でも、特撮人形劇とは関係有り! この機関車は(現在は)非常用救援用。そのイメージからThunderbirdの愛称が付いたのだとか。
思えばイギリスって米国に次ぐコンテンツ大国ではあるんですよね。
サンダーバード、ハリーポッター、汽車のえほん(きかんしゃトーマス)……。
さて、73形(旧称 E6000形)は珍奇な機関車でしてイギリス南部の直流電化区間用に第三軌条集電を行っています。それだけならまだしも、600馬力のディーゼルエンジンを搭載。限定された出力なら非電化区間でも使えるというものでした。1962年から1967年に49両が製造。
キワモノに見えて実は使いやすかったようで、長く使われました。
現役機さえもあり、件のThunderbirdもその1両です。
詳細こちら
http://blog.livedoor.jp/isorokuma/archives/36174254.html
イギリス国鉄クラス73(E6000形)電気機関車(日本語での解説とイラスト)
https://en.wikipedia.org/wiki/British_Rail_Class_73
wikipedia
wikipediaより。ガトウィックエクスプレス時代の73形。Thunderbirdもこの塗装だったようです(今はもっと派手な塗装?)
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前面は微妙な傾斜が付いているのですが、それは割愛。
その代わり、左右の丸みをポチスロ表現です。
地味に難度の高い前面形状ではありましょう。でも、雰囲気は掴んでいます。おでこの丸みへの配慮が嬉しいですね。

素敵なのはカラーリング。嘗てのガトウィックエクスプレスの塗装はとてもシック、かつ上品なものでした。その雰囲気を十分に表現できておりましょう。
第三軌条用の集電靴は良い表現です。

無愛想な?側面も味があります。
電車というか電動貨車めいた形状ではありますが、これでも電気機関車(いやディーゼル機関車?)というのも不思議なものです。
今回はThunderbirdとしての落成のようですが、マークII客車を連ね、73形の反対側に制御客車つけた往年のガトウィックエクスプレス(〜2005)もまた魅力的な題材ではあります。
次の題材に実現しないかなぁと思うのでした。