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2016年02月24日

【作品紹介】マサイ様の5幅ナロー規格と、その機関車(その2)

 前回記事
マサイ様の5幅ナロー規格と、その機関車(その1)

 先方の記事こちら。
【5wナロー】試作鈍端ポイント
【5wナロー】試作鈍端ポイント2
 5幅軌間という独自インフラ。
 当然必要になるのはレールの自作。特にポイント。これがあるかないかで鉄道はシステム足りえるかえないかが別れるほど。(余談ですが、最後までポイントをリリースできなかったPRO-Zなんてダメなシステムがありましたよねぇ……)

 とはいえ、ポイントの自作が必要になるのは4幅ナローでも同様です。
 そして、4幅ナロー向けのポイント各種は既に多くの方が作られていますし、拙作もあります。
http://legotrain.seesaa.net/article/383097926.html 主に海外事例の紹介
http://legotrain.seesaa.net/article/383328551.html 関山なりの完成作
 それでも、インフラ自作の覚悟というのは凄いことです。いや、楽しいですし!



 採用されたのは「鈍端ポイント」です。切替部分はレールを直にスライドさせることで処理する。実物でもトロッコに使われることが有ります


 ルックスは優れていますね。他のレールもそうなのですが、茶色の枕木に茶色(錆色?)のレールというのは好ましいバランスです。灰色系よりナローらしさは出る。

 レールはタイルを縦にクリップ留。これも見た目が良いです。

 分岐側のカーブは微妙な連族曲線を作ってる。拙作では4.5vレールで処理してしまったところです。こちらの方が技術的達成度は高い。


 ポイントではどうしても必要な、レールの欠線部分はタイル上にフランジ走らせることで処理する、自作ナローポイントの定番手法。(真ん中の1x2タイルを5枚使っている部分です)

 そして、その欠線部分はガードレールでフランジを誘導してますね。ここも王道。

 ただ。
 ポイント自作の経験から申せば、もう少し頑張ればフル機能のポイント作れそうじゃありませんか? 鈍端式も悪くはないのですが、それを保険としてもう一歩のチャレンジも期待したくなるのです。
 ポイントが自作出来てしまえば、後は何でも出来ます(断言!)。

 それにしても5幅ナローの線路って、通常6幅軌間を1067mm、4幅ナローを762mmと見立てると、恰も910mmゲージに見えてくるので不思議。910mm軌間は主に北米で見られました。日本では稀でしたが、岡山の西大寺鉄道があり、その気動車は保存されてる由です。


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 機関車の方も完成?しています。

 先方の記事:【5wナロー】試作!BBガーラット2

 いや、完成というのは勘違いでした。
「いつも通り数の多い黒ブロックで仮組みビルドです。」
 とのこと。黒でも可愛く美しく、そしてリアルであるのですが、先のライムのガーラット同様、鮮やかな色をまとわせるつもりのようですね。
 それはそれで別腹。楽しみなのです。?


 まずは前回記事で未完成だった、センターフレーム上のボイラーとキャブ。
 普通の蒸気機関車として、凄く好ましい造形ですね!

 やや細めの缶胴。サドルタンク。そして小さなキャブ。
 変な話ですが、このまま引き締まったタイニーな足回りを付けて英国調の軽便蒸機を仕立てたくなっちゃいますよ!

 関山の見立てですが、この作品は全体に英国機の雰囲気が漂ってます。


 前方水タンク部分。レゴ的には受光ユニットが収まる部分。
 大きめのヘッドライトは全体を小さくみせ、ナロー感をもり立てる。
 シリンダ、スライドバー、メインロッドへの流れもまた素敵。細密感ある機械という風情。

 何より嬉しいのは、このアングルから見て、車高・床面高への配慮が有り、それが故にナローらしさが強調されていることでしょうか。
 洋の東西問わず、ナローゲージの車両は小径の車輪を用い、通常軌間の鉄道よりも床面が低く、腰も背も低く見えるのですね。それが再現されてる!


 全景。もう何も言葉が出てきません。

 楽しく・美しく・可愛らしい! 

 レゴの動力ものでは非常に難しい「小さく作る」ことを意識されてるのが分かります。
 前後の走り装置と中央のボイラーフレーム部分の比率もまたも良し。
 右手の炭庫(石炭boxならぬ、単4電池box格納)がボリューム大きすぎかもしれません。電池boxがはみ出ない程度にもう一回り小さくすることは可能? ただ、ボリューム感やマッチョ感もこの種の題材には必要ですし、ギリギリまで増炭枠使いこなす雰囲気もありといえばありでしょう。


 後ろから。スマートな前方に対して、こちら側は先にも記したとおり力強い印象。炭庫の造形はこの種の機関車の公約数的な感じか? 綺麗なラインです。


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 ガーラットは日本には居らず、また東アジア諸国でも見られなかったため身近な機関車ではありませんが、masai様の小柄な作品を見せられると、「身近じゃないけど、これはあり!」と思わされるのですね。

 前後二組の足回りに、関節くねくねと機関車としての面白さは随一!
 また、カーブに強いはず(?)なので本質的にレゴトレイン向けでもあります。

 ガーラットが活躍した国の鉄道には馴染みがない?
 身近な日本型やドイツ形風にアレンジしちゃう手もあるんじゃないでしょうか。盛り上げって欲しいと思うのでした。
(おっと、その前にmasai様には更なるインフラ拡張と、このスケール・ゲージの客貨車たちも期待しなけりゃいけませんが!)

 なお、日本形のガーラット設定の自由形というと、こちらを忘れてはなりますまい。

 知る人ぞ知る、架空鉄道界の大御所「寂景院」さんの以下の記事です。
「国鉄(インチキ)車両図鑑−10・2
国鉄における関節機関車 形式19700・19750・H50」
http://www17.plala.or.jp/mugakusai/uso_19750-2.html

 及び。

「国鉄(インチキ)車両図鑑−番外 倶利伽羅峠のあの頃」
http://www17.plala.or.jp/mugakusai/uso_kurikara.html
 きっと創作のエネルギー、満ちてくることでありましょう!
(他コンテンツも濃厚なので、時間注意睡眠不足注意ですよ!)
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介・ナロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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