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2016年10月29日

【イベント】明日は立命館大学祭鉄道研究会展示で設営終了「こんなの絶対おかしいよ!」

 設営にかけられる時間は大学側の都合で去年の2/3でしかない。
 設営にかけられる人員は、「えいでんまつり」出展と被ったため、約半分。

 この条件下になると、さすがに規模の縮小はやむなしとか、細部の完成度は犠牲にとか思うじゃないですか……。



 でも、本日18時地点でこの状態・完成度まで追い込めたのでした。

「こんなの絶対おかしいよ!」
 表題は思わず口に出た言葉です気にするなオタク臭いし古いネタですけども(まどマギより「まほいく」ですね今はw)。

 いや。
 ここまでできたのは作業の徹底した合理化規格化そして合理的な物量の投入と練度の高いメンバー。
 寧ろサンダース大学付属高校(ガルパンね)的な作戦だったといえるのかもしれません。アメリカ軍がもっとも合理的に行動できた時の科学的何とか…という感じだったのです。
 まねができるかというと、できないのが悔しいところではありますが。

 とにもかくにも、日本最大のレイアウト。
 世界でも最大級のレイアウトが出現いたしました!


 概要です。
 独立高架線複線
 地上にPF線x3(うち体験運転用1線) 9V線x2

 PF線の曲線はすべて関西式緩カーブ。
 9V線もカーブは原則として「曲線直線相互繋ぎ(曲線レール連続なし)」

 設置面積、レール本数ともに昨年を凌駕するものになりました。


 高架線の規模。N700系新幹線(エース君作品)の16両フル編成!から推し量ることができましょう。


 交差する高架駅。地上2面4線。高架も2面4線。ここに全系統が集結しる文字通りのターミナル。




 ポストモダンな高架駅の威容。長大編成が余裕で収まります。


 緩やかなカーブをともなう立体交差は7か所ほどあります。すべてが見せ場になる!
 奥の斜張橋はJAM2016で目玉になった、あの大きな作品なのですよ! やはりスケール感が喪失される感じ。しかし、ここにレールをつなぎ積み上げて作り出した……。


 立命館大学祭 公式はこちらです。
http://festival.ritsumei.club/2016/
 会場はびわこくさつキャンパス(南草津駅よりバス)。リンクスクエア1階です。


http://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/bkc/
 図中の34番の建物となります。

 開場は10-17時です。皆様のお越し、お待ちしております!
 
posted by 関山 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月28日

【イベント】横浜市立大学レゴサークル展示見学してきました(10/30 日曜日まで)

 関山にとっては「地元」になるのでしょうか? 同じ京急沿線ですから。
 横浜市立大学は金沢八景駅前。そして金沢文庫の留置線群の目と鼻の先なのでした。

 こちらのサークル展示、拝見して来ました。


 幸いにも代表の方とはJAMなど通して面識あり、そのあたりは非常にスムーズ。また、なんというか雰囲気はとてもまったりしています。

 まだ作品数は多くないのですが、それだけにこれからの可能性を感じます。ゆっくり落ち着き見られるという雰囲気なのですね。


 目玉の、大学の一部。YCUスクエア棟。レゴとモダニズム建築の相性のよさ!
 角度違えど、京浜急行の線路沿いの建物なんですよ。本物も。

 また、見立て次第では空港とか駅とか何らかの交通系大型施設にも見えましょう。


 建物やバイオ二クルなど。
 トレイン線路は複線(PFのみ)。割と広めのゆったりレイアウトです。


 複線+留置線。たっぷり。
 土曜日および日曜日は「てりやき」様と「しゅん」様の作品がここに並ぶはずです。てりやき様は新作の蒸気機関車、しゅん様は先日磯子でも持ってこられたE6新幹線や、原子力機関車が登場か? 適度に、にぎやかになりそうです。


 「進撃の巨人」 余りがちな曲線レールを城壁に見立てる。
 全身作らずとも、巨人らしさ出ています。


 申し訳ないですが、この機関車3両は28日の夕方限りの展示となりました。
 関西行きの鞄の中に入っていた、EF30とED46とEF10を「特別展示」。


 新作の京急2100形。沿線住民の意地と誇りをかけて。
2000形原型も作りたかったんですが間に合わず、ごめんなさい)

 札幌市電A830形(改修モデル。色換え)は「内地」では初運転ですね。なぜこの作品をというと、生まれが「金沢八景」の東急車輛製造だからなのです。実物は叶わなかった里帰りなのです?

 こちらの2編成は特にトラブルなければ30日まで活躍してくれるはず!

 
 さて。京急は展示すると地元ゆえの受けはよさそう。
 沿線に移民するほど個人的には好きな(笑)京急を作りまくるモチベーションあがるのいうまでもありません。
 また、大学のお隣さんの東急車輛製造(現 総合車両製作所)生まれの車や入換車なども製作課題に挙がってきますかも???(伊豆急100系は大真面目に検討中ですよ)



 

 こちらは近くの部屋で行われていた鉄道研究部の展示です。
 目玉は、「蒲田要塞」こと、京急蒲田駅の1/150ジオラマ。Nゲージというより、寸法の正確なモデルです。実物の巨大さが伝わってきますね。

 Nゲージも当然京急中心。サウンドカード羨ましい。


 で、こちらはプラレールの京急車両コレクション!
 過去に出た限定品などすべて揃ってる! 思わず羨望ものです。


 黒板に書かれていた、マニアックすぎる地図。どこかで見た地名たち。
 濃いというか濃ゆい方がいらっしゃるようです。お話したかった。


 横浜市立大学 レゴサークルの展示10月30日 日曜日までです。

 浜大祭展示に関して(横浜市立大学 レゴサークル様)
http://ycubrick.blog.jp/archives/6761924.html
 こちらも参照ください。

 また、大学という便利さ生かして学祭以外でもイベント考えられているようですよ?
 冒頭でも触れましたよう、「地元」ゆえ、お手伝いできれば…と思っております。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

【鉄道作品日本形】京急2100形 仮完成(横浜市立大学 浜大祭展示持込用)

 本日から10月30日 日曜日までの横浜市立大学 レゴサークルの展示に持ち込む新作です。

 浜大祭展示に関して(横浜市立大学 レゴサークル様)
http://ycubrick.blog.jp/archives/6761924.html

 会場が京急沿線 金沢八景ですので、持ち込み車両は当然、京急!












 さて。先頭車1両 既に試作で出来てるから楽かと思いきや。4両編成にするのは予想外の難物でした。
 車体のパーツ数が意外と多い!(塗り分けラインの関係で、殆どがプレート組強いられる) なかなか車体が組み終わらない。想定の3倍くらい面倒だったと。

 なお、関山の参加は本日の14-16時ころのみです(申し訳ない!)。
 作品(京急2100形及び、東急車輛製造ということで縁のある札幌市電A830形)は最終日まで置いていくので、興味のある方ご覧くださいませ!

 また他にもトレイン持ち込みなどあるようです。
 レポートしますので、お楽しみに。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

【イベント告知】立命鉄研展示が凄い! 10月30日(日)「狂い出す、スケール感」

 恒例の立命館大学祭(びわこ・くさつキャンパス)での鉄道研究会展示。
 実はJAMよりも規模が大きく、日本最大、そして世界でも最大級と思われます。

 そのリハーサルの画像をいただきましたので掲載致します。
 本番は10月30日(日)。いよいよ、今週末!



 巨大な高架駅。片面を丸く包んだ超絶モダニズム系です。しかし、手前の列柱には古典様式も感じる。そのハイブリッドはポストモダンの趣。
 中央部は何かが「来る?」のでしょうか。
 そして、広い駅前広場。


 JAMでもお見えした長大斜張橋が今回も登場。
 複線高架を試運転されているのはエース君のN700系の16両フル編成。
 新幹線のフル編成が余裕で収まる!レイアウトなのです。

 手前の近鉄、まるでNゲージのように見えますよね。でもレゴトレイン6幅なのですよ(笑)。
 今回のレイアウトは独立高架複線と、地平複線の複々線体制の模様です。


 緩やかな高架カーブ。いろいろな意味で「別世界」です。
 高架桁の作り方は関西式。レールを二重にして、間を2x2パネルで繋ぐ。PFレールとパネルの大量入手ができれば合理的かつ強度面で望ましい方式です。

 立命館大の学祭に付いては、以下を参照ください(運営者公式)。
http://festival.ritsumei.club/2016/
 びわこ・くさつキャンパスは南草津駅からバス20分です。

 関山も前日設営から参加! 楽しみにしております。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 10月28日(金):横浜市立大学(金沢八景)学祭のレゴ部展示にもお伺いします。
http://www.hamadaisai.net/

 11月5日(土)栃木レゴオフ(小山)も参加します。
http://twipla.jp/events/200534
(未だ参加可能です!)

 11月27日(日)辻堂駅100周年記念催事。こちらも参加。
http://twipla.jp/events/222257
(車両持込みのガイドラインを設置予定。東海道線に縁のある車両「推奨」の方向です)

以上、詳細は関山宛に問い合わせください。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月25日

【作品紹介】エース君の近鉄3000系。改良リメイク。異端の魅力

 近鉄3000系は近鉄唯一のステンレスカー。京都市営地下鉄への直通を狙って1979年に近畿車輛で1編成4両のみが試作されたもの。なお、米バッド社のライセンスを受けた東急車輛製造以外による「オールステンレスカー」としても貴重な存在でした。
 あの時代のステンレス車には構体は普通鋼のセミステンレス(スキンステンレスとも)も少なくなかったのです。
 
 ずっと京都線橿原線で活躍を続けていましたが、2010年には機器故障のため休車。2012年には廃車されてしまいました。首都圏の事業者ならそれほど短命ではないですが、近鉄にはもっと古い車両も多々残っているのですが……。それだけ使い難い車でもあったのでしょうか。

 ステンレス車でありつつも、従来車のイメージを引き継ぐスタイルは特異でもあり、あの時代なりのモダンでもありました。部分塗装を多用したスタイルは、やはりステンレス車の投入に慎重だった京急の銀1000形や1800形に通じる部分もあります。


 近鉄通勤車。特に京都線橿原線系を得意とされるエース君は無論過去にも3000系は手がけており、こちらは2015年のJAMでの様子。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 旧作は一度解体されたようですが、リメイクされて還ってきました。

 アウトラインは変わらねど(いや、変える必要はないのですが!)、細部を修正して印象は良くなっています。

 前面オデコ部分の赤が抑えられ、実物に近くなる。
 屋上機器がスッキリした形状・色に。

 側面はドア表現を変えてきました。1x2タイル挟み込みより、2x2パネル側面のほうがらしく見えます。乗務員ドアが1幅になるとスッキリします。

 スカート形状もより近鉄らしい形状に。ブラックアウト処理は効果的。

 パンタグラフも正規表現となり、質感高めてます。


 ホロのない側。より、まとめるのも難しいのですが、巧く処理されています。

 なお、2両目は運転台撤去車ですね。よく見ると独特の側面、ライト跡が見えます。

 さて。
 将来的にパーツ事情が許すなら、側面コルゲート表現は挑戦されてほしいです。新濃灰のグリルブロックが王道でしょうか。より3000系らしい特異さが際立つことでしょう。
 前面の1x2カーブスロープも新濃灰にすると3000系の額縁っぽさが伝わってくるか? ただ此れは試してみないとなんともいえませんね。
 
 ともあれ、現状でもこの作品からは3000系の良さは伝わってきます。
 エース君の推される、近鉄一般車の世界への誘いともなっておりましょう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】よりリアルに! アイン様の「フラノエクスプレス」全面改良版。古き良きJR北海道……?

 「フラノエクスプレス」。実物は国鉄時代終末期。1986年末にキハ80系を改造して生まれたリゾート気動車特急(キハ83/キハ84)。その変身っぷりは見事なもので、老朽車が一気にヒロインに! 新生JR北海道の二枚看板に!

 キハ80系はキハ81としてブルーリボン賞もらっていますが、フラノエクスプレスも同じく受賞。同一車の二度受賞は稀なことなのです。
 改造から18年経て、2004年に惜しまれつつ引退。キハ80系から数えると30余年の活躍ですからよく長持ちしたとも言えるでしょう(最後まで残ったキハ80系の一つでもあります)。
 1996年に乗車機会ありましたが、改造から10年を経ていたといえ古さは皆無で、大事にされてた印象でした。

 なお、1年先輩のアルファコンチネンタルエクスプレスと共に当時のジョイフルトレインの一つとして紹介されることの多い車ですが、一般販売の列車運用に入ることが多く、多くが「大口団体専用」だったジョイフルトレインよりも、今の個人や小グループを意識した「観光列車」に近い存在。その意味でも先進的存在だったのかもしれません。


 さて。2015年の3月ですが、アイン様がイベントに持ち込まれたときは皆、驚いたもの。華やかな人気題材。実車の引退から久しいですが、多くの人の記憶に残る名車ですから。荒削りな部分もあれど、特徴をうまく要約した作品でした。

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 今回、全面的に改修されました。
 僅かに1年余のことですが、そのレベルアップには驚かされます……! 

 先方の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/ainchan10/40132541.html



 前面窓は段差表現から、3面折妻構造へ。よりリアルな形状に。ここはヒンジではなく内部クリップ止めとのこと。
 オデコ部分は完全に別物。すっきりとした滑らかさを得て、かつライトケース周りには力強さも。

 スカート周りもウエッジ部品でなめらかな形状に。細い形状は狭軌感を与えています。(レゴトレイン6幅で狭軌感も変な話ですが、まぁそれらしくと)

 側面はハイデッキ部分を、即ち車高全体を2プレート下げることでスマートさを優先。効果は大きい。全長も長く見えます。
 そして、キハ80系の原型を残す平屋部分側窓は横組に。特急車らしく。

 エンブレムの追加も。あるとなしでは大きな違いですね。


 反対サイドより。ヘッドライト周りは二種を検討中の模様です。
 上の写真では細目表現。こちらは穏やかな丸目表現+ポチスロ。個人的には後者押しですが……。


 こちら(右)は今回の改修中の別バージョン。丸ライト4灯を強調。
 実物は小さめの丸目4灯なので、実は難しいライト周りです。

 なお先述の通り、車高を適度に抑えて(2プレートの下げ)ウマヅラ感を解消したことで、実物のワイド感というか、平べったい?感じがより伝わってきた感じ。
 凛々しくも有り、愛嬌も失っていない顔だったのでした。


 中間車。窓パネルを3x4ではなく、3x2の小割に。精細感が増しますね。費用対効果は大きいと言えましょう。
 
 エンブレム部分にはPF機器収容の予定だそうです。巧くやればインテリアとの両立も出来るかもしれません。窓が大きいのでインテリアは映えることでしょう。




 同じ時代の特急電車。781系との並び。
 札幌でも千歳でも旭川でも、こんな並びが見られたことでしょう。昭和の末から平成初期……というよりJR北海道の創始期であり念願の青函トンネルも開業した、あの華やかで希望に満ちた頃を想起させます。183N系が最新型で、721系が客車普通列車を置き換えつつ、未だキハ56なども沢山いて、14系客車の急行が夜を結んでいた、あの時代を!



 フラノエクスプレスは現状動力化されていないとのことですが、「暫定編成」?として781系の増結としての運用。この時代、JR西では485系に気動車曳かせる運用が多々有りましたので、これも有りえた可能性かもしれません。千歳空港〜札幌間は当時も今も線路容量は逼迫していますし。
 こんな列車が旭川まで併結で走ってたかもしれませんね。フラノ……も元は国鉄形ですから違和感は皆無なのです。


 今は苦しいJR北海道ですが、あの国鉄末期の苦境から生まれたのがこうしたリゾート特急群でもありました。逆境だからこそ!
 北海道自体の観光的魅力は寧ろ上がりつつある中です。全国的に「観光列車」が注目されている時代でもあります。
 実物でも、再びこうした列車が新たに生まれること、あると信じるものです。
 
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2016年10月24日

【イベント】2016年磯子フェスレポート(2) トレイン篇 下「空想科学とリアルとレトロ」

 前回記事こちら
【イベント】2016年磯子フェスレポート(1) トレイン篇 上「ミスマッチこそ、ベストマッチ♪」



 海岸沿いのカーショウ。
 ガチな本線鉄道と、高架に設置された遊覧鉄道という趣に。


 貨物列車。超大型貨車群が使われていますが、6幅機関車でも違和感は無いのですね。好ましい組み合わせです。




 引っ張ってるのはJOKER様のアメリカン・ロードスイッチャー。可愛いBユニット付
 アメリカンでもおとなしめのタイプですので、韓国や台湾など東アジアの鉄道情景でもしっくり来ます(流石にBユニットは居ませんけど)。


 サメだー! イカだー! 恐竜だー!

 このクラスのリアルとファンタジーの融合はやっぱり、楽しい。
 ただ、最近のイベントは時間的余裕が少なく、機関車や貨車の組み合わせを取っ替え引っ替え……できないのがやや辛し。次イベントもまたお願いします!
(8幅のJRF系作品とかと合わせてみたいですよね!)


 別の線路では、拙作のED46が国鉄な黒貨車を牽いて。
 黒いクラシックな貨車はもうちょっと増備したいところ。


 クロスレールは使いこなすと楽しいのですよ!
 PFだと自作する手もありますし。


 しゅん様とJOKER様、アメリカンな機関車の並び。
 アメリカ型。自分も参戦したくなってきました♪




 てりやき様のDD12……というより米軍8500形。これも広義のアメリカン。
 でもなぜか似合うのは国鉄黒貨車。思えばこの機関車が活躍してたのも横須賀線沿線など海の近く……。このカーショウは横須賀で行わわれてるとおもえば<<続きを読む>>
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2016年10月23日

【イベント】2016年磯子フェスレポート(1) トレイン篇 上「ミスマッチこそ、ベストマッチ♪」

 2014年から数えて、イグ様仕切りのレゴ展示も3回目の磯子フェス。秋の定例行事として定着しつつあります。
 毎回、鉄道系にも結構なスペース頂いています。

 2014年は大型駅舎とアーチ屋根。2015年は高架駅持ち込みしましたが、今年はパワーダウン……?(流石に大型インフラの新作もないので)
 と思いきや、参加者・協力者に恵まれたこともあり、例年以上にパワフルとな展示となったのでした。

 例年は土曜日ですが、今年は10月23日 日曜日となりました。


 しゅん様とてりやき様のディーゼル機関車重連。
 並走しているのはjoker様の蒸気機関車。

 10時から15時30分までの催しでしたが、開始1時間ほどは調整に追われたので余り記録がないのが申し訳ない……と。
 貨車はJOKER様の大型コンテナ車が大活躍でした。


 拙作922初代は今回デビュウ。並走するのはスーパーマメキノコ様の東京モノレール100形(初期塗装)。時代と世界観が見事に揃う。

 なお、見てわかると思いますが、スーパーマメキノコ様のモノレールはまさかの「走行展示!」。跨座式のレール一式を持ってきてくださったのでした。ひだか氏以外でのモノレールインフラの所有は画期的出来事。

 無論、ひだか氏の規格準拠なら走行問題なくできますから、今後のモノレール界隈の盛り上がりに寄与すること、間違いありません。


 もう1カット。夢の超特急と、夢のモノレール!
 いや浜松町では新幹線は地平ですが気にしちゃいけません(笑)。




 ショートボディの100形なら急カーブも曲がれます。
 ウチの300形も持ってくればよかったと後悔……。


 カーショウ会場を前景にしたのが、今回の配置の特徴。
 この相乗効果は想像以上!

 世界観のマッチングと言うかミスマッチが、寧ろ新しい何かを生み出してる<<続きを読む>>
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2016年10月21日

【レゴ製品トレイン】10254 ウインターホリディトレインの印象。「密度!」「可愛いけど、これは『鉄道模型』」/ロッド取り付け

 数年ぶりのトレイン製品です。
 
 で、先に言いたいことは言っておきますね。
「供給が悪い 悪いというより酷いというレベル レゴストア限定? 地方の人は絶対に入手できませんよね? 日本以外の西側国は『公式通販で労せずに買える』のに。ビルンの方で供給先決めてるなら、関係者一度ぶん殴りたいレベル! レゴ公式輸入して50余年の日本のファン舐めるのいい加減にせいよ!」

 あと、高い!
 流石に15000円超え16000円だっけかはないレベルです。レゴジャパン内部だけ未だ1ユーロ150円位なんでしょう。まぁ円安続くと円安時代の価格も引きずるので一概に責められませんが。
 US価格99.9ドル(税別)、独価格89.99ユーロ(税込)。……12000円が許容しうる価格でしょうか。

 という嫌な話は先にしといて。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 箱開けると、レール除いてパーツ少なめ? という印象を受けました。
 (先の価格もあり)
 ただ、組んでみるとパーツの細かさでボリュームが抑えられてる印象です。十分な組ごたえはあります。
 密度感は濃厚なんです。


 機関車素組。一見「如何にもな玩具っぽい外見」で第一印象は「がっかり?」ですが、その実細かく組まれた「鉄道模型」的なモデルです。
 シングルドライバーは現実に存在するものでしたし。可愛く、そして密度のあるモデルというのは、2016年現在のレゴとして当然で必然なものでしょう。
 キャブエンドの縁取りとか余計な部分?にもパーツ使ってるのが、全体をリアルに見せています。

 
 おなじみローアングル。
 PF機器を内蔵する機関車として、ミニマムにまとまってるのは素晴らしい。冗長な部分が皆無な緊張感がこの小さなアメリカン・シングルドライバーはあります。
 炭水車はギリギリの小ささで、エンジン部とのバランスも取ってる感じ。PF機器積むとハミ出ますが、それでもフォルム優先の方が正義でしょう。


 貨車の回転ギミックはよく考えられています(組立易さも)。車輪にウォームがあって大きく減速するので、ツリーの回転速すぎってこともありません。


 むき出しの車輪は4.5V風味でちょっと懐かしい。たまには「あり」ですね。


 客車(車掌車)はミニマムながら、全体のバランスとしては悪くないと。
 炭水車もそうですが、金色手すりが車体の縁取りになってるデザインが効果的です。他、角灯などのディテールも見逃せません。大味な感じはありません。
 無論、もう窓2つ分伸ばしてほしかったとか、客車+車掌車の2両にしてほしかったとか言いたいことは有りますけども。


 2006年の10173との比較はいろいろ難しいですが、あちらは今見ると「大味」な感じは否めません。古いトレインの文脈を引っ張ってるのは嬉しいけど、悪い意味でも古臭い。密度よりはボリューム優先なセットでしょうか。
 こちら10254はボリュームよりも密度優先な感じがあります。

 ただ、あちらの936ピースに対して、今度は734ピース(レール除くと実質718ピース)なのでボリュームの絶対値が下がってるところは否定できませんけども。

 それでも、トレイン出してくれたことは評価したい!
 それも、2016年のデザイン文脈を取り入れた最新の品を。また、無理のない形での動力化出来る蒸気機関車という意味でも、画期的な品なのですから。
(PFで動輪を駆動しようとしたエメラルドナイトは無理有りすぎ。足回りアレなホグワーツ特急論外。トイ・ストーリーとローン・レンジャーのは動力化考慮されてなかった……)

 願わくば、この流れでのさらなる新製品を、入手しやすい形で出して欲しい! に尽きます。
 蒸気機関車で先輪にPFトレインモータという構造はそれほど筋は悪くはないのですよ(シビアに考えると重量配分の問題に当たりますが、そのクラスの機関車なら十分に大きな炭水車つけるでしょうから、テンダードライブで良いでしょう)。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 さて。ロッドも取り付けてみました。
 シングルドライバーゆえに、サイドロッドなしでメインロッドのみです。


 使用はこの部品のみです。これが左右一組づつ。
 元の設計の筋が良いので? 取り付けは簡単でした。

 問題は「32063 Technic, Liftarm 1 x 6 Thin」が比較的入手しにくいことでしょうか。ただ、bricklinkだと独の大手セラーには大量入荷しているようなので、(カンザンブリック的に)何とかはなります。


 10254をお持ちの方は、是非試してみてください。
 蒸気機関車はロッドあるだけでリアルさ変わってきますから! 見ても様になるし、動かすともっと楽しいのですよ。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品:トレイン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月20日

【鉄道作品日本形】新幹線922形(初代)。試作車改造の電気試験車編成(2)



 そういえば。
 何故か1970年代には1000形や0系の色だけ黄色に変えて試験車に見たてた玩具は皆無でした。今の「ドクターイエロー」玩具やグッズが溢れてる時代からすると隔世の感。

 事業用車だから売れないという判断がされてた?
 しかし、「はたらくくるま」は子供に人気の定番でした。それに「図鑑」だと922など事業用車も掲載されてましたし。なにより、色変えだけですからローコストに製品の種類増やせたでしょうに。

 余談ですが、1980年代になってもブリキ玩具の0系は「運行番号表示窓」や小さめの前照灯、窓枠のHゴムなどに1000形の特徴を残したものが多々あったんですよ(子供心にも違和感ありまくり!)。その塗り替えで「922初代」ってできたんじゃ(笑)。

 まぁ、1000形を0系に見たてられるほどに当時の鉄道玩具は今ほど精細でもマニアックでもありませんでしたけども。
 1970年代前半まであのプラレールでさえ「赤い新幹線」でしたものねぇ(流石に持ってなかったですが 自分のは青白になった初代だったのかな?)。

 で。
 何故か911形ディーゼル機関車のブリキ玩具が存在したのは、911形の記事で記しました。「特急電気機関車 EH1031」という、EF58やEF66風味の自由形でしたけども。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 ローアングルは正義。922-4を前にして。東京寄り・海側です。
 マキシの側スカートがエレガント。0系は軽快なミニになってしまいましたが。
 しかし、951や961はマキシに戻ってます。試作車の証!
 500系以降の時代は事情も違いますけども。
 

 922-1を前に。大阪寄り。同じく海側。


 合計4基のパンタを結びつける高圧母線
 そして922-2 六角窓のインパクト。

 試作車+試験車の食合せは垂涎モノですよ!


 921-1。新幹線軌道試験車と並ぶ。
 この車両もまたモデル線時代からの仲間でした(4000形)。

 なお、922-4は連結器取り付けてスタンバイ。実物は光前頭開けての引き出しですが、流石にレゴではパーツ差し替えです。





 この組み合わせ。やってみたかったのです。異形のモノ同士の連結。

 921形は911形ディーゼル機関車に牽引される建前でしたが、922形による牽引もしばし行われていました。911形の最高速度が160km/hなのに、921形の許容速度は200km/h。無論、最初から922が曳くことが前提だったのです。

 なお1975年の922形初代引退後も921-1は軌道試験車の予備車として残されていました。922 10番台(含む921-11)の検査時、0系8両編成が921-1を牽いた記録もあります(1977年頃)。勿論、200km/hで。

 なお、921-1は後に小山に送られていますが……961や962が牽引したんでしょうか? 
 何れにしろ、電車が客車を曳くという特異な運行形状が事業用車といえ、新幹線で見られたのは愉快な話です。


 ところで、この編成。気になるのは終端駅ので入換なんです。
 922-1には構内移動自走機能があったので、東京駅のような行き止まりでも「機回し」が自力で行えたんでしょうか? 或いは東京駅から東一運までを推進運転したのか?

 そうした面倒もあって、921形軌道試験車は921-11以降は最初から電車の付随車形状になり、922形10番台/20番台編成に組み込みとなったのでした。




 ディーゼル機関車 911形も含めて。

 こんな「異形のモノ」たちが深夜の新幹線を行き交う。まさに百鬼夜行!


 而して彼女らは正義のアヤカシ。
 線路と安全の護り手であったのでした。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 さて。
 先行して事業用車ばかり造ってしまいましたが。
 今更ながら、新幹線(東海道・山陽筋)の深さに嵌りつつあり。

 1000形由来の922を作る中で、量産型としての0系の魅力にも気が付かされる。
 また、0系顔を薬師山氏の模倣で制作する中で、意外や100系も可能であることまで判明……。
 そしてさらなる試作車、951形(スーパーロングノーズの美形)や961形(食堂車に寝台車!)の存在。
 あ、結局事業用車に戻っちゃいそうですね?

 でも、営業車としてまず100系は優先したいところ。
 国鉄時代の「締め」でありましたし、個人的には一番「未来」を感じた車。そして「最も華やかな新幹線」であったから。
 次は素直に0系? 大量生産ゆえの特殊な編成や変形車の宝庫。趣味的な魅力はその末期に花開く。
 まぁ、妄想もこの程度にしておきましょうか。
 
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2016年10月19日

【鉄道作品日本形】新幹線922形(初代)。試作車改造の電気試験車編成(1)


 新幹線の電気試験車編成。922形は3編成ありました。

 初代は試作車1000形B編成改造。4両編成。1975年廃車。
 10番台車は1974年製造。6連+軌道試験車。0系広窓車準拠。2001年廃車。
 20番代車は1979年製造。同じく6連+軌道試験車。0系小窓車準拠。2005年廃車。

 今回制作したのは「初代」。922-1〜922-4の4両編成です。
 試作車ゆえの特異な形状を多々残す、奇異とも言える編成でした。

 なお、新幹線の試験車に関する「ドクターイエロー」の名称はJR化以後のもので、国鉄時代は単に「試験車」「黄色い新幹線」とか云われていました。
 故に今回の922初代をドクターイエローと呼ぶのは若干の抵抗はあります。JR化どころか1975年に廃車解体されていますので。
(ただ、イベントなどでは「ドクターイエロー」って呼ばれるのでしょうね(笑)。人気者になってくれるといいなぁ)
 
 自分が実物見る機会のなかった編成ですが、初めて本で見たときには形状の奇異さに驚いたものです。ツルツルのプラグドア、側面を覆う長いスカート、0系に似てるようで微妙に違う前頭部には運行番号表示窓。極めつけは、元1004号の922-2の六角形の窓!

 当時現役だった「黄色い新幹線」(922 10番台)とは別ものの魅力、5歳時にも伝わってきたのですよ(笑)。

 前頭部制作については此方記事参考ください。
http://legotrain.seesaa.net/article/442477657.html?seesaa_related=category

 基本的に薬師山氏の0系をベースに若干の修正を加えています(多謝!)。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 922-1。元1003号。大阪方先頭車。
 前面は1000形由来の曲面ガラス3枚窓を残していました。いつしか0系同様の平面ガラス2枚窓に改修されていますが、あえて原型に。
 ライトも、1000形由来の「小目」の積りで。これも後年0系同様に改修。

 長い側スカートは1000形の特徴でしたので、全車で頑張って再現してみました。それゆえ何とも言えない重厚感というか、マキシスカートゆえのエレガントさか。
 1x2や2x2のカーブスロープ駆使で、納得出来る形状になりました。

 よく見ると、試験車らしい形状は屋上の観測ドームのみ。
 後の試験車と違い、「窓埋め」が行われていないのがこの編成の特徴でもありましたね。


 922-2。元1004号。
 窓柱をX型にしたため、六角形の側窓を持つという特殊な車両。同種の車両はその前後にも、また(知られる限り)海外にも例はありません。丸窓・楕円窓並べた車両は少なからずありますが、この特殊構体は唯一無二のものなのでした。
 
 この窓のレゴでの作り方は過去に試作品を上げています。詳細そちらを。
http://legotrain.seesaa.net/article/438071683.html
 ポチスロをはめ込んでいるだけで、無論、接着などはしていません。輸送時丁寧に扱わないと「悲劇」は起こりえます(笑)。


 反対サイド。なお1004号時代から「謎の窓と乗務員扉」が有ります。車掌室を想定した試作だったとか?
  

 パンタ周り。パンタグラフはなぜか2基並んでいます。
 これは1000形時代から。初めてである高速での集電ゆえ、予備を考慮していたのでしょうか? しかし、そのあたりが落ち着いてた筈の922-10番代や20番代でも2個並んだパンタは採用されています。やはり、謎です。

 2個とも上げっぱなしということは多分無かったはず。当時の写真などみる限り、車体妻面よりの(即ち外側の)パンタ上げるのが正解の模様。


 内部。2x2パネルでの内部補強あり。シート配置工夫すればフィグも乗れる。
 全車インテリアは準備工事のみ。窓大きめなので測定機材など見栄えするかも。頑張ってみます。



 922-3。元1005号。
 レゴトレイン的に動力車です。無論PF対応。

 922-2から922-3へは、編成中2組のパンタグラフを結びつける高圧母線が引き通されていました。高々と碍子を上げて。空気抵抗も騒音も気にしないのは試験車故か?
 後世(300系以降)は絶縁技術も進んだため、高圧引き通しを行うにしてももっとスマートになっています。

 なお、ドアの沓摺に見えるのはプラグドアのレールです。このレールのある方にドアが開く由(実物では)。新幹線のプラグドアはのちに300系でも試されましたけど長続きしなかったですね。




 922-4。元1006号。
 1000形でも1006号は0系と同じく、前面平面ガラス2枚窓でした。ただ、それでも0系とは雰囲気が違うものでしたが。やはり観測ドーム載せています。

 ボンネット側面には運行番号表示窓が1000形の特徴でしたが、その下には青い「256km/h」のチャンピオン・マークが誇らしげに付いていたのでした。逆三角形(扇形?)のものでしたので、1/4丸タイルの青が出てきたら差し替えしたいところ。

 922-4は連結器取付可能です。
 これを活かして、921形軌道試験車の牽引とか、ディーゼル機関車911形との救難牽引等で遊べると。
 将来的に0系制作して、R編成重連なども視野には入っていますが(笑)。


 922-1と922-4の並び。運転台窓仕様の差異が分かるでしょう。
 922-1も早期に0系同様の窓やライトに改造されたと言われているので、この並びは半ばフィクションです。模型的には前後違うほうが面白いですから(笑)。


 或いは922と941の並びにも見たてて?

 941(救援車。2両編成。元1001-1002 A編成)は使用機会も少ない車でしたので、末期まで曲面ガラス3枚窓で残っていたと言われています。ただ、922初代以上に資料のない車両ですが(本に載ってる写真も同じ写真が多い)。新幹線随一の「幻の車両?」か。
 後世の(JR化後)試作車で短命なものも少なくないのですが、これらは新幹線が鉄道趣味の対象になってからの時代ですから、割とファンに依る記録も多いのとは対照的です。



 さて。
 922形新幹線電気試験車。次回は「編成写真」でお伝えします。

<未完>
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

【レゴ製品】#10255 Assembly Squareの印象「10年の 集大成」

 モジュールビル10周年記念製品とのこと。
 大規模セットになり(通常32x32が、この品は48x32に)、4002ピース。価格はUS $279.99(但し税別のはず)、239.99ユーロ(税込)と言われてます。
 レゴジャパンなレートが、超円安でアベノミクス大成功!(六本木のレゴジャ社内のみ)な代物でないこと願いたいですが。少しは円高反映しろよと。まぁモジュールビルは安定入荷するので発売日逃したら駄目、ってことが無いのが救いでしょうか。

 その辺の愚痴話は兎も角。

 bricksetのニュースも3段構えです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


10255 Assembly Square: celebrating ten years of modular buildings
 速報版。過去10年の歴史が語られてます。


 これ、並べると日本の住宅事情だと苦しいですよね(苦笑)。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


10255 Assembly Square: new parts galore

 新パーツに関する記事。

 割と「惜しげもなく」金型投入。ただ、このセット専用ではないので2017年製品にはガシガシ使われていくのでしょう。

 角を落とした2x2タイル。2x2のL形タイルがかなり最近ですが、もう変種現れたのという感じ。無論、地面のモザイクタイルに使われてます。

 右上にあるのは1x1 2方向ポッチブロック。90度の角度で2方向。
 悔しいですけど便利と認めざるを得ません。

 10182カフェコーナーがプリントされた2x3タイルも新部品。

 1/4円タイル群は2016年セットから少しずつ使われていますが、新色展開。

 そして、円タイルのΦ4(2x2)とΦ8(4x4)という新展開!

 極めつけは斜めドア。モジュールビルやCreatorハウスでは無理して斜めにドア付けてましたが、それがコレで解決。というか、一般商品での「省力化」に貢献しそうです(苦笑)。


 これらは卑怯な部品に見えるのですが、直ぐに定着していくのでしょう。
 便利部品といえばヘッドライトではない1x1側面ポッチブロックとか、各種カーブスロープ(1x2 2x2 2x4)とか、1x3タイルの定着が思い出されるところです。こんなものです。


10255 Assembly Square: press release
 プレスリリース。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて。第一印象です。
 進化しまくってるし、この数年の新部品遣いまくって表現力が凄く上がってるとしか。何箇所か過去のモジュールビルの「引用」も感じられるのですが、それだけに表現がカフェコーナーやマーケットストリートやグリーングロッサーの頃とは明らかに違うなぁ、と。
 
 また近作2点(探偵事務所とブリックバンク)でも言えるのですが、複数の建物のコンプレックスにすることで、「大きくなることでの大味感」をなくしてるのも注目されます。過去作、明らかにスケールミスって製品もありましたからね。個人的には「締まってる」のは好きです。

 で、いきなり駄目出しですが。
 3棟に見えて分離できないのは残念としか。いや右の2棟は内部で繋がってる(探偵事務所や銀行同様)のは分かるのですが、左の完全独立の建物が分離できないのは何ゆえ? 分離できて並び替え出来たら絶対楽しいはずなのに!
 まぁ、ユーザーが「組み換え」すりゃいいだけのことですが。レゴですし。


 ミニフィグいっぱい。みんなにっこり顔なのはこのシリーズの「お約束」ですね。
 あと、先の2点(探偵事務所や銀行)のような、「余計な」ストーリィは排除してる感じ。あれは面白くはありますけど、このシリーズだと「蛇足」な感じもありますからねぇ(銀行と洗濯屋でマネーロンダリングなんて、モジュールビルの世界感にはそぐわない気がします。それに金庫破り対応の金庫室も。犯罪都市「City」じゃないんですから!)。
 この世界観、ストーリィはユーザが作るべきなのですよ。

 他に写真はこちらに有ります)(おすすめ!)。
http://brickset.com/sets/10255-1/Assembly-Square

 全部観ていると大変なので(凄い情報量です!)、内装写真だけでも。


 1階。左からカフェ。このカフェいたるところに10182の引用が観られるのですが、あの頃はインテリアなんて無かったですよねぇ。床だって基礎板のままでしたし。進化凄い。
 アーチがおしゃれ。

 真ん中は花屋さん。

 右端はパン屋(ケーキ屋)です。シャッター部品を縦方向に窓として使うのは斬新。


 2階。左から楽器屋。左の壁にはギター掛かってます。手前にはドラムセット。
 真ん中はフォトスタジオ。組立暗箱!
 右端は歯科医。

 近年は女児向けの功で各種商店系セットも多いのですが、初お見えの商売も多いのです。


 3階。左からバレエ教室か?
 真ん中、屋上テラス。屋根の部品は何でしょうか? 一体系でややチープ感あるので、1x4のカーブスロープに差し替えしたら良さそう?(パワーショベルのバケットらしい。意外感はありますけど)

 右端。なんとレゴのコレクションルーム。トレインレイアウトまであり!

 この製品の最大の「遊びココロ」にして、10周年記念の「重み」でもありましょう。
(パーツ整理棚はないのか、とか、積みレゴのストックはどこだ? とか、こんな日当たりの良い部屋ではコレクションが日焼けするぞ! とかの無粋なツッコミは止めときましょう)


 いたるところに「10年の進化」を感じます。いやモジュールビルというより、レゴ社のこの10年の。ギター、赤ちゃんフィギュア、食品のプリントパーツ。ニワトリ。わんこ……。

 モジュールビルには迷走もあったと思うのです。すべてが傑作ってわけじゃない!

 でも、この品にあるのは積み重ねと進化、「集大成」。
 素直に「良い! 欲しい!」と言える品の登場を喜びたい。レゴやってて良かったと思いますし、これから始める方も「ここが第一歩」なのは素敵じゃありませんか?
(無理してプレ値の過去作集めるより、これ複数セット買ったほうが幸せですよ!)
 

 おなじみデザイナー動画。

 「カフェコーナー」「グランドエンポリウム」みたいな言葉が聞き取れます。やはり、引用を意識しているのでしょう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

【作品紹介】PepperBlock様の「タトラカー」。キュートで堪らぬ!東側諸国共通仕様な路面電車

 このタイプの電車の走った都市。いったいいくつあることでしょう。
 チェコスロバキア(現 チェコ共和国)のタトラ社が東側世界全てに量産しまくった標準型路面電車です。丸みの強いボディ、意外と工作は良くちゃっちくはありません。デザインも寧ろ秀逸。西側でも売れる?クオリティ。
(で、そのあとの、1970年代入ってからの角型ボディの電車のほうが安普請だったりします)

 流石に東欧諸都市やロシア共和国では引退したものがほとんど。
 しかし、平壌ではこの電車、主力車なのでした。


<2016年3月 関山撮影 平壌のは中古車です>



 可愛い! そして正確な形状把握。初トレイン作品だそうですが、初でこの水準。
 カーブスロープに依る丸みの追求は、タトラカーの魅力をレゴとして伝えてます。連結器が省略されてないのも嬉しい。上の平壌もそうですけど、連結運転されるケースは多かったですから。

 スカートが下がっているので、路面電車だと問題になりがちな「腰高」感も殆どありません。車体下半部をタイル表面張りしてボリューム稼ぐのも成功しておりましょう。

 そして、3x4の「家用」窓使った窓枠。実車の細いピラーの雰囲気が十分に感じられます。トレイン窓だと窓柱が太くなりすぎちゃって、実車の明快感が失われそうなんですよね(まぁ白はもう買える値段じゃないですし)。

 大きめのパンタグラフも嬉しい。ウインカーも省略せず再現。

 昔の消防士のトルソ使った詰襟な制服が良い感じです。
 ただ、東欧ロシア北朝鮮だと、この種の電車の運転士は「オバサン(非制服)」の領分ですね。男性運転士も居なくはないでしょうけども(笑)。


 サイドビュウ。欧州・北米の路面電車では珍しくない、片運転台・片方ドアの車です。反対側にドアが見えますね。この面の写真がないのがちょっと残念……。


 バックビュウ。
 前面以上にキュート♪ この種の片運転台式路面電車が日本に居なかったのが惜しまれますね。

 萌え萌えな電車。共産趣味的な観点ではなく、素直に「いーなー」「かーいい」って言える雰囲気を出し切ってます。


 さて、ここまで記して気になることです。
 足回りが不正確なのが残念なのです。先のサイドビュウ観ると、謎の5軸車。実物は通常の2軸ボギーx2ですから。

 また、ディスプレイモデル直線専用ならこれでも良いのですが、スカートとこの作りだとカーブは無理でしょう(?)。
 走行を考えますと、2軸車へのアレンジは無難な手法かもしれません。幸いにもスカートがあると、車輪の一部を省略あるいはダミーにしても殆ど気にならないのです。

 なお、PFだと車内がほぼ機器で埋まりますが、連結運転を前提にすると1両はお客もなせることが出来る♪ いろいろ発展の可能性はありますね。
(無論、ディスプレイモデルとしてモジュールビルや4幅車……東欧的な奴ら[含む西側中古車]……と合わせるのもありです)
 
 期待しております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】てりやき様のアメリカ陸軍8500形ディーゼル機関車 軍用機関車の味。

 アメリカ陸軍と記しましたけど、日本形です。

 1946年に進駐軍が持ち込んだ機関車は講和条約成立後は国鉄に引き取られ、DD12形となったのでした。とはいえ、1954年ころで未だ軍用機関車な趣の姿を残す。
 US ARMYの表示付けて東急車輛からの甲種(最新型 5000系)牽いてる写真は余りにも「あの時代」を象徴するものでした。

 国鉄移行後は1972年頃まで使われていたようです。
 輸入機であること、日本では特殊な電気式であったことを思えば長生きした機関車でした。アメリカ製品が頑丈で長持ちした優秀品であった時代の象徴……であったのかもしれません。品質は大井川鉄道元社長の白井昭氏も評価されておりましたね。
 この機関車に関する評価として必読のものです。

「US ARMY 8500の来た頃」
http://www15.plala.or.jp/hidekih/usarmy.html

 なお、レゴでは拙作(2007年 9V)及び、かう゛ぇ様(2015年 PF)作品があります。
 後者は6幅でありながらPFで自走という意欲作!

【鉄道作品日本形】US ARMY8500 転じて国鉄DD12
http://legotrain.seesaa.net/article/101713804.html


 件の情景を再現したもの。戦後の終わり!

【作品紹介】かう゛ぇ様のDD12 渋ーい題材は実はpf向け?
http://legotrain.seesaa.net/article/418754347.html


 同じく日本に居たアメロコ DD41との並び。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 初のトレイン作品らしく、まだ荒削りな部分も見受けられます。
 しかし、紛うことなきDD12……というより軍用機関車 8500形。そのフォルムは極めて正確。

 8500形 8幅での作品は初めてのものです。ボンネットの細さはこの機関車の特徴ですが(拙作は6幅に対して、3幅のボンネットにしたほど)、8幅に対して4幅+αの幅は良いバランスでしょう。またプレート分でPF機器も巧く隠れています。

 ヘッドライトはアレンジで2灯。違和感はありません。思い切ってΦ2のプレートで大きめ表現すると可愛らしく見えますかも。実物は比較的、小さな機関車ですから。

 なお、先の吉祥寺オフ会(9月)で展示されていますが、排気筒と線上形状の特殊なグリル(ボンネット上)を追加されてますね。


 サイドビュウ。軍用な、無骨な感じが強調されています。
 そのうえで、ラージスケールゆえの正確な、まるで図面どおりのサイズバランス。拙作はかなりディフォルメしちゃってますからね。

 キャブ周りはちょっとあっさり。
 しかし、手すりは正確的確です。ディーゼル機関車においては重要な要素ですから。

 8幅故に、足回りのディテール追加も望まれましょうか(板台枠です。ゴツいんだこれが)。基本が良いだけに、改良で化けそうな……?


 軍用車両の積み込み風景。こうした使い方がまた、様になる機関車です。
 

 ミニマムな、軍用列車!
 レゴ界隈だと(というか今時の日本のミリタリ界隈だと)ドイツ軍やソ連軍人気ですけど、この組み合わせはわかり易いほどに連合軍側なムードです。

 連合軍というとサンダース大学(付属高校)は豊富な航空輸送力が自慢ですが(笑)、案外DD12を今でも学内専用線で使ってたりして……と妄想(笑)。このタイプの機関車、線路の上のM4シャーマンですからね(やや強引!)

 ミリタリ界隈でもモテそうな作品なのでした。

posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴイベント】ルビー様の東北工業大での展示より(10月15-16日) 8幅スケールの駅ホームなど。リアリズムの魅力。

 10月15-16日に行われた東北工業大学の大学祭 鉄道サークル「金矢プロジェクト」の展示で、ルビー様の作品展示も行われました。

 8幅で、また大掛かりなジオラマ志向ゆえ、個人展示としてなかなか立派なものになったのでした。


 展示全景です。フレキシ相互繋による大半径カーブでスケール感覚が喪失しそうになります。規模は講義机や椅子で測ってみてください(笑)。大学展示はスペース面で有利!


 目玉といえる、跨線橋とホーム屋根。
 跨線橋は2000年ころの末期「街シリーズ」の道路のうち、使い難いと言われる勾配部分を転用したもの。
 ホーム屋根はCreatorなどでおなじみの16x16の緑プレートに、pab(Pick a Brick)で大量入手の1x2ライムプレートで波鋼板風処理したもの。どちらも効果的。現代の「飾らない・ごく自然でリアルな」駅風景の再現になっています。

 ファンタジックなもの、理想主義的なものも良いのですが、強烈なリアリズムの魅力にも抗えませんよね!

 そして、8幅フルスケールのキハ40+48。似合うのは言うまでもなく。
 しかし、スケール感が喪失される雰囲気です。シーナリーも8幅合わせは画期的なものでしょう。


 点描として。荒削りながら海沿い情景。
 急行色のキハ40・キハ48の走る羽越線のごとく。ミニマムに日本海な雰囲気。


 のびのび田園風景。

 ブライトグリーンの基礎板?にライムタイル貼るだけでこの雰囲気。広範に使える、真似したくなる表現です。
(実際に稲植えたりすると大変なので、この表現に抑えておくのも、また有り)


 駅をローアングルから。
 波鋼板、いいですね! 無機的な跨線橋が現代感を演出してます。
 乗るならキハ48の方だな……(キハ40オールロングだからw)。ホームのNewdaysで何か食料と酒補充しとこう……。18切符旅行したくなる。




 結構、複雑な配線。大きめな規模です。
 架線柱も良い感じ。


 全景を改めて。
 大半径カーブの大エンドレスと、通常カーブの小エンドレス(9V!)の組み合わせ。後者は6幅のDE10が活躍してた模様。さりげなく、9V併存なのでした。

 また、自作の建築の他にちょっと懐かしいクリエリターハウス群も。

 案外組み換えや部品取り等で原型とどめていないものです(笑)。今や貴重なコレクション。


 製作中のE3「こまち」。公式デビウが待たれるところですね。
 ryokuchakuma氏の200系との合わせが楽しみすぎます。
 スケール違いですが、しゅー氏のE6との新旧こまち並びも。東北筋の新幹線も充実しつつ……。


 別テーブルにて。あの仙台地下鉄東西線ジオラマも展示です。


 この作品、いつかじっくり拝んでみたいものです。
 札幌のように駅構内常設展示とかにならないものかしら……?
 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 さて、関山も参加の大学展示のお知らせです(既報ですが)。

 10月28-30日 横浜市立大学(金沢文庫) レゴ同好会展示
 ※関山は8日のみ参加。29-30日は作品参加です。

 10月30日 立命館大(琵琶湖草津キャンパス)鉄道研究会展示
 ※恒例の大規模展示。今年も関山参加です。

 大学ではないですが、今週末10月23日(日)は磯子地区センターの催しにレゴ展示(トレイン走行!)。忙しい日々、やってきました。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

【作品紹介】k.mastubara様のフランス国鉄 231G(未公開作お蔵出し!)蒸機のなんたるか?

 先日の鉄道の日記念にさらっとツイートされていた写真です。
 しかし、見逃してはならない大物なのでした。



 フランス国鉄のパシフィック。ちょっとフランスの蒸機に関しては知識も手頃な日本語資料もないので(ほんとに、ない!)形式まで特定できないのが悔しいのですが。

 恐らく、231Gでしょうか。違ってたら申し訳ないです。

 国鉄統合前、ETATの231-501形。1914年から1921年に製造された4シリンダ機。時期的には独のS3/6(18.3や18.4)と重なります。蒸気機関車が最新のメカ・テクノロジだった時代の機関車と。そしてあの時代らしい典雅さも帯びる。

 無論、時代的にはワゴン・リの全盛期と重なります。華やかな活躍をしていたことでしょう。


 写真、色調を修正させていただきました。

 シリンダ部で約10幅オーバー。全体では8幅ということになるのでしょうか(牽いてる客車も8幅と思しき)。大きさというメリットを存分に発揮していました。

 赤いエンドビーム。
 斜めの切り上がったデフレクタ。
 傾斜角の大きなキャブ。
 緑と赤の組み合わせの配色も、独機(統合前もDRG統合後も)や英国機とは違ったセンスです。明らかにフランス機!

 特徴的なシリンダ周りもベストに近い表現です。ボイラー周りも力強く、蒸気機関車のなんたるかを理解された作品も言えましょう。

 動輪は他に解決策無かったのがダミーと割り切られています。制作当時BBB-XLの存在をご存じなかったというのがもったいなく感じられます。無論、現在の再制作が叶うのであればBBB-XLの出番でしょう……。

 この作品は2010年制作のボツ作品。
 既に解体されてしまったとのこと。
 しかし、この1枚の写真が創作意欲を大いに刺激するじゃありませんか!




 231Gの実物写真。Wikipediaより。

 フランスの蒸機は先にも記しましたが、独・英・米と違い満足のできる日本語資料が殆ど無い。また、鉄道模型界隈であまり人気はないみたいです……。
 だからこそ、レゴで作る!のは正しいのかもしれません。
 
 数年前と違い、色やパーツ形状の制約は大きく緩んでいます。ダークグリーンがいつの間にか「普通の色の普通のパーツ」になってるんですよね。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月14日

【作品紹介】RYOUTA様の息子さんの都電7000形 可愛く・リアル、的確に。


 Twitterのプロフィール拝見すると、小学校4年生だそうです。それにして、この完成度。都電ではもはや最古参の7000形という題材もまた渋いところ。

 都電(荒川線)7000形は1950年代製造の7000形電車を1977年に車体載せ替えで生まれた形式。直線的なボディ形状は「荒川線の再生」そして「路面電車新時代」を象徴するものでした。その更新からも30余年を経て、7000形も退役しつつありますが、近年数度目の更新を受けた車もちらほら。もうちょっと荒川線の「顔」であるのかもしれません。
(都電は日本の路面電車の中ではかなり新車導入ペースが早い方ですね……)


 微妙な傾斜の付いた前面は流石に平面に割り切っていますが、それは気になりません。寧ろ、3x4の窓枠の色で、前面窓周りの「縁」を表現してる処理に惹かれます。窓枠にこんな使い方あるなんて。丸ライトは正しく都電7000。路面電車らしい排障器も忘れずに。
 側面の縦長の2x3窓はクリーンな印象。実物の印象に近いのです。
 緑のラインも微妙な斜め部分を表現。

 屋根上は大人の作品同様の仕上げ。ツルツルの屋根に適度なボリュームのパンタグラフ。「丁寧さ」が窺えるところです。


 作品はジオラマ仕立ての見せ方をしています。

 停留所のホームが如何にも。アングル柱に点字ブロック。

 この7000形は動力化されていないディスプレイモデルですが、寸法的にPF動力化は可能と思われます。何時か、走る日が来ると良いですね。


 他、同作者の鉄道作品。
 2幅のミニトレイン。やはりジオラマ。

 電車はミニマムな造形なれどセンスよく。オレンジに黒帯という配色がシックな装い。水辺を走るのに似合う色でしょう。


 蒸気機関車と客車。コーンや円筒でキャブ分のボリューム下げてる。また煙の表現も。
 鉄道系の作品はこの3点のみ、とのことですが、今後に寧ろ期待でしょう。
 これからも楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】ぷに様の「対空砲車」と戦車輸送車。兵器ゆえの迫力と、締まった魅力!

 ラブアンドピースなイエローサブマリンの次にこの記事貼るのは深い意味はありません(単に偶然)。
 関係ないけど昔のタミヤやハセガワの兵器解説って、結構真面目に兵器と国防を語っていたような気がします(笑)。デンマークの某社の「戦争は作らない」が偽善かどうかも難しい問題ですが。

 ……って面倒な話はともかく(苦笑)。

 ぷに様の対空砲車両です。



 台形の車体が怪しくも艶めかしい。プレート表面、ぽっちむき出しがリベット感の表現になっています。

 少し前に記事にしたところのけーにっひ氏の軍用貨車と同じく、第二次大戦か戦間期を設定されているのでしょう。鉄道兵器の最盛期がこの時代でありましたので、必然ある設定です。
(第二次大戦後って鉄道兵器は相当な理由ないと設定できないんですよね)

 床下はスカートというかシェルツェンというか、防護されていますがこれがまた重量感を盛り上げる。


 対空砲と称しましたが、主砲+対空砲という装備なのでしょうか。
 凸型のレイアウトが「多砲塔」的な楽しさにも繋がっています。武力のてんこ盛り。でも整ったデザインでもあります。

 車体中央部の機銃?も説得力ある装備です。

 注目すべきは対空砲下のウエッジプレート重ね張りによる車体形状の表現。砲座の力強さを強調するかのごとく。


 サイドビュウ。編成的には左が前で右が後ろ?

 よくある装甲列車編成(陸上戦艦!)だと、この前に副主砲積んだ重心の低めの車があると「らしい」かも。この後ろには司令車が続き、その後ろに後押しの機関車……みたいな感じでしょうか。

 架空の装甲列車とのことですが、その意味で兵器としても鉄道車両としてもリアルティは感じられます。


 対空砲側から。やはり砲座下の補強が「美しい」。

 さて、この作りでカーブは曲がれるのかどうか? 失礼ながら心配してしまったのですが。


 ご安心を!
 8幅オーバーだと、スカートの内部で台車を回転させることが出来、カーブも走行できるのです。最大10幅になるのですが、全体に引き締まった印象です。良い意味で6幅作品的な「密度」あるのかもしれません。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 こちらは戦車積みの「フラットカー」。汎用の長物車。台枠の張り出し補強が嬉しい。

 やはりWW2的雰囲気の戦車が良い感じ。迷彩の転輪! 積荷が「華やか」だとフラットカーは一気に花形になりましょう。同型車が2両搭載されてるのも良い雰囲気。

 「積荷」も含めて締まった雰囲気がありますので、こちらも6幅世界観でも行けるかもしれません。無論、8幅合わせもありでしょう。

 私感ですが、ミリタリー系は「やや大きめ」でもスケールが合う感じはあるのかもしれません。兵器の持つ力強さ・迫力を誇張するのは「あり」なのかも? と。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】イエローサブマリン! レゴとビートルズの素敵な出会い?

 久々にワクワクするcuusoo……LEGO IDEAな製品です

 まず、世界観を予習しましょう。


 アニメーション映画「イエローサブマリン」(1969)の抜粋です。

 最高に!サイケデリック……。
 「あの時代」の最先端の表現! 好き嫌いは割れるかもしれませんけど、1960年代の末という空気が濃厚に感じられるじゃないですか。
 そういえば、当時のグラフィックデザインにこの引用が目立って居たもので、1970年代前半までそんな流行があったのでした。「ペイネ 愛の世界旅行」(1974)も影響受けてたでしょうし、ブラニフ国際航空なんて航空会社はまるごとこの世界観を社是にしちゃったかの如く(……潰れましたけど)。

 あの雰囲気、1980-90年代は古臭いと影を潜めてた感ありますが、時代がふたまわりくらいして21世紀入ってからあの時代のアイコンとなった感があります。

 身近なところでも、あの「レゴ・ムービー」もまた「イエローサブマリン」の影響を受けまくってますよね……というか既にパロディ?

 なお、楽曲「イエローサブマリン」そのものはカバーがたくさんありますが、傑作は「イエローサブマリン音頭」(1982 金沢明子)でしょう。
 
 キワモノに見えて、名曲?ですよ。癖になります。記事書きながらリピートw

 さて。そんな前提を入れてこの品を見ましょうか。

 レゴの方の情報はThe Brick Fanより。


 レゴ製品としての印象ですが。凄く、真面目な造形です。
 肝心の「赤い窓」。シール・プリントで誤魔化したりしてません。というかプリント?で処理しているのは艦橋部分のフラワーパターンだけですね。ここばかりはパーツで処理する方法はちょっと思いつきません。

 他は、誤魔化し一切なし!
 あの60年代末のサイケデリックを50年経て再現しきってる。


 内部。無論、アニメーション映画のような仕上げというわけには行きませんが、4人が搭乗できてミニマムながら内装ありです。やはりサイケなモニター等、巧く要約していましょう。

 造形も美しい。2016年のレゴのベストを尽くしたものでありましょう。
 艦橋の随所に用いられている「1/4丸タイル」も鮮烈ですね。


 肝心の、4人。
 映像の中の姿をミニフィグで再現しちゃってます。ビートルズのよくあるイメージとはちょっと違いますけど、映画設定ならこれで正解でしょう。サイケなネクタイ!


 箱!
 こんな格好良いレゴの箱もそうそう有りますまい。

 世界観を伝えきってる。飾っておきたい箱です。レゴやレゴアイディアのロゴが良いバランスで2016年の現在とつなぎとめてる感じでしょうか。普通に良い品なので、一般流通にのって欲しいですし(レゴアイディア系は割と流通良いので大丈夫かな?)、レゴファン以外の広い層に関心もって貰いたい気もします。


 なお、公式PV。
 出来は良いんですが(レゴ・ムービー級の画像見られます!)、ただ、なんかちょっと違うような感じも否めず(個人的な感想です)。 うーん、戦争を作らないレゴ社なんですから、もっと「冒険」しても良いと思うのですが如何なものでしょう?
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

【レゴ製品】SBrick PLUS続き。投資しちゃいました!



 昨日の続きです。
 壮絶に気になってた双方向sbrickな「sbrick plus」、思い切って投資しちゃいました。→公式


 現地点で50000ドル目標が44865ドルと目標額達成しておりませんが、あと5000ドルほどですし、25日も残期間ありますからその意味では心配有りますまい。

 投資はsbrick plus1個ではなく(59ドル)、159ドルというパッケージです。
 
 良いのがあるんですよ!


 TRAIN FAN PACK

 名称の地点で惹かれますよ。
159ドルで内容 Sbrick-Plus2個
 近接センサーが4個(レゴ社製)
 ケーブル(レゴ社製か?)2個

 他、国際発送時に+10ドル。

 送料が10ドルで済むのはKickstarter購入の大きなメリットです。英国発送なので送料高めですから。(アメリカほどじゃないけどイギリスも郵便高め……)

 SBRICK PLUSが1個59ドルとして2個で118ドル相当ですが、41ドルで近接センサーが4個という計算になります。アフレルさんだと1個2800円、bricklinkでも2000円位する品です。

 自動運転的なもの考えるのなら、かなりオトクなパッケージでしょう。
 無論、V3は兎も角NXTやRCXなどマインドストーム系の事思うと「格安」です。
(SBRICKでは「ちょっと割高なBTリモコン受信機」に過ぎなかったので、どうも食指が向かなかったんですね……)

 ※:電気工作的に9Vでの自動折り返し運転などはもっとローコストに出来る可能性ありますが、制作・調整の手数を考えますとねぇ。


 無論、sbrickが公式に考えているのはPF車両への搭載でしょう。
 列車の前後にセンサー置いて往復自動であったり、或いはセンサー地上設置の場合はこんなことも出来るのかも?

「センサーが列車検出、接続されたsbrick PlusがホストPCに検出情報を送信。ホストPCが列車搭載のsbrick(かsbrick plus)に停止や折り返しの指示を送る」

 いや、ここまで出来るのかどうか分かりませんが。
 確実にPFリモコンが受信できる環境であるなら、地上設置のsbrick plusにPFリモコンを物理的操作させる力技も考えられます。
 
 ウチでは昨日も記した、9Vでの自動折り返しが想定の用途です。センサー等全て地上側で完結しており、車両側は通常の9Vで済みますので(これ 重要!)。
 2組あれば複線(双単線)運転できますし、単線+交換設備+単線とか、通常のエンドレス上に設置して相互発着。またカーブや勾配での出力・速度制御も可能かも。ポイントや信号、デカップラ(切り離し装置)の組み合わせも……。

 2組じゃ、物足りない?
 でもまぁ、様子見もありますので先ずは2組で。
 
 多少自己責任な部分もありますが(ソフトウェア環境がどこまで使いやすいのか未知数……)、「PF版マインドストームRCX廉価版」とも云えるSbrick Plus、投資してみませんか?

 Kickstarterは以前はamazon.com経由の支払いでしたが、今は直接クレジットカード払いが出来るようになっています(恐らくVISAデビットカードも大丈夫なはずです)。その意味で敷居は下がってます。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆








 おまけ。
 「営業の表現約束」とev3の公式画像が非常に酷似してるのは偶然ですよ!?

 いやNXTやV3の機能・性能が必要な顧客が居ることも分かるんですが、RCX程度で十分なレゴファンも多いってことです。普通のレゴ好きには全く物欲刺激しませんから……いや、タダなら貰いますけども勿論。でも同金額分のPF受光ユニットやモーターもらえるならそっちのほうがいい!

 正直、NXT以降のマインドストームは、既存のレゴ作品に組み込んだり応用したりする可能性を露骨に切り捨てちゃってますからね。電気系の互換性の無さと「高価格」は致命的。RCX時代は未だレゴとマインドストームは共存してたイメージあるんですが。

 wedo2.0も互換性切り捨て。「レゴ社何やりたいの?」が正直な印象でした。

 こうした公式への反旗としてのSbrick plusへの期待はあるのです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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