ロンドンの文字情報から一週間も経っておりませんが、早くもニュルンベルクのショウで画像が出てきました。
まとまっているのは
TheBrickFan。
その転載元は
http://www.promobricks.de/http://zusammengebaut.com/ 辺りです。
なお、画像は当方でトリミング・シャープネス補正しております。
Cityのサブテーマ、火山探査。
大型モデルも造っての気合はいったディスプレイです。メインカラーはライム色。この色の重機は「レンタルのニッケン」風で、馴染みやすいものか(笑)。
定番のヘリ。このタイプのキャノピーも色が揃ってきました。
ライム色の飛行機窓は初出です。ライム色の題材造る時に便利。
定番の移動基地。ここにもライム色の飛行機窓が。
また、トラクター側には2x3の車ドアが使われています。
ボンネットでパワフル。6幅8幅肯定だと悪くないデザインでしょう。
他重機系アイテム。Cityでもキャタピラは「ガチ テクニック仕様」ですね。素晴らしい。
火山探査というとキワモノ感ありましたけど、
鉱物資源調査という感じで真面目なテーマなのかもしれません。
久々のガソリンスタンド。60132。珍しくも2in1モデルで、右上の修理工場?への組み換えも可能。スタンドそのもののデザインも良好です。4幅車ファンなら背景・アクセサリに欲しくなりましょう。
4幅車も2台入り。青は車ドアですが、濃赤は……。意地でも濃赤の車ドアをリリースしてくれないレゴ社にげんなりではありますけど、濃赤のルーフ4x6は嬉しい。
黄色いロードスイーパーも過去のものより精細に、そしてパワフルに。
現物。ガソリンスタンドなんで、自転車よりベスパが良かったなぁ(笑)。
話題の公園の人々。60134。老若男女の一般人たちのセット。アクセサリも見れば見るほどにクール。新型ホットドッグ(パンズ有り)、待ち望まれてた車いす。タイヤは外せるなら自動車系ビルドにも影響しましょう。腕の動くであろう?乳児。銀色のバケツ。
ところでGBC派にとってボールの供給はありがたいですね。ボール100個パックとかも商品化して欲しいものですが(笑)。
地面無し、セットに入ってるもののみでのディスプレイは良心的。
これでもセットの魅力が伝わります。DACTAではなく一般流通製品であるというのが、これまでの
「警察と消防しか無いじゃん」のCityのイメージチェンジに繋がること期待しています。
(民家や商店とかはCreator、或いはFriends使ってくれということなのでしょう)
もう一つのサブテーマは「空港」。
貨物機は残念ながら4幅ではなく6幅。あのキャノピの緑登場。
リムジンとプライベートジェット。現行品でもFriendsにありますが、あちらの浮ついた配色とは対照的な渋さ。あっちが某LCCならこっちは
スターフライヤー? 6幅はプライベートジェットには大きい気がするので、エアライン設定にした方がよさ気。
60103のエアショウは
「ハンガーあり」でした。よくぞ格納庫を商品化しちゃうものです。いやプレート中心の大味な作りですけども。大きな建物は難しいでしょうに。
曲芸機設定のジェットは、恐らくみなさん武装付けて戦線に復帰させるのでしょうね(笑)。過度に大きくなくフィグの乗れるジェット機は嬉しいものです。
対照的なレシプロ複葉機も楽しい(なんと女性パイロット)。他に整備や地上クルー。飛行機の面白さを重層的に伝えてくれるセット。これは「あり!」と思えるのでした。
メインアイテムの旅客ターミナル+旅客機。
レゴ社。一体何を参考にしやがった(笑)。
よりによって
小松便を減便に追いやった、あの電車の方のカラーリングですね。いや流石に偶然だとは思いますけど。残念ながら8幅機体のほうなので、このセットから北陸新幹線造るのは難しそうですけども(笑)。
翼部品は刷新の話が有りましたが、残念ながら従来仕様です。
旅客ターミナルはオマケ程度ですね。コスト考えると仕方ないのでしょうが。
31051 岬の灯台。
良い意味で前回作の雰囲気を引き継ぎ、より明るくなった感じ。赤い部分の塗りがはげてレンガがチラ見えしてるデザインが好ましい。カモメx2とシャチx1付き。
31053 ツリーハウス。
これは前作より落ちた感。建物大味だわ、枝葉の表現も大味だわ。
女の子のミニフィグは可愛いですけど。
31052 バケーション。今回の「大目玉」といって間違いないでしょう
メインモデルのキャンピングカー(8幅)の出来も良いのですが、組換モデルに注目。「別荘と6幅車」に「クルーザー」という全く異なるモデルに変身!
この幅の広さは1970年代の「上級基本セット」を思わせるものが有ります。
参考:
【考察】「上級基本セット」よ、再び! 1979年日本版カタログより。 「いろいろなものが、細かいところまで原形に近く作れる特殊部品がいっぱいのセット。自分の好きな。ワクワクするようなテーマに、挑戦できます。」
対象年齢(6歳以上)のステップアップを目的とした上級基本セットは、今のAFOL時代においても「大人の出戻り」に求められてきたもの。
久々にレゴ触るけど、どのセットを買えばよいかわからない……。バケツ系は大味というか子供向けすぎる、テーマ特化のものはそれしか作れない……そんな問題が1990年代以降存在していました。
そこを改称する力を持っていそうなセット。基本パーツに特殊パーツ。ミニフィグにアクセサリまで含まれる。
21世紀の「上級基本セット」と称して間違い有りますまい。最初に買うべきはこれ! と。
キャンピングカー自体はちょっとごっついですけど(笑)、基本セット的性格考えると已む無しでしょうか。テント入ってるのは面白いですね。セカンドモデルでも巧く使われています。
なお、
新濃灰の2x2窓にも注目! 新色です。鉄道系に使えますよね。
インテリア。
見事に鉄分皆無ですが、デュプロトレインだけは新作あるんですよねぇ。
手押しの簡易セットですが(雰囲気はなかなか良い!)、このコンセプトを何故juniorの4歳以上対象で、通常トレイン規格で出来ないのかしら。
レゴトレインの問題点はCityからのステップアップ手段が皆無ということ。
そして、デュプロトレイン(4歳まで※)とCity(6歳から)の間がボロっと抜け落ちたラインナップのままということ。4-5歳なんて一番汽車のおもちゃ欲しがる年代でしょうに。
(※:5歳までとカタログには有りますけど、5歳には幼稚な感じがします)
ビルンのアホども、この問題の由々しさ理解してるのかしら。
気を取り直して。
版権系は興味の対象外では有りますが、このセットは妙に惹かれます。なんとなく、
2000年代前半のスパイダーマンを思わせる雰囲気で「懐かしい」。
それが今のクオリティで蘇った感。黄色い4幅車(タクシー)も、昨今のCityからは消えてしまったデザイン(二人乗れそう!)。
無論、タクシーのために購入するのは勿体無いと思いますが、ミニフィグは売却して車と建築資材を得るために……は有りかも。巧く寝かせば版権ミニフィグは「資産」に化け、元がとれますからねぇ(苦笑)。
一部ツッコミは入れたものの、概ね良好なラインナップと言えるでしょう。
CityとCreatorが概ね悪く無い……のは有難いことです。「上級基本セット」の復活も喜ばしいことですし。
次回はTechnicとFriendsです。