でも語らざるをえない。テクニック大物揃いですので。
画像はThe Brick Fanより

Bagger (42053) ボルボの実在モデル。ボルボ重機メイカーでもあるんですね……日本では全く見かけませんけども。
文字だけ情報では期待してなかった「ニューマチック」! パワーショベルはやっぱり電動よりも油圧もとい空気圧で……という声は聞きますね。なにより、ニューマチックは最近新製品寂しかったので久々の登場。造形は良い意味で今のテクニック。パネル中心構成。

アナザーモデルも。なお、PFモーターセットで電動化もできる模様。

CLASS XERION 5000 TRAC VC(42054) これも実在モデル。
大型の農業用トラクター。電動要素あり。
アームにアクチュエータ見えますので、アームの伸縮は確定として、もう1-2箇所の可動は期待できる?
いや、それ以前に「素直にかっこいい!」
農機もまたテクニック向けジャンルではあります。

メインモデルのアーム部分が凄く精緻精密。
ステアリングも4輪可動。この種の製品の設計者って凄いと思うのです。
アナザーモデルは除雪アタッチメント付か?
これもかっこ良い。
動画。
アームだけでなくキャブ回転も電動でした。電池boxをボンネットに収めているのがスマート。ステアリング他手動ギミックも充実。

Bucket Wheel Excavator(42055)。大型の、超大型の採掘機械。
この題材を選ぶ辺り、ぶっ飛んでます。掘ってコンベア。
動画。スイッチ切り替えで電動走行もできるようですね。
これで動力がモーター1個というのも別の意味ですごいと思うのですが。
なお、白い大型ダンプカー入り。このスケールなので小さく見えるのですが、モデルになってるのは明らかに鉱業用のでかいやつです……。

さて注目はバケット部分。
「1/4円の内歯ラックギア」という、これまでありそうで無かった部品が新規に採用されています。
これをみてトレイン者なら「ターンテーブルの回転に使える」「いや、モノレールの桁に使えそう……?」「モノレールなら、ギアを使って急勾配対応もあり得る(昔のレゴモノレールのような)」と考えてしまいますね。
実際に使えるかどうかは未だ分かりませんが、可能性を提示してくれてます。レゴ社からの挑戦状かこの部品は?

箱裏。アナザーモデルは選別機でしょうか?
Φ1円筒と、Φ2円筒部品を仕分けしちゃうようです。
Porsche 42056 未だ謎の多いモデルです。動画では特にギミックも動かされていないですし。但しステアリングホイールにゴム仕掛け? シフトノブもなにかありそう。車室内にギアも見える。この大きさゆえに何かある……筈。
水平対向エンジンは確実に搭載してくるでしょうが。
ボディは美しいライン。パネル系造形もここに極まれり。大型モデルの表現手段としてのTechnicは定着した感があります。20年前は文字通り「骨組み」でしたのに……。
以上、例年以上に「大物揃い」のテクニックなのでした。
あぁ……独立ジャンルとして、優遇されてて羨ましいなぁ……。
いっそ「ニューマチック+電動ポンプ」の蒸気機関車とかやってくれないものかしらレゴ社さん。実物蒸機同様の動的に作用するバルブシステムが新たに必要になるらしいのですけど……。