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2016年02月28日

【作品紹介】Mcmug様のJR西日本キハ120形。ステンレスの軽量気動車。バス的車体も楽し?

 brickshelfより
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=562830

 JR西日本のキハ120形は1991年から投入されたNDCタイプの軽量気動車。
 この種の気動車の寿命はそれほど長くはない。他JR各社や3セク各社ではリプレイスの対象ですが、JR西では2016年現在では廃車もなく、また置き換え話もありません。
 賛否は分かれる車でしょうが、オールロングシート(0番台)を早期にやめてセミクロス(但しロング多め)の300番台を基本にしたところは褒めてよいのか。最初は省略してしまい苦情の多かったトイレもあとづけしていますし。

 趣味的観点から言えば、「初期NDCの生き残り」「レールバスの面影留める車両」として希少性、そろそろ出てくるのかも知れません。

 レゴ的観点で申せば、地域ごとの個性的な配色は楽しいものでしょう。
 1両から楽しめるのは気動車の本分でもあります。


 制作されたのは、岡山地区向けの300番代車。同車は大糸線に転属し、そのまま使われてもいるため大糸線色とも云えましょうか?

 前面は少し傾斜。そこに飛び出す形で貫通路。
 傾斜部分は少し傾け、貫通路部分は下半分を横組にして幌枠を表現。上半分は思い切って2x2の窓にしています。精細な感じも、またパーツの持ち味も活かしてる処理です。

 ステンレス車体に橙と赤の帯。派手に見えて落ち着いて見えるのはレゴのカラーパレットの良さでしょうか。

 屋根肩はポチスロ。やや角ばったNDCにはベストに思えます。屋根上では排気筒が良いアクセントに。

 側窓は2x2パネルがベストチョイスでありましょう。サイドサポートの有り無しはどちらが雰囲気出るかしら。窓枠はがっちりあるのでサポートありで正解か?

 バスっぽいガラス面の大きな折戸。
 実際バス用部品の転用っぽいのですが、あの時代のバスも今やそうそう見かけませんので(笑)、その意味で貴重なもの? 縦長のガラス処理が凄くそれらしい。


 反対側側面。
 トイレをあとづけしているため、窓埋め箇所あり。ここに2x2の灰色のパネル?を入れてるのはちょっと芸が細かい。理想を申せばここだけ旧灰色等を使えば良い意味での違和感が演出できるかもしれません。ステンレス車は窓埋めすると「痕」が残り、それを表現するのも模型的には楽しいんですよね。

 床下がまだ未実装なのは惜しまれます。
 でも、床下無くてもここ迄完成度があるのも、この作品の一面でもあり。
 完成、期待しております。


 この種のローカル線用の軽量気動車。
 特急列車や高速貨物の長大編成が行き交う大規模運転会では出番が限られてしまいそうに見えて、実は駅構内に留まってると思わぬ現代的リアルティにも繋がりましょう。良い雰囲気、出せるかもしれません。実物も車齢20-25年。地域に溶け込み、馴染んだ存在になっているのですから。
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】Dyson様の名鉄7300系。「あの時代」……古き好き名鉄の象徴!

 「あの時代」というのは1970年代後半から1990年ころまで。

 名鉄の「理想主義」が一つの完成を見せた時代。殆どの車両が2ドアクロスシートの大手私鉄という、今の「架空鉄道」でやったら余りに厨臭い状況になってしまったのです。いや流石にその時代の新造車は3ドアになっちゃ居ましたけども。

 当時の理想主義的電鉄はパノラマカーを普通運用にも充てる一方。
 今で言うとこの料金不要特急=「高速」にも平気で旧型車を放り込んでくる。それがAL車と言われる自動加速の制御器持つ一群。形式やカテゴリごとに色の違ったそれまでの時代と違い、赤一色のその時代は妙な統一感を見せてはおりました。

 で、AL車は旧型車でも未だマシな部類。足は速いしパワーはある。だからこその「高速」。下には下。HL車(手動加速車)という一団があり、こちらは車体こそ更新で今風(但し1960年代基準の)になってたものの、足回りは木造車時代の再利用という代物。流石に普通や支線用だったようですが。

 AL車に話を戻しましょう。
 多くは生まれながらに鋼製車でしたから、古めかしい車体はそのまま維持されてる。1段窓2段窓。広窓の3900とか流線型の3400等々。但し、戦後すぐ製造の3800形は製造時期の問題で劣化酷かったのか、70年代なかばに半数ほどが7300系に更新されました。
(但し、旧車体は廃棄されず富山地鉄や大井川鐵道に売却され、そちらでの車両レベルの底上げに貢献した由)

 7300系は旧型車の車体更新やアコモデーション改良を行うなら、いっそ車体ごと新造しちゃえ。というのがコンセプトか? 新造された車体は当時の名鉄の「標準車」たるパノラマカー並のもの。それ故に旧型車ながら7000番台ですし、デビウ当時の雑誌記事ではこれもまたパノラマカーの仲間として扱われれたほど……? 無論車内は全転換クロス!

 しかし、デビウ当時は台車がD16(板材組み立て、イコライザ付)のまま。恰もお洒落な洋服なのに下駄履いたような姿。流石に1978年ころには新造のエアサス台車に交換。しかしツリカケ駆動の轟音は1990年代後半に引退するまでそのままではありました。
 

 さて。7300系はレゴでは既にAp様の作品がありました。
 ただ、名鉄AL車を800形、3900形、3600形と蓄積されてるDyson様のコレクションに加わるのも時間の問題であったでしょう(笑)。

 AP様のは7幅で固定窓のHゴムの表現もある作品でしたが。


 今度のDyson様のは6幅でレゴスケール故(全長29ポッチ)、スケールからして別物別枠。飽くまで個人的主張ですが、自分もまたレゴスケール派ですので、嬉しい作品。
 Dyson様の作風というべき「戯画的誇張」はこの題材でも同じく。ヘッドライトは大きく。ただ、それ以外はスタンダードな雰囲気か? 要点抑えるのは大事です。

 更新車故にコストダウンしたのであろう(苦笑)、実物のまっ平らな前面はレゴ向けでありつつ、逆にらしさを演出しにくい顔でもあるのですが、よくぞここまで、と。

 3灯のヘッドライトは件の真ん中大型ライトとはともかく。左右のシールドビームも台座調の表現を行う。貫通扉とその窓は当然ながら横組表現。角形のテールライトは平凡な角プレートですが、これを内側にするか外側に寄せるかで雰囲気は大きく変わってくるものです。氏は外寄せにして、7300の膨らんだ車体を感じさせるものに。
 まっ平らな前面故に、意外と目立つ桟板も大事。
 連結関係はレゴ標準のバッファ付ですが、解結を常日頃行ってた名鉄旧型車では違和感はなく、寧ろ実用本位のモデルにも見えてきましょうか。
 

 屋根の丸みはコダワリですね。カーブブロックは丁寧な印象。

 側窓は横組。窓自体は6プレート高さですが、余る1プレートはブラックアウトで処理。これが見方によっては窓の一部のようにも、はたまたHゴムのようにも見えて巧い造形です。6幅レゴスケールではガチなHゴム表現はおもすぎですし、かと言って5プレート高の横組窓そのままだとちょっと窓サイズ、物足りない。その意味でスモークガラスも正解と。

 微妙に気が利いているのは、戸袋窓部の表現。ここはパネルではなく「1x2ブロック」になっていて、ガラスが二重になってる戸袋窓らしい。

 惜しいのは?台車。交換されてからのエアサス仕様でしょうか。残念ながらイコライザではありません(笑)。まぁ、ここは好みの問題ではありましょう。


 ところで。
 名鉄7300系は運用上は他のAL車と全く同等に扱われていました。
 2両口と4両口があり、他のAL車との混結も日常茶飯事。古色蒼然たる編成に「混ざる」7300は誠にカオス。


 そんなムードを再現! 3600系+850系+7300系。こんなのが大手振って本線の「高速」していたのが「あの時代」の名鉄。
 前から冷房なし転クロ。冷房なしロングシート。冷房付き転クロ。さぁ乗るなら、どれ?(……2連1本しか無かった850に乗るのが人情ですよね。ロングシートいえニス塗りの重厚な車内は乗ったら感涙モノでしたし。で、7300はあの時代には「ねこまたぎ」の対象でしたよ)


 別角度より。
 7300系のないAL車ってクリープの入ってないコーヒーみたいなもの。
 あれ? 個人的にコーヒーはブラック派です(おい)。

 いや7300系混じりの編成も好きなのですよ。
 3800系2連+7300系2連+3800系2連なんてブツ6を実見したインパクトは軽く忘れませんって(笑)。

 あと7300系は「進化の象徴」でも有りました。
 昨今の新車出てくるたびに、ロングシートの詰め込み仕様に劣化しちゃいないか。
 旧車のほうがサービスレベルは上だったのに……。とか考えなきゃいけない時代ではなく、新車=確実にサービス向上に繋がってた「あの時代」!

 もう一度訪れろ! と強く思うのでした。


posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月27日

【海外作品紹介】Marwede様の、新幹線E6系 マイルド?欧州アレンジ?

 brickshelfより
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=562114

 Marwede様は欧州(ドイツ?)の方か。
 欧州系の他に、既に日本型…新幹線の作品もかなり以前より各種発表されています。その最新作がE6系。突然の登場。


 7両編成でのデビウ。実物7両編成ですからさらっとフル編成!

 特徴的な前頭部はかなりスクウェアな解釈です。ここはどこか欧州的なアレンジ? 複雑な曲面構成の一部は大胆にも省略されては居ますが、それでも「E6!」と分かる!

 動力が9vというのも、欧州系の流れ(思えば2000年代前半まであちらでは12Vオーナーも多かった…)。台車スカートの割愛は最近の日本の新幹線作品を見慣れてると、ちょっと残念な感はあり? 

 それでも、ツボは抑えてたりします。Marwede様の作風と云っても良いのかもしれませんが。


 編成全景。車体は新灰色で作られていますね。
 実際は白に細い灰帯ですので、このミスは惜しいところではあり?
 
 いや、これはこれでかっこ良く、またE6に見えるのも事実。

 あと、写真ではわかりにくいのですが、細いパンタグラフにそのカバー周りも丁寧・詳細です。

==================

 さて
 E6系新幹線というとルビー様の製作中作も忘れてはなりますまい。


 日欧対決? いや表現とか解釈とか使用パーツが全く異なるのは驚きますね。
 より凝った表現でかつリアルなのはルビー様の方だとは思いますが…。ただ、実物が角度によって大きく印象の変わる、そして好き嫌いの割れるデザインでもあります。その意味で、「マイルド」なMarwede様の作品もありなのでしょう。

 思えば、日本人の作った欧州型だってどこか日本趣味が入ってしまう。それはそれで良いと思うのです。「ローカライズ」は正義なのですよ!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】dyson様の名鉄デキ600形 8幅で2Mの凸型電機。

 先週末のあおなみ線運転会でのデビウ作の一つ…ですね。
 作者不詳と紹介してしまいましたが(8幅故に)、よく見るとDYSON様らしい作風にあふれる!

 名鉄デキ600形は1943年…戦時中製造の凸型電気機関車。
 貨物輸送に、後年は保線用に使われました。但し昨年2015年、新製電機EL120に置き換えられる形で一斉に4両とも廃車解体されてしまいました…。
 1992年以降は派手な青と黄色の塗り分け。その前は黒にゼブラ模様。

 戦時型ではありますが、整った形状でした。
 余談ですが、この機を置き換えたEL120とともに東芝製でした。


 Dyson様の作品は更新前がモチーフ。黒いボディに黄色いラインが力強い。

 8幅といえど、PF機器一式を凸型のボディに収容。その上で形状に乱れがないというのは凄いことなのですよ!

 嬉しいのは台車と台車が詰まった足回り。この種の電機の足回りは台車と台車の隙間が殆ど無かったりします。もう一つ嬉しいのは台車と車体の微妙な隙間。私鉄の小型といえど仮にも電関。腰回りは高めなのです。でも台車や電動機は電車用ゆえにここに隙間が空いてしまう。機関車の印象を左右する部分、よくぞ掴まれたもの。

 ボンネットの造形はスロープに頼らないちょっと頑張ったもの。微妙な角度などはスロープでは難しいのでこの表現は正解でしょうか。
 ボンネット上のディテール。良い意味で戯画的な、ちょいとオーバーな手すりなどの表現はDyson様の作風が炸裂しちゃってますね。レゴトレインにおいては「オーバースケールもまた正義」 って感じなのです♪ 

 一方で、引き締まったリアルなキャブも魅力。メリハリついてます。
 2x2窓と横組のコラボ。


 PF機器の収容状況です。
 機関車中央に電池box。よくぞ収まってる。なお、先の写真も見なおしてくださいね。よく見ると台車間に電池boxの「底」がみえますから! 良い意味で無茶。
 左ボンネットに受光ユニットが。

 先述の通り、PFで2M実装です。ケーブルの取り回しとかちょっと気になるところです。

 凸型電機という題材は、6幅PFだと非常に難しい(9Vという手もありますが…)。
 8幅でも容易ではありませんが(笑)、この選択も「あり」に思えてきます。昨今のレゴトレイン文脈には8幅ラージモデルも定着していますから、その文脈での評価もまた可能でありましょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月26日

【価格情報】60098パワフル貨物列車40%off 14990円/60097 レゴシティのまち43%off 15319円

   

 無論最安値。60098は40%offにすると15000円切るんですね。これは買い!
 amazon扱いだと15134円(39%off)ですが、これでもありです。

 ただ、#60051と#60052は下がってない。残念。

 60097 レゴシティのまち あの高額セットはこれで適切価格か? 43%offで15319円。こちらも最安値。
 
posted by 関山 at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月25日

【雑談】2月25日 六本木ヒルズのレゴストア開店訪問記

 まず、今はこの手の開店は「列ができます」。入店50分待ち。
 のんびり行くべきではありません。


 11時30分位の状況。

 今日は11時丁度に着くつもりだったのですが、横浜でエア急から快特乗り換える際に痛恨のミス。快特と間違えて先行の普通車に乗ってしまう……。
 快特にしちゃ妙に空いてるなぁと思ったのが罠。あぁこれで10分ロス。

 そのミスでブリックバンク買えませんでした。いや自分の二人前まではあったので10分遅れが致命傷。
(まぁ乗り換えミスがこんなどうでも良い要件のときで良かった。もっとリカバリ不可な危険案件じゃなくて! と考えることにしときます 新製品なら何時か何時でも買えるんですから)


 但しノベルティの「40145 レゴストア」は貰えました。並んでる時に整理券を配って安心させてくれるのは嬉しかったです。100個用意されていたとのことですが、11時半位だとダメだったようです……。


 戦利品。重かった……。20000円以上購入のために、既に持ってる探偵事務所買い足し……。
 良いんですよ。あって腐るもんじゃなし(笑)。


 なお#40145配布は「初日のみ」とのことで、難易度はそれなりに高いアイテムか? もらえた皆様、大事にしましょうね!
 無論、bricklinkの相場とか見ちゃいけないお約束! ただ400ピース以上であの箱サイズですから、市販キットとしても5000円コースでしょうコレ……。

 つまり探偵事務所を5000円引きで買えたようなもので、来てよかったと思ったのでした。
 あと、その後マンティス氏・イグ氏とお話、食事出来たのも良かった。ただ眠さでテンション低く申し訳なかったですが。


 さて、レゴストアというとピックアブリック。
 日本では二系統あり、LDC売店での量り売り、レゴストアでの詰め放題方式。ここは後者です。


 1面目。2x2と2x4の基本ブロック中心……<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】営団地下鉄ブームの予感? きせのん様の1000系と、ペイ様の500形。

 どちらも顔面のみの試作品ですが、ちょうど雰囲気盛り上がってますので記事にしちゃいましょう。


 きせのん様の銀座線1000系電車。言わずと知れたレトロモードの最新型。個人的に大好きな電車です。実用通勤電車でポストモダンやっちゃうセンスは大胆とも。

 斜めに角度付いている部分、ポチスロ使っています。コスト的にも優しい? 実物同様?トランスブラックくらいの色にすると映えそう。非常口がある程度自己主張しているのも「なるほど!」と思わされました。片寄の貫通路……非常口は営団〜メトロのアイデンティティでもあるのですよね。
 車体裾、アンチクライマーも分かってると! 茶色の屋根もまた良し。

 側面の完成も楽しみです。良い雰囲気になりそう?

 銀座線は1000形/100形の時代、2000形の時代(ある意味一番カオス。1981年1500NNと1933年の1200形が手を繋いでたような編成! 1200形に乗れると嬉しかったなぁ)、01系の時代とそれぞれに良さが有ります。そして2000形や01系の譲渡車もまた楽しい。方南町支線の100形や2000形の2連や3連も……。



 Dr.PAISAN(ペイ様)の丸ノ内線500形。前面に回りこんだ帯のデザインに「!」。理想的な爪部品を使いこなしております。

 上部標識灯が無くなりスッキリした方向幕周りから、500形後期車と推定。ちなみに編成作るなら300(両運)/400(両運)/500(片運)/900(中間)と混ぜると楽しいです(笑)。開業時は2連でしたのでやたら運転台付きの車も多かったのですね。末期も本線6連でしたが、方南町支線は3連でしたし。

 3ポッチ分の横組は整合性が取りにくく難度は高いのですが、側面も含めてうまく使いこなして欲しいところです。意外と窓が大きく、明るい印象はあったんですよあの電車は。
 側面というと難度が高そうなのは「白地に銀色の正弦波模様が入った側帯」ですが、白プレート+灰プレート+白プレートのサンドイッチで表現し、模様は1x2プレートとΦ1丸プレートを相互に使うことで代用する、という手が思いつくところ。
 あと、タイル表面を出すような組み方前提として、下地に灰色、上に白のグリルタイル貼って銀帯に見せるデザインも考えられましょう。後者は前面との整合性も取れますかも?

 思えば、丸ノ内線のイメージとして(いや「地下鉄」のアイコンとして※)営団300/400/500形は偉大な車両でした。デビウは1954年ですので、日本初の新性能車の一つ。デザインも性能もずば抜けた車両。1994年まで活躍し、今もブエノスアイレスで稼働続けてるのはご承知のことと思います。

 ※:1970年代まで絵本で地下鉄といえば丸ノ内線、地下鉄のおもちゃといえば丸ノ内線だったのです。

 ところで、今の02系電車も更新でそれっぽい装飾帯びているのは面白い。いっそ1000系のように車体全部ラッピングしちゃえばと思ったりもするのですが(笑)。

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 営団地下鉄(東京地下鉄道/東京メトロ)は車両設計には独自のポリシーがあり、東京地下鉄道最初の1000形に始まり(当時珍しかった「全鋼車」)、丸の内線300形、千代田線6000系……と次々と「名車」を生み出し続ける。日本の地下鉄、いや通勤電車を90年近くリードしつづけてると云っても過言ではない。
 そのアイデンティティは今も喪われてはいません。

 レゴトレインの題材としても、とても魅力的でありましょう。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月24日

【作品紹介】マサイ様の5幅ナロー規格と、その機関車(その2)

 前回記事
マサイ様の5幅ナロー規格と、その機関車(その1)

 先方の記事こちら。
【5wナロー】試作鈍端ポイント
【5wナロー】試作鈍端ポイント2
 5幅軌間という独自インフラ。
 当然必要になるのはレールの自作。特にポイント。これがあるかないかで鉄道はシステム足りえるかえないかが別れるほど。(余談ですが、最後までポイントをリリースできなかったPRO-Zなんてダメなシステムがありましたよねぇ……)

 とはいえ、ポイントの自作が必要になるのは4幅ナローでも同様です。
 そして、4幅ナロー向けのポイント各種は既に多くの方が作られていますし、拙作もあります。
http://legotrain.seesaa.net/article/383097926.html 主に海外事例の紹介
http://legotrain.seesaa.net/article/383328551.html 関山なりの完成作
 それでも、インフラ自作の覚悟というのは凄いことです。いや、楽しいですし!



 採用されたのは「鈍端ポイント」です。切替部分はレールを直にスライドさせることで処理する。実物でもトロッコに使われることが有ります


 ルックスは優れていますね。他のレールもそうなのですが、茶色の枕木に茶色(錆色?)のレールというのは好ましいバランスです。灰色系よりナローらしさは出る。

 レールはタイルを縦にクリップ留。これも見た目が良いです。

 分岐側のカーブは微妙な連族曲線を作ってる。拙作では4.5vレールで処理してしまったところです。こちらの方が技術的達成度は高い。


 ポイントではどうしても必要な、レールの欠線部分はタイル上にフランジ走らせることで処理する、自作ナローポイントの定番手法。(真ん中の1x2タイルを5枚使っている部分です)

 そして、その欠線部分はガードレールでフランジを誘導してますね。ここも王道。

 ただ。
 ポイント自作の経験から申せば、もう少し頑張ればフル機能のポイント作れそうじゃありませんか? 鈍端式も悪くはないのですが、それを保険としてもう一歩のチャレンジも期待したくなるのです。
 ポイントが自作出来てしまえば、後は何でも出来ます(断言!)。

 それにしても5幅ナローの線路って、通常6幅軌間を1067mm、4幅ナローを762mmと見立てると、恰も910mmゲージに見えてくるので不思議。910mm軌間は主に北米で見られました。日本では稀でしたが、岡山の西大寺鉄道があり、その気動車は保存されてる由です。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 
 機関車の方も完成?しています。

 先方の記事:【5wナロー】試作!BBガーラット2

 いや、完成というのは勘違いでした。
「いつも通り数の多い黒ブロックで仮組みビルドです。」
 とのこと。黒でも可愛く美しく、そしてリアルであるのですが、先のライムのガーラット同様、鮮やかな色をまとわせるつもりのようですね。
 それはそれで別腹。楽しみなのです。?


 まずは前回記事で未完成だった、センターフレーム上のボイラーとキャブ。
 普通の蒸気機関車として、凄く好ましい造形ですね!

 やや細めの缶胴。サドルタンク。そして小さなキャブ。
 変な話ですが、このまま引き締まったタイニーな足回りを付けて英国調の軽便蒸機を仕立てたくなっちゃいますよ!

 関山の見立てですが、この作品は全体に英国機の雰囲気が漂ってます。


 前方水タンク部分。レゴ的には受光ユニットが収まる部分。
 大きめのヘッドライトは全体を小さくみせ、ナロー感をもり立てる。
 シリンダ、スライドバー、メインロッドへの流れもまた素敵。細密感ある機械という風情。

 何より嬉しいのは、このアングルから見て、車高・床面高への配慮が有り、それが故にナローらしさが強調されていることでしょうか。
 洋の東西問わず、ナローゲージの車両は小径の車輪を用い、通常軌間の鉄道よりも床面が低く、腰も背も低く見えるのですね。それが再現されてる!


 全景。もう何も言葉が出てきません。

 楽しく・美しく・可愛らしい! 

 レゴの動力ものでは非常に難しい「小さく作る」ことを意識されてるのが分かります。
 前後の走り装置と中央のボイラーフレーム部分の比率もまたも良し。
 右手の炭庫(石炭boxならぬ、単4電池box格納)がボリューム大きすぎかもしれません。電池boxがはみ出ない程度にもう一回り小さくすることは可能? ただ、ボリューム感やマッチョ感もこの種の題材には必要ですし、ギリギリまで増炭枠使いこなす雰囲気もありといえばありでしょう。


 後ろから。スマートな前方に対して、こちら側は先にも記したとおり力強い印象。炭庫の造形はこの種の機関車の公約数的な感じか? 綺麗なラインです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ガーラットは日本には居らず、また東アジア諸国でも見られなかったため身近な機関車ではありませんが、masai様の小柄な作品を見せられると、「身近じゃないけど、これはあり!」と思わされるのですね。

 前後二組の足回りに、関節くねくねと機関車としての面白さは随一!
 また、カーブに強いはず(?)なので本質的にレゴトレイン向けでもあります。

 ガーラットが活躍した国の鉄道には馴染みがない?
 身近な日本型やドイツ形風にアレンジしちゃう手もあるんじゃないでしょうか。盛り上げって欲しいと思うのでした。
(おっと、その前にmasai様には更なるインフラ拡張と、このスケール・ゲージの客貨車たちも期待しなけりゃいけませんが!)

 なお、日本形のガーラット設定の自由形というと、こちらを忘れてはなりますまい。

 知る人ぞ知る、架空鉄道界の大御所「寂景院」さんの以下の記事です。
「国鉄(インチキ)車両図鑑−10・2
国鉄における関節機関車 形式19700・19750・H50」
http://www17.plala.or.jp/mugakusai/uso_19750-2.html

 及び。

「国鉄(インチキ)車両図鑑−番外 倶利伽羅峠のあの頃」
http://www17.plala.or.jp/mugakusai/uso_kurikara.html
 きっと創作のエネルギー、満ちてくることでありましょう!
(他コンテンツも濃厚なので、時間注意睡眠不足注意ですよ!)
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介・ナロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月23日

【作品紹介】art様のアメリカ型バークシャー。8幅フルサイズ。力強くも「スマート!」

 偶然?ですが、蒸機の大物、続きます!

 レゴ画像掲示板より「蒸気機関車」

 art様の作品。自分も長く気が付かず、先日suu氏にご教示受けた次第です。
(art様……こちらはご覧くださってるでしょうか?)


 特定のモデルは設定されていないようですが、明確にアメリカ型と分かります。
 車軸配置は1D2形。所謂「バークシャー」と言われるタイプです。日本ではD60・D61・D62が該当しますが、これらは1D1の軸重低下を狙った改造機でいわば格落ち。
 しかし、アメリカのバークシャーは寧ろ1D1のパワーアップを図ったもの。当然、凄い大型機となります。主に貨物用ですが、旅客列車牽くこともあった模様。

 このモデルも、8幅でフルスケール。
 エンジン部のみで48ポッチ長。テンダ含めると80ポッチ長に及びます。而して大きさゆえの大味さなど皆無!
 ディテールも控え目なのに、正確なプロポーションというか基礎がしっかりできているがゆえのことでしょうか。

 またディテールが控えめな分、カウキャッチャーや二連の煙突、タンク前の汽笛といった要素が映えてきます。過度な装飾無く実用本位なのはアメリカ機の味。
 ランボードからフロントデッキへの斜め部分も巧い処理。カチカチヒンジによる角度固定を使いこなしてますね。

 なお、アメリカ型にしてはマッチョ分が控えめ。寧ろスマートな印象なのもこの作品の持ち味でしょうか。つまり、アメリカ型苦手な人でも「大丈夫」な雰囲気と? これ、日本では重要ですよ!


 特徴的なのは動輪。10年ほど前にSUU氏のC62で採用されて以来後継のなかった、「大ギアにチェーン巻きつけ」という方式。BBBホイールや公式大動輪、またBBB-XLの登場でレーゾンデートルを無くしたかとおもいきや、アメリカ型(そして日本形)には多いボックス形動輪の表現に使えるメリットは今なお続いています。
(公式及び、BBBはスポーク動輪のみですから。欧州機作るのには良いのですが)

 但し、ロッドはSUU氏の簡易表現ではなく、非常にガチな表現。サイドロッドリターンクランク?が可動します。
 メインロッドを割愛してその代わりにリターンクランク可動を持ち込むというのは「誰も気が付かなかった!」表現でしょう。スライドバーは表現されているのでメインロッドの省略はよく見ないと分かりません。

 なお、よく見ると先輪の先に補助輪(小径車輪)が見えます。
 ここも含めると2D2の「ノーザン」になるのかもしれませんが、目立たないように処理されているので、なきものとして扱いましょう。


 テンダ。アメリカンスタイルの8軸テンダ。2+6軸という車輪配置です。32ポッチ長で8幅ですから、これだけで電気機関車などの作品並みの質量になるのですね。

 しかし、トレインモーターは1基ですから、列車引かせるのにはやや物足りない懸念はあります。とはいえエンジン部の従輪2軸部分もモーターに出来そうですし、テンダに2M(3M?)も可能でしょうから、パワーアップの余地もまた大きいものでしょう。


 この大柄でありながら、通常レゴカーブはクリア。
 動輪は「フランジレス+フランジ+フランジ+フランジレス」という配置。フランジ動輪はチェーン巻きつけでレール面に接触している由。他は浮いているわけですね。

 カーブを曲がる姿は若干の外見的無理はありますけども、最近主流になりつつある「大曲線」、Me-modelsの最大曲線か直線−フレキシ交互繋ぎのカーブなら綺麗に見えることでしょう。

 今後の活躍、期待される作品です。
 アメリカ型の客貨車を考えたくもなりますね。その、長めの編成も!
 
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【作品紹介】マサイ様の5幅ナロー規格と、その機関車(その1)

 ものすごい「大物」が出てきました。
 作品自体も大物、そして新規格というのも注目なのです!

 マサイ(masai)様は大物D+Dのガーラット式蒸機を完成させた方です。ライム色の。
 過去作品も全て自由形の蒸機であり、そこはコダワリでもあるようです。

 先方の記事こちら。
【5wナロー】試作!BBガーラット


 まずは足回りより。
 ガーラットなので、走り装置が二組。それぞれがメインロッドサイドロッド可動です。軌間は通常トレインの6幅でも、またナローの4幅でも無く5幅。6幅だとサイドロッドのはみ出しが大きすぎ、4幅ナローだと内部構造が厳しいからでしょうか?
 インフラを全自作になるので、それなりの思い切りは必要になります。

 この角度からみると、車体の大きさは通常の6幅車両に近く。
 しかし、ナローゲージゆえの引き締まった足回りが印象的。ロッド廻りの大仰さもまた機械としての細密感を与えていましょう。


 足回りの全景。
 左手に受光ユニット搭載。右手に単4用電池boxを搭載。ナローゲージでよくぞ収めた!と。モーターはMサイズをセンターフレームに。この構造は思いもよりませんでした。このモーターから前後2軸づつ、全軸駆動してしまうのです。


 裏から。モーターから一度平ギアで動力を落とし、前後にユニバーサルジョイントで伝達。実物だとガーラットではなく、或る種のギアードロコ等で見られる配置でしょうか。
 ということは、各種ギアードロコへの技術的展開もありえるということに。また、足回りと機器のレイアウト的に凸型の関節型電機でロッド駆動のやつ……所謂「クロコダイル」への応用も考えられますかも?


 伝達された先では、ベベルギアで駆動されているのが分かりましょう。
 二軸ともギアを通しており、動力伝達はロッドには依存せず。こうすることでロッドへの機械的負荷を減らし、外れにくくなります(重要! これは自分も経験済。このクランクでロッド依存は事実上不可能)。

 バックゲージが3ポッチと言うのはこの軌間故に(通常は4、ナローは2ポッチ)
 軌間は通常トレインゲージへの改軌も可能に見えますが……さて?
 

 モーターを収めたセンターフレーム。


 以前製作の、通常トレインゲージ用のガーラットとの並び。二回りほど小さい
 実物だと、上が1676mmなどの広軌用、下が1000mmゲージくらいの雰囲気に見えます。
 或いは1435mmの標準軌用と、910mm辺りの雰囲気か……。


 更にわかりやすく。
 異軌間の接続箇所っぽい雰囲気でも有ります。

 5幅ナローのレールは独特の雰囲気。見慣れた通常トレインとも、4幅ナローとも違う世界……を作るのでしょうか?
 
<続>
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介・ナロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月22日

【海外作品紹介】#60051がこうだったらなぁ。Bernd Herbert様のICE風アレンジ

 現行のレゴトレインセット、「ハイスピードパッセンジャートレイン 60051」は評判が割れます。
 というか、一体成型の前頭部はこのブログの読者諸兄にとっては好ましくない部分でしょう。思えば、もう2年前になる発売当初から(あぁ、オリンピックと同じ頻度なんですよ! Cityサブジャンルとしてのレゴトレインの悲劇!)、改良というかアレンジは試みられてきました。運転席を上に乗せてVSE風もあり、そして王道はドイツのICE3風。

 これは決定版になりましょうか?


 Flickrより。
https://www.flickr.com/photos/126366721@N08/sets/72157646669944185

 撮影の舞台が良すぎるのはさておき(笑)。
(以前も記事にした、ドイツの野外運転レイアウト。羨望!)

 あの60051がここまで、化ける。
 帯パターンを変え、トレインプレートを白のものに。
 そして前頭部は自作シール。しかし、不適切な使い方ではありますまい! 言うまでもなく「DB」マーク。
 車両の雰囲気は、60051らしさを保っています。パンタ位置は「確信犯」かも知れません。


 作品名は飽くまで「ICx」ですので、ICE3に似せることよりも寧ろ60051を如何にリアルなICEシリーズに見せるか……を意識しておりましょうか。
 おかげで、自然な、無理のないアレンジにもなっています。マニアの作品ではなく、レゴの製品的な。それも対象年齢やコストの制約のあるCityカテゴリの。

 記事の表題ですが、「60051がこうだったらなぁ。」という雰囲気そのもの。
 これなら一体成型前面でも必然性は高かった……のかも知れません?
(いや、それでも#7938のような自分で前頭部を作るほうが良いけど!)


 このアングルからだとシールのパターンが分かりますね。
 窓のつなぎ方もポイントです。

 地味に効いているのが床下機器を黒にしたこと。引き締まって見えます。

 

 何かに似せようとして、或いは似ないようにしてデザイン。
 それが失敗してるような印象を受けなくもありません。

 この製品がイケないというよりは、レゴトレインの製品ラインナップが余りに貧弱、かつ新製品頻度が低すぎることに問題があるような気がします。幾つもある中にコレなら問題もないのですが……。「これしか無い」に近いですからねぇ。

 他ジャンルだと成立する「製品を素組で、或いは箱のままコレクションする趣味」が成立しないレゴトレイン。この問題は深いです。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベントJAM】国際鉄道模型コンベンション出展 2016年概要(現代日本風に)/歴史展示島の構想

 まず。
 2016年の国際鉄道模型コンベンション(JAM)
 8月19日(金)・8月20日(土) ・8月21日です。(8月18日[木] 設営)

 以下の案は決まりました。
「テーマは現代日本風」(実は初めて)
「モノレールや高速道路も風景に取り込む」
「但し、中央駅は池袋(鉄道模型芸術祭)に出展したpgy167様の作品を使用する」
「建物は西洋風もOK(却って、リアル)」
「配置は池袋同様、ロの字配置で 但し大規模に」
「面積は去年同様を想定する」


 参考、池袋でのpgy167様の駅

 配置は本島。及び車両展示島。
 モノレールを統合するため、昨年の都市交通島は本島に統合するため廃止。
 なおテーブル2つくらいでの「歴史展示島案」も有ります。詳細は記事末に。

 本島ですが、図の公開前に概要です。
(出し惜しみではなく、もう少し修正したいのです……

・19卓使用。去年は18卓でしたので1卓増加。但し都市交通島6卓がない分、5卓マイナスという見方もできますが。
 ロの字ですので、真ん中にスタッフスペース5卓分あり。
(個人的見解として些か「狭い」感は否めません。若干の拡張は考慮します)

・本線は複々線。3複線から縮小にはなりますが、内側の5-6線は使用頻度が低い(不人気)のため見なおしした感じ。
 外側2線はPF用、内側2線が9vになる予定。全線9vの必然は今は薄れております。
 5-6線の代わりに、市内線(半路面電車)をある程度の長さで設置します。

・モノレール(ひだか式)は単線で距離を稼いで頂く方向で考えています。
 ただし、未だひだか様の意向は伺っておりませんので変更の可能性ありますが。

・大型施設としてpgy167様によるコンテナヤードも加わります。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 なお、歴史展示島案について。
 2卓(1750mmx750mm 2本)使って、歴史的のレゴトレイン……と言うよりは汽車シリーズのコレクションを展開。レゴトレイン50周年を本家が祝ってくれないなら、自分たちでやっちゃえ! という企画です。

 4.5V・12Vに限定(一部青・一部灰)。それらの時代を模したPF作品もOK。
 建物なども70-80年代限定で。その時代風も現代作品も許容です。

 問題はコレクションは集まるにしても(自分とawazo氏でそれなりに。或いはtaizoon様作品もお借りして)。管理・運営要員が集まるか。自分は本島の方に集中する必要があるので。こちらをお任せできる要員が居ないと動けません。
 3日連続でないにしても、各日に、確実に1-2名配置の必要があります。
(無論、触られないよう、持ち去りされないような「監視」の要もあります)

 マンパワーに掛かっている企画です。
 
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2016年02月21日

【イベント】2月21日 あおなみ線運転会レポート(ツイート写真より)地元新作いっぱい!

 参加できなかった2月の「あおなみ線運転会」
 今回は関西からの参加があり、大変賑やかなものになった模様です。サラッと新作も多く披露され、くらっと来るような催しになっていたのでした。

 なお、主催のdumi様が多くの写真をツイートしてくださり、記事に使いやすい状態になっておりました。状況を伝えてくださり、感謝いたします。


 dyson様撮影。左がdumi様のあおなみ線1000系。右はdyson様の新作313系。
 

 dyson様撮影。名鉄AL車6両編成。
 予告されていた「なまず」850系2両が編成半ばに見えます。
 その後ろにつくのは新作7300系?


 dyson様撮影。名鉄AL車6両編成。別角度より。
 詳細画像得られ次第、別記事にしましょう。


 dumi様撮影。左がdyson様の7300系。右はエース君の5700系。どちらも新作です。
 早く紹介記事書きたいです。


 dumi様撮影。でぃるてぃっく様のAPT-Eと、エース君パパ様の伊勢志摩ライナー。
 ところで、入換信号機や分岐での車両限界票?がえらく細かい。そして雰囲気を盛り上げています。右手の車輪止めも注目!


 dumi様撮影。エース君のIC3。独特の前面形状。


 dumi様撮影。まちゃ様のケーキ屋さん? 趣味の良いミニモジュールです。
 奥には列車並び。


 dumi様撮影。エース君パパ様の叡電800、自動運転デモンストレーションも行われていました。ポイントtoポイントの運転は可能性を広げる。


 dumi様撮影。勢揃い! あおなみ線1000系が揃う!
 左端の近鉄も名古屋線の車のようですね。


 dumi様撮影。別角度より。近鉄、屋根のポチスロとか側面の処理とか、エース君の技量向上を感じさせます。


 dumi様撮影。エース君ファミリーご一行。

 ホームドアの詳細が分かります。点検蓋も再現されてる。青も拘り。細かい……。


 dumi様撮影。行き交うあおなみ線1000系。ここにふさわしい情景です。
 背後に見えるのは新兵器?<<続きを読む>>
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【作品紹介】dyson様のJR東海313系電車。国鉄型の今様として。凛々しく、そして柔和に。

 聞くところでは、JR東海の標準車313系にキハ25は鉄道ファン的には評判がイマイチなのだそうです。理由は、どれも同じ顔・同じ車体でつまらない……。

 しかし、デザイン自体は国鉄型の流れをくむしっかりしたもの。
 半流線型として通用する形状は優雅な、そして普遍的で飽きのの来ないものでもあり。車体造形も手抜き感はありません。下手に仕様を変えまくった車両を導入するよりは、筋が通ったデザインは安心感というか安定感を与えるものでもあります。
 電車と気動車を同じフォーマットでというのも、思想的に悪くはありません。乗り心地や内装も丁寧な車です。大量輸送の東は論外として、西の車に負けない車両だと思うのです。えぇ、以下の点を除けば。

 あぁ、静岡地区と高山本線と紀勢本線に「オールロングシート」の地域需要・輸送実態・観光需要・長距離需要を全く無視した車を造ってなければねぇ。

 JR東海はそれらの線区も転換クロス入れて、あと空いてるはずの「こだま」をきっちり割引すれば(或いはぷらっとこだま枠の「出し惜しみ」しなければ!)、別段悪い鉄道事業者とは思わないのですが(株主になってもいいと思うくらいに!)。
 何とかならんものでしょうか。そこだけでイメージ激悪になってますよ。

 愚痴話はともかく。dyson様の新作です。
 昨年の秋には車体が完成していたようなのですが、デビウが遅れ……。しかし地元名古屋でのお披露目となりました。


 dumi様の撮影。顔の表現は凛々しい! そして柔和でもあり。
 角度とか、微妙な丸みとかよくとらえた作品でしょう。

 半ポッチずらしでの半流線型表現は、113系・153系などの国鉄型電車の表現としてBUCHI氏(113系・クロ157)や、また拙作(153・155・475系)で行われてきた手法です。この文脈に則ってるからの国鉄型の今様としての313系にも見えるのでしょうか?

 しかし、前面窓の表現はモダン。黒い窓枠とスモークガラスの取り合わせが美しい。
 大きめの下部灯は、明朗な印象も与える。
 車体裾の丸みが印象的ですし、それがスカート部分にも連なる連続性もまた良し。

 313系の良いところ、巧く汲み取っておりましょう。


 dumi様撮影。この313系、屋上表現も気合入ってますね。
 左の車は屋根の筋表現としてタイルの向きへの考慮が有ります。クーラー端部の丸み処理も印象的。ここが白なのは質感の差異を狙っているのでしょうか?
 
 車体側面はシンプルというか王道的な処理です。窓の小割り感は表現が難しいですが、パネル順組がベストでしょう。車端部の窓がよくみると、実物の開閉可能が再現されているのは芸が細かいのです。全長32ポッチ、レゴスケール。何時か拙作の153系や155系と並べてみたいと思うのでした。

 なお、実物は同じ形に見えて、実は物凄くバラエティ豊富な系列です。
 2両口が2連で運用されることもあれば、名古屋地区の新快速では長大編成もある。
 また211系や213系、或いは313系でも元CL車とのとの併結運用もある。その意味でも、今後が楽しみな作品でもありましょう。


 dumi様撮影。313系とあおなみ線1000系の並びは入庫時検修時などに見られそう。
 或いは将来の直通運転時にも……? 何時か「レゴランド号」が岐阜や多治見、静岡から直通しないものかしら(笑)。おっと静岡からは転クロ車で願いますよ(笑)。
 

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月20日

【作品紹介】ルビー様のオハネ24。ブルトレ客車のパイロットモデルか?

 さて。レゴでブルートレイン客車(24系など)作る際には2つの選択肢がありました。 一つは10ン年前のこの世界の黎明期からの「トレイン窓使う方法」。awazo様の「夢空間北斗星」や、20系客車が代表でしょうか。

 もう一つが「2x2パネル横倒し」。後者は隼様の「はまなす」とか、taizoon様の「銀河」。昨年のトワイライトエクスプレス合同制作で用いられました。

 今後は後者が主流かな……と思っていたら、この作品です。


 トレイン窓使用のオハネ24。しかし、屋根の表現は今風です。
 また、金帯の表現もダークタン。ここも今様。

 全長は34ポッチ。これも過去に造られてこなかった寸法。意外とバランスは良いのですね
 


 反対側より。
 なお、この写真は「はまなす」のオハネ24内で撮影されたもののようです(笑)。

 屋根は1x3カーブスロープ大量使用に依るものみたいです。その下にプレート1枚入れることで寝台車らしい屋根の深みを表現。

 あぁコストさえが許容されるなら、ベストな表現であることを再認識させられます。あとパーツ小分けにし過ぎると重量の問題が出てきますが。

 両方の問題で、あの曲率の3x4カーブスロープが供給されたら、状況は大きく変わってくるのでしょうが……?(3x2は最近出たらしいですが) 



 実物とご対面。シグフィグ乗車中なのですね!
 こういう使い方を想定すると、大きな窓……トレイン窓のメリットを感じさせられたりもします。

 さて。バランスに欠くと思いますのでここは2x2パネル横倒し作品も見てみましょう。


http://legotrain.seesaa.net/article/430756659.html
 より、隼様のスハネフ14 550番代(元オハネ25)。
 屋根は45度スロープの上に2x4カーブスロープ。これならコスト的にギリギリ許容?


 さて、どちらが良いか?

 簡単には解決しない問題ですが、フルやショートのスケール問題、6幅か7幅か8幅かの幅問題同様、「どちらもあり」が結論でしょうか。
 昨年のトワイライト……のような合同制作以外では、個人で編成モノを統一スケール統一規格統一仕様で作れるようになって久しいですから、無理に合わせるより、「作りたいもの(作りやすいもの)がベスト」と。

 示唆に富んだ、パイロットモデル?ではあります。
 
posted by 関山 at 16:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【雑談】おもちゃとしての「3Dプリンター」の可能性(マテルの300ドル3Dプリンタ)

http://wired.jp/2016/02/18/mattels-3d-printer/
 より。

【おもちゃメーカーがつくった「おもちゃ製造3Dプリンター」】
玩具メーカーのマテルは「ニューヨークトイフェア 2016」で、自分だけの玩具がつくれる300ドルの3Dプリンター「ThingMaker」を発表した。」


 レゴ・マテル・ハズブロ(……だったと思う)の世界三大玩具メーカーの1角よりから、300ドルの3Dプリンタ登場……だそうです。10月発売予定だとか。

 無論、300ドル。性能やクオリティに過度な期待は禁物でしょう。

 ただ、玩具業界も3Dプリンタに興味を示し、先鞭をつけてるという事実は興味深い。以前、レゴ社は3Dプリント技術に否定的ではない……という記事を記しました。

【ニュース】3Dプリンタでレゴパーツを作れる時代は来るか?
http://legotrain.seesaa.net/article/390539897.html

 将来、3Dプリンタがもっと普及した先で、ユーザによるパーツの出力はあり得るのか?
 非公式にはともかく、「公式」にはレゴ社のお墨付きが求められるでしょう。で、レゴ社はその方面はどうやら積極的なようです。上の「TIME」の記事では、

「3次元印刷が魅力的な開発であり、確かに新たな道をたくさん開く」ジョン・グッドウィン、レゴの最高財務責任者は語った。

 とあります。
 無論、3Dデータには何らかのDRMなどは掛けられるかもしれません。でも、レゴのブランド性を肯定する多くのユーザはDRMを否定的には考えないでしょう(Itunesとユーザの関係の様に)。

 まぁ今のところは、DRMとか著作権侵害以前に3Dプリンタの出力が、「大企業が低賃金国(東欧や中国など)の工場でインジェクション整形されるもの」のコストを下回るって未来は未だ想像しにくいです。

 おそらく3Dプリンタデータとして供給されるのは、小さなフィグ小物や使用数量の少なそうな特殊パーツに留まるのでしょう。あるいはユーザのアバターであるとか、氏名などの彫り込みであるとかのパーソナライズカスタマイズって方向も考えられます。その意味では需要はありそうにも思えますが……。

 ライバル?マテルの玩具3Dプリンタの登場で、この未来が現実に一歩近づくのでしょうか……?

 wiredの記事には記されていませんでしたが、マテルの3Dプリンタは文字通りのプリンター商法(消耗品……フィラメントで稼ぐ)のかもしれません。
 その意味で申せば、「レゴ社の3Dプリンタ」は純正フィラメントで稼げる良いモデルにも思えます。普通のプリンタでは純正カートリッジで稼ぐモデルは破綻しつつありますが(苦笑)、レゴに関しては純正品以外は認めたくない、ロイヤルティの高いユーザが主体という構図がありますものね。
 
 レゴ社の3Dプリンタや、3Dプリントサービス(レゴストアなどで対応)は、案外遠い未来ではないのかもしれません(というか、さっさとやれ! やってください
 
posted by 関山 at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

【作品紹介】g@ひたひた様の有蓋電動貨車と提案する世界観。そして……変身!?(CAD)

 有蓋電動貨車。
 二軸貨車を電装して運転台を設けたような車両。小さな車体に荷物を載せ、更には貨車も(時に客車も)牽いて走ってしまう。

 1970年ころまでの地方私鉄にはこんな車両が当たり前の様に居ましたし、中には電動貨車が主力の鉄道もあったほど(秋田中央交通)。無論大手私鉄でも東急・名鉄・山陽・近鉄に文字通り、ゴロゴロ……。
 そして、1980年代でも維持してるところはありました(静鉄・豊鉄など)。

 こんな電動貨車。過去の存在か?
 実は福井鉄道では健在だったりします(除雪用ですが)。

 なお、電動貨車と荷物電車と電気機関車の垣根なんて極めていい加減なもの。
 現役唯一の福井鉄道デキ10形も電気機関車の扱いではあります。電機を改造した電動貨車や、その逆なんて事例は幾らでも有り。中には客電のママの姿なのに便宜上電動貨車にした事例まであったり。

 国鉄に類例車があるのかというと殆ど無く、私鉄買収車(宮城・阪和)にあったのみ。
 ただ、荷物電車クモニ13が貨車牽いてた事例(飯田線)や、牽引車クモヤ90(この種の事業用車も私鉄なら「電動貨車」の仕事)が客車の回送入換してた長野地区の事例もあります。やはり「便利」だったのでしょう。
 あと、気動車ですが、JR西日本キヤ143も電動貨車的な気動車なのかも?

 閑話休題。日本以外。インタアーバンの先輩、アメリカはそれこそ本場。
 瑞西の電気鉄道では国私鉄とも電車が客貨車牽くのが当たり前なので電動貨車に該当する車両は数多……。



 g@ひたひた様の試案は、「ミニマムなPF動力車」を志向して生まれたもの。
 
 全長は16ポッチ。昔の4.5vの動力車並のサイズですが、この大きさでも違和感なく収まるのは「有蓋」で箱型であるメリット。
 特定なプロトタイプは……意図的に外されていますね(笑)。如いて言えばアルモデルの「とても簡単な」シリーズのエッチングキット的な雰囲気でしょうか。形状がシンプルな箱型切妻なのも、手抜きではなく寧ろ「狙った?」感じがするのは気のせいではありますまい?

 ヘッドライトは「おへそライト」ですが、このおかげで日本形というよりはちょっぴり欧州的な味? いやガチで欧州アレンジするなら下部に大型前照灯2つかしら。

 ベースモデルではありますから、もし実制作をするのならば「アレンジ」が楽しめそう。切妻ではなく角度(3面折妻)つけたり、屋根を車屋根にして少しはスマートに見せたり。色は黒か、派手なツートンカラー系か? ライト位置も印象変えますし尾灯や標識板の類も遊んでみたくなるってもの。欧米型にも化けうるのは言うまでもありません。

 櫓に載ったパンタ周りも注目。小さいけど、精細な印象ですから。ポールやピューゲルへのアレンジもあり……。


 内部構造。
 ギリギリに電池boxと受光ユニットが収まっています。
 いや、実は微妙に余裕あってケーブルの取り回しが考慮されてる由。ここを無茶するともう1ポッチ詰められますが「上級者向け」ですね(笑)。

 全体にシンプルな、何方でも挑戦出来うるモデル。
 ただ、その意味だと「4070 ヘッドライト」を多用する側面だけはコスト的難度が高いかも? ここはシンプルかつ見栄えのする表現が考えられても良いかもしれません。


 実は、電動貨車はマニアックに見えて、その実初心者向け?な題材でもあるのです。
 小さな機関車として、貨車牽かせて良し。貨車はクラシックな黒貨車が似合うのは当然ですが、1970年代の電動貨車の現役末期の頃イメージするとタキやホキもあり。また、何かの間違いで現在も貨物用に生き残ってる設定にしちゃうならコキ牽いたって、多分似合っちゃう。何でもあり。
 また、秋田中央交通を気取って、客車を牽かせたって良い。
 客車が欧州系なら瑞西の小私鉄でも通じてしまうでしょう。

 ですので、「唯一の動力車」「初の自作」にも向いてるのですね。何より小さいので骨も折れません。
 #60051・#60052などのトレインセットを入手して、最初の「自分で造った電車」に如何でしょう? 貨物列車のセットならセットの貨車牽かせたっていいのですから。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて、ここからは悪ふざけ?的アレンジ。
 

 重量貨物列車牽引を想定し前後にブースターをつけた、という設定だそうですが、なんですか! この余りに確信犯な(愉快犯的意味の!)クロコダイルは。

 瑞西の本場の関節凸型電機(所謂「クロコダイル」)は足回りが連接になっていたりしますが、中国で鉱山用に使われてる類例機は足回りは各車独立なのでその意味で違和感は皆無。

 というより、実物としてこんな機関車があったら合理的?
 貨物の少ない時は電動貨車単機で、貨物の多い時はブースタ連結。模型としての楽しさは言うまでもありません。

 なお、各ブースタの連結面はもう少し延長して中央車体(電動貨車)にギリギリの隙間にしたほうが良いかも、ですね。


 ブースタとしては……これも、あり?

 三井三池の凸型電機はブースタではないものの、蓄電池台車を連結することがあり(確か現役のはず)、こんな雰囲気になります。
 また東急の電動貨車デト3014+デト3015は、その末期は2両連結にされ、3014は運転台を撤去して平たいブースタ風にされてた由(1970年廃車)。その姿でもって元住吉で銀色の電車の入換してたんですね。

 やはり「電動貨車」な世界は何でもありなのでした(笑)。
 知識とアレンジとセンス、楽しんでみませんか。
 

posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】シンプルイズザベスト!? エース君のあおなみ線1000形

 シンプルイズザベスト……というのは言うは易し、の典型のようなものでしょう。
 言うほど簡単じゃない。

 でも、この題材とエース君の作風。素晴らしいマッチングを見せてはいないでしょうか?

 名古屋臨海高速鉄道1000形。
 色々不思議な電車です。全線高架・ホームドアという条件とはいえ、排障器(スカート)なしは現代の電車とは思えぬ。
 そして「愉快犯的意味での確信犯的」なスクウェアなデザイン。ベースがJR東海313系という話も聞いたことがありますけども、丸い313系とは余りに対照的。

 敢えて申せば、「AGT(新交通システム)のような鉄軌道電車」という雰囲気なのですね。ちなみに車内も遊びココロのあるロングシート意匠だったり。


 4両、フル編成。
 スクウェアなのに、無愛想でもない。あの雰囲気が顕れています。
 シンプルなのに、何故かリアルティがある。

 アクセントになっているのは「手すり」。ここは先行するDumi様の作品でも凝った表現がなされておりました。この電車のデザインの肝なのでしょう。

 色は新濃灰。いつの間にか「今風の」ステンレス車体の表現として定着してきました。新灰と迷うところですけど、どっちもありとしか申せません。

 3ドア。ドア配置窓配置は省略なし。窓間の青濃淡が綺麗。理想を申せばドア部分に沓摺表現があればとは思いますが、未だ難しいでしょうか。

 ライト内蔵も特筆すべき。いや、この車両の雰囲気にLEDの光が似合うじゃありませんか。


 真四角……な全体だからこそ効果的なのは丸みを持ったクーラー表現。
 メリハリは大事です。

 技法手法という意味では対照的な、dumi様の同題材との共演も楽しみです。
 「どちらもあり」がレゴトレインの良いところなのですから。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月17日

【イベント】2月21日の「あおなみ線運転会」満員御礼?/その次は3月21日開催

 「もういっぱい」というのは車両持込み参加もうダメ、という意味ではなく「狭くてごめんなさい」という意味だそうです。ただ、事前連絡(Twitter @dimibrick)はお願いします。また持込する方は新作・自信作などに絞った方が良さそうです。

 今回は見学のみ可ですか? と問い合わせたところ、以上のご返事でした。
 公開の13-15時よりは、その前後の時間の方が余裕あるそうです。

 無論、見学のみなら大丈夫です
 2月は関西勢(エース君ご一家、Dyson氏、mazta-k氏、でいるてぃっく氏)の参加が有りますのでかなり濃厚な予感! 「見学のみ」でも楽しめそうですね。

 なお、その次の会は3月21日に決定とのこと。

 参加表明はこちらより(要Twitterアカウント。お持ちでないなら関山経由可。右のメールフォームより)
http://twipla.jp/events/187924

 こちらも春休みですし、青春18きっぷ期間内でもありますので参加集まり賑やかになりそうですね(早くもお一人参加表明有り!)。
 楽しみにしております。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】アイン様のE231系電車 近郊タイプ。懐かしき作品の「アップデート?」

 先方の記事:レゴE231系近郊型

 231系というと、BUCHI氏の旧作が思い出されるところ。なんと2007年の作品。


 2015年のJAMより。旧作といえど、今でも通用するクオリティ。
 また、良い意味でレゴらしさのある作風です。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=288617
 brickshelfより。詳細写真が得られます。


 さて。
 アイン様の今作、今風のアップデートでもあり。オリジナルでもあり。
 個人的な見地としては、十分後者でも通じるとおもうのです。ただ、先方の記事でBUCHI氏作へのレスペクト記されておりましたので、アップデートという扱いにいたしましょうか。
 良い意味で、BUCHI氏作品の雰囲気を引き継いでもおりますので。


 E231系は言うまでもなく、東海道・高崎・宇都宮各線の主力。
 近郊形の4ドア化は賛否割れましたが、ほぼ全編成に数両のクロスシート車が位置固定で入ったことは進化では有り、肯定できましょう。
(113系・115系や211系はオールロング編成あり、それを運用的に避けるのは不可能に近かったのです。何度も外れ引いたし、そういう時ほど1本見送って…も出来なかったり)

 アイン様の作品は5両編成。
 サロ組み込みに好ましいバランスですね。そして、もう1両増結予定、とのこと。
 屋根そのもののつるつるタイル仕上げ、そしてクーラーもつるつるなのが、今の「無機的な」電車という感を強めていましょう。2連ポチスロも電車ビルドを変えた部品の一つです。


 前頭部。額縁部分はタイル張り。L形タイル部品のおかげで7幅分のタイルに出来たようです。6幅分だと物足りない、8幅分だと幾分長過ぎる。必然性のある選択。

 ブラックガラスは実物の印象に近いです。
 下部の標識灯もサイズ適切で、締まって見えます。
 おでこの処理は、1x2カーブスロープという文明の利器! 

 緑帯と下部標識灯枠の間に灰色のラインが通っていると、よりE231らしく見える……ような気もしますが、ここは敢えての「アレンジ」でしょうか?


 側面。トレイン窓とトレインドア……がBUCHI氏作品の味でした。
 今はどちらも入手難しいから……というよりは、専用部品に頼らない組み方のほうが主流になり、またリアルな印象になってきた感も。今作るなら、やはりこの流れになりましょうね。

 実車の、やはり無機的な雰囲気が伝わってきます。2x4の横長パネルという部品は近年存在しているのですが、未だクリア系出ず。残念。


 グリーン車。この車のみ凹形台枠部品を使用しているため34ポッチ。
 実物もボリュームフルな車ですから、視覚的な違和感は少ないですね。背が高い分、全長も無いと寸詰まりに見える恐れありますから。

 前後車両より極端に背が高くないのはリアルティにもつながっています。
 ブルーグラスもまた、グリーン車っぽい雰囲気。
 2階窓の表現もいろいろ考えられるところですが、レスペクトとしてはこれで正解でしょう。ただ、屋根端のクーラー表現は欲しいなと思います。


 最新型、E235系との並び。
 E235系は黒いスカートが印象を引き締めていますので、E231系もスカートの上半分を黒にすると締まって見えるかもしれません。
 実物に関しては、縦長というよりは横長な顔の印象があります。
 

 通勤タイプも含めてE231系は今後変転が予想され、更に面白い題材になっていきそうな予感。何より「一番、当たり前の電車」がレゴで造られることの意義も大きいってものでしょう。
 首都圏主体の「並び」とか、ますます楽しみになってきました。

 絵本「でんしゃがはしる」の今様、実現する日も遠からず……?
 
posted by 関山 at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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