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とにかく「安く」レゴが欲しい……というビルダーの声にお答えします。
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しかし、当店に在庫切れはございません!

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2015年10月31日

【昔のレゴ】1972年の高年齢向けカタログ/1977年日本語版カタログ/他(wing様提供)

 昔のカタログの話題も久々ですが……。

 wing様が以下の日本語版カタログをbrickshelfにあげてくださりました。

 「1972年 高年齢向けカタログ」
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=558283


 「1974年 カタログ」
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=559842
 ※:これは以前、自分も記事にしています。


 「1977年 カタログ」
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=559843

 また、幾つかのオールドセットのインストラクションも。
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=559844


 ざっと内容見てみましょう(各リンク先から内容読めます)。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=558283
 1972年の高年齢(といっても6歳〜)カタログは独自内容! 
 20ページ中14ページをトレイン……もとい「汽車セット」に充ててくれてるのが、今の鉄道関係蔑視して久しいレゴ社の方針から見るとウソのように思えてきます……。この時代は貨車や客車、モータなし機関車の単品売りがあったのですよ!


 今で言うところの「テクニック」の萌芽がここには有ります。
 おもえば、大きく育ったものですね。
 
 個人的には4−5歳には歯車系はまだ使いこなせませんから、6歳以上対象は納得です。でも、ハマれば良い工学教材になったことでしょう。
 機械の設定などが楽しいです。このカタログ、当時の一般カタログが親世代向けなのに対して、6歳の子供が自分で読むこと前提なのですね。


 裏表紙。当時は未だレゴが小さな子供のもの。小学校中学年以上は卒業すべきもの……と思われてたのでしょうか? そんな雰囲気を感じさせます。そして、ソレを打開しようとする意志も。
 
 その意味では、ハイティーンどころか大学生も、或いは大人もレゴで堂々と遊べる今って良い時代なのでしょう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=559843
 1977年版。全体に英語・独語版などと同じ内容です。表紙は未だ「レゴファミリー(ホームメーカー)」推しです。ミニフィグは1978年(旧ミニフィグは1976年)。この意味では革命前夜。
 個人的にはレゴファミリーのでかいフィグは苦手でした(実際持ってなかった)。


 巻頭言。やはり「知育玩具」として「親世代」に向けて記されているのが窺えます。
 明朝体に白バック、やはり自分のレゴの刷り込みはこの辺だったり。今の……というか1990年代からのカラフルなカタログが未だになじめないのですね。

 商品のラインナップは1976版より整理されてる印象です。個人的には懐かしい品もありますが。

 思えば、1978-1979年はミニフィグ・街シリーズ・宇宙シリーズ……レゴ社のラインナップが大激震・大変化したころでした。お城にテクニックも続きます。
 1977年版は「古いレゴ」の最後の輝きだったのかもしれません。

 そして。
 1978版日本版カタログはまだ発見されていません。
 ちょうどこの年にレゴの扱いが不二商から日本レゴ株式会社(=レゴジャパン)に変わっていますので、カタログ自体出ていなかった可能性も高い……。
 当時のリアルタイムの記憶としては製品封入のミニカタログ(無論海外版)があり、それほど製品情報に飢えていたわけではありませんでしたが。

 最後に、wing様。情報提供とアップ、有難うございました。
posted by 関山 at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔のレゴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【レゴ社への意見】LEGO IDEAの「全落ち」に思う(正直、「どうでもいい」)。

 情報源。公式。
https://ideas.lego.com/blogs/1-blog/post/46

 10000票投票したファンの気持ち、どう考えてるんですかね。あの大企業様は……。
 まぁ、ひだか様のピアノ落とした地点で、個人的に期待は全然なくなりましたが。正直「どうでもいいや」
 あとファンからアイディアの剽窃してるイメージも拭えません。ちゃんと見返り出してるの、と。


 今回は商品化出来そうなもの、商品化に問題のなさそうなものが多かったのです。まぁアナ雪関係は公式製品が展開してるので無理としても。
Science Adventures
The Discworld
Medieval Market Street
Disney Princess Frozen Elsa’s Ice Castle
Douglas DC-3
Bricksauria/Tyrannosaurus Rex
International Space Station
The Golden Girls Living Room and Kitchen Modular Set
Legend of Zelda: King of Red Lions Play Set
RMS Titanic
1969 Corvette
Small Yellow
Daft Punk

 DC-3、C3コルベット、タイタニックは通って欲しかった。この辺は製品化されたマイナーな版権製品よりは「売れる」可能性ある筈。
 「Small Yellow」もレゴのアート作品としては一番有名なもので、新たな市場を開く力持っていたことでしょう。可能性にチャレンジして欲しかった。


 動画。まぁ大した内容じゃないです。

 そういえば「ゼルダ」はことごとく却下されてますが、レゴディメンジョンズというプチテーマをやりやすい環境はある筈です。なんでそういう場所を活かそうともしないんでしょう。
 まさか、N&Bブロック(任天堂ブロック)の件で未だに任天堂とはライセンス契約したくなってわけじゃないですよね(あ、レゴでDSとかにゲームソフト出してますけど)。

 とにかく、CuusooというかLEGO IDEAは一度役割を終え、看板を下ろしたほうが良いんじゃないでしょうか。
 「ファンの期待を裏切るばかり」「所詮エリート大企業様……」と思われるだけでしょうから。
 
 そうでなければ、小ロットの製品をローコスト(10000代限定品程度の価格帯で)で供給できる体制を努力して下さい、と。
 思えば「しんかい」「はやぶさ」で始まった頃は、小ロットへの対応を誠実にやるイメージがあったんですが……今は大企業病というか官僚病に侵されつつある感じですねぇ。

その辺に「鈍感」になってほしくはありません。



posted by 関山 at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ社への意見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

【レゴ製品】アナ雪!/ゴーストバスターズ本部

 新製品の公式情報です。
 記事及び画像はThe Brick Fanより。


 一瞬、今年のシーズナル製品各種を思わせるデザイン。
 雰囲気は良いので、建物を書割とか言うのはちょっと気の毒な感じですかも?

 トナカイ新作が嬉しいのですが……目がFriends系ですね……。これが残念という向きはありそう。


 先日の画像(解像度荒いやつ)で悪くないなあと思ったもの。
 ディズニー的な御伽な雰囲気を巧く製品のレベルに落としこんでると思います。個人的には現行の氷のお城より好み。タイルの模様類はプリントだといいなぁ

 どうでもいいことですが、ケーキが青色1号使いまくりのアメリカン仕様。
 食欲なくなるのでダイエットには良さそうです?

 

 裏面。昔ならハリーボッテ−と揶揄したところでしょうが、人形遊びメインならこの構造でありでしょう。同じ価格で大きく見せるのも商品として有りです。

 制約の中で、センスよくまとめられてる印象。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ゴーストバスターズのヘッドクオーター#75827。以前から話はありました。


 インテリアなどの情報が未だなので、ちょっとコメントしにくいです。
 無論21108 Ecto-1は収容可能。ただ、未だ供給されてるのかしら。基地だけあって車がないんじゃ辛いかも? ……USでは幸いにも現行っぽいんですが。

 気になるお値段ですが、US350ドル税別。独逸350ユーロ税込。
 4634ピースなので割高ではないですが、モジュールビル2棟分。規模も価格も。

 モジュールビルに比べて辛いのは、建物外壁が平凡な「赤」ってことでしょうか? 濃赤だと部品取りに良いかなぁ……と思ったのですが(苦笑)。

 インテリアなどの詳細分かったら再度記事にします。インテリア要素の方が強そうな製品と思いますので。
posted by 関山 at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月28日

【作品紹介】エースくんパパ様の叡山電鉄「ノスタルジック731」完成!

 そういえば。
 夏の叡電の催しで、叡山電鉄の社長さんとお話した時「レトロ復刻塗装とかラッピングでもあると嬉しいですね」とか好き勝手申してしまったような。その時のご反応は失念してしまいましたが。

 あぁ、実はこんなものを仕込まれてたんだなぁ……と、その発表時に驚いたものです。そりゃ公式発表前に「やりますよ!」とは言えませんよね(笑)。

 「ノスタルジック731 運行について」(叡山電鉄公式 PDF)

 言うまでもありませんが、夏の地点では企画かたまり準備もされていたのでしょう。

 実物写真など見ますと、巧くデオ731号をデナ1形の登場時風に化けさせており、沿線の雰囲気にもマッチングしているようです。
 何より嬉しいのは外装だけでなく、インテリアも木目にしたり手を入れていることでしょうか。こうした頑張りは応援したくなります。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて。10月31日の「えいでんまつり」控えた、レゴ叡電部隊はどう反応するかと思っておりましたら。
 いやまさか、既にデオ720/730形を造られてきたエースくんパパ様が仕掛けてこられました。


 元のデオ720/730の地点で精細で目を引いた作品でしたが、これが濃緑の渋い姿になると鬼に金棒! この数年で随分状況好転してきたといえ、濃緑って未だ存在しない部品やら恐ろしく高価な部品もあり、このカラーチェンジは簡単ではなかった筈。
 それだけに、この車の価値は大きなものでしょう。

 茶色のドアは凹表現と両立。沓摺やナンバープレートの灰や銀も映える。
 そして、茶色の窓まわり。横組と順組の組み合わせで微妙なラインを出す。

 シールに頼っているのはヘッドマークと側面の「叡山電鉄」のみ。最小限なのに最大限の効果! 自作シールアレルギーの方への薬にもなるかしら?


 八瀬比叡山口駅に佇む。
 駅と電車のレゾリューションが揃って、綺麗さ際立つ。


 そして同じく新作の出町柳駅に。
 この雰囲気の中にいると、本当に1950年代前半の「デナ1」の様に見えてくるので不思議です。無論、2015年現在の設定で「きらら」と並んでも素敵でしょう。

 10月31日の「えいでんまつり」の主役間違いなし!ですね。お客様の反応など今から楽しみでなりません。


 最後に蛇足。
 叡山電鉄さん、今度は鞍馬行の方にデオ800形あたりをデナ20形風に見立てた企画をやって下さいませんか?
 緑とクリームの塗分けこそが「えいでん」という方もまた多いと思うのです(笑)。
 
posted by 関山 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月27日

【作品紹介】嵯峨様の神岡鉄道KM-151号気動車(おくひだ2号)。初陣上々!

 神岡鉄道(二代)は1984年に国鉄神岡線を転換した第三セクター鉄道。三陸鉄道や樽見鉄道と並ぶ初期三セク鉄道の一つ。
 神岡鉱山への硫酸輸送の比重が大きく、その輸送が終わった2004年に大きく凋落。2006年に廃止されてしまいました。

 旅客輸送の比重比率は1984年の転換当初から小さなものであり、20kmの延長に対して、用意された気動車はわずか「2両」のみ。常用1両で足りる規模であったのです。
 KM101形1両とKM151形1両で後者はトイレ付でイベント対応車。ただし車体中央部の「いろり」スペースは両者ともあり。
 全体の印象としては後のNDC……と言うよりは国鉄キハ37形の私鉄バージョンという感じ。今見ると古く見える部分もあります(冷房は無かった)。

 しかし、1984年の登場時はローカル鉄道に希望をもたらす救世主……でもあったのでした。1984年という時代、今思うと古いものと新しいもの、両方が混ざった不思議な時代だったのです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて、「くろてつの会」嵯峨様は極最近、この世界(Lゲージ)に参入とのこと。
 その初陣……初作品とのことですが、よくLDDで検討重ねてからとのことで……。とても初作品には見えません。モデルはトイレ付きのKM151号「おくひだ2号」の方。


 前面。大きな8幅。ラージスケールの良さが生かされてる感じ。実車のちょっと平べったい感じが正確な第一印象として伝わってきます。
 
 前面窓は中央運転台の不思議な顔立ちですが、中央窓の分割が良い意味でトリッキー。プレート7枚分といえばよいのか、或いは2ポッチ+2プレート分といえばよいのか? でも横組だけでプレート7枚分ではこの表情にはなりますまい。中央の順組が功をなしています。左右ピラーも3ポッチプレートなのが良い効果を。微妙な隙間は発生していますが、そこは気にもなりません。

 おでこのカーブが綺麗。左右ピラーが良い感じで複合。

 そして窓下。
 ライトケース周りの、車体側面帯の組み方が大胆! でも、この組み方以外でライトケースの微妙な位置を再現できるでしょうか? 6幅ならいくらか割りきった表現もありえますが、8幅になると半端な表現じゃすまない。
 その、8幅を活かした表現になり、精細感を高めても居ます。

 ライトケース間の山形の塗分けも奇数幅ならでは!


 構造。初手からなかなかパズリング。意外と隙間が多いように見えて、それを気が付かせないのも技術とセンス!


 側面。側面印象というか全長の把握も上手いですね。
 この車、あの時代の三セク鉄道(に限らず流行った)斜め方向の塗分けがあるのですが、そんなところもサラリと表現。きっちり山形に見えます。青がダークブルーなのも重厚な感じが出て好ましい。

 側窓はトレイン窓使わずに(使えても塗り分け的にNG!)、トレイン窓同様の3幅x7プレート分の大きさを表現。窓は1x2と1x1のクリアブロック組み合わせながら(1x2だけかも?)、ガラス合わせ目は気になりません。逆に窓サッシの灰色が良い効果あげています。

 惜しまれるのはドア表現がやや物足りないこと。へこませるのは理想ですが、現状でも沓摺表現で更に精細感が加えられそうに思います。

 なお、KM101「おくひだ1号」も製作予定あるとのこと。実物でも稀に見られたという2両編成など期待したいところです。また、気動車同様鮮やかなカラーリングであったDD13なども……。

 思えば、初期の第三セクター鉄道の持つどこか希望に満ち溢れた雰囲気、これも今は郷愁の対象。何時か世界が生まれますように。
 

 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】蛙様の自由形AGT いろいろ電動! 美麗なデザイン/併用軌道【大幅追記】

 AGT(新交通システム)をRacersトラックシステム(レゴ社の2003年ころの黒歴史。充電式の車で走行)で実現するという試みは、10年位前の海外作品に始まりました。
 国内ではひだか様も既に実現されています。思えばPF以前はこの種のシロモノ制作しても制御ができなかったのですが、PFでリモコン制御できるようになって状況は激変したと。

【作品紹介】ひだか様のAGT(新交通システム)4両編成に/#79111の動力化
http://legotrain.seesaa.net/article/387417820.html
【作品紹介】ひだか様の新交通システム(AGT) 坂を登る/2列車相互の自動運転!
http://legotrain.seesaa.net/article/379623804.html
【作品紹介】ひだか様のAGT(新交通システム)、車体も完成。実用交通機関?
http://legotrain.seesaa.net/article/378291617.html

 その流れに、更に進化が起こりました。


 蛙様の作品。丸みの強い車体を短尺でまとめる。そこそこ出ているスピード。
 何より未来的フォルムが魅力です。短い車体のウネウネ感。「イモムシ感」と称されていますが、それが大事!なのですね。



 ……! 凄い。
 懸垂式モノレールに引き続き、PFの空きチャンネル利用した大胆なドアオープンも実装です。
 赤い四角がちらりと見えますので開閉動力はマイクロモーター? 連結部分はフレキシシャフト連結……? 高度な技術!

 なお、この画像から、4両編成の内後ろ2両にモーターや電池、受光器を収めているのも分かります。たまご型の車体断面もまた美しい。
 今後の続報、待たれるところです。

 余談ですが。
 AGTは今更「新交通システム」というのが恥ずかしい雰囲気になってしまいましたが、ここ1-2年の新造車は内外とも未来的デザインに進化してるのは興味深いところです。「ゆりかもめ」も「日暮里舎人ライナー」も「ニューシャトル」も……。外見は大胆なヘキサゴンデザイン、インテリアはハイバックロングシート。こういう進化は大歓迎。

 閑話休題、同じく蛙様の路面電車軌道。
https://twitter.com/grenouille62778/status/658991433576112133

 BFT2008で実現したものの問題は少なくなく、近年は諦められてた感のある? 曲線での併用軌道の埋め込み。外側の処理に大型スロープ使用の大胆さ。おそらくですが、隙間は写真ほどは気にならないことでしょう。

 肝心なのは寧ろ内側。フレキシレールの軌間内ポッチに1x2のレール付きプレートと2x2タイルで埋める。見栄えが凄く良いのです。
 9vの走行を考えなければ軌道埋め込みはフレキシ使ったほうが護輪軌条があり、BFT2008での軌道埋め込み時に起こった「フランジの内側が、内側のタイルなどに当たって走らないことがある」問題を回避できる感じです。
 
 都市交通の見せ方、まだまだ可能性がありそうなのです。
 
◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 蛙様より静止画をいただきましたので追記します。構造など分かりますので。


 車体の裏側です。動力はMモーターかと思っておりましたが、なんとトレインモーターでした。そこそこ高速であるのも納得です。右側の3両で電気的に成立しており、M-T-Mで車輪なしのTに電池BOX搭載。軸重配分も巧く行っている?のが窺えます。

 車輪はゴムタイヤではなく、Φ2の丸プレート。
 車輪側面がコースに当たった際、ゴムだと走行抵抗になるものの、プラなど硬質だと抵抗にならないメリットあるそうです。
(無論、路面傷つける可能性はあるので、自分のレール以外を走らせるのは問題有りかも……。薄いゴムシートなどで車輪の方を養生してあげれば問題も無いかもしれません)
 粘着力はそれほど気にしなくても良いかもしれません。拙作でもプラ製BBBホイール動力に使った機関車を鉄orプラのレールで走らせ、粘着力不足というのは殆ど起こっておりませんから。


 開閉できるところ、オープン。
 トレインモーターの使用で良い意味でシンプルな中身になっています。

 余談ですが、もしスピードよりもトルクと低速度重視なら、9vパックモーター(BB129)という手もあるかもしれません。
 これ、不人気なので安いです(軸距はPFトレインモータと同じ)。ただ、PFで使おうとすると変換ケーブル要しますけども。あと背が高いのも使いにくいですか……。


 側面開閉はやはりマイクロモータで。シンプルな直結回転式。クリップでやや遊びをもたせているところが芸細かいです。


 車両間の動力伝達は、予想通りフレキシシャフトでした。模範的使い方です。

 詳細情報、ありがとうございました。
 AGT(新交通システム)造る方の参考になりそうです。

 蛇足。
 Racersのコース以外に、昔の4.5Vレール(曲線は相場安い)を片側もしくは中央の誘導レールに使ったAGTは可能かしら……? 中央誘導は実物だとVONAですね。まだ方法はありそうです。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月26日

【作品紹介】すべてが凄い。dumi様のあおなみ線1000形/名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車/ピントラス鉄橋/近代型駅

 2004年開業の名古屋臨海高速鉄道 あおなみ線
 印象は薄いのですが、しかし名古屋駅構内から出発するという大胆な?路線。

 その上、沿線にはJR東海の「リニア鉄道館」があり、更には「レゴランド」まで開業。レゴランドの力の入れ方次第ですが、臨海地区への足として、東京で言うところのゆりかもめやりんかい線的な性格も帯びて来ることでしょう。

 使用車両は1000形のみ。
 近年の電車にしては珍しく排障器(スカート)がなく、どこかAGT(新交通システム)めいた印象を与えますが、1067mm軌間の、JR本線系と互換性のある20mの電車なのです。

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 先日テレビやら、また一部新聞でも報道されたようですが、動画や新聞の写真では細部までは分かりません。
 そこで、製作者dumi様より、画像及び情報を頂けましたので紹介する次第です。


 Dumi様の作品は7幅で、全長40ポッチのモデル。奇しくも同じ名古屋の先人AP氏と近い寸法なのは興味深いですね。
 実物通りの4両編成ですが、40ポッチ長さなので相当な迫力でしょう。

 前面造形。7幅故に額縁顔が違和感なく。
 前面下部の飾りラインも表現され、黒い顔のアクセントに。
 前面を上下に区切ってる帯は、1x3バー2本による表現です。立体的で効果上げてる。車体裾の処理も見逃せません。


 側面。ドア幅が若干狭い印象は受けましたが、全長32-36ポチ程度のモデルで2ポッチ幅の両開きドアも珍しくはないです。ドア窓部分を2プレート分にしたらかなり印象は変わってきそうです。
 それよりも、良い意味でシンプルと言える側面の雰囲気が伝わってきます。
 側窓(横組!)はよく見ると、窓間の太い柱も再現されているのですね。

 床下・屋上機器も精細に。

 さて、奥に見えるのは「同型車 もう1編成!」
 そして保線用車両ではありませんか。
 

 側面の続き。帯色が綺麗です。微妙な青は表現変えつつあります。

 さてさて、奥に見えるのは凸型のディーゼル機関車!


 名古屋臨海高速鉄道……に似た社名の「名古屋臨海鉄道」のND552形ディーゼル機関車。元国鉄DD13払い下げの15号機。
 この機関車、名古屋臨海「高速」鉄道とも時に並走するとか! あおなみ線自体が貨物線転用ですので、その意味では自然なのかも知れませんが。

 7幅です。つじつま合わせはやや大変? 前面ヘッドライト周りだけが惜しい感じです。ND552形でも自社新造機だとライトは中央1灯なので問題は解決しそうですが……。
 他はグリルや手すりの細かさなと、好ましい出来ですね。キャブ周りは7幅ゆえの説得力という感じです。同じ表現で6幅だとちょっとキャブが狭すぎる印象になってしまうので。
 手すりというと、前面手すりに「牛の角」使っているのも見逃せません。
 合わせる貨車は懐かしい黒貨車たち。2モータの強力機ゆえ、コンテナやタンク車の長大編成などでも苦なく牽けちゃいそうです。


 1000形に戻って。ライト及び「行き先表示器」の点灯配線。天井裏に綺麗に格納しています。
 車内はロングシートや、平らな床を再現です。

 ロングシート、L形パネル使っているのですが、床面からではなく車体側面に固定されているという芸の細かさ。今の電車の片持ち座席の表現になってると。


 1000形。2本並び! 横にちょこっといるND552も愛らしい。
 リアルな通勤形で同型車2本並びというインパクト! 

 さてさて。背後の黄色の鉄橋は?


 駅。小本駅がモデルで、パーツ数約1900個だとか。
 プラットフォームの6両対応であるのを4両分のみ使っているところまで再現されています。それ以前に屋根や可動柵が目を引くところですが。
 ホーム幅も広い。インパクトある大型インフラでしょう。


 屋根とか、可動柵がよく分かります。精細さとか建築模型的……という意味では先日話題になったエースくんパパ氏の出町柳駅と、ベクトルは異なるものの近いものは有りますかも。リアルの追求。それを現代風に。

 電車の寸法と駅の寸法をきっちり合わせているのも印象的。


 先の鉄橋。モデルは『向野橋』。単線下路式曲弦プラットトラス橋(ピン結合)。パーツ数約1100個。全長162ポッチ。そして耐荷重は5kg!
 大きく美しく、そしてリアルな橋です。この大きさの「トラス橋」では日本初ではないでしょうか……?

 テーブル配置の工夫で、しっかり机を渡ってるのも好ましい。
 また、複線化準備中だとも。

 現状は建設中に見せるやり方もうまいのです。途中まで出来た橋桁。大きなテクニッククレーン。情景として成立しちゃっていますね。


 前回(10月12日)の運転会の模様。大きなスペースと丁寧な設営です。「期待」が窺えますね。
 設置スペース、40ポッチ長の電車が小さく見えるってことは相当に広い。


 象徴する、1枚。
 
 電車。精細な……そしてブロック玩具らしさが両立したホーム屋根。
 はるか向こうには鉄橋とクレーン。臨海地区の自然な情景に見えようというものです。
 この「あおなみ線」作品、次回のお披露目は11月15日。
 名古屋まで行く価値、ありそうです(11−12月に行けないのは残念ですが)。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】11月15日(日)。あおなみ線運転会(名古屋)


 先日テレビや新聞でまで紹介されて話題になった、dumi様制作・主催のあおなみ線運転会の案内です。

 先ず、先方から頂いた情報です。
1:場所
 あおなみ線 金城ふ頭駅 コンコース(改札内)
 名古屋駅から24分(350円)で終点の金城ふ等駅です。
 金城ふ頭駅はシンプルな構造なので、スグに会場が見つかると思います。

2:時間(計画中)
 2015年11月15日(日) 13時から15時まで
 (1時間ぐらい前から、準備しています)

3:注意事項
 会場が改札内なので、乗車券が必要です(入場券は販売していません)

 車両持込みは可能なようです。ただし、事前に申請したほうが無難だと思われます(本ブログのメールフォームで連絡くだされば関山が取り次ぎます。twitterユーザの方は直接連絡可。dumi様のtwitterはこちら)。
 また9vはありません。PFのみです。

 また主催サイドで用意されているのは……
 名古屋臨海高速鉄道 あおなみ線1000形電車4両x2編成
 名古屋臨海鉄道 ND552形(国鉄DD13)+貨物列車
 ……とのこと。電車2編成+貨物列車なら十分に楽しめましょう。シーナリーは雰囲気に合わせたものがそろっています!

 なお、飽くまで鉄道用地内ですので、運営サイドの指示注意には従うようお願い致します。


 今後しばらくは月1回の開催を予定されているようです。
 11月は自分は京都行く為無理、12月は「鉄道模型芸術祭」準備のため困難ですが、1月以降に「リニア鉄道館」もセットで訪問したいと思っております。
 

posted by 関山 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】2015 磯子フェスレポート、鉄道篇。複線高架。高架駅!

一昨日、2015年10月24日の磯子ふれあいフェスティバルのレゴ展示のレポートが遅れて恐縮です。その代わり鉄道篇は「速報」ではなく「フル」でお伝えします!



 しゅん様のアメリカ型ディーゼル機関車。この方面は詳しくないので形式が特定できないのですが、サンタフェ鉄道仕様。
 イグ様のレゴテーマ貨車を牽引。
 遠くに見えるは高架駅舎。


 拙作の151系。この日の華?
 あの高架駅舎も列車を通すのは初めてです。




 拙作のNSE 小田急3100形も。柱の間を抜けてく感じもまた良し。


 無論、止まってても絵になるのです。手前味噌ご容赦を。


 しゅん様のマースク仕様の、やはりアメリカ型ディーゼル機関車。
 この他、ホライゾンエクスプレスの6連も持ってきてもらいましたが撮りそこねました申し訳ない。

 大きな機関車が繊細な「水晶宮」の中をぶちぬいてく情景もまた味のあるもの。機関車の重量とか力強さが強調されるように思えます。

 神戸展示で叶わなかった、動きのある絵が撮れました。




 無論、サンタフェの方も大活躍。
 アメリカだと都市近郊の通勤輸送も行ってるようなとこに本線の貨物列車が乗り入れてきたような情景……でしょうか。こんな線区もどこかにありそうです。


 貨物といえば、拙作のJR貨物EH500 901号機と西武E52も。日米貨物列車対決。
 「金太郎」はやっぱり人気者。貨車は幸いにもしゅん様のをお借り出来ました。有難うございます。


 駅のないサイドは側線1本あり。高架上に3線並ぶと迫力いっぱい。
 おなじみ架線柱も、やはり省略しがたいアイテム……ですよね?
 



 スケールはちょっと違いますが、高架下の都電(tary様)も絵になってました。
 このシリーズの続編、待たれます。<<続きを読む>>
posted by 関山 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月23日

【レゴ製品】次期 Collectible Minifigures Series 15 (71011) 「Official」?リスト


<イメージ画像は元記事より>

 情報源はTheBrickFanで、さらにその元はamazon.frだそうな。
Vis des aventures passionnantes avec la Série 15 des figurines LEGOR à collectionner. Rencontre la Reine, le responsable du contrôle des animaux, le voleur de bijoux, la femme tribale, la danseuse, le guerrier volant, le faune, le chevalier effrayant, le champion de lutte, l’homme en costume de requin, l’homme maladroit, le lutteur de kendo, l’astronaute, le robot laser, le concierge et le fermier.

Queen 女王
Head of Animal Control 動物管理
Jewel Thief 宝石泥棒
Tribal Woman 部族の女性
Dancer ダンサー
Flying Warrior ステアリングホイールの戦士
Wildlife/Satyr 野生動物
Scary Knight 怖い騎士
Wrestling Champion レスリングのチャンピオン
Costume Shark Guy 衣装サメの男
Awkward Man 男性の頭を満たします厄介な
Kendo Fighter/Wrestler 剣道レスラー
Astronaut 宇宙飛行士
Laser Robot レーザーロボット
Concierge コンシェルジュ
Farmer 農家

 上の仏文をそのまま英訳/和訳(google)したもの。以下コメント。
 
 女王は意外と少ないのでちょっと期待です。
 動物管理……はニュアンスが分かりません。飼育なのか家畜なのか? 後者なら地味に人気の農民系ですが。
 宝石泥棒(古いSFしか思いつかないw)
 トライバルウーマン。この名称だとレゴ社の傾向的にネイティヴ・アメリカン? 意外とネイティヴ・アメリカンの女性は出てないですよね。
 ダンサーは幅広すぎですよね。イメージわかず。
 Flying Warriorってなんぞ?
 Wildlife/Satyrもイメージ湧きません。野生ですけど。
 Scary Knight 怖い騎士 なるほど。怖いんですね。
 Wrestling Championはそのまんま。レスラーも久々。
 きぐるみ枠は、今回はサメ。
 Awkward Man これも不明。
 剣道は普通の地味めな和服を得られる可能性がありますが過度な期待はしないほうがいいか(笑)。
 宇宙飛行士は別系統期待。ソ連・ロシア系のデザインとかいいんだけどなぁ。
 Laser Robot……ロボメカ枠。
 コンシェルジュは「ホテルの」って意味かしら?
 農民はデザイン次第ですが、あっても困らなさそう。


 意味がわからないほどマイナーか、或いはダンサー位に幅が広すぎるのでどんなシロモノ来るかわからないのも混じってる。正直、予想つかないシリーズです。

 ただ、一つの幸いを申せば、シンプソンズなどのイレギュラーでは無く「レギュラーシリーズ」が続いてくれたことのような気も。
 あとは肝心の女の子率(苦笑)。こればっかは過度な期待できなさそう。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | レゴ製品(除トレイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】2015年磯子フェス、明日です! 準備完了!

 今年は3線体制(去年は2線)。
 約3mx4mでゆったり、シンプルなプランでの運転です。
                                        

 会場全景。広いのか狭いのか? いや、広いのです。


 駅前広場。ハロウインなモニュメント。


 さり気なく初めてな「複線高架」! これまで高架はやっても単線でしたが今回は複線高架の都市的情景を。


 高架駅は、6月の神戸のブリックフェストに持っていたもの。
 あちらでは三宮駅にみたて、静止展示にのみ用いましたが、今回はレールを9vに張替え、ガチな走行仕様に。
 4ヶ月の雌伏を経て、遂に本領発揮の時が来ました。


 全線、9v。高架の外側線はMe-modelsR56。
 トリッキーな配線ではないので、トラブル少ないはず?


 会場、トレイン島以外。力作いっぱい。いつものオフよりまったり眺められます。


 最高の威圧感? ベンザウルス。作品は当日朝の持ち込みもあるらしいので全体ではさらに増える見込み。


 高架下は今のところ空いてますので、ここに車でも並べてみたいところ。

 さて、明日の朝一番……ミニフィグ並べて架線柱立てて……が残ってます(笑)。頑張るぞ、と。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 磯子センターふれあいフェスティバルについて。

日時:10月24日(土)9:00〜15:00(一般開場は10:00から)
会場:磯子地区センター
参加費・入場料:無料


 会場は磯子地区センター(横浜市:磯子駅最寄り)です。

 皆様のお越しをお待ちしております。
(日曜日ではなく土曜日です、ご注意を!)
 トレイン関連では車両持込可能です。運転スペースに比較的余裕あります。
 また、建物や自動車のスペースも余裕があります。

 ご自慢の作品、持ってきませんか?


 
posted by 関山 at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

【作品紹介】mazta-k様のHitachi Class800(#60051アレンジ)。必然性あり。

 小ネタですので軽めに。
 でも、皆が悩む? #60051前頭部の再利用作として秀逸!
 

 Hitachi Class801/800は現在イギリスで導入待ちの高速電車/気動車。
 801は電気運転専用。800はディーゼルエンジンを持ち電化区間では電車として、非電化区間では電気式気動車として走行できるというもの。2017年より営業運転投入予定。あのHSTを置き換えていくのだとか。
 日本企業の欧州鉄道産業進出のシンボル……でもあり、先のclass395ジャベリンとともに有名な車両でもあります。


 レゴ、#60051。現在の基本セット。
 あの前頭部の処理というか使いまわしに頭を悩ませている方、少なくもないでしょう(苦笑)。
 一応、yonenaga様によるICE3への応用が試みられ、一定の功績は上げておりますが。




 これでやっと「あり!」と。せめて製品が最初からこの仕様ならなぁ。yonenaga氏の細やかなセンスが製品には欠如してるんですよねぇ(暴論)。

 そんなわけで。あの形状はICE3のイメージ強かった。或いは独逸の制御客車か。


 そこで「日本生まれの英国型」を持ってくるという発想。驚きです。

 黄色い部分と黒い部分は大胆にもポスカで塗ってしまったとのこと。自作ステッカーという可能性もありますが、まぁ、思い切っても惜しい部品ではないですよね(笑)。

 細かく見るときりがないのですが、先のyonenaga氏のICE3と同様、イメージチェンジというか、グレードアップに成功しています。ICE3にしてもクラス800にしても通常パーツによる造形はたいへん難しい形状ですから、この部品を使う必然性も高い。というより寧ろ、クリーンな感じを得るため、敢えてこの部品を使う選択肢もあり……。

 側面は独立窓に灰色のドアで#60051とのイメージ差別化に成功してもいます。白1色のボディも成功要因でしょうか。


 ライト点灯はmazta-k様のお約束。このリッチ感が大事ですね。運転台窓内の上部ライトは印象を大きく変えるでしょうし、下部ライトも長細いケースの何処に光源を置くかで表情の調整ができる。

 今後、ガチな制作に移るのか? はたまた先頭車のみの試作に終わるのかどうか未だ分かりませんが、取り敢えずでぃるてぃっく氏のAPT-E/APT-Pとの並びは拝見してみたいものですね。
 

posted by 関山 at 21:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月20日

【作品紹介】えいでんまつりに向けて……エースくんパパ様の「出町柳駅」。建築模型?

 よもや、このクオリテイが「八瀬比叡山口駅」に引き続き現れますとは。プレートによって組み立てられた和風木造建築はもはやレゴではなく、精細な建築模型の領域?
 
 しかし、よく見ると見慣れた部品や手慣れた表現が見える。

 何より素晴らしいのは、この種の展示物ではありがちな肥大化もなく、ミニフィグにも6幅の電車にもしっくり来る心地よいスケール感!

 10月31日「えいでんまつり」でお出ましの予定です。

 元画像はFlickrへ(この記事では解像度落としているので、是非元画像を!)


 真正面。出町柳駅は叡山電車の京都市内側の基点。
 今は京阪がここまで伸びていますが、1989年までは孤立したターミナル。
 しかし、1978年までは京都市電とは接続していた由。

 三条まで京阪で、そこから市電で出町柳へ。そんな時代の駅舎です。
 
 なお、現在は原型の木造の上に鉄骨の現代風な装飾が行われています。
 その改造は1988年ころだったと思うのですが、あの頃はそうした近代化が未だ良しとされていたのでした。
 ただし、ホーム側からは原型を留めているのが分かります。至る所が古風な佇まい。いや重なる時代の地層がさらに魅力を増しているというべきでしょうか。


 正面より全景。実物もそうなのですが、大きくも見え、小さくも見える駅なのです。3線もあるターミナルというとそこそこの規模のようで。でも、2両編成の小型電車が2本と、単行の電車1本が揃うといっぱいいっぱい。

 レゴ作品としては、柱の並びが美しい。
 一部の柱の基部のコンクリ装飾。シンプルながらもリアルな手すり。


 駅というよりは、名だたる文化財?のように見えてしまうのは気のせいでしょうか(笑)。大正末ですから京都じゃなければ(笑)、文化財級なのですけども。
 ウエッジプレートに寄る屋根処理はレゴ建築の概念、軽く覆すがごとく。
 新時代の和風建築モデル、かくあるべし。

 コンクリの階段も1段1段丹念に。こういう階段、懐かしい(ただし、実物は昔からスロープのようです)。


 境内……もとい構内側。
 手前の2線が鞍馬行。奥の1線が八瀬遊園行。
 3線もある駅なので大規模に見え、実はこじんまりと纏まっているのです。


 反対側より。身の危険を感じるほど狭いホームは実物通り。
 手前の八瀬行ホームは今は単行用ですが、昔は2両対応だったそうです。当然、その時代の再現になっています。


 時代考証は1986-88年? 正面の看板が「京福電車」ではなく「叡山電車」になった頃と。

 ここに似合うのはデオ600形(当時はこれが最新型!)に、デオ300形。そしてデナ21形! 実に渋いラインナップ。 ……薬師山氏の作品で全て揃ってしまうのがまた凄い話なのですが(笑)。

 しかし、駅前のファザード?部分を除けば大正末の開業から現代に至るまで雰囲気は大きく変わらず。
 華やかな「きらら」も、近代的な主力車デオ800系にデオ700系も絶対に似合うことでしょう。電動貨車が休憩してるイレギュラーあっても良さそう。

 無論、1964年に早々引退してしまったデナ1形も似合うと思うのです。
(どなたか、当日は撮影お願いします!)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 「えいでんまつり」についてはこちら! 10月31日の10-16時です。

 叡電夏祭りに登場した、レゴ製叡山電車は総出演! 出町柳駅以外にも、ジオラマも大拡張とのこと。
 関西の方、是非お越しを。京都の「ほんの外れ」ですから。

 ……ついでに叡山電車の終点も訪問してみてくださいね。
 「八瀬比叡山口」も「鞍馬」も素敵な場所です。電車は1日券(1000円)もありますし、大阪からなら京阪が便利。JRからなら東福寺での京阪への乗換が有利です。
 秋の一日、電車で楽しんでみませんか?
 
posted by 関山 at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【イベント】近日中のレゴトレイン系イベント(2016年秋〜冬)

 メモの意味で。多すぎ。こんな時代、来ようとは!
 至近は「今週土曜日」の磯子になります。ご参加お待ちしております。

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●10月24日[日] 横浜
 【イベント】10月24日(土)『磯子センターふれあいフェスティバル』レゴ展示
 ☆関山参加。9v環境構築!
 ※大規模ではありませんが配置に余裕あります。たっぷりゆったり走らせたい方大歓迎!

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●10月31日[日] 京都
 えいでんまつり(修学院車庫)
 叡山電鉄公式


 180x180cmくらいの空間での、叡山電車にこだわったレゴトレイン運転。
 夏の催し「叡電夏祭り」よりも更にパワーアップ。リアルな八瀬比叡山口に引き続き、リアルな出町柳駅も登場! ジオラマ系も強し。関山はでませんが、関山作のデナ1形は出てきます。

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●11月15日 [日] 名古屋
 あおなみ線 金城ふ頭駅 レゴトレイン運転会
 ※テレビなどでも話題になった、あおなみ線1000形他の運転会。持ち込み可。詳細別記事で! 今後も月1回開催予定とか。

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●11月15日 [日] 草津(滋賀)
【イベント】11月15日[日]立命館大鉄研の学祭展示(びわこくさつキャンパス)最大規模で新機軸!

 ☆関山参加です
 ※ここは嘗てない規模。あのJAMよりも大規模? 京都ではなく草津ですので注意。

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●11月22日[日] 札幌
 【イベント】第2回レゴトレインオフin札幌 11月22日(日)
 ※大規模イベントです。2月の第一回は相当なものでした!

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●12月26-27日[土日] 東京 池袋
 鉄道模型芸術祭(主催:日本鉄道模型の会)
 ※詳細後日別記事で。会場は池袋。JAM程ではないものの、大きめのブースでゆったり運転。現在具体的プラン検討中。
 ☆関山参加です。というより主宰です……。当面こちらを再優先とします!

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●2016年1月3日[日] 福井
 【イベント】トレインが濃い?福井レゴオフ 1月3日(2016年)
 ☆関山参加予定

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 札幌とえいでんまつり行けないのがなんとも悔しいですね……。
 名古屋も折見て参加したいと思っています。 
 
posted by 関山 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | LEGOイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月19日

【作品紹介】1103 S.p.A様の札幌市電8500形。世界を創る……?

 画像はFlickrより

 同氏には、既に3300形及び、A1200形の作品があります。
 【作品紹介】札幌市電3300形。ひとつの究極。
http://legotrain.seesaa.net/article/418810246.html

 【作品紹介】札幌市交通局A1200形。8幅の表現力!
http://legotrain.seesaa.net/article/383754350.html
 【作品紹介】札幌市電A1200形、続報。「世界観も含めて」。
http://legotrain.seesaa.net/article/384433483.html
 


 第一印象としては、同じ8幅リアル追求型にしても、A1200→3300→今度の8500形とだんだんクオリティを上げ続けていないか……ということ。
 8幅でフルスケールですので元からリアルさでは際立つものですが、作品のたびに解像度が上がっていく感じ、と。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 札幌市交通局8500形は1985年に投入された、20年ぶりの新車。
 あの時代ならではのエッジの立った、角ばったフォルム。丸っこい電車だらけだった札幌市電ではとても斬新に見えたもの。

 新型ではありましたが、今の目で見るとライトや方向幕の上の出っ張りなど、凹凸の多さは貫禄を感じさせる部分でしょうか。エッジの立ったスタイルそのものが今の目で見ると古くも見えます。
 しかし、この電車の投入以降、札幌市電は確実に現代に連なる姿に変わっていったのでした。過去との決別、そして新たな発展への道。
 8500形は2両のみですが、詳細を改良した8510・8520形が2両づつ、合計6両です。



 やはり目を引くのは7幅に絞られた前頭部。ここは先の3300形と同じなのですが、8500形のほうが左右に斜め形状(台形)の窓も入る複雑な形状です。その上窓は少し傾斜してる。
 傾斜は思い切って省略。これで違和感なし。斜め窓はガラス割愛ですが、これも気になりません。
 
 それよりも、角度やパーツのエッヂでレゴらしからぬ質感を得ています。
 もっと大きな、精密な模型に見える。この基本ラインがブレていません。

 なお、苦心されたのはヘッドライト横の1x2タイルの貼り付けだとか。

 側窓は1x4のトランスブラックのチューブ無しブロックで表現。その上下に1x4の黒プレートを入れ、真ん中の窓桟は1x4タイルです。お陰で上方のブロック内にポッチが見えず、不思議な窓表現に。お仕着せの窓パーツはこの世界観にはもはや無用!
(無論、他スケールにも応用の効く手法でもありましょう!)

 台車は3300形もそうでしたが標準の台車枠。8幅の大きめな電車に履かせるとちょうど路面電車用の小さな台車に見えるのが面白いのです。車輪と台車こそがスケール通り?
 またナロー感も8幅のメリットではあるんですよね。特に札幌市電は1067mmの狭軌ですし。


 上から見ると、いつもの精細さが分かります。機器函(冷房装置に非ず)に、大きめの換気箱、複雑なパンタ周りの配管。


 裏面より。今のところ?ディスプレイモデル。台車は通常寸法ですからそのままトレインモータ差し替えで自走は可能でしょうか。
 この角度から見ると、いつものレゴであることがわかり、ちょっとほっとします(笑)。


 公式な「並び写真」ではありませんが……。
 A1200形・3300形・そして8500形。3形式3両が並んでみると、8幅フルスケール路面電車という世界が確立していることが伺い知れます。

 ※:蛇足。路面電車で8幅というと、本線鉄道は10幅……!? という気の遠い話になりそうなのですが、幸いにも札幌市電は本線鉄道への接続はないのでした。世界観がうまく分断されてる。つまり、独自スケールを採用しやすいということにも。
 福井鉄道、或いは昔の名鉄岐阜地区はそうは行かないんですよね(苦笑)。



 8幅には異スケール、少数派というデメリットが有りはすのですが、或る程度車両数を揃え世界を作ることで、そのデメリットは覆しうる。精細さやリアル、迫力というメリットはそのままに。
(この際、コストや場所は忘れましょう(笑))

 現状で既に、複線の電停に電車が溜まっているラッシュアワーの情景さえ再現できてしまう意義、大きい。

 この先、更に幾つかの形式が予定にあるようです……。世界はより一層強固になり、魅力を高めていくことでしょう。楽しみにしております。

 そして、それは他スケールへも良い効果を与えることでしょう。盗めるものは盗め! ですよ。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月18日

【海外の作品紹介】Man-with-a-hat様の「犬の鼻」オランダ国鉄mat57。大味部品の「昇華」

 以前薬師山様が、オランダ国鉄の犬の鼻……ボンネット形電車を「City大味系」部品から作られたことが有りました。
【作品紹介】オランダ国鉄Mat '64。一体成型部品を「犬の鼻」に。
 対抗作?、本場?からも現れました。Man-with-a-hat様の作品です。


 brickshelfより
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=559340

 先に断っておけばmat57という別タイプの電車がプロトタイプになります。
 Mat64より、鼻が長く、クラシックな造形でした。

 前頭部には6幅旅客機用の上半部を転用し、下半部の流線型を一般パーツで整える。ただし表現や方向性は結構違いますね。プロトタイプも使用パーツも違う以上優柔は論じられません。どちらも良い、としか。
 そして、どちらも「大味部品の使いこなし」の傑作であると。


 6幅フルスケールというべきスケールです。ちょっと「痩せて」見えるのが不利な感じはありますかも。ダークブルーのボディは美しい。魅力的なプロトタイプ。なにしろ独逸やフランスのTEEが乗り入れてきたら、この辺の電車が日本で言うところの通勤形・近郊形のポジジョンになるわけですから。


 流線型のライン取りは横組なし。順組ウェッヂのみで。それでも丸みというか滑らかさは十分に。

 肝心の大味部品ですが、ボンネットの円やかさは大味部品ならではのメリット。無論、通常の部品(スロープやカーブスロープなど)の組み合わせ……での代用もありえましょう。少なくともこの作品では妥協されている、前面窓形状はリアルにできるはずですし。

 それでも、パズル系的ゲーム的な楽しさ。抜け道やショートカット見つけた時のような楽しさはこの種の遊びにはあるような気がします。これもレゴの楽しさ。
 なにせ、その楽しさ・快感はbrickshelfのサムネイルから伝わってきた(笑)。
 そして、皆様にも伝えたい、と。

posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】たいが様の「カシオペア+EF81」。カシオペアも、できる!

 トワイラの共同制作が叶い、次は「北斗星」最後の姿も再現……。
 という流れになっている中でふと上がった疑問は「あれ、カシオペアは?」「あれって、帯色とか難易度高いよね……」「よく考えたら今まで誰も手を付けてないよね」「不可能じゃないの……?」と。

 しかし、既にたいが様がその地点で作品を完成させていたのでした。


 8月下旬、函館のカネモリブリックラボに展示されていたのでご覧になったかたも多いかもしれません(写真は同ブログより)。
 あぁ自分も先日の青森行の時、もう少し足を伸ばしておけば観られたのに……いや津軽海峡は長いのですが、案外。

 このたび、製作者から画像を頂けましたので紹介する次第です。


 客車は3両。ロビーカー(電源車)+カシオペアツイン+カシオペアデラックス。
 8幅故に相当な質量、迫力でしょう。全長も50ポッチ程度あるようです。

 ……よく見ると、窓配置が全く妥協されていません。
 8幅でフルスケールというモデルなのでした。

 造形はやや荒削りではありますが、特徴は抑えておりましょう。聞く話ではたいが様は中学生ですし。前に紹介した際も「北のエースくん」という扱いです。
 
 この系列を難しくする側帯は5本ラインを3本線に割り切っていますが違和感は皆無ですね。近年は微妙な中間色のプレートも現実的な相場で入手も出来ますので、帯色を調整するとより美しくなりますかも。


 圧巻は室内装置の再現。フルスケール+8幅ならではです
 左上からメゾネットのカシオペアデラックス。二階に居間、一階に寝室。
 右上はカシオペアツイン。上下の部屋に連なる通路が印象的です。トイレも作りこみ
この辺りの作風はオリエントP(しょうたいむ)様の285系/585系をも彷彿させますが、それを小学生が……。この再現度は凄い。

 左下はロビーカー。自販機?が見えますし、展望室のソファも実物の曲線配置を再現している模様。

 なお、左上のH5系もたいが様の作品のようです。ディスプレイモデルのようですが、将来的には8幅走行モデルになるのでしょうか……?


 前から。牽引はEF81。敢えてEF81というのが渋いですね(EF510ではなく)。
 ブロックパターンの塗分けを再現しています。これは難易度高いのですが、カシ釜っぽさが再現されてる。
 客車もそうですが、荒削りでもそれらしく見えるのは、精細な観察眼を持っているからでしょう(……つまり、将来が楽しみなのです)。

 それにしても、EF81はトワ釜が8幅に6幅に6幅。6幅の300番台。8幅カシ釜と揃ってきたわけで。でも未だまだバリエーションは残っているんですよ(笑)。


 8幅でフルスケールですので、持ち上げらた相当な迫力では。
 客車の流線型端面もよく雰囲気を掴んでいます。

 
 「カシオペアも可能!」であることが分かったということ。
 8幅フルスケールの列車も可能であること。

 この作品の意義は大きそうです。続く作品もでてきましょうか? 作りがいはあり、そして絵になる様になる編成なのですから。
 


posted by 関山 at 23:08| Comment(3) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月17日

【作品紹介】大阪モノレール催事レポと、エースくんの「ひだか式」大阪モノレール

 少し旧聞ですが。先々週 10月4日に行われた大阪モノレールの催しの写真レポ。

 写真はひだか様の提供です。
 楽しそうな様子浮かんできますね。街をその場で作ってもらうという企画が成功してるのが分かります。これができるのは阪大レゴ部の力なのかも。

 また、大阪モノレールの方も「ひだか式モノレール」に大いに興味持っておられたとか。とても名誉あること! こうした積み重ね、レゴトレインが鉄道催事の定番になる一歩……でもありましょうね。
(そのためにはマンパワーが一番必要なのですが……関東では意外と不足気味)

 お客さん集めて。



 子どもたちが造った街とコラボ。

 背景に都市写真。これは効果的! 背景はコレまで意識されてきませんでしたが、重要性が伝わってきます。

 阪大レゴ部さんの展示もあり。NXT駆使したお菓子キャッチャーマシン。これがレゴで実現できちゃうんですね。

 大阪モノレール車両のマスコット。可愛い。このサイズだと「目タイル」が効果上げてます。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 さて、その効果はこんなところにも。


 催しから数日後には「ひだか式モノレール」を実現してしまったエース君。
 純正ひだか式の登坂能力があるかどうかは分かりませんが、3両編成の走行モデル、簡単にできるものではありません。

 そして、線路1周分のインフラまで。


 駅まで!

 車両の詳細について画像を頂けました。


 エース君ならではの把握能力で……大阪モノレール1000系のモデルになっています。銀色の車体に青帯。前部の赤アクセント。

 全面の微妙な傾斜は割愛していますが、おでこの斜め処理のおかげで気になりません。また、全体には流麗なフォルムと言えましょう。車体裾形状も綺麗ですね。


 真正面。頑丈そうな密自連もモノレールらしい。
 窓は左右で表情を変え、片方が非常口であることを明示しています。


 中間車側面。窓は精細! 横組です。此れじゃないと雰囲気が出ませんよね!

 動力系はビームパーツむき出しなのですが、これはこれで実用性機能性を感じさせるデザインにもなっています。白い足回りはアルミ生地の表現か。車体の灰色に引っ張られて淡い灰色……銀色にも見えるのですね。
 
 車両端の窓は無理に2x3窓使うより、窓なしでもいいので灰色で揃えたほうが綺麗だったかも知れません(灰色のブロック不足していたのかしら……?)

 なお、この車に電池BOXと受光ユニットを搭載しています。モータは右の車へ。


 動力車内部。Mサイズモーター1基。反対側にはウエイトブロック搭載して補重も。
 モーターがTechnic系でがっちり固定されているのが頼もしい感じです。

 ひだか様の設計では登坂能力を高めるため、2Mですが、平坦なコースなら1Mでも実用になるのですね。動力性能は様々な仕様があって良いと思われます。
(おそらくですが、1Mの方が消費電力も少ないことでしょう)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 ひだか様の車両が1950〜70年代のモノレールへの「夢」を掻き立てるレトロヒューチャーなら、エース君の作品は1980年代以降、モノレールが通勤鉄道として「実用」のものになった雰囲気を捉えておりましょうか。

 何時か共演の時が来ますように。楽しみです。
 
posted by 関山 at 23:29| Comment(3) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月16日

【作品紹介】「魅惑の鉄道」? Lime様のキハ40 野外撮影!

 先の記事(車両解説)はこちら
【作品紹介】LIME様のキハ40(北海道形)。既成概念ぶっ壊せ! 大胆で好バランス。
 
 大胆な作品は、大胆にも野外へ、自然の中へ。

 野外撮影の画像、一部トリミングさせていただきました。
 またツイッターからの転載ゆえ画質が劣るのが悔しい。ご容赦ください。


 真新しいトンネルを前に途切れるレール。恰も未成線を前にした終着点に見える。
 切なさ、不気味さ。でも、微かな希望も感じられる情景。


 紅葉の許を。


 川沿い。雄大な眺め。
 空も高く。


 「ベスト・ショット」。マスコット的ディフォルメのキハ40が、ちょっと本物のように見えてくる。
 野外撮影の醍醐味を味わい尽くす……。背景ぼかしてるのは「使える」手法。
 人工芝持ち込みも好効果あげてましょう。
 
 折角の作品なのですから、春夏秋冬、ベストな環境で撮りたいもの。実物に迫る、いや実物以上の印象を得ることができるのですから。
 
posted by 関山 at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【作品紹介】ルビー様のキハ40 急行色完成 フルスケールで8幅。妥協なし!

 これまで「フルスケール」とか言われてきた作品でも、窓やドア数は微妙に省略されてきたのがレゴトレイン作品。

 しかし、この作品は「ガチ」なのでした。窓数省略一切なし!

 以前製作中を紹介した、ルビー様のキハ40 急行色(新潟地区)が完成しています。


 サムネイルだとレゴに見えない! のがこのスケールの醍醐味でしょうか。
 全長は恐ろしくて数えたくもないのですが(笑)、52ポッチ位? レゴスケール2両分ですね。スケール違いというか、ここまで可能性を許容するLゲージのポテンシャル! というべきでしょう。通常レゴスケールがNゲージなら、この作品はHOゲージ相当とみることもできるのかも?

 トレイン窓と2x3窓で違和感ない側面は先の記事の通り。
(ハーフトレイン窓の赤が高価故使えないのもありますが、あれだとキハ40の細窓らしさが出るかどうか?)
 圧巻はリアルな床下機器。ハンドル付きプレート駆使することでパイプング表現にしているのは上手いのですね。


 前面も若干修正が入っています。
 以前のバージョンではキハ40の微妙にブサイクな、でも愛すべき顔が表現……という感じでしたが、前面窓上下方向に拡大することで(僅かに1プレート分!)、印象を若干マシ……もとい美形にしていましょう。でも、キハ58とはちょっと違う!感じも未だ残っています。
(キハ58の顔、もう少し締まってるんですよね。前面窓が少し低い分))

 ともあれ、8幅として左右方向上下方向にもベストな寸法を実現して、妥協なきスケールモデル。ということは伝わってきます。

 ライト点灯。
 パネル縁を使った方向幕。
 車体裾の微妙な絞込(ここはLime様の作品とは対照的な表現。というか良い意味で両極端な作品かもしれません)


 屋根上も妥協がありません。つるつる仕上げ。
 後付けの冷房装置で複雑になってるのが再現されています。思えばキハ40も長い時間を活躍しちゃったものですね。もう40年近い。冷房乗せてからも20余年か。


 テールライトの点灯状態。蛍光灯の明かりが漏れてるのも暖かみ。自然な、当たり前な。
 リアルな、地方の普通列車の姿。ノスタルジーではないけど、限りなく旅情を掻き立てられる光景に見えてきます。今の鉄道情景もまた捨てたものではないと!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 8幅フルスケールというジャンルはあらゆる意味で高難度(資材・コスト・工数・置き場所……)。しかし、一回りも二回りも大きい迫力。妥協なき造形。

 そんな高難度の中でも、単行でも様になり、仲間も増やしやすい「気動車」はベストな題材なのかも知れません。同じキハ40でもよし、片運ドア配置違いのキハ47。或いはキハ58とかキハ52……。仲間増えること、願っております。
 
posted by 関山 at 18:34| Comment(4) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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