
先の磯子フェスでの#10254と、JOKER様の蒸気機関車(8700/8620風)の良い影響でしょうか?
てりやき様が早くも可愛らしくも、リアルな? 蒸機モデルを作られてきました。
カウキャッチャー無しでバッファつけた姿が「日本におけるアメリカ機」という趣。日本でも大正前半までは欧州同様バッファとネジ式連結器でしたからね。
また、10254の鮮やかさとは対照的な、渋い雰囲気に。
あちらの派手な姿が輸入時(新製時)で、この姿が「現役末期」と思うとリアルでもありますよ?

さて。
アメリカ蒸機。輸入時は7100形(所謂「弁慶」「義経」「静」)を見ればわかりますが鮮やかな(悪く言えば派手で玩具的な)姿だったのです。
しかし、日本に馴染んで昭和に入っても生き残ってた個体は後世の機関車同様真っ黒に。装飾は減って代わりに空気制動など加えた実用的な姿になってたのでした。
テンダ機でありながらサイドタンク増設した姿もどことなく、実用本位で改造重ねた雰囲気につながります。
無論、日本にはシングルドライバー(10254だと4-2-0 或いは2A)という使い難い機関車は輸入されませんでしたけども、動輪を1軸追加した4-4-0(2B、別名「アメリカン」)となると寧ろ多数派。昭和30年代まで生き残ったものさえ。そのレゴ的アレンジと思うとリアルにさえ見えてきます。
この機関車、炭鉱とか工場の片隅でひっそりと而して力強く生き残ってる、そんな感じが伝わってきます。きっと鉄道愛好者から注目され、その末期の姿こそが愛されたことでしょう。

サイドビュウ。
均整の取れた姿です。先台車=動力台車は成功しています。台車枠無しも良いものですね。
メインロッドとスライドバーは巧くできています。最初の蒸機作品でここまで辿り着かれるとは。ただ、もう少しシンプルな動作に出来るかもしれません。
機関車と炭水車の間が詰まってるのも「リアル」です。
PF機器は巧く隠れています。

<撮影 横浜市立大学レゴサークル>
貨物列車引いて活躍中の模様。
蒸気機関車は人気者だったようです。

<撮影 横浜市立大学レゴサークル>
特に石炭車(ホッパー車)は似合いますね!
今後の活躍、期待しております。