現地現場では大変に好評ではありましたが、幾つか納得行かない箇所もありました。

まず、菱型パンタがエラー。
嵐電の集電装置は1978年まではポールで、以後はZパンタですから。
全長を最小限まで詰めたら(21ポッチ)、やや短すぎました。
実物は15mもある路面電車としては破格の大型車両なのですね。20mを32ポッチのスケールですと、モボ121に限らず歴代嵐電車両は24ポッチは無いとおかしいと。
屋根は出来たら「光明丹」塗にしたい。昔の電車はみんな光明丹塗りでしたが(例:正雀の阪急電鉄保存車両。オレンジ色っぽい色)、嵐電はかなり後の時代(それこそポールがZパンタ化された頃まで)光明丹塗りでした。

集電装置はポールに。時代考証的には1975年ころか、それ以前のイメージ。
全長。2ポッチ伸ばしました。車体で23ポッチ。突出部も含めると24ポッチ程度(笑)。嵐電は皆様の作品も24ポッチかそれ以上が多かったので、その意味でも「揃った」と。
屋根を光明丹塗り意識した、ダークオレンジ色に。
昔の阪急電車用に(P-6用に)確保しておいた部品ですが、死蔵するよりは使うほうが正義。買い足しすればよいのですし。最初は「派手……?」と思ったのですが、見慣れてくると「此れだよ此れ!」ってふうに見えてきます。
関連して屋上ディテールとしてランボード追加。
また、ヘッドライトの位置を1プレート下ろしています。これで印象が落ち着く。というか平べったい嵐電旧型車の顔に近づいた感じ。
あと、前サボ(丸型)とポール用のレトレーバー(巻取り機)追加。
ダミーカプラーも、嵐電は全車両が連結運転対応ですから連結器は欠かせない。
ただ、テールライトは適切な表現思いつかず、割愛のままですが。

サイドビュウ。
2ポッチ伸ばして窓が1つ増えると、改修前のズングリムックリがスマートに! 凄い変わりよう。1ポッチ・1プレートの差異って大きい。
シルヘッダーは車体のダークタンに対して、タン色の明色表現を試みたのですが違和感が酷く、ここは茶色のままです。
実物の話ですが、京福モボ101/111/121形は点対称のドア配置が特徴でした。乗務員ドアの反対側には客ドアがあり、その逆も然り。ワンマン化にも好都合であり、それが故に1990年代までも生き延びたのかしれません。
フィグは昔の京福電鉄の制服のつもりで。
「叡電」とともに「嵐電」では乗務員の詰襟の制服が1980年代まで健在でしたから。ポール時代はこれじゃなきゃ!

反対側。こちら側にはダミーではない連結器を付けました。
理由は……言わずもがな、ですね。
<未完>