先のJBF2016でこっそり身内発表されたものです。

一番内側はレゴ標準カーブです。その外側三種が新規カーブレール。
え、ME-MODELSに見える? さに非ず!
余りがちな曲線レールを思い切って「切り刻む」。
枕木部分を挟むことでカーブの半径を微妙に大きくする。
余ったH形のラダーを更に別のカーブに挟み込み、更に大きな半径を得る。
要点は、余りがちな曲線レール(大事なことなので二回言いました)しか使っていないこと!
実は、初見時に「直線は切っちゃ勿体無いですよ!」と申したところ、直線は全く使ってないとのこと。よく見ると、曲線レールの部材だけで構成されています。
接合は接着せず、4x4や4x6のプレートで結んでいます。
無論、接着しちゃっても良いのでしょう(me-modelsのレールも接着必須ですし)。
無論これまでどおり大曲線は「直線+フレキシ+直線……」や、「直線+フレキシ+フレキシ+直線……」でも良いのですが、カーブに貴重な?直線レールを浪費してしまう問題は有りましたので、それを解消できるメリットもあります。
え、Me-models買えって?
意外と供給体制が安定してないのと、アメリカからの送料が高い問題が……。

アップ。切り刻んだレール部材が無駄なく活用されているのが分かります。
走行試験に使ったのは隼様のマヤ34。「高速軌道試験車」の複雑な足回りはこの種の軌道の試験にもつかえるのでした。軌道試験車(の模型)で軌道試験!
無論、現状では文字通り「荒削り」なアイディアと試作です。
今後、より洗練された形に改良していくことが望まれます。でも、大きな可能性は秘めておりましょう。
あと、可能性というよりむしろ蛇足ですが。
9vカーブレールにも応用できるかも? Me-models等の大半径レールにアルミ貼りを行って9V化することは不可能ではありませんが、どうしても接点部分が弱い(通電しないこと有り)。
この切り刻み+再接合レールなら、接点部分の問題は解消します。レール自体はハンダで繋いであげればよいでしょう?
いや、金属だと切断が面倒なのと(治具とよく切れるレザーソウ必須)、けっこうな箇所についてハンダを乗せなきゃいけない問題有りますので(ハンダが剥がれる懸念も)、9V版の制作は慎重に考えたほうが良いかもしれませんが。
一時期「大型催事での9vは縮小で良い」とか考えてもいましたが、PF化を考えると予算面で考えたくもない大量の手持ち車両に、今なお少なくはない9Vの持ち込み車両。それに暴走もない安全性にチャンネル混信の心配だって無い(9Vあるとチャンネルがその分空く)。どうしたもんやら。