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とにかく「安く」レゴが欲しい……というビルダーの声にお答えします。
注文を受けてから調達を行うため、即納体制は取れません。
しかし、当店に在庫切れはございません!

カンザンブリックは、日本のレゴビルドを変えてみせます!


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2016年01月31日

【ヒント・アイディア】プラスチック磨きクロス その威力!



 情報源ki-tak様より。

 自分は神経質病どころか、大雑把病がヤバい位のレゴラーですが(問題ありすぎ!)、それ故に私用で購入する部品は安い中古が多い。当然、傷は悩みの種です。

 早速購入して試してみました。
 

 kita-k様の使ったものと同じ……かどうか分かりませんが、amazonで買いやすいのはコレ! レビューも概ね好評の模様。
 どうやら研磨剤+ワックス混入のクロスという品のようです。







 先に断っておけば、新品同様になるわけではありません(使い方次第でより効果出るのかもしれませんが……)。
 また、研磨剤が入っているため、細かく拭いた方向への跡は残ってしまう模様。
(つまり、新品の部品への使用や、レンズ類への使用は厳禁!

 でも、中古傷だらけが「中古良品」には化けます。
 目立って「ちょっと我慢しずらい傷」が、目立たず「意識しないと見えない程度」に収まります。また微細な傷多数による「濁り感」が完全にクリアになるのは大きい。

 過度な期待は出来ませんが、クリアパーツの傷に悩む方にはお勧め!
 「濁り」がなくなるだけで変わってきます。

posted by 関山 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒント・アイディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】sauseiji様の瑞西国鉄RABe511形電車。不可能への挑戦?

 先方の記事こちら>「スイス国鉄RABe511形電車」

 画像はFlickrより

 実物について:wikipedia「スイス国鉄RABe511形電車」

 2階建ての近郊型電車。1990年より導入のRe450形(電機+専用客車)、2006年のRABe514形電車に次ぐ最新型で2011年より投入されているもの。
 これまでのスラント形状ではなく、丸みの強い前頭形状に。
 ボリューミーであり、スマートな形状でもあります。


 なんというか、自作シールにでも頼らなければ……レゴでは再現不可能な形状?
 単純に見えて、一箇所を立てると他が破綻するような、なんとも面倒な形状です。


 不可能を可能にするこのモデル。1年以上掛かっての完成。

 車両の造形で、何処を割愛して何処を強調するか……というのは難しい問題ですが、sauseiji様の答えは赤いV形のライン、そして逆台形の前面窓の強調でした。そして、円月形のライトケース。ライトそのものはバー端面を出すことで実物同様の目立ち方。

 その代わりに、傾斜と丸みが割愛されています。
 カーブスロープの駆使で傾斜や丸みを表現することは不可能では無いと思われますが、そうすると帯や前面窓はシールでも使わないと再現不可? 自分が作れるかというとちょっと無理(苦笑)。もう少し単純なラインのRABe514形の方でさえ無理って判断しましたから。
 
 少なくとも、雰囲気を掴まれているのは事実でしょう。


 堂々の4両編成(実物は6連または4連)
 2階部分は短めのアレンジですが、実物同様の窓数にすると全長が膨れ上がってしまうのだとか。台車部分を最小限の長さに抑え、全長が伸びすぎないように留意しています。
 シックなカラースキームが美しい。ドア周りの鮮やかさも印象的。


 中間車。右が2等車、左が1/2等合造車。2階と1階の半分が1等室。

 2階電車として、重厚さを狙った造形でもあります。車体構成では下屋根部分の「横組(表面を出す)」が効果をあげていましょう。ここが細密にも見えます。


 動力車。
 レゴトレインの難しいところは動力台車が或る程度大きなものに縛られてしまうことですが(トレインモーターのホイールベースの関係で)、このモデルでは自作動力の使用で回避しています。


 テクニック仕掛け。Mモーターによる駆動。


 雪中での野外撮影。瑞西の郊外っぽい雰囲気が嬉しい。
 前面下部、スノウプロウからバッファ部分までの造形の細やかさも伝わってきます。実物でも衝突強度の関係か、ここは重厚な印象なのですよね。


 雪原を往く。
 広い環境においてみると、重厚なはずのこの電車が軽快に見えてくるので不思議な感じでも有ります。この作品の魅力を発揮していましょう!


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 近郊・通勤用のダブルデッカーは世界的に見ると珍しくはなく(座席あたりのコストを下げられる)、新旧欧米いろいろな形状のプロトタイプがあります。いまは有料列車専用とコンセプト後退した感のJR東215系もこの仲間と言えました(クハ415-1901というのもありました……)。

 切なくなる実物の話題はともかく。
(日本に限らずアジア圏の鉄道事業。人口密度高いのイイワケに輸送の質落とすの好きだよなぁ。人口密度高いからこそ輸送の質上げる運賃収入得られるはずなのに……?)

 日本のレゴトレイン界隈では未だ欧米の通勤・近郊形は作品の少ないジャンルですが、その中でもダブルデッカーは殊更作品が少ない。現代の欧米の鉄道シーンを作る上で欠かせない車種故、今後製作が盛んになってくれるとよいなぁと思うのでした。

 個人的にはちらりと触れた、同じく瑞西国鉄のRABe_514形が割と好きだったります。

 いつになるか分かりませんが、チャレンジしてみますよ!
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【実物鉄道】久々の海外鉄は「北朝鮮!」

 2009年にロシア・中国。次いでアメリカ行って以来久々。

 3月上旬。朝鮮民主主義人民共和国に行ってきます。そうそう行く機会があるわけでもありませんので。
 自由に行動できる国ではありませんけど、不自由さもあの国の味の一つとして体験しようと。ガイド付のベタな観光コースでも無駄に楽しい筈?

 無論直接ではなく、中国経由(5/6列車)で。
 中国も東北部(瀋陽やハルビン等)は実に16年ぶりなので、激変が不安でもあり楽しみでもあります。

 政治的にはいろいろ騒がれる一方。
 隣国はどちらも経済発展著しく、挟まれたあの国も今や無縁ではないという報道も聞きます。行って見てくる価値は高いと考えています。
(普通の国になっては欲しいけど、そうなったら見どころも半減でしょう。観光客的には)

 思えば、2009年の大旅行では、思ったよりもロシアを身近に感じ、アメリカへの精神的距離感を感じたのですが(あ、なんか危険なこと書いた気が……)、今度の国では如何様になりますやら。「行ってみなけりゃわからない」。




 北へいこうらんららん♪ カニやホタテは食えないと思うけど、観光客向けの食事は割と良いと聞いてます(笑。冷麺とか焼肉は好きだし)。大同江ビールは旨いらしい。
 少し休みに、少し遊びに行ってきますよ。
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】エース君の187系気動車 振り子式を再考する。/阪急電車「らしさ」の記号



 まずは動作確認試作品より。
 見事に傾斜しています。S字カーブをクリアしています。

 動作原理は斜面と台車の回転角を利用したものです。隼様のものと同じシステムでしょうか?


<参考画像 隼様の作品より 台車。斜面が分かります>


<参考画像 隼様の作品より 車体側。回転軸>


<参考画像 隼様の作品より 動力台車と回転軸の位置関係>

 確実に動作するシステムだそうです。
 ただ、自分は未だ試していないので、未だ確証はもてませんが。
 上の動画より、どうやらこのシステムを組み込んでいるらしい。


 角形のボディが台車に対して、大きく傾いているのが分かります。
 

 2両編成。実物もローカル特急ゆえの短編成故、再現しやすい題材でも有りましょう。

 187系の極論のようにシンプルなボディは却って再現が難しいものですが、横組の駆使で巧くまとめています。
 実物のデビウ当時、2001年地点で「手抜きじゃないか?」という感のあった187系の造形も、今になってみると突き詰めたシンプルさを狙った合理主義? 
(後続の189系気動車では前面が丸くスマートになった代わりに、振り子式を止めた平凡な?車体になってしまいました)
 貫通路廻りは雰囲気出ているというかレゴとの相性が良いですね。LEDによる全面表示(これもカラーLEDの普及した今の目で見ると少しレトロ)をオレンジのクリアブロックで表現しているのもそれらしい。

 側面は、青と黄色の対比が美しい。
 側窓はパネル2枚+窓柱1本のピッチの方がそれらしいと思うのですが、パーツ不足だったのでしょうか。それでも雰囲気は出ています。

 レゴトレイン界隈での振り子式再現モデルはG@ひたひた様の591系電車、そして隼様の283系気動車と続いたものの、その後がなかなか現れませんでした(でぃるてぃっく様のAPTが製作中では有りますが)。
 でも、実働する「振り子式」はギミックとしての楽しさ満点。
 
 また、数年前よりも「喪われつつある技術」としての味というか深みも増している気がします。王道の国鉄381系電車の各種とその後継 JR海383系、或いは悲運のJR北285系気動車、引退近づくJR東351系電車。地味だけど四国の輸送を変えた2000系に8000系。そして欧州形各種。伊にドイツ、スペインにスウェーデン。意外とプロトタイプは多いものですよね?

 ※:ここは、微妙なところで。
 国内向けこそ近年新造が途絶えていますが、台湾向けは未だ増備続いている由。
 また空気バネによる車体傾斜なら、日本で一番多くの人びとに利用されている列車……新幹線N700系に導入され、N700Aにも継承されていますから。
 必然性があるところには生き続ける技術なのでしょう。


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 エース君というと最新作は阪急電車だそうです。ちょっと意外。




 阪急7300系。シンプルな造形ながら、阪急電車を伝える「記号」を盛り込むことで、「それらしく」。白い屋根。快速急行な黄色い方向幕。3個づつの側窓。そびえたつ2丁パンタ。
 強いのはやはり貫通路・貫通幌廻りの表現でしょう。阪急電車だとかなり目立つクロームの幌枠の横組。引き締まる桟板。
 部品の制約ある中でもここまで阪急らしさが表現できるのは驚きです。また、華やかな京都線特急車ではなく、汎用の7300を題材にした渋さも。

 彼の作品、制約が緩まった時は更に化けてくるのでしょう。それまでの経験の蓄積が役立つこと想像に難くありません。
 

posted by 関山 at 23:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月28日

【レゴ製品】2016年後半製品 Architecture、Elves、Friends等。中二病趣味のelves vs リア充Friends?/「遊園地施設Aセット」?

 やはりまとまってる「The Brick Fan」からの情報でお伝えいたします。


 NYにベルリン、ベネツィアという「世界の街」シリーズ続けるかとおもいきや、単独建物も続きます。まだ大物残ってるんですよね(宗教的テーマはダメなのに)。
 そんなわけで罰金罰金バッキンガム宮殿よ!
 バスとタクシーが嬉しい(笑)。


 合衆国国会議事堂。物凄いボリューム。


 ディズニープリンセス。美女と野獣ですね。
 シールの窓がちょっと悲しいのですが……不評じゃないのかしら? なんというかベタにDisneyな世界観が顕れてます。ディズニー苦手だとちょいきついかも。


 elvesも後半新作が展示されてました。
 前半製品に続くドラゴンシリーズ。41179は優雅なホワイトドラゴン。このドラゴン、大量のパーツによるかなり真面目な造形であるのが伺えます。このシリーズへの印象が大きく変わってきそう。
 

 41177 鍛冶屋というか工房。小さなシューターが興味深い。上から滑り降りるなら遊んで楽しいデザインと。建物部分は真面目な雰囲気。


 41180 大物。お城。この配色なのに下品に見えないのは凄いと思うのです。悪役っぽく禍々しくみえかねないデザインを、巧く味方サイド?に収めてしまっているのも。この辺の微妙さ巧みさが実に神崎蘭子的なのです?

 このシリーズの中でも特に、西海岸リア充的Friendsに対する、ゴス的中二病的なelvesという対比を明確に感じさせます。如何にも神崎蘭子が熊本弁でお薦めしそうな感じじゃないですか(爆)。
 あと、フード被ったミニドールが独特の雰囲気。



 そんなわけでリア充ワールドなハートレイクへ。
 定番のペットショップ。このサイズのお店系が普通の品になったのはFriendsの功績。


 グルメポッポ……じゃなぇや、医療用トレーラー。
 乗馬シリーズの一つで、家畜などの方の獣医さん用です。


 乗馬クラブ。Friendsも配色渋くなったものです。これならパーツ取りに買える(笑)。 意外と油断ならんないのがFriendsでもあります。
(厩の上が宿舎だと臭くないか……というツッコミは多分無粋なんでしょう)


 遊園地シリーズ。意外と有りかも。ミニゲームコーナー。レゴジャパンが2012年に京都駅で行った催しをなんとなく思い出したり。こんな縁日的なミニゲームコーナーあったんですよ(ブロックすくいがないのが残念)。

 射的とバスケットボールはガチで遊べる仕様か。
 なお、GBC的にバスケットボールも復活したのは望ましい話なので、どっかのbricklinkのセラーにでも卸してくださいレゴ社さん。


 廻転飛行塔。尾翼のマークがクラシックスペース。これでパパのハートも撃墜。
 あとシャフトにフレキシ入ってます。小さいのにやるなぁ。


 ホットドッグワゴン。かなり大きい。ホットドッグそのものという形状が楽しい!
 ホットドッグは新型パンズ付きが2個入り、特大……もとい宣伝用被り物が1つ。あれ、ミニドール用に形を起こし直したんですね。


 そして、肝心のローラーコースター。誰が云った、期待はずれと(笑)。
 まず、久々のナローレールですよ! 1周分+勾配が4つ。いや、色が色なんで使いにくいといえば使いにくいですが、そこは無いよりマシと考えましょう。
(建築資材として使うのはありかしら。アズールのアーチでアーケード……とか)

 その他小さな観覧車とフリーホイール。入場門やアイスクリームワゴンといった小物たち。看板。

 敢えて申しましょう。
 こいつは「遊園地施設Aセット」だと(グリーンマックスのストラクチャーキット風に)。小ぶりな遊園地は鉄道模型のストラクチャー的に、レゴトレインと組み合わせて「遊べ」そうな気がするのですよ。私鉄電車の沿線が凄く似合いそうです。茶色い電車なら宝塚、緑の濃淡なら枚方、銀色か緑なら多摩川園……(以下略。

 それはそうと鉄道会社の副業遊園地なんてモノは今や絶滅寸前ですが……。まぁ、今も生き残ってる設定で良いじゃないですか枚方のごとく(笑)。10000代の遊園地題材の製品ほど大袈裟かつ大ぶりではないので、レイアウトには組込しやすそうですし。
 
<次回怒涛のテクニック篇>
posted by 関山 at 20:55| Comment(1) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】ドイツなレゴトレイン本(ドイツ語)刊行。内容は?



 waka様、情報ありがとうございます。

 本家のやる気なさに対して、こうした出版物が出ることの意義。情報が少ないのですが、180ページというボリュームです。文章は独文なので、グラフィカルな内容であることを期待してしまいますが……さて?

 語っているのは表紙。
 観て分かる通りのドイツ形です。フルスケールで7幅か8幅でしょうか。


 最上段はCタンク。動輪はBBBミドル。メインロッドにテクニックプレート使えるのは気が付きませんでした(ハーフハイトのアームではなくて)。サイズ的にモータ、電池box内蔵で自走できちゃいそうですね。
 牽いてる貨車はロングホイールベースの二軸貨車。このままだと通常カーブをクリアできませんので、首振り+復元など、何らかの対策がなされているのでしょう。

 中段は電気機関車+近郊形客車。
 電機の足回りは自作台車枠です。不安になるほどの精細さ。現代電機のスッキリした車体はポッチだしに寄るリベット表現でメリハリをつけていると。
 
 客車はフルスケールのようですが、それほど威圧的なサイズではなく良い塩梅に見えます。2階客席の窓が斜めについたタイプですが、2x3パネルを巧く横組してる感じ。

 下段は言うまでもなく、ICE-3。
 比較的無理のない?組み方で前頭部を構成してるように見えます。ただ、ICEにしては角度が寝すぎている印象はあります。
 側窓は横組。
 車体幅は分かりませんが、6でも7でも8でも成立しそうな感じでは有りますね。

 とにもかくにも、現代的かつ高度な内容が期待できそうです。表紙詐欺でない限りは。

 逆に申せば、高度過ぎるリスクもあります。内容サンプルがないと、どの層をターゲットにしているか分かりません。ただ、ドイツ形メインと思われるので、日本のファンには馴染みやすいかもしれません。いや、アメリカ型よりは。
(鉄道も軍事も自動車も、メカ系趣味は日本の次にドイツの情報が行き渡っておりますものねぇ。友人の軍事マニアの発言「ドイツ軍好きでいいのは小学生までですよ!」という暴言を忘れませんけど、某戦車道アニメでも主人公はIV号に乗ってるわけで(笑))


 4月の発売ですが、既にamazon.co.jpで予約可能です。表紙画像でビビッときたなら有りと思います。
 

<追記>
 作者さんのホームページです。購入の参考になるかと思います。me-modelsレールのテストやS-bricknテストなど、相当に意欲的ですね。本を出されるだけのことあると思うのです。
http://www.holgermatthes.de/bricks/en/index.php

posted by 関山 at 19:30| Comment(1) | TrackBack(0) | レゴ製品:トレイン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月27日

【レゴ製品】2016年後半製品 Creator及びCity等 「上級基本セット」の復活!?

 ロンドンの文字情報から一週間も経っておりませんが、早くもニュルンベルクのショウで画像が出てきました。

 まとまっているのはTheBrickFan
 その転載元は
http://www.promobricks.de/
http://zusammengebaut.com/
 辺りです。

 なお、画像は当方でトリミング・シャープネス補正しております。


 Cityのサブテーマ、火山探査。
 大型モデルも造っての気合はいったディスプレイです。メインカラーはライム色。この色の重機は「レンタルのニッケン」風で、馴染みやすいものか(笑)。


 定番のヘリ。このタイプのキャノピーも色が揃ってきました。
 ライム色の飛行機窓は初出です。ライム色の題材造る時に便利。


 定番の移動基地。ここにもライム色の飛行機窓が。
 また、トラクター側には2x3の車ドアが使われています。

 ボンネットでパワフル。6幅8幅肯定だと悪くないデザインでしょう。


 他重機系アイテム。Cityでもキャタピラは「ガチ テクニック仕様」ですね。素晴らしい。
 火山探査というとキワモノ感ありましたけど、鉱物資源調査という感じで真面目なテーマなのかもしれません。


 久々のガソリンスタンド。60132。珍しくも2in1モデルで、右上の修理工場?への組み換えも可能。スタンドそのもののデザインも良好です。4幅車ファンなら背景・アクセサリに欲しくなりましょう。
 4幅車も2台入り。青は車ドアですが、濃赤は……。意地でも濃赤の車ドアをリリースしてくれないレゴ社にげんなりではありますけど、濃赤のルーフ4x6は嬉しい。

 黄色いロードスイーパーも過去のものより精細に、そしてパワフルに。


 現物。ガソリンスタンドなんで、自転車よりベスパが良かったなぁ(笑)。


 話題の公園の人々。60134。老若男女の一般人たちのセット。アクセサリも見れば見るほどにクール。新型ホットドッグ(パンズ有り)、待ち望まれてた車いす。タイヤは外せるなら自動車系ビルドにも影響しましょう。腕の動くであろう?乳児。銀色のバケツ。

 ところでGBC派にとってボールの供給はありがたいですね。ボール100個パックとかも商品化して欲しいものですが(笑)。


 地面無し、セットに入ってるもののみでのディスプレイは良心的。
 これでもセットの魅力が伝わります。DACTAではなく一般流通製品であるというのが、これまでの「警察と消防しか無いじゃん」のCityのイメージチェンジに繋がること期待しています。
(民家や商店とかはCreator、或いはFriends使ってくれということなのでしょう)


 もう一つのサブテーマは「空港」。
 貨物機は残念ながら4幅ではなく6幅。あのキャノピの緑登場。
 


 リムジンとプライベートジェット。現行品でもFriendsにありますが、あちらの浮ついた配色とは対照的な渋さ。あっちが某LCCならこっちはスターフライヤー? 6幅はプライベートジェットには大きい気がするので、エアライン設定にした方がよさ気。


 60103のエアショウは「ハンガーあり」でした。よくぞ格納庫を商品化しちゃうものです。いやプレート中心の大味な作りですけども。大きな建物は難しいでしょうに。
 
 曲芸機設定のジェットは、恐らくみなさん武装付けて戦線に復帰させるのでしょうね(笑)。過度に大きくなくフィグの乗れるジェット機は嬉しいものです。
 対照的なレシプロ複葉機も楽しい(なんと女性パイロット)。他に整備や地上クルー。飛行機の面白さを重層的に伝えてくれるセット。これは「あり!」と思えるのでした。


 メインアイテムの旅客ターミナル+旅客機。
 
 レゴ社。一体何を参考にしやがった(笑)。
 よりによって小松便を減便に追いやった、あの電車の方のカラーリングですね。いや流石に偶然だとは思いますけど。残念ながら8幅機体のほうなので、このセットから北陸新幹線造るのは難しそうですけども(笑)。

 翼部品は刷新の話が有りましたが、残念ながら従来仕様です。
 旅客ターミナルはオマケ程度ですね。コスト考えると仕方ないのでしょうが。


 31051 岬の灯台。
 良い意味で前回作の雰囲気を引き継ぎ、より明るくなった感じ。赤い部分の塗りがはげてレンガがチラ見えしてるデザインが好ましい。カモメx2とシャチx1付き。


 31053 ツリーハウス。
 これは前作より落ちた感。建物大味だわ、枝葉の表現も大味だわ。
 女の子のミニフィグは可愛いですけど。


 31052 バケーション。今回の「大目玉」といって間違いないでしょう

 メインモデルのキャンピングカー(8幅)の出来も良いのですが、組換モデルに注目。「別荘と6幅車」に「クルーザー」という全く異なるモデルに変身!

 この幅の広さは1970年代の「上級基本セット」を思わせるものが有ります。

 参考:【考察】「上級基本セット」よ、再び!


 1979年日本版カタログより。 「いろいろなものが、細かいところまで原形に近く作れる特殊部品がいっぱいのセット。自分の好きな。ワクワクするようなテーマに、挑戦できます。」

 対象年齢(6歳以上)のステップアップを目的とした上級基本セットは、今のAFOL時代においても「大人の出戻り」に求められてきたもの。
 久々にレゴ触るけど、どのセットを買えばよいかわからない……。バケツ系は大味というか子供向けすぎる、テーマ特化のものはそれしか作れない……そんな問題が1990年代以降存在していました。
 
 そこを改称する力を持っていそうなセット。基本パーツに特殊パーツ。ミニフィグにアクセサリまで含まれる。21世紀の「上級基本セット」と称して間違い有りますまい。最初に買うべきはこれ! と。


 キャンピングカー自体はちょっとごっついですけど(笑)、基本セット的性格考えると已む無しでしょうか。テント入ってるのは面白いですね。セカンドモデルでも巧く使われています。
 なお、新濃灰の2x2窓にも注目! 新色です。鉄道系に使えますよね。


 インテリア。




 見事に鉄分皆無ですが、デュプロトレインだけは新作あるんですよねぇ。
 手押しの簡易セットですが(雰囲気はなかなか良い!)、このコンセプトを何故juniorの4歳以上対象で、通常トレイン規格で出来ないのかしら。

 レゴトレインの問題点はCityからのステップアップ手段が皆無ということ。
 そして、デュプロトレイン(4歳まで※)とCity(6歳から)の間がボロっと抜け落ちたラインナップのままということ。4-5歳なんて一番汽車のおもちゃ欲しがる年代でしょうに。
(※:5歳までとカタログには有りますけど、5歳には幼稚な感じがします)

 ビルンのアホども、この問題の由々しさ理解してるのかしら。



 気を取り直して。
 版権系は興味の対象外では有りますが、このセットは妙に惹かれます。なんとなく、2000年代前半のスパイダーマンを思わせる雰囲気で「懐かしい」。
 それが今のクオリティで蘇った感。黄色い4幅車(タクシー)も、昨今のCityからは消えてしまったデザイン(二人乗れそう!)。
 無論、タクシーのために購入するのは勿体無いと思いますが、ミニフィグは売却して車と建築資材を得るために……は有りかも。巧く寝かせば版権ミニフィグは「資産」に化け、元がとれますからねぇ(苦笑)。


 一部ツッコミは入れたものの、概ね良好なラインナップと言えるでしょう。
 CityとCreatorが概ね悪く無い……のは有難いことです。「上級基本セット」の復活も喜ばしいことですし。
 次回はTechnicとFriendsです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月26日

【価格情報】71011 ミニフィギュア シリーズ15 60個入り 10%off(カンブリ扱16種コンプも可)/2月発売クリエイター24-33%off


 頑固に「定価」だった71011 ミニフィギュア シリーズ15 60個入りが10%off 28961円。パック単価482円。店頭実売と比較でどうぞ……。

 なお、「カンザンブリック」扱いで取り寄せで16種コンプセット扱えます(今回は取寄のみです)。前回同様、送料込8000円程度の価格にできる見通しです(調達料金不要)。
 お問い合わせこちら


 それより本命は2月5日発売のクリエイター各種!
 定価での予約開始でしたが、今は33%off掛かっているものもあります。予約でGO!

 目玉?「街角のデリ 31050」は33%off 4309円
 「湖岸のロッジ 31048」も同様33%off 2866円。手頃な家セットですし、この種を2セットで大きな家を造るのもありでしょう。
 「海洋調査船 31045」は24%off 2042円
 「プロペラ飛行機 31047」も33%off 2505円。セットボリューム的に割安感!


 「公園の動物たち 31044」は24%off 2042円
 「 スポーツカー<イエロー> 31046」は33%off 2505円
 「バックホーローダー 31041」は24%off 658円 小物で24%offは割安感。
 「スーパーグライダー 31042」は24%off 1217円。商品名で突っ込んだら負けです。セカンドモデルはX-29!

  
 「砂漠のオフロードカー 31040」24%off 658円 4幅車の部品取りに?
 「ヘリコプター輸送車 31043」24%off 1217円。これも4幅車との相性がよさ気。
 
 トレイン関係の在庫状態渋めですが、「パワフル貨物列車 60098」は38%off 15458円。過去の最安値の40%off 14853円には誤差範囲か……?
 
posted by 関山 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月25日

【作品紹介】アイン様の103系 播但線 マゼンタパワー

 カナリヤ・ウグイスに次ぐ103系の3本目、まさかこの色・この仕様で来ますとは。
 良い意味で予想を外してきましたね。
(オレンジやスカイブルー、エメグリ辺りが予想されたのに……。弄れても地下鉄乗り入れ1000/1200代とか)

 先方の記事「レゴ103系 〜播但線〜」

 播但線用の103系は西お得意の魔改造延命車(N40車ばかりの3500番台)。
 どうやら加古川線用ともに「最後まで残りそう」な103系という感じですね。実物の色はダークレッドと云われておりますが、レゴの濃赤ではなく(明らかに違う色です。レゴの濃赤は近鉄マルーンに近い)、最近のレゴセットでは使用頻度が高くなってきたマゼンタで勝負。



 この色。大有りでしょう! 実物の印象そのまま。

 そして、レゴ作品としての「斬新さ」。トレインに限らずマゼンタメインの作品なんて誰も作ってはいなかったでしょう。それだけにインパクトは大きい。鮮やかだけど重みもある、素敵な色じゃありませんか。

 ドア周りなどの灰色は実物どおり。103系にしては色気のある部分。

 前面表現はパーツ種類の都合で既存作と揃えられなかったとのことですが、実物3500番台自体が原形に比べかなりいじられてますから、違和感より寧ろリアルに思えます。

 なお、ベンチレータ撤去の屋根上も3500番台という感じですね。


 惜しい? のは、側窓や前面窓がN40車というよりは原型に近いかなということ。
 側窓が上半分は1x2、下半分が1x4の、トランスブラックのブロックならあの逆T形状の窓の雰囲気が出せたかもしれません。
 一方、1枚窓に改造されてる前面は……簡単に答えが出てこないですね。
 トランスブラック差し替えか、或いは真っ黒にしてしまうのも手かもしれません。

 クモハ102のトイレ部分窓埋めもあったら楽しいかも。これはトイレ無し時代もありますし、全編成ではないので無いなら無しでよいでしょうが。

 とはいえ、この題材を選んだセンス。
 そしてマゼンタパワーで細かいことはどうでもよくなるのですが(笑)。


 3色展開。この並びだと関西線・福知山線(或いは山陽本線・呉線末期色)・播但線、という趣?
 103系も今や「西」のみの形式になって久しく、また「西」のは更新具合の差異によってバリエーションも豊かだったりします。その姿は往年の72系を思わせたり(三段窓の如何にも「モハ63」な車と、101系並の全金車。挙げ句の果ては103系車体に更新された車まで。そんなのがごちゃ混ぜ)。繰り返される楽しい歴史♪

 あの両数と広汎な活躍範囲を誇った103系。色も形もまだまだ可能性に富んでいます。更には先輩101系・103系の地方転用105系も。201系も仲間といえばお仲間。
 いきなりの変化球にびっくり……ではありますが、やはり楽しめる・遊べる形式と言えるでしょう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ製品】2016年ロンドントイフェア情報(文字のみ) 2016年後半製

 撮影禁止の見本市故に、文字情報のみです
 bricksetのレポートが割と詳しいのでリンクしておきましょう。

 なお、先に断っておけば「鉄分皆無」です。
 あぁビルンに(以下検閲削除。

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 ディズニープリンセス・エルフ・フレンズ

【DisneyPrincess】
「41067 Belle's Enchanted Castle, 49.99ポンド」
 価格も価格ですので、大きめのお城になりそう。
「41065 Rapunzel's Best Day Ever, 19.99ポンド」
 情報初出。

【Elves】
 4商品追加。続きますねこのシリーズも。
 41177 Precious Crystal Mine, 24.99ポンド
 41178 Dragon Sanctuary, 34.99ポンド
 41179 Queen Dragon's Rescue 59.99ポンド
 41180 Ragana's Magic Shadow Castle, 74.99ポンド
 こちらも商品の大型化が気になるところです。1ポンドは168円。

【Friends】
 既報通り乗馬クラブなど。あとは遊園地。

「41130 Rollercoaster, 89.99ポンド」
 これは気になっていたタイトルですが……。「期待はずれ」とか書かれてますね。ナローレールも入ってなさそうです。やっぱりダメか。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 テクニック・City・クリエイター・バイオニクル
 バイオニクルは詳しい方にお任せするとして。
 
【Creator】
「31049: Twin Spin Helicopter 20ポンド」

「31051 Lighthouse Point 40ポンド」
 久々の灯台。「 very cool」とか書かれてます。ブロック組のシャチ付。

「31052 Vacation Getaway 50ポンド」
 10幅のキャンピングカー+ボートトレーラー
 キャンピングカーはベッド・ストーブ(コンロ?)・トイレが表現されてるとか? 「best in show」とか評されているので期待して良いんじゃないでしょうか。
 
「31053 Tree House 25ポンド」
 ツリーハウス。前作とどう違うのかしら。


【Technic】
「42053 Volvo EW160E 70ポンド」
 装輪のパワーショベル 実物画像

「42054 Claas Xerion 5000 tractor 120ポンド」
 農業用大型トラクター 実物画像
 この価格帯ですから電動?

「42055 Bucket Wheel Excavator 180ポンド」
 装軌のパワーショベル……と思ったら全然違う。露天掘り用の超大型採掘機械のようで、実物イメージこんなのだとか。
 3000ピース超え。「Oh. My. God. What a fantastic thing!」とか書かれてるのでレゴ製品としての出来も良いのでしょう。テクニックは常に恵まれてるジャンルだけに期待は外さなそうです。

「42056 'confidential super car 250ポンド」
 かなりの高額商品。電動必須か。現物展示はなかったそうですが、ポルシェ911風? 何故かマクラーレン風という情報もありますが、どっちやねん(笑)。
 これも期待は出来そうです。


【City】
 「Volcano Explorers」と「AirPort」がサブテーマです。前者のテーマカラーはライム色だそうで。後者は初出情報です。

「Passenger terminal and jet 80ポンド」
 旅客機と旅客ターミナルのセット。翼パーツが一新され、前のよりは少しは「子供っぽくはない」とか。過度な期待は……。

「 Airshow 70ポンド」
 2機のジェット機 それに加えてハンガー(格納庫)がついてるというのはほんとなんでしょうか。マジなら格納庫のほうがメインですね(笑)。他サイトの情報ではハンガーについて言及されてないので、ジェットx2のセットと考えるべきでしょうか。それでも美味しいセットにはなるでしょう。
(レゴ社、ジェット戦闘機は無理でも曲芸機や練習機ではリリースしますからね))

「Cargo plane 18ポンド」
 価格から推測できるよう小さめ。緑と白。レゴの貨物色です。4幅飛行機の復活なら嬉しいのですが。どうなるか。

「VIP Service 40ポンド」
 プライベートジェットと 白いリムジン。

「60134 City Fun at the Park 34.99ポンド」
 ミニフィグ14体セット? 街の普通の人々のセットという趣きのようです。老人男女から赤ちゃん(新パーツ!)まで。また新パーツの車いすも含まれるとか。
 公園要素はピクニックテーブル、ベンチ、バス停、フットボールゴール、ホットドッグカート。かなり好感持って書かれていますね。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 他、リンクのみ

【マーベル】
【アングリーバードとマインクラフト】
【スターウォーズ】

 それから、一覧性が高いのは「The Brick Fan」の記事です。こちらもお薦め。
http://www.thebrickfan.com/lego-london-toy-fair-2016-set-details/

posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月24日

【作品紹介】エース君の三岐鉄道ナローゲージ。自走!




 ゆらりゆーらり走ってゆきます。
 直線と曲線のつなぎ目でクラリと揺れるのもご愛嬌。ナローゲージらしさ!

 なお、ナローカーブは先日「お年玉」として現物支給したものです(笑)。いやお世話になっておりますから。こんなに早く活用してくださるとは思いませんでした。

 そして、選ばれた題材は流石に近鉄好きなエース君!
 もと近鉄の、三岐鉄道270系電車なのですね。


 2ドアの2両編成。真四角な電車が却ってそれらしい。ドアの雰囲気が細密感あって良し!


 ブラックフェイスに角形の灯具が三岐270と分かりますね。
 車体裾のオレンジラインがあればなお良しでしょうか。今後の改良に期待です。

 さて、隣には近鉄の通常サイズ(標準軌)の電車が。
 6幅車体でナロー作ると、小ささの演出が難しくなります。有効なのは車体高を下げて、またパンタグラフ(蒸機なら煙突など)を大仰にすること。
(軽便鉄道の車両は、車輪径が通常鉄道よりずっと小さくてそれ故に車高が低い。その割には集電装置などは通常鉄道並だったりするので)

 これで隣の名古屋線?に対して、小さな北勢線を表現することに成功しておりますね。
 ナローゲージ車両の車体幅は難しい問題ですが(4幅や5幅では動力化が困難!)、近鉄ナロー(三重交通・三岐・あすなろう)や越後交通のような電化路線なら大きめでも良いのかもしれません。




 さて。気になる足回り。
 車内にMモータ縦置き。二軸駆動。

 二軸車へのアレンジですが、ナローのボギー動力車は未だ技術的に難度が高く(ryokuchakuma様が以前手がけてたかも?)、また車高が上がってしまう問題があります。先にも触れたよう、車高を抑えることでナローゲージらしさ軽便らしさを出すという演出ではこの割り切りは有りだと思います。
 
 なお、強度的に不安は感じますので、できれば車輪外側もアームやビームなどで抑えたほうが良いでしょうか。ウチの先行、三重交通4400形でも足回りの耐久性が未だ課題ですので。

 繰り返しますが、ナローゲージでは大事な「車体高への配慮」
 この写真では左側に注目、1プレート分フランジを逃しています。この配慮が嬉しい。

 何時か、ウチの三重交通4400形(三岐200形)と共演させたいですね。
 あれも半端なところで放置してるので、なんとかしたいところなのです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介・ナロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【考察】最近の玩具業界性別撤廃の流れと、レゴ社の姿勢

 けん・たっきい様の情報より。



 当該記事こちら。
欧米で消える「男の子」「女の子」玩具…性別撤廃社会とリアルな市場で揺れる業界

 面白い記事ですので、必読です。
 近年はなおも、性別撤廃的な流れは強く、玩具業界も対応を迫られている。
 しかし、レゴ社はその流れの中で女児向けシリーズをリリース。同社の売上向上に大いに貢献し、同社を世界一の玩具メーカーにしてしまった。
 ワシントン・ポストは、企業としての営利追求と社会的イメージとの板挟みとなっている企業の苦悩を指摘。

 と(今北産業ふうに)。

 さて。
 個人的にはレゴ社の女児向け製品は好感持っています。
 以前のベルビルとかスカラとかの「ゴミ」売ったり売ってなかった時代のこと思えば今のクオリティは夢のよう。そして女児向けだからこそ「ショッピングモール」や「学校」、「スーパー」に「ホテル」という商品が可能にもなるのでしょう。Elvesのメルヘンな路線も女児向けならでは。
 ミニドール規格も最初は抵抗有りましたけど、今は慣れてきましたし。

 また、ミニドール規格が最初に出てきた時、通常ミニフィグの男女比率がまたおかしなことになりやしないかという懸念がありましたけど、Cityや男児向けアクションテーマでも女性ミニフィグは割と含まれており、その懸念も杞憂に終わりました。
(ミニドールの男性は希少なままですが、まぁケンやピエールみたいなポジションですよね……)

 但し。
 個人的にはレゴ社はもうちょっと性差のない製品も頑張って欲しい。
 現状でも性差を減らす方向に努力して欲しい……ような気もします。


 レゴ社、1970年代後半に「街シリーズ」リリースしてから1980年代までは男女兼用を志向していたような気がするのです。ファビュランドも女児を意識していたとは思いますが、明確に女児向けとは言い張ってなかった。90年代ですがパラデュサも女児向けでは有りましたが、街シリーズと世界観はシームレスなもの。

 また、男児向け狙った「宇宙」「お城」「南海(海賊)」もデザインに可愛らしさ残したり、極度に攻撃的になるを避け、明確な男の子専用にはなってなかった。無論、「街」の治安は北欧や日本同等の良好なもの。間違ってもヨハネスブルグではありませんでしたね(苦笑)。

 あの時代を知っていると、今は理想より現実取ってる感は否めません。
 いや、ゼロに近かった女児向け市場を立ち上げて成功させてしまったレゴ社の功績は大きなものですし、レゴというブランドをUNISEXにしたのも事実なのですが。

 余談ですが。
 「趣味」としての大人買いだと男性が女児向け買うことやその逆って何の抵抗もないですけど、当該対象年齢の年代が「買ってもらう」となると、いろいろ難しいこともあるのでしょうね。

 例えば、「自分が12歳の子供で、ホテルやスーパーのセットを親にねだれるか」というと凄く難しい気がします。無論、逆の事例もあるでしょう。

 やっぱり「できれば」性差の無い、少ない製品を頑張ってほしいなぁと思うのでした。目指すべき、理想としては……。
 

 あと、蛇足。<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【アジア系レゴ互換品】最近の「啓蒙」のクオリティに思う

 あのパチ物メーカー、ひょっとしてデザイナーは在中国のAFOLさんなんじゃないでしょうか?

 レゴ社のプロダクツデザイナーは大変になるのが難しい仕事だと思いますけども(宇宙飛行士並とは云わずともappleやgoogleで働くくらいには!)、中国のパチ物メーカーなら夢も叶う? AFOLとしては何かに魂を売るような難しい選択かもしれませんが、他に仕事も無いなら選択しちゃいそうな気もします。

 なお、パチ物メーカーも「レゴのセットごとパクる」事例もあります。
 「啓蒙」は未だ自社デザインやっていますから、マシな事例と考えたいですね。



 近作。思わずレゴで真似しちゃいたくなります(笑)。
 

 630ピース。nori様のコメント通り、クリエイターとモジュールの中間くらいのライン……というより、クリエイター+αという規模でしょう。
 ミニフィグや自動車のセンスも良いです。
 ……「ダークブルーの車ドア」は思わず嫉妬ものですよ。

 ところで。
 レゴの公式デザイナーはどこか頭の硬いところがあって、
「CityやFriendsは少しでも組み立て易く、悪く云えば手抜き」
「Creatorやモジュールビルは手抜きまかりならぬ!」
(Creatorでは、木や花を「木/花の部品」で済ませたりしませんよね)
 みたいな感じがします。ですが、啓蒙は手を抜けるところは手を抜いており(笑)、それは昔のカテゴリがわけられる前のレゴであったり、またファンの「作品」に近いベクトルも持っているのかもしれません。良く言えば、ファン目線のあるデザインかもと。
 なお、裏面(苦笑)。
 ここは悪い意味で手抜きというか、びっ坊ちゃまな感じは否めず。
 でも、コストとパーツ数の中でせいいっぱい頑張ってる印象もあるのですよね。

 無論、啓蒙は啓蒙です。
 写真でもクリアパーツの品質は高くないことが伺えます。パーツが合わないとか組み立てられないということは皆無ですが、でも所持した満足感はお世辞にも高くない。
(というか無理して取り寄せたら後悔するレベル)

 それでも、捨てがたい(笑)。
 ビルンも毛嫌いせず、市場ニーズの一つとして観てあげて欲しい気もするのです。
 
posted by 関山 at 14:54| Comment(1) | TrackBack(0) | アジア系レゴ互換品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月22日

【作品紹介】エース君のN700系A。シンプルにして、王道な新幹線

 エース君の作品数、最近は多すぎて追いかけきれないのが申し訳ない感じです。
 折みて纏めて紹介を予定しておりますが、まずは気になったこの作品を。


 複雑な形状を、シンプルで現実的なラインに落としこむ。
 そこにはブロック玩具のもつ、プリミティヴな美しさ、楽しさが生まれ出る。

 N700系の造形、もっと「めんどくさく、難しく」解釈することもレゴ的にはありでしょう。でも、敢えて単純化し、「顎」の部分やキャノピーに「オデコ」を、レゴパーツの特性活かして表現するのもありに思えるのです。実車の特徴を捉え、魅力を引きだしていることには変わりありません。

 余談ですが、新幹線の700系やN700系は「実車の魅力を引き出す」ということが案外難しい(苦笑)。かなり特徴のある「デリケートな」造形ですから。かっこ良く且つリアルするのが困難(笑)。でも、その関門は乗り越えちゃってますね。やや美化入っていますけども? でも嘘はついてないと。


 パンタ廻り。ここもシンプルな造形ながら雰囲気をよく掴んでいます。
 パーツ数を制約しているので、良い意味で「製品にありそうな」雰囲気もあり。


 ロゴマークと、先頭車と中間車の屋根段差。
 「A」マーク。装飾の少ない新幹線だからこそ、マーキングの重要性は高い。
 屋根の段差はN700系の特徴ゆえ、強調は正義!


 先頭車を改めて。
 特にN700系らしく見えるのは側面側窓。小さな窓は必然として、窓位置を低めに解釈しているのもN700らしい。それが新幹線らしい重心の低さを感じさせ、スマートに見せていると。

 限られた部品力の中でベストを尽くす。シンプライズという美化。
 それでもって、現役最新の新幹線という王道に挑む。成功しておリましょう。

 また、エース君のペースの速さと、繰り返されるスクラップ&ビルド。
 レゴという素材元来のメリットを活かしつつ、確実に経験値を蓄積されている。今後がますます楽しみなのでした。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】kimron様の架空電車 E263系は「現実味のあるフリーランス」

 先方の記事 レゴネシアの物語「仮想列車E263系電車」

 形式名から分かるよう、JR東日本を前提にしたフリーです。空港連絡用。
 鉄道模型の世界では1980年代までは「自分でデザインした車両を造る」という風潮も残っておりましたが、その流れを汲んだ作品でもありましょう。
 なかなか、現実味のあるフリーランスです。
 JR東日本の車両として、技術・デザインの文脈も意識されておりますし。


 前頭部……運転台は大胆な……でもぎりぎり現実味のあるキャノピー。これを斜めに付ける。そしてラウンド形状の本体。シンプルで力強いあの形状が顕れておりましょう。
(平面な前頭部は改良の余地ありそうですが、ここをどの方向にラウンドさせるかというのも楽しみの一つでしょう。無論平面のまま、デザイン工夫するのもあり?)

 側面は円やかなラウンド処理。
 以前だったら夢物語だった丸い側面も、1x2/2x2/2x4のカーブスロープの普及で、今は現実のものになっていますよね。
 そして、丸みは床下機器のカバーにも及ぶ。外見優先の特急車には必要な配慮です。

 白ベースのスッキリしたカラーリングに、鮮やかな帯色は空港連絡という雰囲気を強く感じさせるもの。

 モデルとしては全長40ポッチで7幅。このスケールは汎用性高いですね。
 電車がすっきり長く見える……。


 中間車の一部はダブルデッカー。JR東設定では寧ろ「標準車」だけに、輸送力確保の意味で現実味有り。
 このままでも美しい造形ですが、横組にしている側窓ガラスを斜めに取り付けることができれば更にスムーズに見せることが出来るでしょうか?


 側面より。やっぱりスマート。流動感!
 今時の特急車……としての良さを最大限に醸し出す。実製作も不可能には見えません。

 思えば、レゴトレインの世界はいつの間にか実車再現が主流になって久しいですが、しょうたいむ様の585系のような傑作もあり。他ジャンルでは架空兵器や架空自動車の傑作が日々生まれている……。
 その意味で、この作品も良い所に迫っているんじゃないでしょうか。
 また、フリーランスの楽しさが広まるトリガーにもなりますかも? と。
 
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

【実物鉄道】リニア・鉄道館を観る(2)。在来線の再評価と、リニアの性格


 キハ181。車内はJR四国仕様のまま(広告なども)残されています。
 「しなの」のヘッドマークとは矛盾しますけど、どの状態を「正」とすべきかは、難しいですね。

 関係ないけど、レゴトレインだと大昔、Buchi様が造ってたことを思い出します。
 あの作品のレトロレゴな味わいも懐かしいものでしたが、今のクオリティでの181系、どなたか手がけてみませんか?


 映像展示より。キハ91を混成した181系「しなの」。この編成で走ってしまうんだ(驚!)。どうでもいいけどキハ82にキハ58をぶら下げた編成も故障時イレギュラーであったらしいですよ?

 キハ181篇と381系篇が交互に流れるのですが、この映像流れるのは後者なので要注意(笑)。


 381系電車は敢えて連結面を。
 車体側にジャンパ栓があるのがこの車両の「イレギュラー」さを物語ってます。


 台車も変態的。この複雑な電車、よくぞ量産に踏み切ったものです。1970年代の国鉄って。あの時代の国鉄は冒険避けてたイメージですが、381系は例外中の例外であったことが伺い知れようかと。
 振り子に関係ない軸バネまで左右で段違いで、板バネとコイルばね併用で。ワンオフの試作車ならともかく、量産電車の台車にはちょっと、見えない。


 581系から始まるこの貫通特急顔。クハ381が一番バランス良いかも知れません。
 直線的に見えて、車体裾絞りのお陰で凄く流動的に見えますから。

 当時最新型だったユナイテッド・エアクラフトのターボトレインを意識してたんじゃないかしら(あれも振り子式)。このデザイナーは。

 今の目で見ると技術的にトリッキーな振り子式(車体傾斜式)車両も、381系は量産車として使いこなせた……のは奇跡に思えたりもします。



 モハ52。目立つ場所に完全復元で展示してくださってること。この車両が「新幹線」へのルーツの一つであることを物語っているかのよう。
 戦前からの高速電車運用の蓄積(そして私鉄との切磋琢磨)が、究極のインタアーバンを作り上げてしまったという認識なのでしょう。


 車内。華やかな外見に対して内装は平凡だったとは云われるところ。
 但し、大窓広窓の明るさは当時の電車としては破格なものであったでしょう。


 運転台。原形は全室形だったのか……。但し仕切り窓は大きいので展望は良好?


 時代は一気に下って111系。クハ111-1。静岡に住んでいた頃<<続きを読む>>
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2016年01月20日

【イベント】あおなみ線運転会 次回は2月21日(日)!/3月19日は「近畿レゴオフin豊中」

(イメージ)



 主催者dumi様の発表です。

 会場は金城ふ頭駅内。
 時間は13−15時。但し、車両持込みなどある方は前後1時間ほども「利用」できる感じです。つまり通常のオフ会に近いかもしれませんね(設営撤収もありません)。
 
 但し、半開放の場所故、寒さには注意です。

 また、2月は「関西からのビルダー参加」も予定があるようで、関東組参加の1月とは違った雰囲気にもなるかもしれません。
 無論、「リニア・鉄道館」との合わせての訪問もお薦めです(リニア鉄道館は再入場可能なのと、会場とは目と鼻の先ですので)。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 もう一つオフ会情報です。3月19日土曜日。美留町まこと様主催の「近畿レゴオフin豊中」。関西では意外と珍しい、一般参加型レゴオフ会です。

 詳細及び参加はこちらになります。
http://t.co/nWqQ0Vu7sm

 主催者の方向ゆえに、建物分・街分が濃厚になりそう。

 この関西イベントのポイントは「青春18きっぷ(春)」が利用可能な時期であること!

 頑張って10時打ちで「ながら」取って行くも良し(眠れないけど)、それより無難に前日の昼間に普通乗継で向かってネカフェ等で寝てから行くも良し(これなら眠れる!)。
 電車のメリットは荷物の制限が非常に緩いので(バスや飛行機に比べて)、オフ会参加には有利ではあります。185ならデッキに荷物置ける。ロングシートの通勤形電車も大荷物には優しいのです(皮肉だけど強烈な)。

 参加できるかどうか分かりませんが(申し訳ない)、気になる催しなのです。
 

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 関西というと、6月には再び「ブリックフェストジャパン」があります。
 鉄道系の参加は現状未定ですが……? 関西の方、如何します?
 
 あと、関東は5月連休の群馬オフ会(主催Tamotsu様)以外情報が入っておりません。2月のワンフェスへのレゴユーザ参加はあるようです。3月か4月に何か催し……欲しいところですね。情報あれば記事に致します。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【実物鉄道】リニア・鉄道館を観る(1)。新幹線もまた良い!

 今回のあおなみ線運転会に関連して。
 名古屋で幸いにも2時間の余裕が取れましたので、文字通りの駆け足で見学してきました。無論、丸一日掛けるに値するボリュームのある博物館です。
(当日再入場はできるので、リニ鉄→運転会→リニ鉄 というコースは可能ですね)
 
 同行者(awazo氏)の趣味もあり真っ先に向かったのは一番奥の車両収蔵部。片方からしか見られないという展示方法が揶揄されてるところではありますけど、ざらっと雰囲気を感じ取ることは出来ます。




 軽量客車だけど重厚な印象のオロネ10。
 素晴らしいのは、車内も復元されていること! 工事用宿泊車時代を経ておりますし、あの時期に原形は失われているのです(側窓も含め)
 これが、この状態に!


 マイネ40。この車も工事用宿泊車時代があり、内装はいじられていました。
 ただ、こちらは復元されたかどうかは不明です。外見は……冷房受領用ダクトが残っていますね……ということは内装も工事用宿泊車のままか。
 それでも、この車が残っているありがたさ。


 スニ30。重厚な鋼製初期の17m級荷物車。
 アンチクライマーの存在感!


 モハ63。戦時型通勤型電車。いやモハ72として乗ったことは有りますけども。
 この車はクモヤ90から復元されたはずで、よくぞここまで「戻した」なと。
 
 
 サロ165。大垣夜行での「憧れ」。 周遊券+普通グリーンの利用は何度も考えたものの、そういう時期は普通車も空いてたのでグリーン勿体無い……と利用機会は遂に無く。冷水機あったので水だけ飲みに行ったなぁ(笑)。


 922形の車内。試験車ではなく、添乗用休憩用設備の車か?
 一見普通の0系に見えるのですが、網棚が無かったりカーテンが横引きではなく巻取りであったりとか、何かと「違う」車です。




 300系と700系。
 こうしてみると300系のほうがバブルの残香のする、重厚というか凝った車内だったのですね。
 700系はやや簡素化された感じが……。


 で、100系。重厚な感じはありますけど、所詮は「国鉄」という感じで流石に古い。
 1986年の初乗車時の感動は今も忘れませんが(なにせ0系しか無かった時代)、1990年ころに近鉄21000系アーバンライナーから乗り継いだときに感じた「落差」もまた忘れません……。それくらいに車両設備のクオリティが上がっていったバブル期だったのでした。なお100系の製造当時、0系も未だ製造続いていました(驚)。


 さて、この博物館の最大の目玉は<<続きを読む>>
posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月19日

【鉄道作品日本形】モハ52 二次流電の完成。「欧風」ムード?

 レゴという素材でモハ52の原形を造ってみると。
 自分の解釈や技法などを入れたせいも有りますが、想像以上に欧州的……正確には独逸的な雰囲気になってしまいました。
 いや、この電車の設計者は多分に独逸の流線型(気動車や電車など)は意識していたことでしょうから、きっとこれで間違ってはおりますまいと(笑)。

 
 前回記事「モハ52 原形(二次流電) 現在製作中」

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 モハ52(52003-52006)。
 基本的に先行公開時と変わっていませんが、ガーランドベンチレータの表現は頑張ってみました。


 模型的には2両同型です
 こうした題材を作るときは、先に前頭部試作品を作り、それを元に1両完成車を作り上げる。2両目は試作品をベースに制作するという流れになります。


 納得のサイドビュウ。屋根は外せるのでインテリアも今後の課題。


 サハ48(48030/48031)
 実物では付随車ですが、この模型的には動力車。
 近年のPF化進む(というか9v率低下の著しい……)走行環境を考慮してPF版。銀色の車輪が目立つというのも今思うと9vの欠点でも有りましたね。
 動力台車も無論スカート付き。ここだけはタレポッチでの吊り下げで固定。


 電池boxは車端部配置で目立ちにくくすることと、台車真上にすることでウエイトとしての効果を狙っています。
 
 窓配置は実物ではシンメトリーですが、寸法的に再現できず。足回りが動力の関係でシンメトリーではないので、ここは違和感ないと納得です。




 サロハ66(66016/66017)
 半室2等車。2等室の広窓が優雅な車両。そして青帯が色添える!
 正確ではありませんがそれっぽい窓配置に出来た由。こうした完全流線形車両は中間車であっても「ただならぬ」雰囲気を湛えるもので、それもまた魅力に。

 なお、連結面間距離を揃えるため(かつ床下台車間スカートの長さ調整が困難なため)、3等室側の台車をホイルベース詰めたイレギュラー品に。幸いにも殆ど目立ちませんが。



 編成写真を幾つか。
 モハ−サロハ−サハ−モハ。の4連が基本であり、それ以外の編成は原形ではあり得ない(中間車抜きはあったそうですが戦時中の話)。事実上の固定編成。

 大カーブを往く。個人的にベスト・ショット。


 正面から。


 さて、実物も今回見ることが出来ました(リニア・鉄道館のモハ52004)。

 重厚にして軽快。親しまれてきた飯田線時代の姿にも未練はあったと思うのですが、原形のこの美しさの前では言葉を失います。展示場所にも恵まれ、殊に大事にされている感も伝わってくる。「新幹線」のJR東海にとっても、戦前からの電車技術の蓄積が新幹線に繋がった……という認識をされているのは嬉しい限り。
 なお「並べての撮影」……は今回は断念。あれは意外と難しいのですよ(苦笑)。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ところで、レゴトレイン界隈の課題?「急電史シリーズ」も、
 モハ52流電・80系急電色・153系ブルーライナー・117系(g@ひたひた様作品)・221系・223系(エース君作品)・225系(mazta-k様他作品)
 と一通り揃った由。

 残るは「モハ43 半流線型」(いわゆる「合いの子」)位か?
 モハ43は窓割りとかは今回の二次流電と共通ではあるのですが、あれは下手に作ると「地味な茶色の電車」に終わってしまうので案外難しそうな予感。巧く作れば広窓に半流線型の、上品さ・優雅さ備えた傑作になりうるのですけど……。
 その前に同時代のライバル、新京阪P-6、阪神851他、京阪1001辺りを揃えても見たい。また同じ東海道・山陽本線の華形C53も。夢と物欲は膨らみまくるのでした(笑)。
 
posted by 関山 at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

【作品紹介】流線型勝負? Dyson様の名鉄850形「なまず」。


 試作中というか製作中ではありますが。

 でも、素晴らしい!

 自分も流線型電車ひとつ拵えたところではありますが、この魅力にはクラリと来ましたよ。漫画的というか戯画的というか、そんなDyson様の文脈がきっちり感じ取れます。
 それゆえに他作品との世界観も揃ってる。AL車はカオスな編成美(最大8連!)も味の一つでしたから、整合性は重要でありましょう。

 どこかごつい流線型だった「なまず」らしさ。
 オデコの表現は思いつきもしない大胆さ。でも「なまず」そのままです。3x3の1/4プレートとスロープの間の段差というか間隙、あの垂れ下がりラインの雰囲気を伝える。

 側面は無理せずに二段窓。そして「濃い口」なシルヘッダー表現も。

 これは楽しみになってきました。

 名鉄850形(モ850+ク2350)は1936年製の流線型電車で2連が2本。名岐鉄道の看板車両であり、愛知電鉄の3400形(いわゆる「いもむし」「流線」)に呼応するものでもありました。性能的には他の名鉄旧型車軍団と揃っており、様々な編成美?を演出してきたようですね。3400との流線型同士連結も極稀に見られたとか。
 1988年まで現役であり、その末期に関山も乗車・撮影したりしてます。無理して乗りに行ったかいのある電車でありましたね!
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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