夏の叡電の催しで、叡山電鉄の社長さんとお話した時「レトロ復刻塗装とかラッピングでもあると嬉しいですね」とか好き勝手申してしまったような。その時のご反応は失念してしまいましたが。
あぁ、実はこんなものを仕込まれてたんだなぁ……と、その発表時に驚いたものです。そりゃ公式発表前に「やりますよ!」とは言えませんよね(笑)。
「ノスタルジック731 運行について」(叡山電鉄公式 PDF)
言うまでもありませんが、夏の地点では企画かたまり準備もされていたのでしょう。
実物写真など見ますと、巧くデオ731号をデナ1形の登場時風に化けさせており、沿線の雰囲気にもマッチングしているようです。
何より嬉しいのは外装だけでなく、インテリアも木目にしたり手を入れていることでしょうか。こうした頑張りは応援したくなります。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
。さて。10月31日の「えいでんまつり」控えた、レゴ叡電部隊はどう反応するかと思っておりましたら。
いやまさか、既にデオ720/730形を造られてきたエースくんパパ様が仕掛けてこられました。

元のデオ720/730の地点で精細で目を引いた作品でしたが、これが濃緑の渋い姿になると鬼に金棒! この数年で随分状況好転してきたといえ、濃緑って未だ存在しない部品やら恐ろしく高価な部品もあり、このカラーチェンジは簡単ではなかった筈。
それだけに、この車の価値は大きなものでしょう。
茶色のドアは凹表現と両立。沓摺やナンバープレートの灰や銀も映える。
そして、茶色の窓まわり。横組と順組の組み合わせで微妙なラインを出す。
シールに頼っているのはヘッドマークと側面の「叡山電鉄」のみ。最小限なのに最大限の効果! 自作シールアレルギーの方への薬にもなるかしら?

八瀬比叡山口駅に佇む。
駅と電車のレゾリューションが揃って、綺麗さ際立つ。

そして同じく新作の出町柳駅に。
この雰囲気の中にいると、本当に1950年代前半の「デナ1」の様に見えてくるので不思議です。無論、2015年現在の設定で「きらら」と並んでも素敵でしょう。
10月31日の「えいでんまつり」の主役間違いなし!ですね。お客様の反応など今から楽しみでなりません。
最後に蛇足。
叡山電鉄さん、今度は鞍馬行の方にデオ800形あたりをデナ20形風に見立てた企画をやって下さいませんか?
緑とクリームの塗分けこそが「えいでん」という方もまた多いと思うのです(笑)。