
まずは1900形から。京都市電終業時の主力車でありました。そして、多くの車が広島電鉄に譲渡され、今も多数が現役。
カラーリングは京都市電ワンマン色。下半のグリーンは自分もどちらにするか迷って濃緑にした経緯がありますが、あれはちと濃すぎる。普通の緑でも京都市電らしく見えますね。基本色のラチチュードは広いのです。
側面横組はエース君は未だ不慣れなようですが、電車作る上では必須のテクニックです。こなされつつあるのが分かります。
嬉しいのは、低床に、そして小柄に作られようとしていること。
腰の低さは路面電車は重要な要素ですから。
台車周りはかなり割りきった表現です。レール付プレートではなく通常の1x6使って、中央部分はなにもない方がダミー台車枠らしく見えるかもしれません。
一方、車体裾の切り欠きは電車らしく見えて良い感じです。
平らな屋根はコダワリですね。
ビューゲルは良い出来。できればもう一箇所間接入れると京都市電のZパンタらしく見えるかも……です。

前面。流石に前面の微妙な傾斜までは割愛されていますが、段差ついてるので十分それらしく見える。ただ、ヒンジやクリップで微妙な傾斜をつけたりすること出来るようになると幅も広がります。前面窓そのものは左右ピラーをポチスロにすることで流動感が出ています。微妙な流線型だった京都市電のスタイル、伝わってきましょう。
1x1タイルの系統番号表示は嬉しいですね。
シンプルながら、見どころのある路面電車作品です。

もう一つ。N電(狭軌1形)。
日本最初の電車の流れを汲む、言わずと知れた名車。
小さいけど、PFによる自走前提! 機器がぎりぎりに収まっています。側窓はやはり横組。ガラスが入ると見栄えします。ポールの表現も欠かせません。紐……ならぬ鎖の表現も手持ち部品の活用見立てとして巧いです。
惜しいのは足回り。台車枠表現があると良くなってきそうです。1幅のプレートを貼ってあげるだけでかなり電車らしく、締まって見えることでしょう。

前面より。よく雰囲気を掴んでる。
可能なら床面をもう1プレート下げ、車体高も動力系電気系の許容するギリギリまで下げると華奢な感じが出せるかもしれません。
流石に、もっと大きかった後世の1900形とスケールを揃えるのは不可能でしょうけども(これは自分がN電作っても無理です!)。
それでも、可愛い単車がPFで自走するのは様になる情景でしょう。空間的にギリギリですが運転士や車掌のフィグを載せても楽しそうですね。