【作品紹介】オランダ国鉄Mat '64。一体成型部品を「犬の鼻」に。対抗作?、本場?からも現れました。Man-with-a-hat様の作品です。

brickshelfより
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=559340
先に断っておけばmat57という別タイプの電車がプロトタイプになります。
Mat64より、鼻が長く、クラシックな造形でした。
前頭部には6幅旅客機用の上半部を転用し、下半部の流線型を一般パーツで整える。ただし表現や方向性は結構違いますね。プロトタイプも使用パーツも違う以上優柔は論じられません。どちらも良い、としか。
そして、どちらも「大味部品の使いこなし」の傑作であると。

6幅フルスケールというべきスケールです。ちょっと「痩せて」見えるのが不利な感じはありますかも。ダークブルーのボディは美しい。魅力的なプロトタイプ。なにしろ独逸やフランスのTEEが乗り入れてきたら、この辺の電車が日本で言うところの通勤形・近郊形のポジジョンになるわけですから。

流線型のライン取りは横組なし。順組ウェッヂのみで。それでも丸みというか滑らかさは十分に。
肝心の大味部品ですが、ボンネットの円やかさは大味部品ならではのメリット。無論、通常の部品(スロープやカーブスロープなど)の組み合わせ……での代用もありえましょう。少なくともこの作品では妥協されている、前面窓形状はリアルにできるはずですし。
それでも、パズル系的ゲーム的な楽しさ。抜け道やショートカット見つけた時のような楽しさはこの種の遊びにはあるような気がします。これもレゴの楽しさ。
なにせ、その楽しさ・快感はbrickshelfのサムネイルから伝わってきた(笑)。
そして、皆様にも伝えたい、と。