ただし、現在10000形の導入が始まっており、すでに数編成が引退しています。

様々な塗色のある1000形ですが、一番「らしい」のは1989年-2000年ころの旧標準色でしょう。赤は500形以来の伝統。窓まわりを黒で処理。あの時代(バブル期……)らしいゴージャス感あるものでした。
スーパーマメキノコ様の作品はいきなりのフル編成。6両編成です。
スケールは前にも触れましたが「ひだか式」純正より少し長め。動力は中間車に1Mx2。カーブ緩め前提なので、走行抵抗が大きくはなく、性能に余裕はある感じでしょうか。

前頭部。実物の鋭角性を意識した表現。
キャノピーは無理せず素直に6幅キャノピー。東京モノレール1000/2000形は製作者により個性が顕れやすい題材です。シンプルなスラント形状に見えて、奥が深い。
寧ろこの作品の見所はキャノピーの下のガラスが伸びてるように魅せている部分でしょう。微妙な斜め表現、キャノピーとツライチの角度で綺麗に繋がってる!
ポチスロ使った赤い部分も同様です。
なお、実物では赤と黒の間に微妙な白の仕切り線あるのですが、これを表現するのは至難ですね……無理するより省略で正解に思えます。
塗り分け線というと、運転台からドアまでの部分(「展望階段客席部分」)の斜めは階段状処理ですが、ここは無理せずスッキリ仕上げてて個人的には好きな表現です。
(無理してスロープ合わせなど行うと、どうしても不自然になりますから)
惜しむらくは……前頭部、もうちょっと「丸み」もほしいかしら。
車体裾部分であったり、おでこのラインなどに1x2系のカーブスロープを少し使うだけでかなりリッチな印象なモデルに化けそうな気がするのですが、如何なものでしょうか?

この写真だとわかりますが、側窓も中央部窓が開閉式に見え、良いアクセントに。
実物デビウ当時の連結器カバーも再現されているのだとか。
走行動画。
カーブの走行状態は興味深いです。長い全長ゆえの曲線半径は気になるところでしたが、問題がないことが立証されています。フルスケール車がカーブゆくところは「ひだか式」純正とはまた違う、魅力あるシーンと言えましょう。
ただ、運転にそれなりの面積を要するようです。エンドレスを走らせっぱなしの運用より、ポイント to ポイントの運転が似合うのかもしれません(折り返しに何らかの自動化が出来れば理想的ですね)
なお、誤解されないように記せば規格が乱立……というよりは、通常トレインでの「ショート・レゴスケール派」と「フルスケール派」の関係と思えばよいでしょう。こちらは既に対立ではなく共存関係になって久しいですから。
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こちらは同じ1000形でも、100/300形復刻塗装版(以下 キャプチャ画像)。

カーブ+複線はやはり魅力。

編成全体。この塗色、1000形にも意外と似合っていました(というより丸っこい100/300形より寧ろシャープな1000形のほうが様になってた気も)。青スカートに赤い屋根が何ともシックな装い。
ただし、この塗色の編成が確か1000形では初退役になってしまい(2014年)もう見られないのが残念です。

前頭部の塗り分けがやや複雑ですが上手く再現されています。
カーブスロープに依るおでこが丸いのが実に良い感じ。

外付け式スノープロウ。実物では大雪の日の初電にでも装着するのでしょうか。(固定編成化された)1000形以降の連結器の意外な使い方です。
なお、スーパーマメキノコ様のモノレール動画は未だたくさんあります。
1000形 標準塗装車
https://www.youtube.com/watch?v=2RKJHUmv8aI
1000形 500形塗装復刻車
https://www.youtube.com/watch?v=bz2kUkNw8yU
1000形 リニューアル車
https://www.youtube.com/watch?v=nbfZ4uS8oxg
10000形
https://www.youtube.com/watch?v=Yt3--_szJkw
2000形
https://www.youtube.com/watch?v=a66Lq4NkeGs
2000形 リニューアル車
https://www.youtube.com/watch?v=pLAjqmlMetI
其々に魅せ場ありますので、ゆくゆくキャプチャー・紹介したいと思います。