やはり複雑な経緯を経て今に至るモト77-78(奈良線)。あとは大阪線のモト96-97。
いずれも旧型車の機器流用で1960-70年代に製造されたものを、後年に機器の取り替えして新性能化を果たした、改造の限り尽くした強者達。
今の用途は主に回送牽引車。
奈良線では大阪市交通局仕様の車両(サードレール 7000系)を回送する必要があるため何らかの牽引車が必要というわけです。

この写真、背景のほうが気になるよ! という声がありそうですが、それはさておき(別記事にします)。
赤い車体に黄色帯が実に良い感じ。1970年ころから今まで変更されていない近鉄の事業用車カラーはレゴ映えしますね。その上モト77-78は連結器識別用(7000系専用)の薄青帯がありますので、更に鮮やか。
実物では斜めの帯ですが、直線に割りきるのも正解でしょう。
(階段上の表現しか思いつきませんが、違和感ありそう?)
ちょっと無愛想な?二枚窓前面は横組でベストな表現。
強調されたヘッドライトはモト77-78というよりは、モト96-97の原型大型ヘッドライト二つ目時代を思わせはしますが、この辺のイメージの混ぜこぜアレンジも寧ろ好ましい。事業用車らしいゲテさというか、ユーモラスさが増されてますから。
側面は言うまでもなく。ですね。荷台の縁のレールがいかにもそれっぽい。実物も牽引力確保のために荷台に死重としてレール載せてる由ですし。
また、注目すべきはこの無蓋電動貨車はPFで自走する! ってこと。
流石に受光ユニットは荷台搭載ですけども、電池boxを運転台後部の機器室に収めてます。両運転台にすれば受光ユニットも隠せるかもしれませんが、無蓋部分が短くなってしまうのでこればかりは一長一短? 全長伸ばす手も?

上から。ディズニーフィグがご挨拶。
モト97-98だと積荷は「台車」(南大阪線用の狭軌用台車)だったりしますので、積荷にこだわってみるのも楽しいかもしれません。
そして、回送用牽引車ということは編成も楽しめる
二両の間に特急車・通勤車あれこれ繋いで走らせたら面白そうです。