500形は1969年、東京モノレール初のボギー車として登場したもの。
開業時の100/200/300/350形は全長10mの2軸車でしたが、500形で乗り心地改善+輸送力強化の15m級ボギー車となりました。このフォーマットは今の10000形まで続くものです。
前面は100形と同様ですが、やや平面的に。
塗色は赤と白のツートンカラーとなり、これは先行の100/200/300/350形にも波及しましたし、600/700/800形まで続きました。
概ね、東京モノレールのイメージを決めた車両……名車と言って過言ではないでしょう。
全車廃車は1991年。流石にこの時代には陳腐化した印象でした。丸みのあるスタイルは古く見えましたし冷房もなかった。それくらいに時代の移り変わりが早かった。昭和の電車。昭和の味?
余談ですが今引退中の1000形、それほど古臭くは見えません。既に500形よりも長ーく使い倒されているのですが(笑)。
作品のフォーマットは先の700形・600形に準じているようです。
でも、顔が変わると印象も変わってくるものです。
額縁顔の700形・600形に対して、500形は曲面ガラスの丸顔。ポチスロで結構丸みが出てくるものです。
ヘッドライト・テールライトはケージングされたものでしたが、4灯ふうにアレンジ。実は拙作の100形でも答えが出なかった部分です。難しい
600形(奥)との顔比較。
4灯ライトの側面部の処理が凝ってます。
異形式連結。500/600/700/800形は相互混結可能だったと云われています。
ただ、500形が混じった編成写真は未だみたことがない……。スペック上のことで、営業運転では混成は避けていたのでしょうか?
無論、模型的には楽しい混結です。せっかくの2+2+2の「ブツ六」編成だったのですし。
側面。
既に製作者にお伝えした意見ですが、側窓を2x2パネル横組にすると1段下降窓だった500形の印象にさらに近づきそうです。また、異形式混結もより違和感(良い意味での!)あるものになるでしょう。
なお、次は100/200/300/350形も検討されているとか。全長とか、或いは塗色とか気になるところですね。