハ20系列の一般型気動車は1958年から製造されたもの。
 その中で、キハ52形は両運転台かつ2エンジン(180HPx2)というハイパワータイプ。キハ20系列各車はJR化後間もなくほぼ全車が引退したものの、キハ52に関しては製造が後期だったこと、合わせて「両運転台でハイパワータイプの車が長らく製造されず、代替車が無かったこと」でかなりの長命を保ちました。機関換装や冷房化などを経て、引退は2000年代後半です。
 盛岡地区・新潟地区・大糸線での活躍は未だ印象に残るところ。
(また、フィリピンやミャンマーへ譲渡された車もあり。未だ走ってるのでしょうか……?)

 模型的に観ると優秀なプロトタイプです。
 活躍は北海道と四国以外。青森から鹿児島まで及ぶ。
 運用は本線区の急行の増結・支線直通用車から(キハ52単行の急行「いわなしろ」は有名ですよね)、地方都市の普通列車。そして山岳ローカル線の単行普通に迄及ぶ。カラバリ展開も楽しめる。
 活躍期間は1960年代から2000年代の後半まで。周辺にいるのが蒸機でも、はたまたステンレスボディのハイブリットなんちゃら……でも違和感が皆無!「

 そして、1両で完結する。
 仲間(気動車なら何でも!)が増えれば、増結に使える。
 場合によっては貨車も牽ける

 実物同様「使い勝手の良い」車両であり、初心者の入門用にはうってつけ。


 ※:気動車による貨車牽引は国鉄では1980年頃まであったそうです。規定上は2両まで牽引できることになっていました。
 更に蛇足。キハ52は電車に牽引されたり(松尾鉱業線)、客車列車の最後尾増結される事例(東北本線)までありました。なんだこの万能型は!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 くろてつ様(嵯峨様)の作品。
 企画自体が面白いので、初期段階から追っていきたい作品です


 初心者入門向け題材として、最初は単行で走れる小型電車を想定されていた模様です。色とか形が北陸鉄道辺りを想起させますね。
 初心者向けですので、無理な組み方は避ける。パーツも入手が難しそうなものはひたすら避ける。良い意味でのストイックさをこの地点で感じることが出来ましょう。


 前面に貫通扉を付け、幌枠部分を凹ませたバージョン。
 あくまでこの地点だと電車なのですが。多分、パンタグラフが似合います。

 しかし、気動車っぽいとか指摘がTwitterで流れてました(笑)。ここで企画変更!


 気動車……国鉄気動車を意識されてリファイン。
 いや、前面塗り分けと側窓形状を変更しただけですが。

 こうなると気動車です。パンタは似合わない。
(電車と気動車を分ける雰囲気の差異って、結構微妙なもんですが)


 少修正。トイレ部の窓表現。貫通扉も凹みを無くす。これで一気にキハ20系列らしく。
 両端にドアの寄った両運転台車。キハ22形に「内地向け」があったらこんな雰囲気だったかもしれません。


 最終形状。「キハ52」らしい修正を加えて、屋上ディテールの追加。
 ドア位置を中寄にして、半ポッチづらしでドアの存在感をアピール。ドア窓も2x2窓に。ベンチレータと排気筒も大事です。


 足回りと動力系への配慮。
 これで「とても簡単なキハ52」の完成!

 シンプルながら特徴を抑えた、万人に向いたモデル。
(煩型のマニアな皆さんは、ディテールの追加を考えましょう。貫通幌とか桟板はおすすめ?)

 電池boxは車体中央部に。受光ユニットは画像での右側、トイレ部分に収めています。
 全長は26ポッチ。ショート寄りのレゴトレスケール。無論、「主義主張?」で延長するのも容易な設計です。

 窓数1つ減らしてキハ20にしたり、片運転台のキハ25。郵便荷物合造車のキハユニ26と応用の幅は広いことでしょう。窓を工夫すればキハ22や、初期のバス窓車も展開としてありえます。

 色は首都圏色(赤1色)とか、盛岡色(白地に濃赤帯 JRマーク緑)、JR九州色(白地に青帯 JRマーク赤)ならシンプルで再現しやすそうですね。2x2窓のダークタンが供給されると旧気動車色(ダークタン+濃青)も有りえましょうが。


 完成車のアップ。
 側窓に関してはLDDよりも気動車アルミサッシらしく見えます。定番の3065クリアブロック偉大です(安いし)。
 半ポッチ凹みのドアも古めの気動車だとオーバーな感じがしません。

 想像以上のモノが上がってきたという感じです。

 
 「Lゲージ」は初心者が中級者にステップアップするのが<<続きを読む>>
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2016年12月02日

【イベント】辻堂駅100周年記念式典併催湘南ブロックパーク レポ2(鉄道篇クロスオーバー!)

 前回記事
 辻堂駅100周年記念式典併催湘南ブロックパーク レポ1(鉄道篇)

 引き続き。

 話しちゃって良いことかどうか分かりませんけども。
 主催さん、かなり「JBF」は意識されていた模様ですよ?

 どちらが凄いかとか評価はできません(個人的には小規模なオフ会だって大好きですから)。でも、関東での最大規模展示というのは間違いではないでしょう。
 カフェスペースにプレイスペース。ビルドイベント。物販。このあたりのボリュームも大きかった。


 改めて鉄道系全景。
 鉄道系は「相手が動くもの」であり、常時メンテと管理が必要。
 合わせて、時折の車両交換が必要になります。常に、忙しい。


 東海道分濃厚。湘南色が10両も揃うって初めてのことかもしれません。これまで難しいと思われてましたけど「意外と、なんとかなる」ことが判明。
 今後も増えてくかしら?


 プラットフォームは前日に短時間で造ったものですが、まぁ粗は見せてない(苦笑)。というか気負わずにさらっと作るほうが精神衛生上は望ましいのですよ?

 211系はbuchi様作品。




 113系の普通と、EF58の曳く夜行急行の並走。

 急行は薬師山様の14系座席と、拙作旧作20系の混結。
 12系と混結改造されてた1000・2000番代車居ましたので、14系とも理論上は繋がるはず?
 
 余裕のあるスペースでの長大直線はかつてない運転パターンでした。
 相当な長さになりましたけど、9Vが通電できて一安心。


 手前にはマイクロタウンとyou霊様のポケモンモザイク。


 急行、駅の通過線側を駆け抜ける。
 青EF58+14系の組み合わせは至高です。


 外ループは距離長いので、頑張れば2列車運行も可能。
 アイン様のE231系も同時運転。


 シャンルのクロスオーバー。

 宇宙・航空イメージの小さな駅はshigezo様の作。
 奥の飛行機や支援車両たちも。

 思えば、モヒカン塗装の全日空の時代と<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月01日

【イベント】辻堂駅100周年記念式典併催湘南ブロックパーク レポ1(鉄道篇)

 11月27日 日曜日の催しのレポートです。
 先ずはいつも通り、鉄道中心からです。

 なお、4幅車系のレポートは既にTamotsu様が上げていますので興味ある方は御覧ください。
「最大規模のMinifig Ridesカーショー&ドリフト。湘南ブロックパーク」



 この「展示」のコンセプトは、すべてのジャンルの展示を一つの大きなテーブルにまとめ、それをレールで結びつける……というもの。

 ジャンルごとにテーブル・コーナーを用意するのが通常のスタイルですが、全く相反する。
 それによって有機的な結びつきが生まれました。

 いや、これまでも。
 テーブルごとに分けるスタイルでもあっても、隣り合ってたら「借景」が成立していたのです。親和性の高い4幅車が隣に来るとカーショウを鉄道の情景にお借りしたり、或いはテクニックの展示が隣だったら、GBCなどの大仕掛けを恰も工業地帯のように見立てたり。
 それを更に先鋭化したものとも言えるでしょう。

 鉄道と街中心のエリアから見渡したこの写真。
 鉄道線は遙か先まで伸びています。直線レールの使用本数は実に400本! シンプルなレイアウト(大部分単線で一部のみ複線)なのにこの本数に及んだのは、「はるか向こう」までレールが延びているから! なのでした。

 長大な単線ループです。故に列車の運行頻度は高くなりません。
 でも、それゆえに「鉄道が展示の邪魔にならずに済む」のでした。




 一角は鉄道と街のために使わせていただきました。
 街はマック&シュンカナ様の往年の「街シリーズ」のコレクションをメインに。


 別の隅には(=島端のお誕生日席には)、モジュールビルサイズの展開。
 「街シリーズ」とは線路で敢えて区切り、世界観の違いを中和しています。

 分かる範囲です。エッジ様の教会。コーヒーショップはリチウム様。
 おしゃれな流れです。


 複合ビル(?)、邸宅(キムロン様)、イタリアンレストラン(?)
 此処のエリアの4幅車はMugen様作品と、関山作です。

 ミッキーバスこと、リゾートクルーザーはかなり好評でした。


 「穂むら」(竹むら)はりゅうせん様作。お客さまに「何のお店ですか?」と聞かれたら「和菓子屋さんです!」と答えておきました(笑)。


 二代目辻堂駅舎。その隣はミニモジュールサイズの近代建築作品。もりりん様です。
 このサイズだと、往年の「街シリーズ」と、今のモジュールビルの媒(なかだち)をしてくれます。


 辻堂駅ホーム。1面2線。
 設営日の午前に有りモノ資材ででっち上げたものですが(笑)、そこそこ満足。
 それよりも なし様の用意してくださった信号機や近代形架線柱の効能が大きかったのです。
 
 居並ぶ電車は歴代の東海道線普通電車たち。
 E231x2に、113系、そして80系。すべてグリーン車入りというのは東海道のプライド。


 外側線に接続するメインヤード。
 今回はかなり「展示」としての見栄えにこだわりました(そういう催しのコンセプトです)。

 車両がレール外に置かれてることがないように。

 ヤード照明灯付きの信号所は なし様。大きさ・高さで助けられた建物です。


 それでも置ききれない車両もレール敷いて。
 「辻堂駅100周年」ゆえに<<続きを読む>>
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