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2016年07月30日

【イベント】レポート速報版:7月30日(土) 地下鉄に乗って国際会館に行く! 地味? いや大規模なんです!

 レポート写真速報版お送りします。
 本レポは8月2日帰宅後にお送りする予定です。

 さて、最初は「京都市交通局オンリー? ちょっと地味すぎやしないか? お客様だってどれほどいらっしゃるか…?」と懐疑的気分での参加表明だったのです。正直なところ。
(ちょうど、山陽・山陰への乗り鉄旅行を絡める手があるというのが決めて。京都は通り道とできる)

 しかしすべては杞憂でした。

 盛大な規模、京都市交通局を主役にしつつ、京都に絡む鉄道という広範なテーマ。
 そして、押しかけん規模のたくさんのギャラリーたち。

 このためだけに京都行きを組んでいても後悔はしなかったでしょう。
 また、もし参加してなかったら、皆様のツイートなどを眺め悶々としてたに違いありません。



 設営は前日設営で基本的部分。
 当日朝は9-11でレール敷設完成など。

 レイアウトはPF用の複線。本線。
 9V対応の単線はドッグボーン形。JBF・砺波に続き三度目の出番となった路面軌道をL型配置。
 さらに、エースくんパパ様の叡山電車(複線)は自動運転対応。
 同時5線で列車運行ということになります。

 町並みはかべぇ様と美留町様の作品。


 11時の開場と同時に動かしたのは主役たる京都市交通局。
 エース君作の地下鉄南北線。そして拙作の市電2600形。


 エース君とSunny様の混結編成。シリーズ21。


 国際会館(モダニズムの殿堂!)の50周年記念催事でもあります。
 肝心の国際会館もカラフル版とリアル版が並びました。


 その下には地下鉄駅。
 説得力があります。


 田島様作の山鉾。N電と合わせて京を演出!


 こちらは碧月様の新作 地下鉄東西線の電車。
 mazta-k様の「きらら」と併走です。


 拙作、京阪の新旧。
 8000系と、1000-16-700の編成。
 幸いにも新作の8000系は<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月29日

【鉄道作品日本形】911形の良き相棒 新幹線軌道試験車921形はエキゾチック!



 新幹線用の軌道試験車。実物について語ると長くなります。
 同じ形式の中に電車の付随車と客車が共存してたと思ってください。

 921-11以降は電車の中に組み込まれていた付随車扱い。在来線ならサヤ相当です。

 921-1 921-2の2両は機関車や電車での牽引を前提とした、客車タイプでした。在来線ならマヤ相当。文字通りのマヤ検です。製造もマヤ34 1と同じ東急車輛だったのでした。3台車ということはもちろん、全長なども共通点が多いのです。

 1964年に製造。
 1975年には電車付随車の921-11の登場で予備車に。その後1980年に廃車。

 この車、相当に奇異な車でした。
 独特の丸みのついたスタイルは類例するものが他にありません。強烈な個性は欧州的かと言いたいところですが、欧州にも類似スタイルはない。ただ、東急車輛のデザイナーさんがノリノリで造ったってことは窺えます。エキゾチックが炸裂していたのでした。
(同じメーカーの作品でいえば、923初代の出窓とか、マヤ34 1の丸窓とか設計者の趣味としか思えないんですよね)

 相棒は911 高速ディーゼル機関車。911のマックスパワーで試験車1両のみを曳くなんて使い方をしてたそうですが、911って160km/hでの走行は単機であっても相当に無理があったとか。轟音と振動と悲鳴を上げて深夜に突っ走る。凄まじき光景であったと思うのです。

 さすがに無理があったのか、922(初代 元1000形B編成)による牽引も行われていたようで。この場合は200km/hでの検測を行っていました。
 この電車+客車の検測の延長線上に、最初から電車の付随車として造った921-11以降の存在があるのでしょう。

 さらに余談。922初代の引退後に0系が921-1をけん引した事例。
 また、東北新幹線開業前の小山での実験線時代(1978-1980頃)、962とか961も921-1を曳いてたと思われます…。
 


 921-1をレゴで造ってみると、こんな感じ。
 実物はもっと丸っこく得も言われぬフォルムなのですが。その辺再現しきれたかどうか。滑らかな車ですのでなるべく隙間などは出ないように心がけました。


 この種の事業用車の常で、サイドビュウは大きく異なります。
 窓の少ないこの面は、発電機のグリルとトイレ窓が目立ちます。

 然し、資料の少なさには困りました。写真は解像度の低く、角度も限定されたものしか出てこない…。不明個所はあてずっぽうで造ってることご容赦ください。台車のバネ周り位は知りたいものですが。




 無論、この車が最も様になるのは良き相棒、911に牽引されているところでしょう。
 
 中二病めいた言い方をすれば、「異形の怪物」が轟轟音をがなりたてる。その命を削らんばかりの悲鳴さえ立て。
 それにつき従うのは、やはり「異形の巫女」。黄色い衣纏う。滑らかなるその姿!

 そんな組み合わせが、深夜の幹線を突っ走っていた。萌えないわけありません!

 ドクターイエローなんて言葉は影も形もなかった、そんな時代の物語です。
 
 ※:黄色い新幹線、というのが国鉄時代の記憶です。ドクターイエローという愛称はJR化後、平成に入ってからじゃないでしょうか?
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント告知】明日(7/30)は京都へ!7月30日(土) 地下鉄に乗って国際会館に行く!/関山も参加/東西線(碧月様作)も

 いよいよ明日に迫った、京都市営地下鉄35周年&京都国際会館50周年記念イベント「地下鉄に乗って国際会館に行く!」。関西LT会の準備もバッチリです。

 さて。レゴでは市電に市バスと出てきたものの、肝心の地下鉄は南北線だけ……?


 なんと東西線もお出ましです。
 こちらエース君の前面原案に、碧月様が全体を製作されたもの。これは楽しみ。

 大胆な原案に、精細な味付けが加わりました。鮮やかな色彩や、独特の位置の燈火類も映えるモデルですね。如何にも東西線の小型感も出ていましょう。


 勿論、南北線も。
 乗り入れの近鉄も出てくるはず。

 そして。京都市内の鉄道はOkということで京阪等も展開しちゃいますよ。
 自分も先日制作の京阪8000系他を持参します。1000形と1900形も?



 京都市内ってことで新幹線も有りらしいので、青いアレも……? サプライズありますかも。


 無論、京町家を中心とした町並みもかう゛ぇ様+美留町様の全力展開。

 詳細は 京都市交通局公式をご覧ください
http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000201146.html




 
posted by 関山 at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

【作品紹介】エース君の名鉄7700系 無愛想? いやお洒落なんです!

 名鉄7700系はパノラマカーグループの増結用車両。というよりはパノラマカーの前面貫通版? 或いは5500系あたりのSR車のまっとうな増備車という感も? 半端な存在なのか便利な車なのか? 個性的なのが揃ってた名鉄では寧ろまともな車両だったのかも知れません。いや、1973年の新造車なのに大型ヘッドライトだったのは「さすが名鉄」だったかもしれませんが。

 2連と4連が有りましたが、後に全て2連に組換。中間車は7000系に転用されています。
 また多くの車両が「白帯車」化されていました。


 定番なDYSON氏流儀の、エース君作の整合性を保った作りです。

 第一印象は「無愛想」?
 いや、それが7700系の印象で間違いではありませんから(笑)。

 しかし、テールライト周りのグリル装飾が「お洒落」。そして、車体全体に流動感を与えています。実物でもこのモデルでもそうですが、僅かなパーツが印象を左右する実例でしょう。

 余談ですが、この部品がなくてテールライトが直についてるだけだと7300系(ツリカケ!)の顔になります。あっちは流動感のない、平面的な顔でしたね。要は、差別化成功しています。

 大きなヘッドライトはポチスロ使って埋め込み表現。
 左右ヘッドライトも微妙に凹表現です。

 貫通扉が横組で、小さな貫通扉窓がまた7700系らしい。


 側面より。名鉄は先頭車同士の顔わせが絵になります。
 側窓は横組。サイドサポート付きの現行2x2パネルは名鉄のHゴム支持だった連続窓の表現にぴったり。




 そして、白帯車バージョンも。
 何故か皆様避けてきた?7000代の白帯車ですが、鮮やかさが増して見え、良いものです。これが一般車と混ざり、一部指定席とかやってた時代も有りました。

 種別板の黄色も良いアクセントです。黄色だと急行。特急だとライム色でしたね。
 下の写真ですが、ジャンパ栓の表現が良い感じでも。


 7000系との混結。
 ドローバーによる連結。最近のボールジョイント部品の「凹」はルックスも良いので常用しても外見的に問題ないのですね。

 ただ、連結面間詰めるともっと良くなりますかも?


 指定席車2両+自由席車4両の特急?
 1988年から1990年代に広く見られた編成。これも思い出になって久しい……。

 他にSR車はdyson氏の5200系もありますから、何時か混結も見たいと思うのでした。
 名鉄って「機構的に繋がるものは、とりあえず繋げてみる」傾向がありましたからね。なんでもあり(笑)。
 
posted by 関山 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】Sunny様の近鉄5820系 シリーズ21 バランス良しの4ドア表現/連結器の魔改造は「正義」!

 関西の新人Sunny様ですが、E5新幹線に次ぐ作品は近鉄5820系。シリーズ21。
 意外と近鉄大好きなエース君が作ってこなかった題材ですよね?

 すっきりした都会的な、そして上品な外見。斬新な新塗装。
 従来の近鉄のイメージを大きく変えたグループです。但し、一気に大量増備……ではなく、旧来車と混成でまったりカオスに運用されているのもまた、今の近鉄の姿でしょう。


 前面。折妻表現を頑張っています。
 ヒンジではなくポッチ接続で後退角を付けています。接続部分がヘッドライト・テールライトになっているのもポイント。折妻は昔の電車も今の電車もよく見られる基本的形状ですから、これをマスターしておくと応用が効きます。


 側面。24ポッチショートの中に4ドアを再現。しかし、不自然さも窮屈さもない。
 寧ろ2幅のドアと、3幅の側窓が絶妙なバランスを造ってる。無機的な感じもまたシリーズ21らしい。

 パーツ事情があまり良くない環境下で、この雰囲気をよく出せたと思うのです。
 また、通勤形が意地悪にパーツ食いなのもわかるのですね。

   

 さて。もう一つ。思いつかなかったアイディア。

 現行のレゴトレイン連結器(バッファ一体型)のバッファ部を、大胆にも、切断!

 魔改造では有ります。しかし、個人的には「良くやった♪」と。拍手喝采したくなる魔改造です。これは「正義!」ですよ。

 レゴ社のバッファ一体型の連結器って、レゴ社の幹部が鉄道のこと何にも分かってないがゆえの代物なんですよね。バッファなんてアメリカと日本と中国の車両には付いてないってゆーの! あの改悪された時のアメリカ形ファンの気持想像すると胸痛みます。

 で、我々もやむなく日本形車両でもバッファ付きで作ってきました。
 車種によっては意外と違和感は無かったものの、やはりジャンパ栓などのアクセサリが付けられないことや、電車や気動車の場合、スカートが付けられないのは問題でした。

 これで、あっさりばっさり解決? 自分も今度やってみよう。温存してきた旧型の連結器もストックがヤバめですし。
 ペーパーなどでもっと切断面を綺麗に仕上げると尚良し、でしょうね(笑)。
 
 閑話休題。サニー様は今回の作品で日本形・通勤形はかなり前進された感じです。今後も期待しておりますよ!
 
posted by 関山 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月27日

【鉄道作品日本形】国鉄911形ディ−ゼル機関車。世界最速だったディーゼル機関車は「怪物的?」

 2200馬力 最高速度160km/h。
 かつては世界最速だったディーゼル機関車がありました。

 新幹線の事業用ディーゼル機関車。911形。1964年に3両のみ製造。


(画像wikipediaより)

 西ドイツ的なスタイルでは有りますが、純国産。
 DD51のコンポーネントを最大限にチューンナップしたものと云われています。
 当然、液体式。

 特異な、そのスタイル。しかし、後のDD54形、或いはEF66に影響も与える。
 丈を詰めるとDD54。ヘッドライトを突出させるとEF66?

 しかし、第一印象に何故か「不気味さ」を感じさせるものでも。
 「事故救援用」「そのために高速で現場に駆けつける高速能力」というネガティブな要素が遠因だったのかも知れませんが? 鵺というか。怪物的?

 幸いにも救援用としての出動はなく、軌道試験車921-1形の牽引が主な仕事で高速能力を存分に発揮。これは1975年まで。軌道試験車が電車の付随車921-11形になってしまったためです。
 一方、1972年ころからロングレール輸送更新車939形の牽引にあたるようになりました。この使途の方は長く、1990年代後半まで続くことになります。高速走行ではなかったものの、「長大な貨物列車」(いや、混合列車?)の先頭に立っていたのでした。

 そのために911-2のみはJR東海に継承。
 新幹線開業当初の車両でそこまで生き延びた車両は稀なものでした。

 939(いわばロンチキ+作業員宿泊車)を従え米原や豊橋の側線で待機していた姿を覚えている方も少なくありますまい。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 製作動機は2つ。
 一つは、大昔持っていたブリキ玩具(全長50cmの大型のもの)に何故か911形ディーゼル機関車が存在していたこと。その思い入れ。

 何故ブリキ玩具に事業用車? というのは子供心にも疑問でした。
 911形は図鑑などでお馴染みでしたが(ヤな4歳児じゃ)、玩具になるような車両でないのは理解できましたから。玩具そのものは何処からからの貰い物らしく、気がついたら身の回りにあったという感じ。


 その疑問が近年氷解。
 或るブリキ玩具に「特急電気機関車 EH1031」という商品があり、それが911を模したデザインであったこと。要はブリキ玩具のメーカーが、「EF58では古臭い、EF60・EF65では華やかさがない」と判断したのか、911をベースに自由形の電気機関車を造ってしまったと……? 賛否はありましょうが、センスと目の付け所は悪くありません。

 詳細こちら!「イチコー 特急 電気機関車 」
http://blogs.yahoo.co.jp/buick_re400/17470033.html
 この品には茶色バージョンもあったようです(茶のほうが古い)

 で、自分の手元のものはいつの間にかパンタグラフが失われ、元来のディーゼル機関車に戻って居たのでした(笑)。子供心には911形にしか見えない。
 当然同じサイズのブリキ0系と良いコンビだったのです。


 もう一つ。
 ちょっと前にSATO様がチキ5500形ロングレール輸送車編成を製作されてきた。
http://legotrain.seesaa.net/article/440381861.html
 チキ5500と939形は多少形状は違いますけど、ロンチキ編成ってことは共通。牽かせる車両があるなら機関車作るモチベーションだって上がってきましょうよ!


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 前面。かなり難しかった。
 納得されない方もいらっしゃるかもしれませんが、難しいのですよ。

 逆テーパの掛かった形状で、黄色のV形警戒色。稜線というか鼻筋が通った顔。
 これ、レゴでどうやって表現せいと?

 あれこれ考えた末、稜線を目立たせれば911に見えると判断。
 V形の塗り分けも逆凸型に単純化。
 逆テーパも階段形状に割り切り。この形に。

 素直な組み方の部類には入りますのでそこそこ頑丈なのはメリット。
 そして隙間が発生しないことに尽きましょう。EF58等の応用だとどうしても隙間が。

 一方、フロントガラスは稜線優先、二枚窓優先ということで隙間も許容する組み方です。隙間なしにする方法(カーキャノピーの使用など)もありますが、それはそれで妥協を求められますので。

 縦目がチャームポイント……というか、先述の不気味さの要因かも。機関車の大きさに対してヘッドライトが小さいのですね。
 スカートは鋭角的形状を再現しました。


 側面は上1/3を絞った(折り曲げた)形状。頑張って再現してみました。
 隙間を避けるために折り曲げ部にポチスロ並べる。

 側ルーバーはグリルブロックの青が希少・高価のため濃灰で代用しました。
 が、これはこれでルーバーが目立って良い感じ。青(……というか車体と同色)だと車体に埋没しちゃうんですね。


 サイドビュウ。
 窓とルーバーの幾つかは省略。

 動力は仮に9Vを付けています。
 PF化は準備工事。車内下半部にギリギリ電池boxが収まるはず。

 3台車ですが、中間台車はボールジョイントで非動力台車と結んでいるだけ。何時ものシンプルな解決法。台車そのものは動力台車を含み、幾らかかのディテール追加を行ってみました。


 屋上は資料がないので適当に。冷却ファンの位置は憶測です。
 上半の絞り込みのため、屋根部は5幅になっています。


 おまけ。運転台窓の組み方。クリップバーを二度使えば角度とか位置がかなり自由になります。無論答えはこれ一つではありません。


 おまけ。車体上半の作り。クリップ留めで微妙な角度つける。
 DD54もこの手で行けそう。あと本場西独のディーゼルたちもこの手で……。




 最近はレゴトレインの界隈の人気題材として「新幹線」も完全に定着してしまいましたが、拙作としてはこれが初の新幹線作品。
 大型運転イベント(JBFやJAM)で新幹線テーマのとき、自分だけ走らせる題材がない……ことからは解放されますね。いや、事業用車というヒネクレですが。

 さて。「相方」も考えますか。
 黄色い客車もまた日本離れしたスタイル、不思議な魅力というか魔力の持ち主でしたから。
 
posted by 関山 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月26日

【海外作品紹介】MASSIMO B様のイタリア国鉄ETR250/7幅って、この表現力!?

 イタリア国鉄のETR300は前面展望車の元祖、そして格別にデラックスな設備で後世になお残す名車。1952年から1992年まで、長年「セッテベロ」に使われてきました。3編成。

 ETR250はETR300の妹分で4両編成(2+2)版。5編成。
 前面展望車の形状はほぼ同じですが、全席セミコンパートメントのETR300に対してETR250は通常座席2+1列ボックス配置でした。やや凡庸な妥協バージョン。

 両者とも引退済ですが、一部が動態保存車両として残されているようです。

 MASSIMO B様の作品。Flickrより 詳細画像多数です
(いつものことですが、引用は最低限です)


 前頭部。7幅で最大限にリアルなラインを狙ってきたもの。
 妥協なき再現。思わずため息が漏れます。

 レゴパーツの特性を使いきっているのも感心させられます。部品の特性と車両の形状がピタリと揃ってる。精細・リアルなだけではなく、レゴらしさもある。ついでに申せば実物への愛情も籠っているのが伝わってくる。

 おでこのライン、台車カバー周りの横組。
 展望室ガラスの平面性というか曲面性。滑らかさ。
(ただし、そのために透過性は犠牲になり、インテリアも割愛せざるをえないのは特記しなければなりませんが)。


 スケールとしては「7幅フルスケール」

 国内の作品で言えばしょうたいむ氏の「585系(自由形)」に相当するスケール。

 つまりは「6幅との比較」は難しいです。HOゲージとNゲージくらいの解像度の差がありますから。それを埋めようと思えば埋められるものなのか……。考えさせられてしまいますよねぇ。
 
 自分がこの題材作るとしたら、MASSIMO B様のと薬師山氏のETR300のいいとこ取りで、かつ6幅ショートに収めてしまいたいと挑戦意欲を駆り立てられますが。
(というか、よくぞ薬師山氏はこの題材を6幅で完成されたものですよね)

 しかし、7幅の良さも素直に認めなくてはなりますまい。
 ただ、かなり重そうです。運転は大変じゃないでしょうか?


 中間車も気合の入ったものです。
 側窓は全て3幅分の横組を行っています。欧州形らしい窓の大きさ表現に使える手でしょうか。欧州型、特に1950年代の車両は窓の上下寸法大きい傾向にありますから。
 なお、車体の上下寸法も大きめです。全体として、大ぶりに造られた作品です。




 街や、駅と合わせて。
 モジュールビルは時に欧州のどこか、時にアメリカの情景にも見えるものなのですが、この題材と合わせると、明確にイタリアの何処か……に見えてしまうのですね。それくらいに存在感が濃厚な題材でしょう。
 
 欧州系の、究極のモデルの一つではあります。
 ただ、7幅以上フルスケールの大型モデルばかりが究極であり続けるのも面白くはありません(笑)。

 6幅の意地も見せてやりたい、と思うのでした。
 でも、その意味で大型モデルの技を「盗む」のも必要なことでしょう。
世界にライバルが居るのが、この趣味の醍醐味なのですから。
 
posted by 関山 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月25日

【鉄道作品日本形】京阪特急 8000系更新後。ダブルデッカー含む4連。完成。


 煽りタイトルが思いつかず。
 それほどに、名車です。

 如いて申せば「日本一豪華な通勤電車」
 何も特別な電車ではなく、10分ヘッド(20分ヘッド?)でこの車が「京阪間の主力」として働いているところが最大の魅力なのでしょう。10編成も在籍。加えて3扉転換クロスの3000系が6編成。なかなかの陣容ではないでしょうか。乗車機会だって多いはず。

 京急2100形もそうですが、こうした電車は「ケの日をハレにする」力を持っていると思うのです。そして、沿線の魅力を増す。人を、地を豊かにする……
 あぁ、一部の電車がだけが特別なんじゃダメなんですよ。


 また、10年ほど前に行われてた更新が素晴らしい。
 先代の3000系に比べていまいち冴えない印象のあった 8000系が、独自の魅力を放つようになりました。京阪のキャッチフレーズたる「エレガント」を更に増す。
 更新で美しくなった電車、それもまた稀なことでしょう。

 ※:旧塗装時代、前面の塗り分けがやや破綻してました。前面だけ塗り分け線が下がっているのがお世辞にもかっこ良くない。アークラインは全てを払拭しちゃいました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 前回記事こちら「京阪8000系作ります。先頭車出来!」


 今回、4両での落成です。
 実物は7-8連ですが、流石にフル編成は勘弁して下さいねと(運転できる場所も限られますし)。

 左奥よりパンタなし制御電動車8050形、パンタ付電動車8151形。
 手前左はパンタ付き制御電動車8000形、付随車8800形はダブルデッカー。

 美味しいところを要約した感じ。実物は付随車があと2両、パンタなし電動車が1両入ります。
 先に釘刺ししとくと、ウワサの「特別車」は未だ外見の情報がないので作れません。但し、製作予定あり、と申しておきましょう。

 インテリアは準備工事のみです。
 窓が大きいのできちんと作るべきではありますね。室内灯も考慮……?


 8000形。パンタ付制御電動車。京都よりの先頭車。

 前回記事でも触れましたが、前頭部造形は薬師山氏の京阪ロボがベースです。
 標識灯が小さく下方に押しやられてしまったのはアークライン優先の妥協ではあります。
 側窓は2x3パネル横倒しでシートピッチの広さを暗示させる。
 


 8151形。パンタ付電動車。
 二挺パンタの中間電動車というのは萌えるもの。

 レゴトレイン的にはこの車が動力車です。とりあえず9Vモータを仮に付けていますが、運転環境を選ばぬPF化は勿論対応済。レシーバ受光部はパンタ下に出して目立たなくさせる作戦。車内に電池BOX積んでしまうのは外見上にデメリットですが、9Vの銀色の車輪も悪目立ちするものなので、一長一短ではありましょう。

 交差式パンタは何時もの省略表現です。下手に作ると大ぶりになってスケールが合わなくなる懸念。また、交差式で全てのアームを表現すると煩雑な印象になること。更には取り扱いの平易さも狙っての省略表現ですが……。


 8050形。パンタなし制御電動車。大阪寄先頭車。
 特筆することはないのですが、8000形の二挺パンタ付きの雄々しさとは対象的な穏やかさを感じることもできましょうか。


 パンタの有無。結構印象を変えるものです。
 擬人化するなら8000形が冠を付けた、或いは髪を高く結ったような姿。
 8050形は髪を下ろした姿……となるのでしょうか。無論、袴系の和装ですよ?


 8800形。付随車。ダブルデッカー。

 言うまでもなく、一番手間がかかりました(笑)。

 アークラインはモザイク状表現。賛否はあると思いますが、スロープ類を使うと隙間出来るのがデメリットですし強度面でも不利なのです。寧ろモザイク表現のディジタル感が現代題材には似合うと思っているのですが。

 階上階下とも窓は小さめ。1x2ブロックです。実際乗ってみると窓は小さめ。展望効果よりは輸送力のための車であることが分かります。タイトな車内は往年の近鉄10000形を思わせる……?


 京阪の車両限界に合わせた「特異な車体断面」の表現も拘ったところ。素直な丸屋根ではなく、昔の電車のダブルルーフのように二段屋根になっているのですね。無論、インテリア設置考慮で、フィグヘッドが入る隙間を考慮した作り。
 小さめの窓は、実物もそうだと思うのですが車体剛性の確保にも貢献しています。

 階下の床には6x4の凹形の一体型スロープ使用。この部品使うとこの種の車両がとてもスマートに作れます(合わせて強度・コストでも有利)。1階が鈍重に見えるとダブルデッカーの魅力はガタ落ちですよ!


 ダブルデッカーと前後車両のバランス。実に良好♪
 下手に出しゃばって「エレガント」を損ねちゃいけません。

 今度の特別車。編成中で「悪目立ち」しないこと願いたいですね。巧くデザインしてくれると信じておりますが。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 編成でのお披露目できないのは恐縮。それは今度の京都で。7月30日土曜日です。
(飽くまで京都市交通局の催事なので、あんまり目立っちゃいけませんが)


 京阪も1900系(含 旧1810)特急時代。流線型1000形他の旧型車3連。と3編成が揃いました。
 歴代特急車ということで3000系も何時かと思わされる一方(8000系を1両挟んでた不揃いな編成、割と好き)、現行の一般車(特に最新型13000系など)にも惹かれたり。
 一般車というと、長く親しまれた1900系の格下車も気になったりしていますし。時代が合わないのは気にしないのがお約束。京阪は昔も今も素敵なのです。

 この余裕も、一番作りたかったところを抑えて仕舞った故に♪
 妄想も際限なく。

 おっと。その前に「地元」も何とかしませんと。

 東西豪華通勤電車勝負。「エレガント」VS「レッドサンダー」。これも実現させたいところです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月24日

【作品紹介】ryokuchakuma様のえちごトキめき鉄道ET122形1000代「雪月花」

 話題の観光列車の一つ。
 改造ではなく新造というのも特徴。それ故の妥協のないフォルムと設備であっと云わせたものでした。三セク鉄道が転換交付金で観光車両を新造するケースは80-90年代も見られたものでしたが、「雪月花」はクオリティも(あと料金も)ずば抜けたものであり、かなり思い切った投資であることが窺えましょう。
 ただ、昨今隆盛の客単価高くするビジネスが何時まで続くのか気になるところでは有りますが……?

 なお、電化区間のみを走るものの交直両用電車の新造を避け、気動車です。

(撮影 くろてつ様)
 シンプルな形状に見えて、実はレゴ的には難度も高い形状です。救いは赤という使いやすい色であることでしょうか。
 
 前面は縦ラインをタイルで表現。ここは横組も検討されたようですが、結局キャノピー使うことを優先で平面表現に。スカートの丸みも可愛い。

 側の大窓は天窓キャノピー表現。これがベストでしょうね。スロープ表現と違って透明性がキープされるメリットは大きいです。

 サイドの銀花模様は灰ラインでの割切りですが、これは違和感ありません。
 白い花と割りきって、レゴの花部品使う手も考えられはしますが……?

(撮影。ryokutyakuma様。特記ないものは同様)
 真正面より。このアングルだとよく雰囲気が伝わってきます。
 車両限界いっぱいの、ボリューム感のある形状です。


 北陸新幹線と。
 この並びはありえませんけども、新幹線からのお客を意識した列車なのが分かります。


 えちごトキめき鉄道ET122形 一般型と。
 こちらも新作。キャノピー+貫通ホロの表現は相性良いものです。

(くろてつ様撮影)
 実物との並び。
 やはり、難度高そうな題材ですね。上手い答えが見つかりません。

 しかし、魅力的な題材では有ります。
 改良、そして新たなチャレンジも期待されるところでしょう。
 
posted by 関山 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】SATO様のチキ5500形編成。ロングレール輸送・作業車。メカニカル! 貨車なのに固定編成。

 最初に「ロンチキ作る」と伺った時、チキ(長物車・フラットカー)は作るのが平易だからかな……と凄く失礼なこと、考えておりました。

 しかし、消極的理由ではなく。
 ロンチキが好き! とのこと。

 作品を拝見して仰る意味が理解できました。

 このメカニカル感! 
 ただの貨車ではありません。「はたらくくるま」的な魅力に溢れる工事用車両なのでした。
 その上、貨車にして「固定編成」です。
 12両予定を8両に縮小されたとのことですが、8両編成がレゴトレインでは如何に長く立派なものかは皆様もご承知のことでしょう。


 先に実物解説を。
 チキ5500形長物車はロングレールの輸送用・そして更新工事用の車両。
 全長200mのレールを搭載するため、12両に及ぶ固定編成。

 編成の1端には(両端のこともあり)、レールを設営現場に降ろすための繰り出し装置も備わる。
 また、編成のちょうど中央の車両には、レールを固定する装置があります。

 他の車両はレールを載せる車となります。

 長い荷物載せて曲がれるのか? ご安心を。実物のレールは鋼鉄なのにフニャフニャ曲がってしまうものなのだそうで。とはいえ、50kg/60kgレールなどの展示用などの30cm程度のカットを見ると、あの塊がフニャフニャ曲がるのは想像に難い。面白いものです。

 チキ5500形編成はJR東日本・JR西日本・JR九州に在籍し、各所で活躍してる由。
 ロンチキ工臨は一線を離れた機関車が用いられることが多く(それも旅客会社所有機)、良い被写体になるため、活動は多くのファンが記録されてるようですね。


 まず、編成全体。
 半ばに見える赤い装置が乗っているのが、レールを固定する中央締結車です。
 そして右下端の車が、レール繰り出しを行う両端車(エプロン車)

 他の車両が中間車。
 コンテナ車コキ5500形の改造であり、穴あきの床面です。
 34ポッチ長さの凹形トレインプレートを使ったのは良いアイディアですね。完全に底が抜けてはいませんが、コキらしく見えます。


 別角度より。
 エプロン車や中央締結車のディテールも実に精細。レゴとはたらくくるま、作業用機材との相性が良い! ってこと再認識させられます。

 非車両(作業機材。マルタイなどはこれ)には興味惹かれない向きも有りますが、ロンチキは公然たる「車両」ですし、先にも触れたよう、あらゆる機関車がこの編成を牽引する可能性もあるわけです。
 実に、魅力的な題材でしょう。


 エプロン車。不思議な形状ですが、レールを降ろす機能からの必然!
 作業員のミニフィグ多めに並べ、作業現場風演出も楽しそうです。止まってても絵になる貨車なのですね。


 編成の、物量的魅力。
 8幅のEF81に合わせておりますが、無論6幅の機関車各種とも合うことでしょう。運転会などでは「便利な存在」になりそうです。
 
 余談ですが、茶色の旧型客車が1両あればオヤ62(工事車……宿泊車)という遊び方もできちゃいそうです。1980年代前半まではそんな編成だった筈。

 また、形状は若干異なるものの新幹線の939形貨車(やはりロングレール輸送・交換用車両)と見立てることも出来ますかも?
 
posted by 関山 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月23日

【海外作品紹介】流線型2016! ストリームライナーは今時の部品でここまで美しく(Tony SAVA様のNYC 20世紀特急)

 ストリームライナー。流線型の蒸気機関車という題材はずっとまえから試みられてきました。今ほどカーブスロープもなく、ポチスロさえもなかった時代からです。

 10余年前、サンタフェスーパー・チーフ(#10020/#10022/#10025)の市販されていた頃のレゴトレインはずっと形状や表現に制約を受けていた。それでもチャレンジは繰り返されてきました。

 翻って、2016年。
 丸みを表現できる部品はぐっと種類が豊富に。
 1x3に始まったカーブスロープファミリーは1x4、そして極めの1x2なども登場。そして潤沢な供給がなされ、湯水の如く使えるようにもなる。どの色であっても。

 そんな時代の象徴と言える作品でしょう。
(無論、パーツが偉いのではありません。形にされた作者が凄いのです!)

 Flickrより。
 制作過程や旧バージョンも含む詳細なアルバムです。


 題材はニューヨーク・セントラル鉄道(NYC)のJ-3Aハドソン。1930年代の流線型蒸気機関車で「20世紀特急」を牽引。ニューヨークとシカゴを夜行で結んでいたもの。
(このルートはハドソン川沿いをずっと走りぬける! 今もアムトラックの列車があります)
 アメリカも直ぐにディーゼル時代になってしまったので、この種の機関車の時代は極めて短いものでありましたが、写真や絵画、模型などで多くの人々の記憶に残っているものです。

 レゴトレインとしての感想?

 完璧・究極・世界最高峰!
 他になにか言葉出てきましょうか。「8幅だから」「アメリカ型は馴染みがないから」って屁理屈をねじ伏せるだけの説得力があります。

 8幅であることに必然性もある造形ですし、大きさを生かし切ってもいましょう。
 その上、バランスが良く安心感が有ります。ディテールも最適化されており、走ったらボロボロ落ちてきそうな不安感がありません。なお、動力系もエンジンドライブのような無茶はせず、テンダに9Vモータx2という堅実志向。

 自作シールはナンバーとレタリングのみ。
 ……曲げた手すりだけは卑怯といえば卑怯かも知れません。


 正面下から。機関車が最も力強く見えるアングルより。

 もう少し細かく見ると、1x2系のカーブスロープを使いこなしているのが分かります。
 尖塔部の3x3カーブブロックも見事。これを横向けに、鋭さを演出。

 ランボードに登るステップ部分は裏面を見せる。良いアクセントです。


 バックビュウもまた、美しい。
 完璧に車輪を覆ってしまった炭水車。8幅ならではといえばそれまでですが、それにしてもツライチ感が際立ってます。

 エンジン部分。動輪からキャブへの斜めラインも無理なく美しく。特殊アーチはベストマッチですし、そこからの斜めラインのモザイク表現もあり!と。レゴらしさというか、寧ろアールデコ的なラインを形取る? 流線型とアールデコの時代は微妙に混ざっているのは忘れてはなりません。マシーンデコって言葉もあります。

 

 前バージョンと。こちらも登場時は皆をあっと云わせたものでしたが。
 
 カーブスロープ1x3とBBBホイールの現れた10年ほど前の作と思われますが、今見ると隔世の感。流石に古いですねと書き起こそうとして、しかし!
 ……これでも今の平均値を超えちゃってる作品ですよ。

 この方の作品、「鬼に金棒」って言葉が浮かんできました。パーツと環境を持っている方が、しっかり技術とセンス持っている。
 あぁ、こうした傑作でもって、低迷してるこの界隈を元気にしてほしいなぁと思うのです。
 

 
posted by 関山 at 20:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月21日

【海外作品から】こんな発想のナローゲージ、4幅ミニスケールの自走? Hod Carrier様の作品

 ただでさえ、動力系の制約や縛りが大きいナローゲージ。

 そのナローゲージの作品や題材というと、国内外とも「軽便鉄道の再現」に終始されてきたと思います。

 しかし、4幅ミニスケールの「本線・標準軌」車両を自走させるという発想。
 これには驚かされました。

 Flickrより(走行動画あり)


 TRAXXという、欧州の標準型電気機関車の一つ。
 無論、標準軌間のフルサイズな機関車です。

 しかし、4幅。
 されど、自走しちゃうのです。
 
 いや4幅ミニトレイン自体は時折作られてきた題材ですが、モーターライズの「鉄道模型」となると重みが違います。
 実際、サイズもHOゲージに近いのですよね。

 ただ、感覚的にはZゲージ的な「良い意味で無理しちゃってるな」感はありましょう。それもまた魅力です。


 側面より。本当にHOゲージ的な寸法です。フルスケールなのは言うまでもありません。
 4幅故の「微分ビルド感」が通常のレゴトレイン(6-8幅)とは全く違った世界を造っておりましょう。パーツの個性がモデルの造形に直結する。

 細密感と省スペースはメリット足りえましょう。
 そこはZゲージ的ですね。


 肝心の、中身。

 Lサイズモーター。
 PF受光器の代わりに、S-brick。
 電池はリチウムイオン充電池。

 若干の社外品を使ってはおりますが、それでも4幅+タイル2枚分の車体に収まっています。それも軽便系ナローと違って低車高に。
 動力台車はボギーで二軸駆動。
 
 強度面、信頼性は如何なるものか気がかりでは有りますが、限界に挑戦したモデルの一つであることに間違いありません。


 さて。
 4幅ミニスケールでここまで出来るということは、「通常の軽便ナローゲージ」も無理は出来ちゃう? ナロー派に希望を持たせる作品でもあります。
 
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2016年07月20日

【鉄道作品日本形】京阪8000系作ります。先頭車出来!


 製作中の本命は京急ではなく、実はこちら。
 同じく大手私鉄の2ドアクロスシート車。京阪8000系。

 両社とも2ドアクロスという使いにくいはずの車を「使いこなしてる」のは注目に値しましょう。路線の不利を車両で補う思想と伝統も共通です。
(残念なのは京阪本線は京急ほど飛ばさないことですが)


 まずは先頭車1両を制作。これでほぼ完成……としておきましょう。

 京阪8000系に関しては既にアイン様作品(流石に解体済か?)。エース君作品(旧塗装時代モデル)。そして薬師山様の前頭部のみ再現がありました(京阪ロボ)。

 本作では薬師山様作品を全長分に引き延ばす方向です。
 前面下半のアークライン、おでこの車屋根表現は参考になるものでした。あれがなければすんなりは出来なかったでしょう。
 
 側面は好み入ってます。
 横組主体で窓周りの正確さを狙う。いや、先の京急2100形改修と同じ表現手法ですが。ただ京阪8000の方が窓枠がはっきりしているので適正かも?


 ヘッドライト・行先表示器・貫通扉(非常口)枠は前面ガラス内に表現しています。
 実物はもうちょっとゴツいというかツライチじゃないのですが、これ以外の表現ではスマートさが損なわれそうです。仮にも特急車、角ばってちゃ興ざめですよ?

 スカートはなかなか立体的な形状をしているのを半ポッチずらしも含めて再現。


 貫通扉枠を目立ちやすいようにフラッシュ撮影。
 まぁ、ないよりはマシという感じでしょうか(笑)。


 エレガント vs レッドサンダー。

 似たような電車を似たような手法でまとめてみた由。
 差別化は出来て、かつ、整合性は保ててると思ってます。いや実物が並ぶ機会はまずありえないのですが。でも模型の世界はドリームチーム的なもの! 東西電車オールスター開幕ってことで。

 そういえば、先に造った京阪……1900系特急時代に1000形等混結編成も時代は揃いませんが気にしちゃいけません。


 さて。
 7月30日の京都催事合わせであと3両(含むダブルデッカー)作りませんと。
 京都市内の題材OKらしいので、多分大丈夫……。
 
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2016年07月19日

【鉄道作品日本形】京急2100形先頭車完成/2000形も合わせて改修

 やはり釘刺ししておくと、京急関連は優先順位低めです。他に先行すべき題材が幾つもありますので。
 ただ、妙に弄りたい作りたい……。困ったもんですね。


 何度か記事書いてた2100形は先頭車1両完工。
 細部修正は考えていますが、概ねこれで通すつもり。
 ようやく満足出来るものにたどり着きました。(広義の)通勤型車両で、現役のものとしては世界一好きな車です。妥協は出来ない。

 しかし、希少な部品には頼らず、量産性は考慮しています。やはり青いのとか、或いは妹分の3ドア車も整合性ある中で考えたいですから。


 ディテールは「薄口」。前面は丸みの強調。全体に「萌」方面な解釈です。

 実物の8連は流石に無理ですので、4連を落とし所にしたいです。2100形に4連口……2500形?が作られなかったのは残念では有りますが。先代の2000形には4連口、2400形が存在したのでした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 その2000形は2015年の1月に4連(2400形?)を制作しています。前面の額縁表現には苦戦したものでしたが、とりあえず納得の出来るものにはなったと。

 ただ、その当時で既に迷ってたのは、側面をトレイン窓にするか、横組にするか?
 前者にしてしまったのですが、2100形を横組側面で作ると並べた時に違和感否めません。

 また、高価なトレイン窓(白)を他の題材に転用したくもありました(笑)。


 左アフター。右ビフォア。

 候補であった横組窓に大改修。いや完全に解体組み直し。
 窓サイズを控え目にすることで、少しはリアルに近づきます?
 

 2000形は黒い窓枠が目立っていましたので、以前造った阪急電車(2800系)同様に、上辺のみ窓枠表現してみました。一部が固定、一部が下降という窓配置でしたが、開閉部の連窓も表現です。

 前面は旧モデルの移植。ただしガラスのブラック化を行い、前面窓ガラス周りの一体感を高める。クリアより、ガラス内でのポッチや接続が目立ちにくくなりました。
 合わせて車体への取り付けを改め強度への配慮を行ってます。

 他、全体の雰囲気を2100に揃えています。
 旧モデルでは諦めた、白の斜め塗り分けも再現できました(階段状ですが)。


 快特フラッグシップの新旧。世界観が揃う!
 
 良き後継車、2100形の登場に伴い2000形は早々と3ドア格下げ。しかし車端部にクロスシートを残すセミクロス車に。エアポート急行として逗子線・空港線、はたまた本線の急行停車駅に「潤い」を与える存在。

 長い活躍、願っています。
 
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2016年07月18日

【国内作品紹介】mazta-k様の「京都市バス」。ちょっと前のと、すごく前の。


 7月30日(土)の京都国際会館での、京都市交通局催事向けの作品です。
 こちら、自分も京都市電引っさげて参加いたしますが。

 地下鉄と嘗ての市電。
 しかし、一番肝要なのは「市バス」かも知れません(割と京都って「バスの町」なのです。修学旅行で班行動とかすりゃ分かりますけども)。
 

 現行主力のノンステ車ではなく、ちょっと前(10余年前程度)のツーステ車。
 特定モデルはないようですが、巧く特徴を要約しておりましょう。

 実は京都市バスの色はちょっと議論が起こったのです。
 ベースの色はライムか、灰緑か、はたまたYellowish greenという特殊色か。

 ライムは「ちょっと違う」。Yellowish greenはベストに見えて、現状であまりに供給少なく、まだバス一両作れるような色ではない。次善策としての灰緑色だったのでした。
 図らずも1x1と1x2のプレートとブロックに関しては灰緑も最近は供給が良くなり、思いとどまらずとも使える色になってきました(去年「青大将」や南海11001形等造った頃より確実に改善されてる! 長めのブロックプレートは未だダメですが)

 結果。大成功! 緑灰で良かったのでした。
 どう見ても、京都市バスです。
 
 バス造形としてはミラーが良いアクセントです。省略しちゃいけないかもしれませんね。LEDっぽい表示器。セーフティウィンドウ。そして納得のできる適度な大きさ。 6幅ですがスケールオーバー感はありません。バスは5幅という主義ですが(個人的に)作りにくいのもまた事実です。


 バックビュウ。パーツ制約の中で巧く作られているのが分かります。
 非常口は良いアクセントになっています。

 バスが居るという当たり前の光景を叶えること、だんだん敷居下がってきました。


 さて。
 先の作品の素晴らしさに思わずリクエストしちゃいました。もっと古めのタイプも作れるでしょ? と(笑)。側窓を1x2クリアブロック二段にすると開閉ユニット窓らしく見えましょう……などと半ば無責任に(苦笑)。

 現れたのは非常に懐かしい。モノコックボディの車。1970年代末から1980年ころ、モノコックボディの末期のタイプという趣。未だ市電があった時代のバスでもあります。

 扉直後の窓埋め部分も良い感じですね。ただ自分の記憶だとここは大きめの側方向幕だったような気も? でも雰囲気は伝わってきます。


 バックビュウ。丸みを出した最後部に飛び出た方向幕。無論「幕」です。
 最後部の窓無し部も古いバスという感を出しておりましょう。窓より壁であったモノコック感と申しますか。
 
 使ってるパーツの種類は大きく変わらずとも、バスの年代差を演出できるのは興味深いことです。当日までにどなたか逆に新しい方……ノンステなど作ってこられないかしら(笑)。


 
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【作品紹介】エース君の名鉄EL120形。平成生まれの私鉄電機/ホキ80形 リアルなホッパ車

 私鉄の電気機関車。

 極めて希少な存在で、生き残ったものもどんどん数を減らすばかり……。保線作業は維持費の安い作業機械化が進んでいます。

 その中で2015年にデビウ。名鉄EL120形には驚かされました。東芝府中生まれ。
 ちょうど同じ時期に製造されていたJR貨物EH800形の妹分のような形状。というか模型的ショーティが「実現」したような姿です。可愛いし、かっこ良い!

 名鉄の貴重な古典機関車群が容赦なく潰されたのは痛ましいことではありましたが、後継機が銘機であるのはせめてもの救いでしょうか。

 業の貯まる話はともかく……。


 実物通り、2両の落成。
 重連やプッシュプルも自在です。

 前面はシンプルな解釈ですが、これで十分に「東芝顔」(EH500-901/EH800)に見えるんですよね。屋根のカーブスロープが柔らか。そして埋め込まれたヘッドライト。

 側面は手すり表現が嬉しい。銀帯はウェーブ描く。
 小柄さ、引き締まった魅力が表現できておりましょう。


 真正面。スノウプロウの表現は標準部品で。違和感ありません。
 ただ、何らかの「ミニスカート」表現があるとよかったとも思うのですが如何でしょうか? バッファ付連結器でもスカート埋め込んだ作品はありますから。


 側面より。1プレートの床面上げがあるので小さいけど電機らしい。
 流石に重連の片方はダミーです。でも、2両あると遊びの幅は広がるでしょう。


 保線用の貨車、ホキ80形。元 国鉄ホキ800形でバラスト輸送・散布用。

 シンプルに見えて、ホキ800系列の特徴と機能を抑えたモデル。
 バラスト収める漏斗形の車体は支柱で支えられてる。その真下には散布用の流し板。台枠には流し板を避ける穴も。凝った、個気味の良いモデルです。
 可能ならば黒一色に……。大化けして見えることでしょう。

 ホキ800及び、その私鉄版や新幹線版の保線貨車は嘗ては至る所で見られたものでした。用途の性格上、どんな機関車が牽いても様になるものでしたし、一部の私鉄では電車牽引さえありました。魅力的なスタイルですので、一家に1両というか数両あっても良さそうですね(手間はかかる題材ですが)。


 無論、EL120との組わせが似合います。
 

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2016年07月17日

【作品紹介】アイン様の国鉄419系。 「食パン電車」の赤時代

 元記事こちら「レゴ419系完成!!」

 419系電車は581/583系寝台電車を国鉄末期の1983-1985年に改造して生まれた地方線区向けの近郊型電車。異例の格下げ魔改造は当時大騒ぎされたものです。
 715系は4連固定で九州(長崎本線)と東北本線仙台地区に。
 419系は3連固定で北陸本線(米原〜直江津)に投入されました。

 4-5年の繋ぎとして導入したものらしいのですが、九州と東北では1990年代後半まで。北陸では2009年まで延々と活躍することになります。

 余談ですが、これらの線区には平行して急行形格下げも455系475系なども投入されています。地方の普通列車のレベルがかなり高度になった時代があったのでした。
(北陸は後継車種が3ドア転クロの521系なので、質的に維持されていますが……。後継車で劣化した線区が多いのも事実です。やるせない。旅客サービスの水準下げたのってそれ以前は戦中戦後位のものでしたのに。自分が地方のロングシート車大嫌いなのは、豊かな日本で「ここだけが劣化」してるからです)

 さて。
 レゴ的には583系を作ると、この系列にも興味出てくるのは当然のこと。自分も583系作りながら419系の方も資料集め(笑)。しかし、アイン様には完全に先越されました(苦笑)。
 なお、419系の作品としては2014年にtaizoon様作品があります。あまり催事などで出てこないのが残念なのですが(まともに撮影してないのです)。


 taizoon氏の作品は1988年ころからの白塗装でしたが、アイン様のは1985年デビウ当時の赤塗装。
 この赤は濃い目の赤でして、レゴ的には「ダークレッド」か「普通の赤」か迷うところですが、基本色の赤のラチチュードは広い! 通常赤での制作で成功していましょう。
(ダークレッドだとかなり重くるしくなったと推測します)

 3連での落成ですが、将来的な拡張は考えておられるとのこと。


 編成側面より。改めて申すまでもなくヘンな電車でしたよね。ヘンテコさが再現されています。近郊形改造時にドアは増設してますが、幅狭の折戸を車端部に……。ただし、この車両が導入された諸線区での先任車はオハ35やスハ43です(笑)。若干のロングシート部分の存在で多少の混雑解消には寄与したのでしょう。

 ともあれ、趣味的に楽しい電車ではありました。


 クハ419形。クハネ581を改造した車。ここは如何に583系と差別化しないか! がポイントになるでしょう。良くも悪くも原形を残しまくっておりましたので(笑)。

 そんなわけで、前頭部の表現はおそろいです。
 横組部分の白帯処理は0.5プレート分の段差で来てしまうのは致し方ないところですが、殆ど気になりません。

 運転台直後の機器室スペースは割愛されていますが、全長28ポッチだと再現すると客室があまりに狭くなってしまいますよね?

 他車にも共通しますが、開閉式に改造された窓の表現は1x1ブロックの裏面を見せる配置でユニット窓の田型らしさを強調しています。コスト若干かかるものの効果は覿面! 1x1プレートならコスト下がりそうですが、やはり感じが違うとのこと。ともあれ側面の良いアクセントです。


 モハ418形。モハネ582からの改造車。
 哀れにもパンタ1基撤去されていますので何も無い低屋根部が強烈でした。もともと床置冷房機のグリルがあってメカニカルな印象でしたが、開閉ユニット窓も加わって更に強烈に。実車の魅力を伝えきる。

 全車共通ですが、裾に垂れたドアステップ部分も再現。ドア増設も特徴である419系らしさが伝わる。
 ただ、床面高さを1プレート上げての表現なので、腰高に見える懸念? いや、この作品だと気にならないですね(この系列は車体高あるからか?) 台車側にタイル表現がセオリーでは有りますが、あれはあれで見栄えあんまり良くない。この割切・表現もありに思えます。

 ドアそのものは先の583系と同じく窓部分3プレート分横組ですが、一色+帯な419系だとドアそのものアクセント感が強い。ここが2プレート分横組だったら息苦しい感じになってたかもしれません。


 クモハ419形。モハネ583形の改造車。食パンとか荷電とか云われた前頭部は元の構体を活かしたものではなく、485系や115系などの先頭車改造同様、一端を切り落として新造ユニットを接合したものです。それならもっとマシな顔にできたとも思うのですが、でもこの車体断面に似合う顔はデザインも難しい。それであんな姿になってしまったのでしょう。
 いや、ファン的には「これはこれで有り!」でしたが。

 前面窓は古いヒンジタイプのグラスを上持ちで使用。その下にタイルで若干の拡大。傾斜の再現は必須ですよね!
 ヘッドライト間のタイフォンカバー、ポッチ見せで表現するバランスの良さ。テールライトは赤レンズ(Φ1のプレート)ではなく、ペグ差し込んだ表現。これは上品で大人な表現ですね。真似したい……。

 模型的には動力車であり、PF機器搭載のため件のユニット窓は1箇所に妥協されているとのこと。全体に壁面が多くて窓が少なめ……という715系/419系っぽさは伝わってきます。そう、乗ってるとどこか息苦しい印象だったのですよ(苦笑)。特にユニット窓が。

 実物も引退して久しいですが、この作品の活躍はこれから!
 北陸題材の作品は結構多いですから(新幹線から路面電車まで)、共演叶う日を楽しみにしております。
 
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2016年07月16日

【作品紹介】レゴ5-udon様のE235系 完成。斬新かつ大胆な試み。

 前回記事こちら
「レゴ5-udon様のE235系 6幅プラスαでリアルな車体断面表現」

 こちらに先方の詳細な記事があります。
「E235系電車 (6幅ベース)」
http://5udon.blogspot.jp/2016/07/e235-6.html

 実は作者にとって初めての6幅車両とのこと。
 7か8幅ベースで制作されている方だからこその、ユニークな解釈や試みがなされています。E235系を選ばれたのに特に理由は無かった……とのことですが、斬新な最新型を選択される必然はあったかと。E235系は量産形式といえ、試作的要素が残る形式でもありますし。だからこそ大胆なチャレンジが似合う。

 前面形状の滑らかさというか丸やかさ。また、車体断面の大胆というかリアルはすでにお伝えしたとおり。
 車体幅は6幅+α。6幅+1プレート分、はたまた 0.5プレート+6幅+0.5プレート というものになっています。


 やはり丸みをつけた断面の効果は大きい! カーブスロープ普及で裾絞り形状の再現も現実的になってきました。
 タイル張り側面も初めてではありませんけれども、この題材の持つ無機的雰囲気にマッチしておりましょう。

 何箇所も、旧来の6幅トレイン文脈とは異なる部分もあります。
 しかし、その異文脈こそが新しい流れを作るのです! また、好みの要素を抜き出して自分の作品にフィードバックさせても良いでしょう。学べるものは沢山あります。


 こだわられたのは床面高の低さ、とのこと。
 実車写真を見ると確かにE235系は、やや腰が低く見えます(寸法はE231/E233と同じではありますが)。車体高さも低めの表現故に、通常の車輪・台車だとアンバランスに見える懸念もあったのでしょう。

 車輪は全てテクニック軸。これで1プレートの床面下げを実現。
 1プレートの差異が大きな違いをもたらすってことは読者諸兄もご存知のことでしょう!

 台車は車輪が外部に露出した形状で、流石にE235系とは異なるものですが、こうした形状の台車は欧米では時折用いられています(日本でも一部の路面電車に採用例あり)。非現実的なものではなく、またE235系には案外似合っているもの。
 そして、微妙に狭軌感が出てくるのも良い効果でしょう。


 極めて大胆なのは中間車の作りです。
 先の低床面化と動力車の絡みでボギー車は困難。そのためハーフサイズの2軸車x2という割切を行っています。

 しかし、これは違和感が少ないですね。
 JR東日本といえば一時期連接電車の試作に躍起になっておりました。その文脈も思い出されるところです。またこの2両に関しては連結面間への配慮もあるため、恰も
「2両分の形状はしているが、実際は1両。モハE235A+モハE235B ?」
 という感じに見えはしないでしょうか?
 
 ※:EH級の電気機関車。或いはタキ1600形貨車等。意外と実例は多いです


 前回記事で前面部分のみが出っ張ってるのに違和感……とか記しましたが、これは実物での「とってつけたようなお面フロント部」を表現するための意図的なもの、とのこと。
 確かに実物写真をよく見ると(注:自分はまだ実物拝んだこと無いのです……)、けっして前面とサスティーナな側構体の間、綺麗には繋がってないんですよね。で、前面を1プレート削ってスムーズにするとリアルでは無くなってしまうかもしれません。

 余談ですが、この角度から見ると台車のディテールがわかります。黒のΦ2丸タイルでエアサス表現がなされてるのも。
 思えば標準トレイン車輪も今時のJRの電車の、シンプルというか先の細い形状には決して向いてはおりません(入手しやすい色も黒しかないし……)、車輪露出の自作台車も意外と似合うのは、標準部品の無理もあるのかも?


 ヘッドライト テールライトともに点灯。行先表示も。
 LEDのクールな光はこの題材に巧くマッチングしています。テールライトは角表現にされたかった……とのことですが、ライトセーバー(バー長4)使った導光材のエッジさは綺麗。これで正解に思えますね。

 走行できる、走行環境を選ばない6幅題材ということで(イベントなどでの)広範な活躍を期待したいものです。また、この作品からの「フィードバック」も楽しみではあります。 
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】だいき様の「レゴランドを走るドラゴン号」。アクションテーマなトレインの可能性


 だいき様はレゴランド東京ディスカバリーセンターの「こども大使」を務めた方。その10歳時の作品だそうです。元ツイートこちら


 10歳の作品? と思えないほど纏まりがよいです。

 それ以前に、良い感じで「ニンジャゴー」のポイントを取り入れたトレインになっておりましょう。
 普通の機関車にも使ってみたくなる?側面のマーキングが堪りません! 

 また、通常の鉄道車両を逸脱してない纏まりが嬉しい。
 ドラゴンの頭のなかには運転台とキャノピーが。本線走行?し得る列車なのです。

 あぁ、本家のニンジャゴーにこんなトレインセットがあればなぁ……と思わせます。レゴ社は男児向けアクションテーマ(ニンジャゴー/チーマ/ネックスナイツ等)とトレインを何故か絡めてくれないんですよねぇ。此のデザインはありと思えるのです。

 無論、ドラゴンヘッドの造形は秀逸♪


 客車部分。ここは御殿系の派手さ。でも、これもまた楽しい。
 前後シンメトリーでやはり「客車らしさ」を感じさせるデザインです。屋根上のマーキングも味わい。


 さて、大人げないご意見を申し上げるとしたら。

 機関車の金のマスト部分を斜めにして、上下方向の車両限界への配慮があると嬉しいな、とか。いや、斜めの方がかっこ良いはず。

 客車のドラゴンの尾部分ももう少し(1-2ブロック)下がっていると、鉄道車両として違和感が無くなりそうです。

 ともあれ、アクションテーマ的な大ぼら感と、適度なリアルが混ざった。またCityとニンジャゴーの融合作としても見るべきところ多い作品です。

 願わくば、レゴ社がこうした作品を生みやすい環境を整えて欲しいと思うのでした……。


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2016年07月15日

【実物鉄道】画像加工アプリ、PRISMAな魔法♪

 この数日来、妙に話題になってる画像加工アプリPRISMA(無料。iOS用のみ)で遊んでみました。

 幾つか雑感も交えて。
 
 相性が良いのは写真。それも人物よりは風景(含む、鉄道)のような気がします。
 相性悪いのはイラストやレゴ作品のような、既にディフォルメが入ってる題材でしょうか。

 で、鉄道写真でも、気合入れた一枚! よりも、日常の中でさらっとスマホで撮ったさり気ない一枚のほうが「化ける」感じがしました。
 そういう意味で、平凡な日常を素敵にするアプリ……かも知れません。恥ずかしいセリフ禁止(懐)。

 いろいろフィルタ掛けてみると、良い意味でアートを小馬鹿にしてるような愉快さ。
 いや、手軽なフィルタで遊べるからこそ、「本物」が作れる人って凄いなぁと再認識させられるわけですが。これは二重の意味ですよ。
 モザイク画や油絵などを実制作する人はとてつもない労力を使っているわけでその労苦が逆に想起させられると。
 また、実制作に当っての「何らかのアレンジ」は機械的に出来るものじゃなく、絶対に人の作為が入ってきます。そこが作家性になるとも。


 モンドリアンな京急。
 相性の試されるフィルタです。

 キュビカルな感じはレゴ的でもあり? ちょっとうれしい。


 同じ写真。電車の丸やかさ、優しさがより強調されたような?
 2100形の良さが引き出せ、偶然にしちゃ満足です。


 同じフィルタで「ここが日の出町か パリじゃないか!」

 「ここが淡路か ニースじゃないか」って覚えてる方どれほどいらっしゃるかしら(笑)。京急800形が恰もパリメトロのように見える。

 で、日の出町のあの町並みも、巴里のスラムと思えば(略)。大岡川もセーヌの支流の一つにでも(ちと無理)。


 同じ写真。「モスクワメトロのвосход солнца駅にて」

 ロシアアバンギャルドなフィルタも割と「相性」があるようです。
 この一枚はお気に入り。というか一番RT伸びまくってました……(多謝)。

 こうしてみると京急800形の顔の源流って多分パリにあって、それを東急車輌とモスクワが真似したって流れが理解できちゃったりも(笑)。


 説明困難。
 どっか南米でラテンなノリの国に智頭急行の特急車が譲渡されちゃったんでしょうか?
 京都駅は未来都市か、はたまた古代遺跡か? これは振り子式のタイムマシーン?


 京阪8000系が、妙に和レトロな味わいに。
 電車の特徴的な部分は崩れてないのはこのアプリの優秀さでしょう。


 これは「くずはモール」のステンドグラスを撮影したもの(嘘)。

 アール・ヌーヴォーな雰囲気帯びる。

 後は元ネタ写真です。平凡な駅撮りばっかりですよ。<<続きを読む>>
posted by 関山 at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする